宇宙ステーションを建設し、敵の襲撃を撃退しながら、モノリスの謎を解いていく・・・ という内容の開発・戦略シミュレーションを、極限まで簡易化したゲームが世界的な人気を得ています。
「rymdkapsel」です。
日本では選出外でしたが、Apple が選ぶ 2013 年のベストアプリ「BEST OF 2013」で、欧米のインディーズゲーム部門の選出作になっていたアプリです。
スウェーデンで作られた個人製作のアプリで、非常に簡素な見た目、しかも価格が 400 円と相応にするのに、PS モバイルや iOS / Android で 20 万本を売り上げたとのことです。
ちょっと操作や遊び方が解り辛いゲームなので、ここでは手順を追って解説していきたいと思います。

テトリスのようなブロックを繋げて、宇宙ステーションを拡張していきます。
白い米粒のようなものは宇宙ステーションの乗組員で、最初は2人。
水色のブロックは資材、紫のブロックは資源、黄色のブロックは食料を表します。
まずは通路を作らなければなりません。
画面上部の「corridor」と書かれた部分を下にドラッグすると、茶色のテトリス型のブロックが出てきます。
画面を二本指タップすると回転させることができ、すでにある通路に繋げて、再度ブロックをタップすると仮設置することが出来ます。
その後、画面下の「Idle」と書かれた場所にある2つの白い粒を右にドラッグし、「construction」と書かれたところに移動させると、乗組員が建設作業を始めます。
資材や資源を建設場所に運搬し、物資がそろうと通路が完成します。
通路をある程度伸ばしたら、資材を生産する水色の部屋「reactor」と、資源を採掘する紫色の部屋「extractor」を作ります。
ただし extractor は、マップ内にある紫色のつぶつぶ(資源採掘場所)に面して作らなければなりません。
もし通路をムダに作りすぎて、施設が出来る前に資材や資源が尽きてしまうと行き詰まるので注意して下さい。

※通路を延ばしてリアクター(水色)と抽出所(紫)の部屋を作った状態。
資源は抽出してるとだんだんなくなって来るので、早めに各所の資源を回収できるようにしておきましょう。
資材(水色ブロック)はなかなか生産されませんが、乗組員の仕事(画面下部)を engineering にしておくと、生産が早まります。
画面下には時間と共に貯まっていくメーターがあり、最大に近くなるとサイレンが鳴ります。
そして MAX になると敵が襲来してきます。
最初は偵察機が飛んでくるだけですが、2度目からはビームを撃って攻撃してくるので、その前に迎撃できる体制を整えておかなければなりません。
迎撃するには青色の「weapons」の部屋を作っておく必要があります。
この部屋が完成していれば、乗組員の仕事を「defense」に設定することで、武装して敵機を撃退できます。
ただし敵の数は徐々に増えていき、来襲してくるタイミングも短くなっていくので、防衛力をさらに強化していかなければなりません。

※武器庫で敵を迎撃中。 撃退するには乗組員が武器庫に入り、武装を終えていないといけないので、サイレンが鳴ったらすぐ仕事を defense に切り替えましょう。
武装していない乗組員は防御力も低く、敵にビームを撃たれるとすぐやられてしまいます。
なお、仕事を切り替えた時に持っていた物資は生産場所に戻され、そこがいっぱいの時は最初からある貯蔵庫に入れられます。 なくなってしまうことはありません。
建設を進めたり防衛力を高めるには、人を増やすことが必要です。
人を増やすには、まず緑色の「gardens」を作らなければなりません。 ここでは食材が生産されます。
さらに黄色の「kitchen」を作ります。 そして乗組員の仕事を「food service」に設定すると、緑色の食材ブロックがキッチンに運ばれ、そこで黄色の食料が生産されます。
その後、居住区であるオレンジ色の「quarters」を作ります。
この部屋の生産には多くの資材・資源・食料が必要ですが、完成後にさらに食料が運び込まれれば、新しい乗組員が補充されます。
1つのオレンジの部屋(居住区)で作られる乗組員は2人まで。
さらに増やしたい場合は、もっとオレンジの部屋を作らなければなりません。
また、1つの青い部屋(武器庫)で戦えるのは2人までなので、人を増やした分だけ武器庫も増設する必要があります。

