最近の話題作&キラータイトルラッシュは凄いです。
大評判の オーシャンホーン、あっという間にランキングのトップになった Deemo、ファイナルファンタジーの続編 FF4 AFTER YEARS 月の帰還、そして各所で話題になっている ドラゴンクエスト。
そしてそんな話題作ラッシュの中、発売される前までは世界的に注目されていたゲームロフトの新作リアル系レーシングゲームが、完全にキラータイトルに埋もれた形でひっそりと公開されました。
「GTレーシング2:The Real Car Experience」です。
現在のスマホ界のレーシングゲームは、リアル系の Real Racing シリーズと、カジュアル系の アスファルト シリーズの2強状態です。
そんな中、アスファルトシリーズの開発元であるゲームロフトが Real Racing 3 に真っ向から挑むようなリアル系レーシングの開発を発表、かなり美麗なスクリーンショットやムービーも公開し、世界的に話題になっていました。
個人的にも Real Racing 3 の課金仕様が色々と残念だったので、「もっと手軽に遊べるリアル系レーシングになるのでは」と期待していました。
しかし出て来たものは・・・ Real Racing 3 以上にガッカリなシロモノでした・・・
いや、ゲームは良いんですよ。 ゲーム自体は良いんだけど・・・
ゲームロフトよ、今回パクるべきはそこじゃないだろう。

マシンを購入し、賞金でアップグレードしながら、レースに出場していくリアル系のレーシングゲームです。
アクセルは自動、画面タップでブレーキ。 ハンドル操作は数種類から選択可能ですが、初期設定はティルト操作(本体を傾けての操作)です。
操作感は良好で、プレイしていてコントロールし辛さは感じません。
しかも「ブレーキアシスト」が強力で、カーブで適度に減速してくれるため、初期のマシンならほとんどブレーキ操作なしで走れてしまいます。
ブレーキ時の車体の滑りも少なく、見た目はリアル系ですが、ゲーム的なコントロールしやすさが優先されてますね。
さらにコース上には理想の走行コースが表示されていて、それをトレースしていくことでスムーズに走ることが出来ます。
ここまで親切だと、逆に「リアル系としてそれはどうなんだ?」とも思うのですが、まあプレイしやすいのは悪いことではないでしょう。
挙動としては Real Racing 3 や 2K DRIVE と、アスファルトの中間ぐらいでしょうか。
もちろんブレーキアシストやステアアシストは OFF にすることも可能です。
画像を見て解るようにグラフィックはかなりハイクオリティーです。
風景の細かい部分や遠景の表示範囲、車のディテールなどはやはり Real Racing 3 に劣りますが、既存のレースゲームの中ではトップクラスの画質です。
雨や夜間のレースもあり、濡れた路面に写る光の表現などは非常に綺麗ですね。

※車内視点。 質感などは RR3 ほどではないので、車内の様子を iPad で見ると粗く見えたりもするのですが、でもちゃんと全ての車の内装が再現されていて、すごく頑張っているのが見て取れます。
バックミラーも画質は抑えられていますが後方が映しだされています。
画像は雨天のレースで、ちゃんとワイパーも動きます。

※マシンの左に見えている緑の矢印が「理想のコースライン」。
これに沿って走ればコースアウトし辛く、さらにカーブでトレースが完璧ならボーナスも貰えます。
マシンのパワーが上がるとライン通りに走ってもブレーキングが必要になりますが、減速ポイントも赤や黄色の矢印で示されます。
レースには普通の順位を競うものの他に、タイムを競うもの、一定時間内に前の車を追い越すものなどが存在します。
ただ、アスファルトのようなハチャメチャレーシングではないので、どれも常識の範囲のレースです。
レースが終わると結果に応じて、賞金と最大3つの「★」を獲得できます。
この★を集めないと上位のマシンやレースはアンロックされず、ロックされているマシンはお金があっても購入できません。
(課金通貨でアンロックすることも可能ですが)
マシンは現時点(2013/12)で 67 車種。 かなり多いですね。
もちろん全て実車がモデルで、日産やフォード、アウディやメルセデスなど、多くの自動車メーカーの協力を受けています。
そしてレースは車種ごとに用意されていて、1つの車のレースが 12 ずつ存在します。

