「逆タワーディフェンス」として話題になり、2011 年には Apple から「Design Award」(デザイン賞)を授与された、一風変わったリアルタイムの戦術シミュレーションゲーム Anomaly Warzone Earth。
その続編が先日公開されました。
「Anomaly 2」です。
前作は地球に進攻してきたエイリアンとの戦いを描いていましたが、今作はその十数年後の話で、もはや文明はエイリアンによって崩壊しており、人類のレジスタンス的な活動が描かれます。
販売元は大手パブリッシャーの Chillingo、開発はポーランドのメーカー 11 bit studios で、前作と変わっていません。
ゲーム内容も前作の「正当進化」と言え、グラフィックや演出は大幅に強化されていますが、システムはほぼ同じですね。
ルート上を連なって進行する味方ユニットが、エイリアンの砲台(タワー)で固められた敵陣に突入していきます。
本当にゲームの基本システムは、一般的なタワーディフェンスの逆です。
戦闘は自動で行われますが、もちろんそのままではフルボッコにされて負けてしまいます。
プレイヤーは進行ルートを変更し、ユニットを強化し、アイテムを使いながら、味方ユニットの戦いを支援します。
手順としては、まずは手持ちの資金でユニットを購入。
ユニットには攻撃を連射するマシンガン車両や遠距離砲撃ができる移動砲台、味方にシールドを張る護衛機などが存在し、資金の範囲で好きなものを編成に加えられます。(最大6台)
次に移動ルートを設定。
ユニットは自動で前進し続けますが、分かれ道でどちらに進むかはプレイヤーが任意に設定できます。
同じ場所をグルグル回ることも可能で、いつでも自由に変更できます。
購入と設定が終わったら進軍開始。
敵のタワーが迎撃してくるので、回復やデコイ(おとり)などの消費アイテムを使ってやられないよう援護しますが、ユニットはどんどん進み、停止やバックは出来ないので、素早い判断が必要になります。
アイテムは敵を倒せば入手できますが、尽きてしまうと行き詰まるので無駄使いは禁物です。
敵を倒したりマップ内にあるカプセルを回収することで資金が増えていきます。
これを使って好きな時にユニットの購入・売却・強化を行え、並び順なども変えられます。
ただし戦闘中のユニットの売却は入手額に -30% のペナルティが付きます。
(戦闘中でなければ購入費・強化費と同じ金額で売却できます)
途中で敵の援軍が出て来たり、イベントで道が塞がったりすることもあるので、移動ルートも小まめに変更した方が良いですね。
ゴールに到達すればステージクリアとなりますが、後半になると特定の敵を倒したり、目的地まで車両を護衛することが目的になる場合もあり、勝利条件はステージごとに変わります。
※移動ルートの設定画面。 「前方に強力な攻撃を行うが、側面や背後は無防備」という敵もいるので、そういう敵の裏に回り込めるようなルートにするのがコツ。
進行の邪魔にならない敵は無理に倒す必要はありません。
※ゲーム序盤は「バーチャルトレーナーでの訓練」という事になっているため、グラフィックがワイヤーフレームになっています。
そのためワイヤーフレームの画像しか紹介されていない記事も多く、ずっとこの画面で戦うのかと思っている人もいるようですが、4ステージ目からは普通のグラフィックの実戦になります。
※ガレキに埋もれる自由の女神・・・ 前半は氷河期状態のアメリカが舞台なので、退廃的な風景が続きます。
こういう無機質でリアルなグラフィックは、東欧は強いんですよね。
ここまで述べた内容は、前作 Anomaly Warzone Earth と同じ部分です。
今作からの新しい要素は、まず全てのユニットがロボットに変形すること。
マシンガンの車両は手から火炎放射を出す二足歩行ロボになり、前方を砲撃をする車両は 360 度にロケットミサイルを撃つ四足歩行兵器になります。
後半に登場する戦車も支援無人機を従えたロボットになります。
ただし火炎放射ロボは強力ですが射程が短く、ミサイルロボも遠距離砲撃よりは射程は劣ります。
戦車も変形しない方が防御力があり、つまり一長一短ですね。
変形はユニットをダブルタップするだけで任意に行えるため、状況に合わせた使い分けが可能です。
もう1つは、これは新要素というよりも攻略の変化ですが、特定の攻撃に対して強い、もしくは反撃するような敵タワーが登場します。
例えば、こちらの攻撃をシールドで防ぐタワーがあり、これはマシンガンや火炎放射で攻撃しないとなかなかシールドを破れません。
一方、タマゴ型のエイリアンは攻撃し続けると孵化ゲージが貯まっていき、最大になると超強力なエイリアンに変化してしまいます。 これは攻撃が単発の砲撃やミサイルで撃たないと危険です。
衝撃波でこちらのシールドをはがしてしまう敵も存在します。
今回は戦闘中でなければユニットを損せずに売却できるので、敵の種類に合わせてユニットを入れ替える必要が出てきます。
戦略性は前作より増していますね。
※この丸くて赤い奴が撃ち続けていると孵化してしまう敵。 マシンガンで撃ってると大ピンチに!