※農園とキッチンを作り、居住区の建設を行っている状態。 これらの部屋は近くに置いた方が運搬は早くなります。
仮設置の部屋をタップして、右下に出てくる prioritize と書かれた文字をタップすると、その施設の建設を優先することができます。
また、紫の資源抽出部屋は、資源がなくなったら不要になります。 タップして左上に出てくる sell room の赤い文字をタップすると、建設費の 75 %が戻って来るので、いらない部屋は撤去しましょう。
生産と防衛の体制が整ったら、四隅にある4つの「モノリス」の調査を行いましょう。
そこまで通路を繋げると乗組員の仕事に「research」が追加されます。
1つのモノリスは最大3人で調査することができ、調査度が 100 %になると射程アップや移動力アップなどのテクノロジーを獲得できます。
ゲームの目的である「ミッション」は以下の3つで、これを全て達成するとちょっとしたエンディングになります。
・全てのモノリスを調査する
・28 Wave 耐える
・全てのモノリスの調査を 45 分以内に終える
調査や Wave(敵の進攻)を待つだけの段階になったら、画面を三本の指で押しっぱなしにしましょう。
ゲームが高速で進み、プレイ時間を短縮することが出来ます。

※モノリス調査の様子。 これがゲームの当面の目的となります。
もちろん敵が攻めてきた時は調査よりも迎撃を優先しましょう。
まずは移動速度が上がる、左上のモノリスから調査するのがオススメです。
ゲームの概要は以上です。
非常に簡素な見た目ですが、リアルタイムの開発シミュレーションとしてそつなくまとまっていて、ルールさえ解れば楽しめる作品です。
ただ難点は、ボリュームが少ないというか、1面しかない。
先ほどクリアのための3つのミッションを紹介しましたが、ミッションはそれだけ。
クリアしても次のミッションが提示されたりはしません。 マップも1つだけです。
あくまでミッションのクリアは最初の目標であり、その後は何 Wave まで耐えられるかを競う「サバイバルゲーム」になります。
それはそれで、ちょっとした RTS として楽しめ、繰り返し遊びたくなる内容でもありますが・・・
でも、やっぱりマップが1つなのは悲しい。 というか勿体ない・・・
実は今月 PC 版の発売が予定されており、そちらには新しいマップとモノリスが追加されるようなので、スマホ / タブレット版にもそれが導入されることを期待したいですね。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
価格は冒頭でも述べたように 400 円。 この見た目でこの値段は辛いと思いますが・・・
でも、それでもこのゲームは売れています。 それがこのゲームの魅力を物語っていると言えるでしょうか?
ちょっとストイックなゲームなので、あまり日本人向けではないかもしれませんが、開発シミュレーションが好きな方は楽しめると思います。
カイロのような親しみのあるゲームも良いですが、こういうシミュレーションも一風変わっていて良いですね。
簡単なゲームという訳ではありませんが、見た目もルールもすっきりまとまっているため、意外とライトユーザー向けであるかもしれません。
・rymdkapsel (iTunes が起動します)
「rymdkapsel」です。
日本では選出外でしたが、Apple が選ぶ 2013 年のベストアプリ「BEST OF 2013」で、欧米のインディーズゲーム部門の選出作になっていたアプリです。
スウェーデンで作られた個人製作のアプリで、非常に簡素な見た目、しかも価格が 400 円と相応にするのに、PS モバイルや iOS / Android で 20 万本を売り上げたとのことです。
ちょっと操作や遊び方が解り辛いゲームなので、ここでは手順を追って解説していきたいと思います。

テトリスのようなブロックを繋げて、宇宙ステーションを拡張していきます。
白い米粒のようなものは宇宙ステーションの乗組員で、最初は2人。
水色のブロックは資材、紫のブロックは資源、黄色のブロックは食料を表します。
まずは通路を作らなければなりません。
画面上部の「corridor」と書かれた部分を下にドラッグすると、茶色のテトリス型のブロックが出てきます。
画面を二本指タップすると回転させることができ、すでにある通路に繋げて、再度ブロックをタップすると仮設置することが出来ます。
その後、画面下の「Idle」と書かれた場所にある2つの白い粒を右にドラッグし、「construction」と書かれたところに移動させると、乗組員が建設作業を始めます。
資材や資源を建設場所に運搬し、物資がそろうと通路が完成します。
通路をある程度伸ばしたら、資材を生産する水色の部屋「reactor」と、資源を採掘する紫色の部屋「extractor」を作ります。
ただし extractor は、マップ内にある紫色のつぶつぶ(資源採掘場所)に面して作らなければなりません。
もし通路をムダに作りすぎて、施設が出来る前に資材や資源が尽きてしまうと行き詰まるので注意して下さい。

※通路を延ばしてリアクター(水色)と抽出所(紫)の部屋を作った状態。
資源は抽出してるとだんだんなくなって来るので、早めに各所の資源を回収できるようにしておきましょう。
資材(水色ブロック)はなかなか生産されませんが、乗組員の仕事(画面下部)を engineering にしておくと、生産が早まります。
画面下には時間と共に貯まっていくメーターがあり、最大に近くなるとサイレンが鳴ります。
そして MAX になると敵が襲来してきます。
最初は偵察機が飛んでくるだけですが、2度目からはビームを撃って攻撃してくるので、その前に迎撃できる体制を整えておかなければなりません。
迎撃するには青色の「weapons」の部屋を作っておく必要があります。
この部屋が完成していれば、乗組員の仕事を「defense」に設定することで、武装して敵機を撃退できます。
ただし敵の数は徐々に増えていき、来襲してくるタイミングも短くなっていくので、防衛力をさらに強化していかなければなりません。

