エイリアンが牧場の羊をキャトルミューティレーション・・・ ではなく人海戦術でさらいに来る、3D グラフィックの自由配置型タワーディフェンス「TowerMadness」。
Fieldrunners や geoDefense と並ぶ iPhone 初期からある人気 TD の1つですが、その続編が約4年半の時を経て登場しました。
「TowerMadness 2」です。
いやー、まさかこのゲームの続編が今になって出るとは思わなかった・・・
TowerMadness は公開当初の完成度がイマイチで、私的な評価は低かったのですが、アップデートが非常に意欲的で月日が経つごとに良くなっていき、人気も増していったゲームです。
今作は前作の雰囲気を残しつつ、グラフィックは大幅にパワーアップ、さらに TD 初心者でも楽しめるような内容に改修されました。
それでもゲーム中の BGM がなく、見た目も Fieldrunners 2 や Kingdom Rush などの定番 TD と比べると見劣りするため、相変わらずB級感は漂います。
でも、このゲームはそこも良さでしょうし、自由配置型ならではの戦略の広さは相変わらずですね。
ゲームが始まるとミステリーサークルに UFO が飛んで来て、大量のエイリアンが羊を目指して行進して来るので、ミサイルやらプラズマ砲やらの兵器を設置して迎撃します。
なぜ多大な犠牲を払ってまで羊を狙うのか、セーターが欲しいならユニクロにでも行けばいいんじゃないのか、色々突っ込みどころが満載なのですが、そこは触れにない方針でお願いします。
単なる牧場主が危険極まりない兵器を設置しまくっている件については、友好的なエイリアンからの提供を受けているという理由が付きましたが。
前述したように「自由配置型」のタワーディフェンス(TD)であり、フィールドの好きな場所にタワー(迎撃兵器)を置くことが出来ます。
敵の進行ルートはそれに応じて変化するため、タワーの配置によって相手の動きをコントロールすることが可能で、それを利用した様々な迎撃方法が考えられます。
ただ、今作には敵のルートが決まっていて、それを塞ぐことが出来ない「ルート固定型」のステージも存在します。
つまり自由配置型と固定型の混合になっており、その点は Fieldrunnes 2 と同じですね。
タワーはステージの進行に合わせて新しいものが登場し、範囲攻撃の迫撃砲や、単体攻撃のプラズマ砲、連射するスタンガンなど、一般的なタワーディフェンスにあるものは一通りそろっています。
ゲーム進行を倍速にすることも可能です。
エイリアンが牧場に到達してしまうと羊が1匹さらわれ、10 匹の羊が全ていなくなるとゲームオーバー。
クリアすると残っている羊の数に応じて、強化資金となる「ウール」が手に入ります。
ただ、今回は赤いバンダナを巻いたムキムキの武闘派な羊「ボー」がいて、牧場にエイリアンが到達しても一度だけ追い返してくれます。
難易度も(通常モードなら)前より簡単になっており、前作は割と上級者向けだったのですが、今回は誰でも楽しめる難易度になってますね。
※敵の進行ルートは線で示されており、タワーを配置するとどのように変化するかも視覚的に確認できます。
こうした自由配置型のタワーディフェンスはプログラムが難しく、ゲームバランスも取り辛いので数が少ないのですが、やはり面白さや奥深さは高いですね。
※3D グラフィックで描かれているため、こんな風にズームすることも可能です。
周囲は見辛くなりますが、他の TD にはないダイナミックな視点で戦闘を見られます。
ステージクリア後は入手したウールを使い、新しいタワーやアップグレードをアンロックすることが出来ます。
逆に言うと、ウールで購入しないとタワーのアップグレードは行えません。
タワーは最初は4つしか装備できませんが、この装備スロットもウールで購入します。
やや難点なのはこのタワー購入費で、iTunes の解説文には「課金購入が必須となる状況は発生しない」と書かれていますが、無課金でのウール入手量は装備スロットを増やすには十分ではありません。
スロットを増やさない場合、タワーは4つしか装備できず、それでも普通にゲームを進めるには問題ないのですが、しかし色々なタワーを使って戦いたい場合はスロット枠を課金で買うか、ウール入手量を倍にする課金をしないと辛いですね。
前作はステージごとのオンラインランキング機能があり、上位者のリプレイを見ることも出来たのですが、今回のランキングは Game Center のみとなっており、リプレイの閲覧もできません。
