最高級のグラフィックを持つ本格的な FPS でありながら、1ステージが短時間で終わるスマホにマッチしたゲーム性を持つ、カジュアルなゾンビ 3D ガンシューティング「DEAD TRIGGER」。
その続編が先日、満を持して公開されました。
「DEAD TRIGGER 2」です。
このシリーズは「SHADOWGUN」の製作で実力を見せたチェコのメーカー MADFINGER Games が、ビデオカード GeForce シリーズの販売元として有名な NVIDIA 社の技術提供を受けて開発しているもので、NVIDIA 社が製造しているグラフィック性能の高いモバイル用 CPU「Tegra」シリーズの技術アピールの側面を持ちます。
また 3D グラフィックのゲームエンジン「Unity」のアピールも兼ねており、同じ 3D のゲームエンジン「Unreal Engine」の技術アピールを兼ねていた Infinity Blade シリーズとは、ジャンルは違えどライバルとも言えます。
このような経緯のため、今作はモバイル用 CPU「Tegra 4」を搭載した Android 機種に最適化して作られているようですが、iPhone でもその高度なグラフィック技術は十分に堪能することが出来ます。
(それに現時点で Tegra 4 を搭載している機種は、ごく一部のタブレットのみです・・・)
ただし、このゲームは iOS7 専用です。
iOS がまだ 6 以下の機種にはインストール自体が出来ませんのでご注意下さい。

襲いかかってくるゾンビを銃で撃退しながら任務完了を目指す、ステージクリア制のゲームです。
画面の左側をスライドして移動し、右側をスライドして向きを変え、中央にある照準に敵を合わせると「自動で」銃を撃ちます。
この「自動で銃を撃つ」というのが大きな特徴ですね。
「それでは射撃感や爽快感がないのでは?」と思った方もいると思いますが、このゲームはゾンビの出現量が多く、ひっきりなしに襲いかかってくるため、これでも十分に銃を撃ちまくる感覚は得られます。
(この多数の 3D モデルを滑らかに処理できる点も、技術的なアピールポイントのようです)
ここまで敵が多いと、もう FPS と言うより無双っぽい感じですね。
またスマホの場合、この方が照準合わせに集中できるので、プレイしやすく感じます。
自動で連射する性質上、リコイル(銃を撃った時の反動)は一切なく、リロードも短時間で自動的に行われます。
移動しながら連射しても弾があまりバラ付かず、無理にヘッドショットを狙わなくても敵を倒せるので、手軽にバンバン撃ちまくれるようになっています。
FPS はリアル系とスポーツ系に分かれますが、このゲームは前作以上に「スポーツ系」です。
ミッション(クリア条件)には「敵を一定数倒す」「アイテムを集める」「味方を警護する」などのものがあり、前作よりも遊びやすくなっています。
例えば、アイテムを集めるミッションはそれがどこにあるか方角が表示され、マップも前作より入り組んでおらず、迷子になりにくくなっています。
敵を倒しまくるミッションも、広場の隅に弾薬ボックスが置いてあったりします。
さらにミッションの難易度を開始前に選択でき、「簡単」にすればかなりサクサク進むことができます。
手軽に楽しめることを、前にも増して追求しているようですね。
また、前作には「格闘武器がないので弾切れするとどうしようもない」「攻撃を受けた方向が解らないので急に死ぬと原因が不明なまま終わる」といった難点がありましたが、今作はスパナやナイフなどの格闘武器が用意され、近くのゾンビの方向も解るようになっており、以前の難点もきっちり改善されています。

※初期設定は自動射撃ですが、設定を変更すれば普通の FPS のような手動射撃にすることも出来ます。
この場合、上の画像のように射撃ボタン、リロードボタン、エイム(狙い)ボタンが現れます。
ただ、このゲームは自動射撃用に作られているので、無理に手動にしない方が楽しめる印象です。

※水たまりに映り込む景色、水滴で歪む風景、壁を照らす光源・・・ NVIDIA のグラフィック技術がガンガンアピールされています。
前作も凄かったけど、今作のグラフィックのきめ細かさと美しさは、さらに驚きます。
もう携帯電話も、こういうのがアピールされる時代になったんですね・・・