※一番下のコンパクトクラスでも 11 のシリーズが用意されていて、レースは 11×12 で合計 132 も存在します。
正直、多すぎますね・・・ しかもクラスは全部で7クラスあるので・・・
でも参加して勝たないと「★」を稼げないので、ゲームを進めていくことは出来ません。

※アップグレード画面。 ブレーキアシストの有効活用のため、ブレーキのアップグレードも重要になるのがこのゲームの特徴。 もちろんハンドリングも大切。
これらを軽視して加速と最高速ばかり重視すると、コントロールし辛くなります。
問題は、このアップグレードに時間がかかる事で・・・
レース自体のクオリティーは非常に高いのですが、残念なのは課金回りのシステム。
アップグレードに待ち時間が存在し、車の購入にも高額な資金が必要で、課金しないと非常に不便を強いられる Real Racing 3 の残念仕様を、事もあろうかそのまま踏襲しています。
このゲームには点検や修理はありませんが、アップグレードには資金に加えてメカニックと時間が必要で、メカニックが1人だと同時に作業できるのは1つのみ。
アップグレードにかかる時間は最初は数分ですが、グレードが高まるごとにどんどん増し、最後は数十分とか1時間になります。
もちろん作業中は(課金通貨で即完了させない限り)その車は使えません。
メカニックが優秀なら短縮されますが、それも課金通貨でないと雇えません。
また1つの車のレースが 12 ありますが、後半になるほどライバルが速くなり、アップグレードしていないと勝てなくなってきます。
レースごとに「推奨されるアップグレードのランク」が決められていて、実際にそれ以上でないと勝つのは困難ですが、アップグレードにお金を使っていると新しい車を買うお金なんて貯まりません。
しかし車ごとにレースが用意されているシステムのため、新しい車を買わないと新しいレースに参加できず、よって無課金の場合はかなり地道な資金稼ぎが必要になり、それを新しいマシンの購入ごとに繰り返す必要があります。
同じマシンでレースを続ける必要があるため、ゲームの変化・進展が遅いのも難点です。
要するに Real Racing 3 と同じく、課金しないと快適にプレイ出来ないシステムです。
iTunes レビューには「手軽に楽しめます♪」なんて意見が多く見られますが、それは最初だけ。
確かに最初はマシンをコントロールしやすく、アップグレードも低額で行え、待ち時間も少ないため、遊びやすく思えます。
だから初見でレビューされやすい iTunes で高評価なのも頷けます。
しかし1時間もプレイすれば RR3 以上の課金仕様であることが解り、無課金では最初のクラスの突破さえ相当な時間が必要なことが解って、途方に暮れることでしょう。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
本体価格は無料。 しかし無課金だと途中から厳しく、課金するとしてもいくら使えば快適に進められるのか、最終的にいくらかかるのか、まったく見当が付かないレベルです。
課金額は最低 500 円からで、ゲーム後半まで快適にプレイし続けたいなら、繰り返し課金を行い続けるか、まとまった投資をする必要があるでしょうね。
正直、グラフィックや作り込みで Real Racing 3 にかなう訳はないのに、RR3 の残念課金を受け継いだのでは、単なる劣化 RR3 にしかならない訳で、どういうコンセプトだったのか疑問です。
正面から RR3 と対決したかったんでしょうか? それとも上の命令が「RR3 をパクれ」だったのでしょうか?
いずれにせよ「コレやるんだったら RR3 やるわ!」というのが本音です。
ただ、改めて言いますが、レースゲームとしてのクオリティーは非常に高いです。 ゲーム自体は本当に良いです。
まあ、「ゲームは良いけど課金回りが残念」ってのも RR3 のまんまなんですけどね。
強力なブレーキアシストと走行ラインのおかげで、リアル系の割にプレイしやすいゲームになっているので、RR3 がちょっと難しい、でも時間は十分にある、という人には良いかなぁ。
・GTレーシング2:The Real Car Experience (iTunes が起動します)
大評判の オーシャンホーン、あっという間にランキングのトップになった Deemo、ファイナルファンタジーの続編 FF4 AFTER YEARS 月の帰還、そして各所で話題になっている ドラゴンクエスト。
そしてそんな話題作ラッシュの中、発売される前までは世界的に注目されていたゲームロフトの新作リアル系レーシングゲームが、完全にキラータイトルに埋もれた形でひっそりと公開されました。
「GTレーシング2:The Real Car Experience」です。
現在のスマホ界のレーシングゲームは、リアル系の Real Racing シリーズと、カジュアル系の アスファルト シリーズの2強状態です。
そんな中、アスファルトシリーズの開発元であるゲームロフトが Real Racing 3 に真っ向から挑むようなリアル系レーシングの開発を発表、かなり美麗なスクリーンショットやムービーも公開し、世界的に話題になっていました。
個人的にも Real Racing 3 の課金仕様が色々と残念だったので、「もっと手軽に遊べるリアル系レーシングになるのでは」と期待していました。
しかし出て来たものは・・・ Real Racing 3 以上にガッカリなシロモノでした・・・
いや、ゲームは良いんですよ。 ゲーム自体は良いんだけど・・・
ゲームロフトよ、今回パクるべきはそこじゃないだろう。