※武器庫で敵を迎撃中。 撃退するには乗組員が武器庫に入り、武装を終えていないといけないので、サイレンが鳴ったらすぐ仕事を defense に切り替えましょう。
武装していない乗組員は防御力も低く、敵にビームを撃たれるとすぐやられてしまいます。
なお、仕事を切り替えた時に持っていた物資は生産場所に戻され、そこがいっぱいの時は最初からある貯蔵庫に入れられます。 なくなってしまうことはありません。
建設を進めたり防衛力を高めるには、人を増やすことが必要です。
人を増やすには、まず緑色の「gardens」を作らなければなりません。 ここでは食材が生産されます。
さらに黄色の「kitchen」を作ります。 そして乗組員の仕事を「food service」に設定すると、緑色の食材ブロックがキッチンに運ばれ、そこで黄色の食料が生産されます。
その後、居住区であるオレンジ色の「quarters」を作ります。
この部屋の生産には多くの資材・資源・食料が必要ですが、完成後にさらに食料が運び込まれれば、新しい乗組員が補充されます。
1つのオレンジの部屋(居住区)で作られる乗組員は2人まで。
さらに増やしたい場合は、もっとオレンジの部屋を作らなければなりません。
また、1つの青い部屋(武器庫)で戦えるのは2人までなので、人を増やした分だけ武器庫も増設する必要があります。

※農園とキッチンを作り、居住区の建設を行っている状態。 これらの部屋は近くに置いた方が運搬は早くなります。
仮設置の部屋をタップして、右下に出てくる prioritize と書かれた文字をタップすると、その施設の建設を優先することができます。
また、紫の資源抽出部屋は、資源がなくなったら不要になります。 タップして左上に出てくる sell room の赤い文字をタップすると、建設費の 75 %が戻って来るので、いらない部屋は撤去しましょう。
生産と防衛の体制が整ったら、四隅にある4つの「モノリス」の調査を行いましょう。
そこまで通路を繋げると乗組員の仕事に「research」が追加されます。
1つのモノリスは最大3人で調査することができ、調査度が 100 %になると射程アップや移動力アップなどのテクノロジーを獲得できます。
ゲームの目的である「ミッション」は以下の3つで、これを全て達成するとちょっとしたエンディングになります。
・全てのモノリスを調査する
・28 Wave 耐える
・全てのモノリスの調査を 45 分以内に終える
調査や Wave(敵の進攻)を待つだけの段階になったら、画面を三本の指で押しっぱなしにしましょう。
ゲームが高速で進み、プレイ時間を短縮することが出来ます。

※モノリス調査の様子。 これがゲームの当面の目的となります。
もちろん敵が攻めてきた時は調査よりも迎撃を優先しましょう。
まずは移動速度が上がる、左上のモノリスから調査するのがオススメです。
ゲームの概要は以上です。
非常に簡素な見た目ですが、リアルタイムの開発シミュレーションとしてそつなくまとまっていて、ルールさえ解れば楽しめる作品です。
ただ難点は、ボリュームが少ないというか、1面しかない。
先ほどクリアのための3つのミッションを紹介しましたが、ミッションはそれだけ。
クリアしても次のミッションが提示されたりはしません。 マップも1つだけです。
あくまでミッションのクリアは最初の目標であり、その後は何 Wave まで耐えられるかを競う「サバイバルゲーム」になります。
それはそれで、ちょっとした RTS として楽しめ、繰り返し遊びたくなる内容でもありますが・・・
でも、やっぱりマップが1つなのは悲しい。 というか勿体ない・・・
実は今月 PC 版の発売が予定されており、そちらには新しいマップとモノリスが追加されるようなので、スマホ / タブレット版にもそれが導入されることを期待したいですね。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
価格は冒頭でも述べたように 400 円。 この見た目でこの値段は辛いと思いますが・・・
でも、それでもこのゲームは売れています。 それがこのゲームの魅力を物語っていると言えるでしょうか?
ちょっとストイックなゲームなので、あまり日本人向けではないかもしれませんが、開発シミュレーションが好きな方は楽しめると思います。
カイロのような親しみのあるゲームも良いですが、こういうシミュレーションも一風変わっていて良いですね。
簡単なゲームという訳ではありませんが、見た目もルールもすっきりまとまっているため、意外とライトユーザー向けであるかもしれません。
・rymdkapsel (iTunes が起動します)
400円っていう微妙な値段がこれまた手を出そうか出すまいか悩む微妙なラインで・・・w