自衛隊が全面協力。 実在の自衛隊の兵器・装備が登場するミリタリーソーシャルゲームが登場・・・ していて、ロクに遊べない状態だったのですが、先日のアップデートでようやくマシになりました。
「ふるさと自衛隊」です。
自衛隊のゲームという時点で色々な意味で話題性抜群だったのですが、初期バージョンはチュートリアルでエラーを出し、そのままブラックアウトして音信不通になるという、非常に国防が不安になる有り様でした。
現在はとりあえず遊べるようになっていますが、まだおかしいところがたくさんあって、コンセプトに技術力が追い付いていない状態です。
ただ、とりあえずゲームは可能になったし、バトルが思っていた以上に面白いので、まだ時期尚早な気もしますが、今回取り上げておきたいと思います。
自衛隊の協力を受けているだけあって、兵器画像や各種のデータ、解説文などはかなり詳しく、自衛隊の装備図鑑としての価値もありますね。
また、ホーム画面に「自衛隊ゲーム」と表示されるのはなかなかのインパクトで、左翼の皆さんが見たら発狂してデモ行進しそうな勢いです。

兵器カードを引いて部隊を編成し、行動力を消費して任務や戦闘を行うソーシャルゲームです。
任務は「救援」と呼ばれていて、ここはいわゆる「ポチポチゲー」ですね。
ボタンをポチポチ押すたびに行動力が減って達成度が上がっていき、最大になると報酬が貰えるという、良くあるパターンです。
ただ、このゲームの任務には戦闘がなく、経験値も稼げず、報酬も大したものではありません。
ポチポチですから特にゲーム性もなく、存在価値が疑問で、行動力が勿体ないだけです。
ゲームが進めば報酬の良い任務も出てくるのかもしれませんが・・・
少なくともこのゲームでは、任務(救援)はメインではありません。
ただ、任務の内容が「国際協力の PKO 活動」や「警備道路の整備作業」、「災害派遣での物資配布」「日米共同統合演習」など、いかにも自衛隊っぽい名前になってるのが「それらしい」です。
自衛隊ですから他のゲームにあるような「攻撃」や「占領」などの任務は存在しません。
ゲームのメインになるのは「対戦」で、編成した部隊で他プレイヤーの部隊と戦闘(このゲーム的には演習)を行います。
「ふるさと自衛隊」の名の通り、まずは地元の「県大会」に出場し、そこで優勝することで全国大会に進むことが出来ます。
よって対戦相手は最初は同じ県のプレイヤーになります。
トーナメントということになっていますが、内容としては普通の「勝ち抜き戦」ですね。

※「救援」の選択画面。 「国際協力」「救助活動」「訓練演習」の3つに分かれていて、さらに細かい任務がそれぞれに用意されています。
が、やることは単なるポチポチゲーで、途中でバトルになったりボスが出たりすることはありません。
まあ、自衛隊の活動で「武装漁船Aが現れた! 北朝鮮Bが現れた! 北朝鮮Bは仲間を呼んだ! はぐれ MiG-25 が領空侵犯してきた!」とかあり得ないしな・・・

※任務や戦闘で得られる「スター」や「チケット」で兵器カードを入手することが出来ます。
課金チケットでなくても普通にレアやスーパーレアクラスのカードを入手でき、しかもスターやチケットは豊富に手に入るため、カードの入手で困ることはほとんどありません。
また強いカードが手に入っても、レベルが低いうちは編成値(いわゆるコスト)が足りなくて、部隊に編入させられません。
強くなるにはまずプレイヤー自身の経験値稼ぎとレベルを上げが必要で、その辺も他のソーシャルゲームとは違う点です。
兵器は「航空」「陸上」「海上」「支援」の4タイプに分かれていて、カードを配置する場所もそれぞれ分けられています。
また、兵器には耐久力と攻撃・速度・射程の能力があり、攻撃能力は対空・対地・対艦・対潜ごとに設定されています。
対空攻撃力が 0 だと航空ユニットには攻撃できません。
攻撃対象となるのは最前列のユニットのみ。
射程が長いユニットは後ろから攻撃することが可能ですが、狙えるのは一番前にいる敵のみです。
最前列のユニットが全滅すると、後ろのユニットが前に押し出されます。
攻撃は速度が速い順に行われ、速度が同じ場合は同時に攻撃します。 よって相打ちも起こり得ます。
相手より遅いと一方的に撃たれて反撃出来ないまま撃破されるので、速度も結構重要ですね。
支援ユニットや艦船ユニットには「索敵」という能力が付いている場合があり、索敵力が相手より2以上高いと、戦闘開始時に先制攻撃が可能です。
各ユニットの攻撃先は、ターンごとにプレイヤーが選択可能です。
自動でバトルを進行させる「全自動」、1ターンのみ進行させる「半自動」もあるのですが、自動だと攻撃がバラ付いたり、対潜能力のないユニットが潜水艦を砲撃したりすることもあるので、ミスが許されない状況の時は自分で選択する方が無難です。
なかなか戦略性の高いバトルで、戦車を盾にしてその後ろに自走砲や対空砲を並べるとか、軍艦を前に置き2列目から攻撃ヘリで狙うとか、色々な編成が考えられます。
強力なユニットは必要な編成値も高いので、レベルが低いうちは編成値が少ない対戦車砲や迫撃砲の歩兵の方が役に立ったりします。
編成値はレベルアップにより加速的に伸びていくので、最終的にはレベルが一番ものを言うのですが、レベル差が少なければ編成次第で上位の相手に勝つことも可能です。