※進撃の巨ゾンビ。 ヘリから機銃掃射したり、こんな規格外のボスが出てきたりもします。
ストーリー性が向上しており、前作はサブミッションが中心で、それを何度も繰り返しているとメインミッションが出てくる感じでしたが、今回はメインミッションも豊富で、いつでもプレイ出来るようになっています。
今回は「アジト」があり、軍医や鉄砲工、エンジニアなどが常駐していて、軍医は回復薬の作成を、鉄砲工は銃の販売と強化を、エンジニアは使い捨てアイテムの作成を行ってくれます。
もちろん資金が必要ですが、これはミッションで得ることが出来ます。
ただ、難点なのは・・・ Real Racing 3 のような欧米的ソーシャル要素が入っていて、アイテムの作成や強化に資金に加えて時間経過も必要になっています。
例えば、回復薬は 30 秒で出来ますが、武器の強化は1時間とか2時間、モノによっては6時間とかかかります。
もちろん課金通貨を払えば、すぐに完成するのですが・・・
一方、新しい武器は課金通貨でも買えますが、ゲーム中に得られる「パーツ」を集めることでも得られるようになっています。
パーツはたまに出てくる中ボスが落とすことがあり、必要数が貯まれば鉄砲工に組み立てを依頼できます。
資金や待ち時間は必要になりますが、課金専用武器は今のところはないようです。
今回の特徴の1つは「グローバルキャンペーン」で、これは毎月違うエリアが登場し、そこでプレイヤーがゾンビを倒すと、その数だけエリアのゾンビの総数が減少。
世界中のプレイヤーと共にゾンビの撲滅を目指すというモードです。
現在はアフリカエリアが解放されており、アメリカのクリア後に移動することが可能です。
他に上海やロンドンなどが用意されるようですが、エリアの切り替えが1ヶ月毎というのは、ちょっとスローペース過ぎるかなぁ、という気もしますね。
また今作は日本語化されており、それは嬉しいのですが、現バージョンにはメッセージ送りにバグがあり、長文がほとんど表示されない問題があります。

※通路の奧に中ボス出現! 画面左にはカットインも表示されます。
このボスは倒れ際に自爆するので、射程が長めの武器で倒さないと大ダメージを食らうので注意。
他に画面にノイズをかけたり、表示が歪む液体を射出して来るなどの、グラフィック演出をうまく使ったボスが出てきます。
倒せば武器パーツを入手でき、それが出なくてもお金をたくさん落とします。

※アジト画面。 完成したアイテムは中央のテーブルに並べられる。 薬は余裕を持って作っておきましょう。
武器をレベルアップさせるには職人をレベルアップさせる必要があり、そのためには科学者をまずレベルアップさせる必要があって、かなり資金が必要になってしまいます。
さらに待ち時間もあるので、この辺が難点ですが・・・ でもまあ、本体無料のアプリだからなぁ・・・
このゲームは前作の時に販売について色々あったし・・・

※これが「グローバルキャンペーン」のエリアの1つ、アフリカ。
ゾンビウィルスによって真っ赤なゾンビ大陸になっており、武装組織が賢明に戦っています。 うん、どっかの疫病ゲームみたい。
発売日のゾンビの数は 89,998,182 体。 たぶん9千万からスタートしてますが、ホントに殲滅できるのか・・・?
本体価格は無料。 課金要素はありますが、無課金でもゲームを進める事は可能です。
前作は Android で不正ダウンロードされまくり、アプリの有料販売が成り立たず、やむを得ず無料化したという経緯が話題になりましたが、それがあったからか今回は iOS 版も最初から無料です。
アイテムの購入や強化に待ち時間をかける欧米的ソーシャル要素には賛否あると思いますが、Real Racing 3 や Dark Quest 4 みたいに「課金しないと現実的でない」というレベルではないのでご安心を。
グラフィック、技術力、遊びやすさといった、このシリーズのウリの部分を全てパワーアップさせている作品です。
敵が増えて戦闘がスピーディーになり、ミッションの種類が増して中ボスも出てくるので、前作よりは単調さも改善されています。
「FPS はリアル系じゃないとダメ」という人以外には間違いなくオススメで、前作も大ヒットとなりましたが、今作はそれ以上にヒットするのではないでしょうか。
・DEAD TRIGGER 2 (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は公式のトレーラー・・・
と言うより、NVIDIA が今年の夏に公開した Tegra 4 のアピール用ムービーです。
その続編が先日、満を持して公開されました。
「DEAD TRIGGER 2」です。
このシリーズは「SHADOWGUN」の製作で実力を見せたチェコのメーカー MADFINGER Games が、ビデオカード GeForce シリーズの販売元として有名な NVIDIA 社の技術提供を受けて開発しているもので、NVIDIA 社が製造しているグラフィック性能の高いモバイル用 CPU「Tegra」シリーズの技術アピールの側面を持ちます。
また 3D グラフィックのゲームエンジン「Unity」のアピールも兼ねており、同じ 3D のゲームエンジン「Unreal Engine」の技術アピールを兼ねていた Infinity Blade シリーズとは、ジャンルは違えどライバルとも言えます。
このような経緯のため、今作はモバイル用 CPU「Tegra 4」を搭載した Android 機種に最適化して作られているようですが、iPhone でもその高度なグラフィック技術は十分に堪能することが出来ます。
(それに現時点で Tegra 4 を搭載している機種は、ごく一部のタブレットのみです・・・)
ただし、このゲームは iOS7 専用です。
iOS がまだ 6 以下の機種にはインストール自体が出来ませんのでご注意下さい。

