スマホで大人気の音楽ゲーム Cytus を開発した台湾のメーカー Rayark が、ピアノをテーマにした新しい音楽ゲームを公開しました。
「Deemo」です。
先に言ってしまいます。 これは素晴らしいです。
独特でセンスの良い雰囲気と世界感を持ち、遊びやすく演奏感を感じられるゲームシステムで、幅広いアーティストから集められた楽曲の完成度も高いです。
「Cytus の開発メーカーが新しい音楽ゲームを作っている」と数ヶ月前から注目されていたタイトルですが、その期待に十分応える内容ですね。
奧から降ってくるバーが手前のラインに重なった瞬間に、その場所をタップします。
タップするタイミングは曲に合わせられているため、曲を良く聞いてリズムに合わせてタップすることが重要です。
いわゆる「ビートマニア」のスタイルであり、音ゲーとしては一般的なシステムです。
ただ、このゲームは降ってくるバーの横幅が長めで、当たり判定が大きいため、タップミスはまず起こりません。
タイミングもやや甘めなのでコンボも繋がりやすく、非常にプレイしやすくなっています。
譜面もそんなに強引なものはなく、基本的に2本の指でプレイ出来るようになっています。
バーが降ってくる速さもプレイヤーが開始前に設定できます。
疑似演奏型の音楽ゲームであり、ちゃんとタップ時にその音階の音が出るようになっていて、タイミングがズレると音もズレます。
加えてピアノの音はハッキリした音なので、「タップによって音が出ている」「自分で演奏をしている」というのを感じられ、うまくプレイ出来ているとかなり気持ちが良いですね。
主に台湾と日本のアーティストによって作られた曲はどれもクオリティーが高く、ボーカル入りのものやポップ風・ロック風のものもあり、ジャンルは豊富です。
音色を楽しむため、プレイ時にはイヤホンは必須です。
プレイ後に評価に応じて「木」が成長していきます。
木の成長が一定量になるごとにストーリーが進み、さらに移動できる場所も増えて行きます。
ちょっと不思議な雰囲気のストーリーもこのゲームの魅力ですね。
※黒いバーはタップしますが、黄色いバーは押しっぱなしにしたまま指をスライドすることで演奏します。
タップした時に黄色い光が出るとタイミングは完璧で Charming と表示されます。
若干ズレていると緑の光が、さらにズレていると青い光が出ます。 光らなかった時はミスです。
※クリア画面。 右端に表示されているのが木の生長度。
普通にプレイすると 0.2m ほどの成長ですが、フルコンボだと 0.4m ほど成長します。
ただし同じステージを再度プレイしても差分しか成長しないので、まずは曲や難易度を変えてプレイしていきましょう。
ちなみにパーフェクト(All Charming)だと 0.6m ほど成長します。
最初は1曲しかありませんが、クリアするごとに新しい曲が追加されていきます。
無課金でプレイ出来るのは全 18 曲。 ただしステージクリアによって追加されるのは 12 曲まで。
残りの曲はどこかで見つけなければなりません。
※現在はアップデートで曲が増えていて、無課金でも 40 曲以上プレイ可能です。
前述したように木の生長によって、行ける場所が増えていきます。
画面にも変化が生じ、例えばピアノのあるホールではどんどん木が伸びていきます。
人物をタップすると会話が表示されたりもするので、ちょっとしたアドベンチャー要素もありますね。
追加課金で楽曲を買う要素もあり、5曲入ったブックが 400 円で売られています。
ただ、これを2つ買うと本体 200 円+ブック 400 円×2 で合計 1000 円になってしまいます。
曲を増やしていくと相応に高く付きます。
まあ、他の音楽ゲームも追加楽曲は1曲 100 円前後である場合が多いので、相場ではあります。
無理に買わなくても構いませんが、本当に良い曲が多いので、思わず欲しくなりますね。
※序盤から行ける図書室。 追加楽曲の購入はここで行います。
また、本棚をタップするとイベントムービーの閲覧を行え、植木をタップするとゲームセンターのスコア記録をチェックできます。
奧にさりげなく置いてある宝箱は、最初は開きませんが・・・
※楽曲選択画面。 音符マークをタップすれば難易度を変更できます。
参加アーティストは Cytus と共通している人が多いので、Cytus Wiki が参考になります。
ちなみにこの曲の提供者の Sta さんは Tone Sphere の作者さんでもあります。
※課金追加楽曲の1つ。 この曲の提供者である EARTHBOUND PAPAS は、あのファイナルファンタジーシリーズの作曲者として有名な植松伸夫さんが率いるバンドです。
今回は最初からメジャーなアーティストも参加している模様。
とにかくクオリティーの高い音楽ゲームで、文句なくお勧めです。
200 円の本体のみでも十分遊べますが、私的には追加楽曲を買う価値もあるゲームだと思います。
これといった難点はなく、プレイしたほとんどの人が「素晴らしい」と思えるアプリではないでしょうか。
私的には グルーヴコースター を最初に見た時と同じぐらいの衝撃を受けましたね。
スマホ必携のアプリと言っても良いと思います。
・Deemo (iTunes が起動します)
コメント一覧 (6)
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- 2013/11/15 09:49
- これって縦画面でプレイできますか?
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- 2013/11/15 14:55
- 向きは横画面のみです。
>>昔ビートマニアに挫折した私ですが
私も IIDX の7鍵になってから辞めましたね。
音楽ゲームってフィーリングで楽しむ部分が強いので、難易度が高騰していくとどこかで「違う」ってなりますよね。
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- 2013/11/15 20:59
- レビュー待っていました!
『Cytus』は雰囲気や曲は好きだったんですが
あまり演奏してる感じがしなかったのであまりハマりませんでした・・・。
でも、こちらはビートマニアのように演奏してる感じがあると言う事で
購入してみたいと思います!
ストーリーがあるというのは良いですね。
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- 2013/12/16 03:48
- 早速やってみました。Easy levelでプレイしています(このゲームが難しいのではなくて、私はビートマニアは即効で挫折してしまったので、気楽に。。。。。)。
しかし、レビューのとおり、高品質な音楽がそろっていますね。
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- 2013/12/16 22:11
- 曲が良いですよねぇ。
特に最初の Dream がいきなり良いんですよね。定期的に聞きたくなります。
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遊びやすそうだし音ゲーらしからぬ雰囲気に惹かれたので遊んでみます
それにしても良いゲームで良い曲が多いから買いたくなる
と言うのは自然な形でとてもいいですね