※戦闘画面。 狙えるのは相手の最前列のみなので、瀕死の敵が1つだけ残ったりすると次のターンが無駄になります。
射程は 0(表示なし)の場合は目の前のみ。 1 だと 1 マス飛び越えて 2 マス先を狙えます。 だから 3 だと実際には4マス先まで狙えます。 この点はちょっと間違いやすいので注意。
戦闘時でもダブルタップで兵器の詳細と特技を確認可能です。

※潜水艦は対潜能力のあるユニットでないとダメージを与えられません。 だから潜水艦対策が中盤から重要になります。
特技を持っているユニットも多く、例えば対空機銃はヘリに、ロケット弾は装甲車両に、榴弾砲は歩兵に追加ダメージが付きます。 対潜能力も特技の扱いになっています。
上位の護衛艦は ECM(ジャミング)を持っていて、遠距離砲撃を軽減する能力を持ちます。
コンセプトとバトルのシステム自体は良いのですが、残念ながら冒頭でも述べたように、技術的なものが追い付いていません。
こう言っては辛辣かもしれませんが、開発力とセンスが明らかに足りていない小メーカーが背伸びをして、かつ突貫工事で作ったために、色々なところにほころびが出来ている、と言った印象が否めません。
兵器写真以外のグラフィックや演出はかなりショボく、同じカードを集めてユニットを強化する「結合」も条件がよく解らないから活用し辛いです。 システムの解説は明らかに不十分。
画像をいちいちサーバーから読み込んでいるため動作も鈍く、対戦のマッチングも微妙で、決勝戦でやたら弱い部隊が出てくることがあります。(明らかに編成途中の部隊が出てきたりする)
中途半端な萌え要素も個人的には微妙で、それはまだ許容するとしても、セリフまで「○○ですぅ」とかどう考えても合っていない。(まあこの辺は個人的な感覚の話ですが)
今の時点では一部のアイテムが正常に働いていない不具合があり、他にも戦闘シーンや仲間(バディ)のシステムなどで大なり小なり、多数のバグが散見されます。
それでも戦闘が楽しめるから、まだ救われている感じですね。
ユーザーが独自にデザインした旗を作れるとか、同じ県のプレイヤーと戦って県代表になって全国に進む点とか、面白いアイデアは多いので、がんばって欲しいところではありますが・・・

※プレイヤーの旗のデザイン画面。 ここでデザインした旗は対戦時に表示されます。
様々なパーツを個別に移動・拡大・縮小して貼り付けることが可能で、レイヤーの前後も可能です。
背景やパーツの一部はスターでも購入可能です。

