車が大ジャンプして空中でグルグル回り、回った分だけスピードが増すという、ユニークなエンドレスランのゲーム。
それが「Extreme Road Trip 2」です。
先日、カナダのメーカー Roofdog Games が開発した人気ゲーム「ディグディグ」をご紹介しましたが、同メーカーがその前に公開していたヒット作がこのアプリです。
派生作となる「Extreme Bike Trip」も公開されており、Extreme Road Trip 2 にはディグディグとの連携ボーナスもあるため、今回合わせて取り上げておきたいと思います。
ゲームがスタートすると車やバイクが勝手に走り始めます。 アクセルやブレーキはありません。
地面には起伏があり、坂道を登るとそのままジャンプ!
空中では画面の右側を押すとマシンが前方に、左側を押すと後方に回転します。 押しっぱなしにするとその方向にクルクル回ります。
空中で回転することでトリック(技)が決まり、着地するとトリックの数だけエネルギーが増えます。
また、着地時に地面と車の角度を合わせておくと「パーフェクトランディング」となりスピードがアップします。
通常、燃料メーターは赤色なのですが、トリックによって得られるエネルギーは青色で、青いエネルギーがある間は赤い燃料は減りません。
赤い燃料がなくなるとゲームオーバーなので、出来るだけトリックを決めることで燃料の減りを抑えることができます。
また、トリックを多く決めて青いエネルギーメーターが振り切れると、黄色のブーストエネルギーがチャージされ、マシンが高速ダッシュします。
ヘンな角度で着地してマシンが爆発したり、赤い燃料が尽きたりするとゲームオーバー。
ただ燃料は赤いドラム缶を拾うと補充できるので、トリックを頻繁に決めていればそう簡単には尽きません。
しかしトリックを行わずに進んでいるとなくなりますし、だからと言って低いジャンプで強引にトリックを決めようとすると回りきれなくて着地に失敗します。
高速で走っているため素早い判断が必要で、マシンがバウンドして不安定になる事も多く、なかなか難しいゲームですね。
でもそれ故に、思わず何度も繰り返してしまいます。
※地雷を踏むとドカーンと爆発してはるか上空へ。 大トリックを決めるチャンス。
一定距離を進むとラップタイムが表示され、上位タイムが書かれた看板も現れます。
ハイスコアのゴーストも出現するなど、レースっぽい演出も多いです。
コース上にあるコインを拾い集めることで、ゲーム終了後にマシンをパワーアップしたり、ニューマシンの購入を行えます。
また「300m ジャンプする」「パーフェクトランディングを2回行う」などの条件が3つ提示されており、達成することで「★」を貰え、これを集めると使い捨てアイテムやボーナスコイン、課金通貨などを獲得できます。
経験値を貯めてレベルアップすることでもアイテムやボーナスは得られます。
使い捨てアイテムは「開始時にブースト」「コイン2倍」「アイテムを引き寄せる」の3つのみ。
パワーアップも速度が上がるだけで、強化・育成要素はそんなに強くありません。
ただ、ゲームにスピード感があり、テンポ良く繰り返せるため、中毒性はかなり高いです。
※メニュー画面。 フレンドのハイスコアが表示されているため、嫌が応にも競争心を煽られますね。
★を獲得するためのミッションは右に表示されており、「逆さまの状態で 200m 飛ぶ」などの変わった条件もあります。
左右を押しっぱなしにすると高速で降下し、これを「Slam Landing」と呼びます。 それを何度か決めるのが条件になっている場合もあります。
※Extreme Road Trip 2 のマシンリストの 14 ページ目は「ディグディグ」(Pocket Mine)との連携機能です。
ディグディグで指定の条件を満たしていると、このページのマシンをアンロックすることが出来ます。
以上の説明は車で走る Extreme Road Trip 2 と、バイクで走る Extreme Bike Trip で共通です。
両者にあまり差はありません。
ただ、バイクには1つ大きな違いがあります。
それはミスるとライダーがポーンと投げ出され、物理法則に従って転がっていくこと。
iPhone のバイクゲームには Moto X Mayhem や Bike Baron のような、転けた時の「コケっぷりが楽しいゲーム」がありますが、それがこのゲームにも導入されています。
そして吹っ飛ぶライダーも若干コントロール可能で、それによって距離を伸ばすことができます。
使い捨てアイテムの一つが「ミスった時にライダーが大きく吹っ飛ぶもの」になっていたりもします。
ただ、この点が Extreme Bike Trip の難点でもあります・・・
確かにライダーが飛んでいくのはユニークではありますが、もうその時点でゲームは終わっている訳です。
こういうテンポ良くリトライを繰り返すタイプのゲームは、ミスったらすぐ再開したいもの。
ハイスコアを狙えるほどの記録が出ている場合は別ですが、そうでない時はこのライダーが吹っ飛ぶ演出は増長に思えます。
一時停止してリトライボタンを押せばすぐ再開できますが、それだとそのプレイで得たコインや経験値などは得られません。
ムダにしたくない時は、大した記録でなくても、ライダーの動きが止まるまで待たなくてはなりません。
もう1つの難点は、スピード感が落ちたこと。
Extreme Bike Trip はマシンの性能差が大きく、初期のバイク(というかスクーター)は速度がかなり遅いです。
そのため、このゲームのウリであるスピード感をまるで感じられません。
ある程度お金を貯めて上位のマシンを買えばマシになりますが、Extreme Road Trip 2 ぐらいのスピードを得ようと思ったら、かなり頑張って(もしくは課金して)もっと上のマシンを買う必要があります。
おかげで先に Extreme Road Trip 2 をプレイしていると物足りなく感じますね。
これらの影響のためか、ユーザーの評価は芳しくありません。
Extreme Bike Trip の方が新作ですが、Extreme Road Trip 2 の方が、アップデートも続いているしオススメです。
※ Extreme Bike Trip の画面。 背景などはこちらの方が綺麗です。
ただスピード感とサクサク感という、このゲームで一番損ねちゃいけないところが低下しています・・・
価格はどちらも、なんと無料。 もちろん追加課金はありますが、必須ではありません。
ディグディグはスタミナ制になっていましたが、こちらはそれさえもありません。
課金すれば有利になるというゲームではなく、タダでいくらでも遊べ、それでいて十分に面白いのですから、ヒットしない訳がないですね。
前述したようにバイク版の方は評判がイマイチですが、それでも及第点の出来ではあるし、タダで問題なく遊べるのですからあまり文句を言うのもお門違いでしょう。
密かに Angry Birds クラスの「価格破壊ゲーム」だと思います。
・Extreme Road Trip 2 (iTunes が起動します)
・Extreme Bike Trip (iTunes が起動します)

稀にある
「ジャンプ直後に空中の爆弾に接触→コントロールする余地がないまま地面に叩きつけられる」
は理不尽に感じる時がありましたが
「簡単な操作」
「気持ちいい疾走感」
「程よい技術介入と難易度」
「短期/中期/長期的な目標設定の置き方」
など、全体としては非常に良くできているゲームだと感じました。
贅沢言うと
「BGMがイマイチ」
「背景のデザインにメッセージ性が感じられず、単なるバリエーションでしかない」(CANABALTの様に世界観を想像する余地が欲しかった)
ですが、些細なことですね。