ただ、リプレイやクリア画面の保存を行うことはでき、それを Youtube や Facebook、Twitter などにアップする機能は用意されています。
ランキングはクリアタイムで競う形になっており、時間は 1/10 秒まで記録され、少しでもタイムを縮められるようタワーの配置やアップグレードの予約を行えるようになっています。
また、敵がひっきりなしに進攻してくる「侵略モード」というものがあり、これを ON にするとかなり高難度になりますが、進行が早くなるためタイムを短縮できます。
クリア評価は★4までありますが、通常モードでは★3までで、★4を取るには侵略モードでパーフェクトクリアしなければなりません。
しかし後半ステージを侵略モードでパーフェクトクリアするのはかなり難しく、TowerMadness らしい歯応えがありますね。
※ステージ開始前のタワー準備画面。 5つ目の枠をアンロックするには 25000 ウール必要・・・ これは無課金ではかなり大変です。
下にいる赤いハチマキの羊が「ボー」。 敵が牧場に入ってくるとエイリアンを追いかけて蹴散らし、さらにそのまま敵 UFO に乗り込んで墜落させます。 羊おそるべし。
※砂漠ステージではタワーがオーバーヒートし、凍土ステージでは凍り付きます。
オーバーヒートは補助タワーで防げますが、凍った場合はプレイヤーがタップして割らなければなりません。
倍速にすると頻繁に凍り付くため、その度にタップで割るのが面倒・・・
価格は 500 円。 やや強気な値段ですが、人気タワーディフェンスの続編であり、そつなくまとまっていて、数少ない自由配置型 TD の定番でもあるので、ファンなら見逃せないアプリでしょう。
※いきなり 300 円に値下げされました。 早すぎる・・・
ただしゲームを快適に進めるには 300 円の「ウール倍増」の課金を行っておきたいところです。
装備スロットの追加は 100 円です。
ステージは現時点(2014/1)で4エリア×10、合計 40 ステージ。
相応のボリュームですがタワーの種類はそれほど多い訳ではなく、本領発揮はこれからと言ったところでしょうか。
冒頭でも述べたように TowerMadness は意欲的なアップデートでファンを増やし、引き付け続けたというのがあるので、このゲームも今後の展開に期待したいところです。
・TowerMadness 2 (iTunes が起動します)
Fieldrunners や geoDefense と並ぶ iPhone 初期からある人気 TD の1つですが、その続編が約4年半の時を経て登場しました。
「TowerMadness 2」です。
いやー、まさかこのゲームの続編が今になって出るとは思わなかった・・・
TowerMadness は公開当初の完成度がイマイチで、私的な評価は低かったのですが、アップデートが非常に意欲的で月日が経つごとに良くなっていき、人気も増していったゲームです。
今作は前作の雰囲気を残しつつ、グラフィックは大幅にパワーアップ、さらに TD 初心者でも楽しめるような内容に改修されました。
それでもゲーム中の BGM がなく、見た目も Fieldrunners 2 や Kingdom Rush などの定番 TD と比べると見劣りするため、相変わらずB級感は漂います。
でも、このゲームはそこも良さでしょうし、自由配置型ならではの戦略の広さは相変わらずですね。
ゲームが始まるとミステリーサークルに UFO が飛んで来て、大量のエイリアンが羊を目指して行進して来るので、ミサイルやらプラズマ砲やらの兵器を設置して迎撃します。
なぜ多大な犠牲を払ってまで羊を狙うのか、セーターが欲しいならユニクロにでも行けばいいんじゃないのか、色々突っ込みどころが満載なのですが、そこは触れにない方針でお願いします。
単なる牧場主が危険極まりない兵器を設置しまくっている件については、友好的なエイリアンからの提供を受けているという理由が付きましたが。
前述したように「自由配置型」のタワーディフェンス(TD)であり、フィールドの好きな場所にタワー(迎撃兵器)を置くことが出来ます。
敵の進行ルートはそれに応じて変化するため、タワーの配置によって相手の動きをコントロールすることが可能で、それを利用した様々な迎撃方法が考えられます。
ただ、今作には敵のルートが決まっていて、それを塞ぐことが出来ない「ルート固定型」のステージも存在します。
つまり自由配置型と固定型の混合になっており、その点は Fieldrunnes 2 と同じですね。
タワーはステージの進行に合わせて新しいものが登場し、範囲攻撃の迫撃砲や、単体攻撃のプラズマ砲、連射するスタンガンなど、一般的なタワーディフェンスにあるものは一通りそろっています。