※カレー。 なぜか自衛隊の料理のレシピが付いています。 どっちの方向に向かいたいんでしょうかこのゲーム・・・w
解説がやたら詳しく、隠し味のレクチャーまで・・・
本体価格は無料。 ソーシャルゲームですが課金アピールは低く、無課金でも楽しめます。
課金チケットでなくてもレア以上が普通に出るし、行動力の回復も早いので、課金の必要性はあまり感じません。
目の付け所やゲームデザインは良いのですが、それを形にしきれていないのが残念なアプリです。
ただ、技術や演出などの部分は改善される可能性があるので、ゲームデザインが悪いよりは将来性はあるかも・・・?
また、自衛隊の装備の写真と解説に関しては十分に備わっているので、ここを期待しているミリタリーファンの方にとっては良いアプリだと思います。
今さらだけど、やっぱり今紹介するのは時期尚早だったかなぁ・・・
今の段階では β テスト的な状態。 あと3ヶ月ぐらい経てば、改善も進んでいるでしょうか・・・
・ふるさと自衛隊 (iTunes が起動します)
「ふるさと自衛隊」です。
自衛隊のゲームという時点で色々な意味で話題性抜群だったのですが、初期バージョンはチュートリアルでエラーを出し、そのままブラックアウトして音信不通になるという、非常に国防が不安になる有り様でした。
現在はとりあえず遊べるようになっていますが、まだおかしいところがたくさんあって、コンセプトに技術力が追い付いていない状態です。
ただ、とりあえずゲームは可能になったし、バトルが思っていた以上に面白いので、まだ時期尚早な気もしますが、今回取り上げておきたいと思います。
自衛隊の協力を受けているだけあって、兵器画像や各種のデータ、解説文などはかなり詳しく、自衛隊の装備図鑑としての価値もありますね。
また、ホーム画面に「自衛隊ゲーム」と表示されるのはなかなかのインパクトで、左翼の皆さんが見たら発狂してデモ行進しそうな勢いです。

兵器カードを引いて部隊を編成し、行動力を消費して任務や戦闘を行うソーシャルゲームです。
任務は「救援」と呼ばれていて、ここはいわゆる「ポチポチゲー」ですね。
ボタンをポチポチ押すたびに行動力が減って達成度が上がっていき、最大になると報酬が貰えるという、良くあるパターンです。
ただ、このゲームの任務には戦闘がなく、経験値も稼げず、報酬も大したものではありません。
ポチポチですから特にゲーム性もなく、存在価値が疑問で、行動力が勿体ないだけです。
ゲームが進めば報酬の良い任務も出てくるのかもしれませんが・・・
少なくともこのゲームでは、任務(救援)はメインではありません。
ただ、任務の内容が「国際協力の PKO 活動」や「警備道路の整備作業」、「災害派遣での物資配布」「日米共同統合演習」など、いかにも自衛隊っぽい名前になってるのが「それらしい」です。
自衛隊ですから他のゲームにあるような「攻撃」や「占領」などの任務は存在しません。
ゲームのメインになるのは「対戦」で、編成した部隊で他プレイヤーの部隊と戦闘(このゲーム的には演習)を行います。
「ふるさと自衛隊」の名の通り、まずは地元の「県大会」に出場し、そこで優勝することで全国大会に進むことが出来ます。
よって対戦相手は最初は同じ県のプレイヤーになります。
トーナメントということになっていますが、内容としては普通の「勝ち抜き戦」ですね。

※「救援」の選択画面。 「国際協力」「救助活動」「訓練演習」の3つに分かれていて、さらに細かい任務がそれぞれに用意されています。
が、やることは単なるポチポチゲーで、途中でバトルになったりボスが出たりすることはありません。
まあ、自衛隊の活動で「武装漁船Aが現れた! 北朝鮮Bが現れた! 北朝鮮Bは仲間を呼んだ! はぐれ MiG-25 が領空侵犯してきた!」とかあり得ないしな・・・

※任務や戦闘で得られる「スター」や「チケット」で兵器カードを入手することが出来ます。
課金チケットでなくても普通にレアやスーパーレアクラスのカードを入手でき、しかもスターやチケットは豊富に手に入るため、カードの入手で困ることはほとんどありません。
また強いカードが手に入っても、レベルが低いうちは編成値(いわゆるコスト)が足りなくて、部隊に編入させられません。
強くなるにはまずプレイヤー自身の経験値稼ぎとレベルを上げが必要で、その辺も他のソーシャルゲームとは違う点です。
兵器は「航空」「陸上」「海上」「支援」の4タイプに分かれていて、カードを配置する場所もそれぞれ分けられています。
また、兵器には耐久力と攻撃・速度・射程の能力があり、攻撃能力は対空・対地・対艦・対潜ごとに設定されています。
対空攻撃力が 0 だと航空ユニットには攻撃できません。
攻撃対象となるのは最前列のユニットのみ。
射程が長いユニットは後ろから攻撃することが可能ですが、狙えるのは一番前にいる敵のみです。
最前列のユニットが全滅すると、後ろのユニットが前に押し出されます。
攻撃は速度が速い順に行われ、速度が同じ場合は同時に攻撃します。 よって相打ちも起こり得ます。
相手より遅いと一方的に撃たれて反撃出来ないまま撃破されるので、速度も結構重要ですね。
支援ユニットや艦船ユニットには「索敵」という能力が付いている場合があり、索敵力が相手より2以上高いと、戦闘開始時に先制攻撃が可能です。
各ユニットの攻撃先は、ターンごとにプレイヤーが選択可能です。
自動でバトルを進行させる「全自動」、1ターンのみ進行させる「半自動」もあるのですが、自動だと攻撃がバラ付いたり、対潜能力のないユニットが潜水艦を砲撃したりすることもあるので、ミスが許されない状況の時は自分で選択する方が無難です。
なかなか戦略性の高いバトルで、戦車を盾にしてその後ろに自走砲や対空砲を並べるとか、軍艦を前に置き2列目から攻撃ヘリで狙うとか、色々な編成が考えられます。
強力なユニットは必要な編成値も高いので、レベルが低いうちは編成値が少ない対戦車砲や迫撃砲の歩兵の方が役に立ったりします。
編成値はレベルアップにより加速的に伸びていくので、最終的にはレベルが一番ものを言うのですが、レベル差が少なければ編成次第で上位の相手に勝つことも可能です。