事前にユニットを砲撃型にして対処するか、迂回ルートを通りましょう。
もしマシンガンを撃ち始めた時は、すぐ変形させれば変形中は攻撃しないので一時的にやり過ごせます。
※シールド付きの敵が出現。 シールドは6枚あるので、砲撃で1枚1枚破ってると時間がかかります。
マシンガンなら一気に破壊できるのでラクに対処可能。
なお、味方のシールドを張るユニットは、変形すれば周囲の敵を弱体化させる電撃を発するようになります。
爆発でシールドを剥がす敵がいるステージでは電撃の方を活用しましょう。
価格は 600 円。 これと言った難点はなく、グラフィックや演出に優れた高クオリティーなゲームであり、値段以上の価値のあるアプリだと思います。
課金要素も(現時点では)特にありません。
全 14 ステージで、後半ステージはクリアまで 30 分以上かかったりするので、手軽に出来るゲームではありませんが、相応にボリュームのある内容です。
オールクリアまでスムーズに進めば4~5時間前後でしょうか。
難易度はステージごとに選択可能です。
RTS(リアルタイムの戦術シミュレーション)系が好きな方や、「逆タワーディフェンス」に興味のある方にオススメですね。
・Anomaly 2 (iTunes が起動します)
その続編が先日公開されました。
「Anomaly 2」です。
前作は地球に進攻してきたエイリアンとの戦いを描いていましたが、今作はその十数年後の話で、もはや文明はエイリアンによって崩壊しており、人類のレジスタンス的な活動が描かれます。
販売元は大手パブリッシャーの Chillingo、開発はポーランドのメーカー 11 bit studios で、前作と変わっていません。
ゲーム内容も前作の「正当進化」と言え、グラフィックや演出は大幅に強化されていますが、システムはほぼ同じですね。
ルート上を連なって進行する味方ユニットが、エイリアンの砲台(タワー)で固められた敵陣に突入していきます。
本当にゲームの基本システムは、一般的なタワーディフェンスの逆です。
戦闘は自動で行われますが、もちろんそのままではフルボッコにされて負けてしまいます。
プレイヤーは進行ルートを変更し、ユニットを強化し、アイテムを使いながら、味方ユニットの戦いを支援します。
手順としては、まずは手持ちの資金でユニットを購入。
ユニットには攻撃を連射するマシンガン車両や遠距離砲撃ができる移動砲台、味方にシールドを張る護衛機などが存在し、資金の範囲で好きなものを編成に加えられます。(最大6台)
次に移動ルートを設定。
ユニットは自動で前進し続けますが、分かれ道でどちらに進むかはプレイヤーが任意に設定できます。
同じ場所をグルグル回ることも可能で、いつでも自由に変更できます。
購入と設定が終わったら進軍開始。
敵のタワーが迎撃してくるので、回復やデコイ(おとり)などの消費アイテムを使ってやられないよう援護しますが、ユニットはどんどん進み、停止やバックは出来ないので、素早い判断が必要になります。
アイテムは敵を倒せば入手できますが、尽きてしまうと行き詰まるので無駄使いは禁物です。
敵を倒したりマップ内にあるカプセルを回収することで資金が増えていきます。
これを使って好きな時にユニットの購入・売却・強化を行え、並び順なども変えられます。
ただし戦闘中のユニットの売却は入手額に -30% のペナルティが付きます。
(戦闘中でなければ購入費・強化費と同じ金額で売却できます)
途中で敵の援軍が出て来たり、イベントで道が塞がったりすることもあるので、移動ルートも小まめに変更した方が良いですね。
ゴールに到達すればステージクリアとなりますが、後半になると特定の敵を倒したり、目的地まで車両を護衛することが目的になる場合もあり、勝利条件はステージごとに変わります。