襲いかかってくるゾンビを銃で撃退しながら任務完了を目指す、ステージクリア制のゲームです。
画面の左側をスライドして移動し、右側をスライドして向きを変え、中央にある照準に敵を合わせると「自動で」銃を撃ちます。
この「自動で銃を撃つ」というのが大きな特徴ですね。
「それでは射撃感や爽快感がないのでは?」と思った方もいると思いますが、このゲームはゾンビの出現量が多く、ひっきりなしに襲いかかってくるため、これでも十分に銃を撃ちまくる感覚は得られます。
(この多数の 3D モデルを滑らかに処理できる点も、技術的なアピールポイントのようです)
ここまで敵が多いと、もう FPS と言うより無双っぽい感じですね。
またスマホの場合、この方が照準合わせに集中できるので、プレイしやすく感じます。
自動で連射する性質上、リコイル(銃を撃った時の反動)は一切なく、リロードも短時間で自動的に行われます。
移動しながら連射しても弾があまりバラ付かず、無理にヘッドショットを狙わなくても敵を倒せるので、手軽にバンバン撃ちまくれるようになっています。
FPS はリアル系とスポーツ系に分かれますが、このゲームは前作以上に「スポーツ系」です。
ミッション(クリア条件)には「敵を一定数倒す」「アイテムを集める」「味方を警護する」などのものがあり、前作よりも遊びやすくなっています。
例えば、アイテムを集めるミッションはそれがどこにあるか方角が表示され、マップも前作より入り組んでおらず、迷子になりにくくなっています。
敵を倒しまくるミッションも、広場の隅に弾薬ボックスが置いてあったりします。
さらにミッションの難易度を開始前に選択でき、「簡単」にすればかなりサクサク進むことができます。
手軽に楽しめることを、前にも増して追求しているようですね。
また、前作には「格闘武器がないので弾切れするとどうしようもない」「攻撃を受けた方向が解らないので急に死ぬと原因が不明なまま終わる」といった難点がありましたが、今作はスパナやナイフなどの格闘武器が用意され、近くのゾンビの方向も解るようになっており、以前の難点もきっちり改善されています。

※初期設定は自動射撃ですが、設定を変更すれば普通の FPS のような手動射撃にすることも出来ます。
この場合、上の画像のように射撃ボタン、リロードボタン、エイム(狙い)ボタンが現れます。
ただ、このゲームは自動射撃用に作られているので、無理に手動にしない方が楽しめる印象です。

※水たまりに映り込む景色、水滴で歪む風景、壁を照らす光源・・・ NVIDIA のグラフィック技術がガンガンアピールされています。
前作も凄かったけど、今作のグラフィックのきめ細かさと美しさは、さらに驚きます。
もう携帯電話も、こういうのがアピールされる時代になったんですね・・・