※戦闘画面。 狙えるのは相手の最前列のみなので、瀕死の敵が1つだけ残ったりすると次のターンが無駄になります。
射程は 0(表示なし)の場合は目の前のみ。 1 だと 1 マス飛び越えて 2 マス先を狙えます。 だから 3 だと実際には4マス先まで狙えます。 この点はちょっと間違いやすいので注意。
戦闘時でもダブルタップで兵器の詳細と特技を確認可能です。

※潜水艦は対潜能力のあるユニットでないとダメージを与えられません。 だから潜水艦対策が中盤から重要になります。
特技を持っているユニットも多く、例えば対空機銃はヘリに、ロケット弾は装甲車両に、榴弾砲は歩兵に追加ダメージが付きます。 対潜能力も特技の扱いになっています。
上位の護衛艦は ECM(ジャミング)を持っていて、遠距離砲撃を軽減する能力を持ちます。
コンセプトとバトルのシステム自体は良いのですが、残念ながら冒頭でも述べたように、技術的なものが追い付いていません。
こう言っては辛辣かもしれませんが、開発力とセンスが明らかに足りていない小メーカーが背伸びをして、かつ突貫工事で作ったために、色々なところにほころびが出来ている、と言った印象が否めません。
兵器写真以外のグラフィックや演出はかなりショボく、同じカードを集めてユニットを強化する「結合」も条件がよく解らないから活用し辛いです。 システムの解説は明らかに不十分。
画像をいちいちサーバーから読み込んでいるため動作も鈍く、対戦のマッチングも微妙で、決勝戦でやたら弱い部隊が出てくることがあります。(明らかに編成途中の部隊が出てきたりする)
中途半端な萌え要素も個人的には微妙で、それはまだ許容するとしても、セリフまで「○○ですぅ」とかどう考えても合っていない。(まあこの辺は個人的な感覚の話ですが)
今の時点では一部のアイテムが正常に働いていない不具合があり、他にも戦闘シーンや仲間(バディ)のシステムなどで大なり小なり、多数のバグが散見されます。
それでも戦闘が楽しめるから、まだ救われている感じですね。
ユーザーが独自にデザインした旗を作れるとか、同じ県のプレイヤーと戦って県代表になって全国に進む点とか、面白いアイデアは多いので、がんばって欲しいところではありますが・・・

※プレイヤーの旗のデザイン画面。 ここでデザインした旗は対戦時に表示されます。
様々なパーツを個別に移動・拡大・縮小して貼り付けることが可能で、レイヤーの前後も可能です。
背景やパーツの一部はスターでも購入可能です。

※カレー。 なぜか自衛隊の料理のレシピが付いています。 どっちの方向に向かいたいんでしょうかこのゲーム・・・w
解説がやたら詳しく、隠し味のレクチャーまで・・・
本体価格は無料。 ソーシャルゲームですが課金アピールは低く、無課金でも楽しめます。
課金チケットでなくてもレア以上が普通に出るし、行動力の回復も早いので、課金の必要性はあまり感じません。
目の付け所やゲームデザインは良いのですが、それを形にしきれていないのが残念なアプリです。
ただ、技術や演出などの部分は改善される可能性があるので、ゲームデザインが悪いよりは将来性はあるかも・・・?
また、自衛隊の装備の写真と解説に関しては十分に備わっているので、ここを期待しているミリタリーファンの方にとっては良いアプリだと思います。
今さらだけど、やっぱり今紹介するのは時期尚早だったかなぁ・・・
今の段階では β テスト的な状態。 あと3ヶ月ぐらい経てば、改善も進んでいるでしょうか・・・
・ふるさと自衛隊 (iTunes が起動します)
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