※移動ルートの設定画面。 「前方に強力な攻撃を行うが、側面や背後は無防備」という敵もいるので、そういう敵の裏に回り込めるようなルートにするのがコツ。
進行の邪魔にならない敵は無理に倒す必要はありません。
※ゲーム序盤は「バーチャルトレーナーでの訓練」という事になっているため、グラフィックがワイヤーフレームになっています。
そのためワイヤーフレームの画像しか紹介されていない記事も多く、ずっとこの画面で戦うのかと思っている人もいるようですが、4ステージ目からは普通のグラフィックの実戦になります。
※ガレキに埋もれる自由の女神・・・ 前半は氷河期状態のアメリカが舞台なので、退廃的な風景が続きます。
こういう無機質でリアルなグラフィックは、東欧は強いんですよね。
ここまで述べた内容は、前作 Anomaly Warzone Earth と同じ部分です。
今作からの新しい要素は、まず全てのユニットがロボットに変形すること。
マシンガンの車両は手から火炎放射を出す二足歩行ロボになり、前方を砲撃をする車両は 360 度にロケットミサイルを撃つ四足歩行兵器になります。
後半に登場する戦車も支援無人機を従えたロボットになります。
ただし火炎放射ロボは強力ですが射程が短く、ミサイルロボも遠距離砲撃よりは射程は劣ります。
戦車も変形しない方が防御力があり、つまり一長一短ですね。
変形はユニットをダブルタップするだけで任意に行えるため、状況に合わせた使い分けが可能です。
もう1つは、これは新要素というよりも攻略の変化ですが、特定の攻撃に対して強い、もしくは反撃するような敵タワーが登場します。
例えば、こちらの攻撃をシールドで防ぐタワーがあり、これはマシンガンや火炎放射で攻撃しないとなかなかシールドを破れません。
一方、タマゴ型のエイリアンは攻撃し続けると孵化ゲージが貯まっていき、最大になると超強力なエイリアンに変化してしまいます。 これは攻撃が単発の砲撃やミサイルで撃たないと危険です。
衝撃波でこちらのシールドをはがしてしまう敵も存在します。
今回は戦闘中でなければユニットを損せずに売却できるので、敵の種類に合わせてユニットを入れ替える必要が出てきます。
戦略性は前作より増していますね。
※この丸くて赤い奴が撃ち続けていると孵化してしまう敵。 マシンガンで撃ってると大ピンチに!
事前にユニットを砲撃型にして対処するか、迂回ルートを通りましょう。
もしマシンガンを撃ち始めた時は、すぐ変形させれば変形中は攻撃しないので一時的にやり過ごせます。
※シールド付きの敵が出現。 シールドは6枚あるので、砲撃で1枚1枚破ってると時間がかかります。
マシンガンなら一気に破壊できるのでラクに対処可能。
なお、味方のシールドを張るユニットは、変形すれば周囲の敵を弱体化させる電撃を発するようになります。
爆発でシールドを剥がす敵がいるステージでは電撃の方を活用しましょう。
価格は 600 円。 これと言った難点はなく、グラフィックや演出に優れた高クオリティーなゲームであり、値段以上の価値のあるアプリだと思います。
課金要素も(現時点では)特にありません。
全 14 ステージで、後半ステージはクリアまで 30 分以上かかったりするので、手軽に出来るゲームではありませんが、相応にボリュームのある内容です。
オールクリアまでスムーズに進めば4~5時間前後でしょうか。
難易度はステージごとに選択可能です。
RTS(リアルタイムの戦術シミュレーション)系が好きな方や、「逆タワーディフェンス」に興味のある方にオススメですね。
・Anomaly 2 (iTunes が起動します)
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。