※進撃の巨ゾンビ。 ヘリから機銃掃射したり、こんな規格外のボスが出てきたりもします。
ストーリー性が向上しており、前作はサブミッションが中心で、それを何度も繰り返しているとメインミッションが出てくる感じでしたが、今回はメインミッションも豊富で、いつでもプレイ出来るようになっています。
今回は「アジト」があり、軍医や鉄砲工、エンジニアなどが常駐していて、軍医は回復薬の作成を、鉄砲工は銃の販売と強化を、エンジニアは使い捨てアイテムの作成を行ってくれます。
もちろん資金が必要ですが、これはミッションで得ることが出来ます。
ただ、難点なのは・・・ Real Racing 3 のような欧米的ソーシャル要素が入っていて、アイテムの作成や強化に資金に加えて時間経過も必要になっています。
例えば、回復薬は 30 秒で出来ますが、武器の強化は1時間とか2時間、モノによっては6時間とかかかります。
もちろん課金通貨を払えば、すぐに完成するのですが・・・
一方、新しい武器は課金通貨でも買えますが、ゲーム中に得られる「パーツ」を集めることでも得られるようになっています。
パーツはたまに出てくる中ボスが落とすことがあり、必要数が貯まれば鉄砲工に組み立てを依頼できます。
資金や待ち時間は必要になりますが、課金専用武器は今のところはないようです。
今回の特徴の1つは「グローバルキャンペーン」で、これは毎月違うエリアが登場し、そこでプレイヤーがゾンビを倒すと、その数だけエリアのゾンビの総数が減少。
世界中のプレイヤーと共にゾンビの撲滅を目指すというモードです。
現在はアフリカエリアが解放されており、アメリカのクリア後に移動することが可能です。
他に上海やロンドンなどが用意されるようですが、エリアの切り替えが1ヶ月毎というのは、ちょっとスローペース過ぎるかなぁ、という気もしますね。
また今作は日本語化されており、それは嬉しいのですが、現バージョンにはメッセージ送りにバグがあり、長文がほとんど表示されない問題があります。

※通路の奧に中ボス出現! 画面左にはカットインも表示されます。
このボスは倒れ際に自爆するので、射程が長めの武器で倒さないと大ダメージを食らうので注意。
他に画面にノイズをかけたり、表示が歪む液体を射出して来るなどの、グラフィック演出をうまく使ったボスが出てきます。
倒せば武器パーツを入手でき、それが出なくてもお金をたくさん落とします。

※アジト画面。 完成したアイテムは中央のテーブルに並べられる。 薬は余裕を持って作っておきましょう。
武器をレベルアップさせるには職人をレベルアップさせる必要があり、そのためには科学者をまずレベルアップさせる必要があって、かなり資金が必要になってしまいます。
さらに待ち時間もあるので、この辺が難点ですが・・・ でもまあ、本体無料のアプリだからなぁ・・・
このゲームは前作の時に販売について色々あったし・・・

※これが「グローバルキャンペーン」のエリアの1つ、アフリカ。
ゾンビウィルスによって真っ赤なゾンビ大陸になっており、武装組織が賢明に戦っています。 うん、どっかの疫病ゲームみたい。
発売日のゾンビの数は 89,998,182 体。 たぶん9千万からスタートしてますが、ホントに殲滅できるのか・・・?
本体価格は無料。 課金要素はありますが、無課金でもゲームを進める事は可能です。
前作は Android で不正ダウンロードされまくり、アプリの有料販売が成り立たず、やむを得ず無料化したという経緯が話題になりましたが、それがあったからか今回は iOS 版も最初から無料です。
アイテムの購入や強化に待ち時間をかける欧米的ソーシャル要素には賛否あると思いますが、Real Racing 3 や Dark Quest 4 みたいに「課金しないと現実的でない」というレベルではないのでご安心を。
グラフィック、技術力、遊びやすさといった、このシリーズのウリの部分を全てパワーアップさせている作品です。
敵が増えて戦闘がスピーディーになり、ミッションの種類が増して中ボスも出てくるので、前作よりは単調さも改善されています。
「FPS はリアル系じゃないとダメ」という人以外には間違いなくオススメで、前作も大ヒットとなりましたが、今作はそれ以上にヒットするのではないでしょうか。
・DEAD TRIGGER 2 (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は公式のトレーラー・・・
と言うより、NVIDIA が今年の夏に公開した Tegra 4 のアピール用ムービーです。
ども、いつも楽しみにさせてもらってます(^^)
今作は前作よりも圧倒的と言っていいほどのグラフィック向上で、正直いってめちゃくちゃ驚いてます∑(゚Д゚)
もう少し操作性を上げてもらえると嬉しかったのですが、まぁそこは今後に期待ですね。
そういえばOil Rush: 3D Naval Strategyという面白そうなモノが出たみたいなのでよければレビューしてほしいです(=゚ω゚)