マシンを購入し、賞金でアップグレードしながら、レースに出場していくリアル系のレーシングゲームです。
アクセルは自動、画面タップでブレーキ。 ハンドル操作は数種類から選択可能ですが、初期設定はティルト操作(本体を傾けての操作)です。
操作感は良好で、プレイしていてコントロールし辛さは感じません。
しかも「ブレーキアシスト」が強力で、カーブで適度に減速してくれるため、初期のマシンならほとんどブレーキ操作なしで走れてしまいます。
ブレーキ時の車体の滑りも少なく、見た目はリアル系ですが、ゲーム的なコントロールしやすさが優先されてますね。
さらにコース上には理想の走行コースが表示されていて、それをトレースしていくことでスムーズに走ることが出来ます。
ここまで親切だと、逆に「リアル系としてそれはどうなんだ?」とも思うのですが、まあプレイしやすいのは悪いことではないでしょう。
挙動としては Real Racing 3 や 2K DRIVE と、アスファルトの中間ぐらいでしょうか。
もちろんブレーキアシストやステアアシストは OFF にすることも可能です。
画像を見て解るようにグラフィックはかなりハイクオリティーです。
風景の細かい部分や遠景の表示範囲、車のディテールなどはやはり Real Racing 3 に劣りますが、既存のレースゲームの中ではトップクラスの画質です。
雨や夜間のレースもあり、濡れた路面に写る光の表現などは非常に綺麗ですね。

※車内視点。 質感などは RR3 ほどではないので、車内の様子を iPad で見ると粗く見えたりもするのですが、でもちゃんと全ての車の内装が再現されていて、すごく頑張っているのが見て取れます。
バックミラーも画質は抑えられていますが後方が映しだされています。
画像は雨天のレースで、ちゃんとワイパーも動きます。

※マシンの左に見えている緑の矢印が「理想のコースライン」。
これに沿って走ればコースアウトし辛く、さらにカーブでトレースが完璧ならボーナスも貰えます。
マシンのパワーが上がるとライン通りに走ってもブレーキングが必要になりますが、減速ポイントも赤や黄色の矢印で示されます。
レースには普通の順位を競うものの他に、タイムを競うもの、一定時間内に前の車を追い越すものなどが存在します。
ただ、アスファルトのようなハチャメチャレーシングではないので、どれも常識の範囲のレースです。
レースが終わると結果に応じて、賞金と最大3つの「★」を獲得できます。
この★を集めないと上位のマシンやレースはアンロックされず、ロックされているマシンはお金があっても購入できません。
(課金通貨でアンロックすることも可能ですが)
マシンは現時点(2013/12)で 67 車種。 かなり多いですね。
もちろん全て実車がモデルで、日産やフォード、アウディやメルセデスなど、多くの自動車メーカーの協力を受けています。
そしてレースは車種ごとに用意されていて、1つの車のレースが 12 ずつ存在します。