ゲーム進行を倍速にすることも可能です。
エイリアンが牧場に到達してしまうと羊が1匹さらわれ、10 匹の羊が全ていなくなるとゲームオーバー。
クリアすると残っている羊の数に応じて、強化資金となる「ウール」が手に入ります。
ただ、今回は赤いバンダナを巻いたムキムキの武闘派な羊「ボー」がいて、牧場にエイリアンが到達しても一度だけ追い返してくれます。
難易度も(通常モードなら)前より簡単になっており、前作は割と上級者向けだったのですが、今回は誰でも楽しめる難易度になってますね。
※敵の進行ルートは線で示されており、タワーを配置するとどのように変化するかも視覚的に確認できます。
こうした自由配置型のタワーディフェンスはプログラムが難しく、ゲームバランスも取り辛いので数が少ないのですが、やはり面白さや奥深さは高いですね。
※3D グラフィックで描かれているため、こんな風にズームすることも可能です。
周囲は見辛くなりますが、他の TD にはないダイナミックな視点で戦闘を見られます。
ステージクリア後は入手したウールを使い、新しいタワーやアップグレードをアンロックすることが出来ます。
逆に言うと、ウールで購入しないとタワーのアップグレードは行えません。
タワーは最初は4つしか装備できませんが、この装備スロットもウールで購入します。
やや難点なのはこのタワー購入費で、iTunes の解説文には「課金購入が必須となる状況は発生しない」と書かれていますが、無課金でのウール入手量は装備スロットを増やすには十分ではありません。
スロットを増やさない場合、タワーは4つしか装備できず、それでも普通にゲームを進めるには問題ないのですが、しかし色々なタワーを使って戦いたい場合はスロット枠を課金で買うか、ウール入手量を倍にする課金をしないと辛いですね。
前作はステージごとのオンラインランキング機能があり、上位者のリプレイを見ることも出来たのですが、今回のランキングは Game Center のみとなっており、リプレイの閲覧もできません。
ただ、リプレイやクリア画面の保存を行うことはでき、それを Youtube や Facebook、Twitter などにアップする機能は用意されています。
ランキングはクリアタイムで競う形になっており、時間は 1/10 秒まで記録され、少しでもタイムを縮められるようタワーの配置やアップグレードの予約を行えるようになっています。
また、敵がひっきりなしに進攻してくる「侵略モード」というものがあり、これを ON にするとかなり高難度になりますが、進行が早くなるためタイムを短縮できます。
クリア評価は★4までありますが、通常モードでは★3までで、★4を取るには侵略モードでパーフェクトクリアしなければなりません。
しかし後半ステージを侵略モードでパーフェクトクリアするのはかなり難しく、TowerMadness らしい歯応えがありますね。
※ステージ開始前のタワー準備画面。 5つ目の枠をアンロックするには 25000 ウール必要・・・ これは無課金ではかなり大変です。
下にいる赤いハチマキの羊が「ボー」。 敵が牧場に入ってくるとエイリアンを追いかけて蹴散らし、さらにそのまま敵 UFO に乗り込んで墜落させます。 羊おそるべし。
※砂漠ステージではタワーがオーバーヒートし、凍土ステージでは凍り付きます。
オーバーヒートは補助タワーで防げますが、凍った場合はプレイヤーがタップして割らなければなりません。
倍速にすると頻繁に凍り付くため、その度にタップで割るのが面倒・・・
価格は 500 円。 やや強気な値段ですが、人気タワーディフェンスの続編であり、そつなくまとまっていて、数少ない自由配置型 TD の定番でもあるので、ファンなら見逃せないアプリでしょう。
※いきなり 300 円に値下げされました。 早すぎる・・・
ただしゲームを快適に進めるには 300 円の「ウール倍増」の課金を行っておきたいところです。
装備スロットの追加は 100 円です。
ステージは現時点(2014/1)で4エリア×10、合計 40 ステージ。
相応のボリュームですがタワーの種類はそれほど多い訳ではなく、本領発揮はこれからと言ったところでしょうか。
冒頭でも述べたように TowerMadness は意欲的なアップデートでファンを増やし、引き付け続けたというのがあるので、このゲームも今後の展開に期待したいところです。
・TowerMadness 2 (iTunes が起動します)
縦画面でもプレイできたりしませんでしょうか?