※一番下のコンパクトクラスでも 11 のシリーズが用意されていて、レースは 11×12 で合計 132 も存在します。
正直、多すぎますね・・・ しかもクラスは全部で7クラスあるので・・・
でも参加して勝たないと「★」を稼げないので、ゲームを進めていくことは出来ません。

※アップグレード画面。 ブレーキアシストの有効活用のため、ブレーキのアップグレードも重要になるのがこのゲームの特徴。 もちろんハンドリングも大切。
これらを軽視して加速と最高速ばかり重視すると、コントロールし辛くなります。
問題は、このアップグレードに時間がかかる事で・・・
レース自体のクオリティーは非常に高いのですが、残念なのは課金回りのシステム。
アップグレードに待ち時間が存在し、車の購入にも高額な資金が必要で、課金しないと非常に不便を強いられる Real Racing 3 の残念仕様を、事もあろうかそのまま踏襲しています。
このゲームには点検や修理はありませんが、アップグレードには資金に加えてメカニックと時間が必要で、メカニックが1人だと同時に作業できるのは1つのみ。
アップグレードにかかる時間は最初は数分ですが、グレードが高まるごとにどんどん増し、最後は数十分とか1時間になります。
もちろん作業中は(課金通貨で即完了させない限り)その車は使えません。
メカニックが優秀なら短縮されますが、それも課金通貨でないと雇えません。
また1つの車のレースが 12 ありますが、後半になるほどライバルが速くなり、アップグレードしていないと勝てなくなってきます。
レースごとに「推奨されるアップグレードのランク」が決められていて、実際にそれ以上でないと勝つのは困難ですが、アップグレードにお金を使っていると新しい車を買うお金なんて貯まりません。
しかし車ごとにレースが用意されているシステムのため、新しい車を買わないと新しいレースに参加できず、よって無課金の場合はかなり地道な資金稼ぎが必要になり、それを新しいマシンの購入ごとに繰り返す必要があります。
同じマシンでレースを続ける必要があるため、ゲームの変化・進展が遅いのも難点です。
要するに Real Racing 3 と同じく、課金しないと快適にプレイ出来ないシステムです。
iTunes レビューには「手軽に楽しめます♪」なんて意見が多く見られますが、それは最初だけ。
確かに最初はマシンをコントロールしやすく、アップグレードも低額で行え、待ち時間も少ないため、遊びやすく思えます。
だから初見でレビューされやすい iTunes で高評価なのも頷けます。
しかし1時間もプレイすれば RR3 以上の課金仕様であることが解り、無課金では最初のクラスの突破さえ相当な時間が必要なことが解って、途方に暮れることでしょう。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
本体価格は無料。 しかし無課金だと途中から厳しく、課金するとしてもいくら使えば快適に進められるのか、最終的にいくらかかるのか、まったく見当が付かないレベルです。
課金額は最低 500 円からで、ゲーム後半まで快適にプレイし続けたいなら、繰り返し課金を行い続けるか、まとまった投資をする必要があるでしょうね。
正直、グラフィックや作り込みで Real Racing 3 にかなう訳はないのに、RR3 の残念課金を受け継いだのでは、単なる劣化 RR3 にしかならない訳で、どういうコンセプトだったのか疑問です。
正面から RR3 と対決したかったんでしょうか? それとも上の命令が「RR3 をパクれ」だったのでしょうか?
いずれにせよ「コレやるんだったら RR3 やるわ!」というのが本音です。
ただ、改めて言いますが、レースゲームとしてのクオリティーは非常に高いです。 ゲーム自体は本当に良いです。
まあ、「ゲームは良いけど課金回りが残念」ってのも RR3 のまんまなんですけどね。
強力なブレーキアシストと走行ラインのおかげで、リアル系の割にプレイしやすいゲームになっているので、RR3 がちょっと難しい、でも時間は十分にある、という人には良いかなぁ。
・GTレーシング2:The Real Car Experience (iTunes が起動します)
ただ、どれだけぶつけても修理にカネや時間は取られないので、繰り返しプレイが容易なのはRR3に対する大いなる利点じゃないでしょうか。
ただ、FFや4WDはいいんだけど、FR車の挙動がかなり極端なのは頂けないような。
中途半端なリアル系操作感で、最初に入手出来るFT86ですらかなりコントロールしづらい。