艦隊を派遣して惑星を占領し、銀河の覇者を目指すという壮大なシミュレーションゲームでありながら、早い時は1分足らずで決着が付くという、iPhone 初期の名作ゲーム「Galcon」。
その Galcon に約4年ぶりに新作が登場しました。
Galcon Legends」です。

スマホで手軽に楽しめる簡易 RTS(リアルタイム制シミュレーション)の Galcon は、2009 年に様々な表彰を受け、数多くの RTS のベースになりました。
2009 年に派生版の Galcon Labs、2010 年に iPad 用の Galcon Fusion が発売された後、しばらく動きがなかったのですが、昨年の夏に続編となる Galcon 2 の開発資金を Kickstarter で調達していた ようで、無事に資金が集まり、現在は β テスト中のようです。

今回発売された Galcon Legends はその続編とは違いますが、Galcon 2 の発売前に盛り上げておきたいという意図があるのかも知れません。
なお Galcon はオンライン対戦が醍醐味と言えますが、この Galcon Legends は1人でプレイするステージクリア制のゲームになっています。

Galcon Legends

ゲームが始まるとランダムに惑星が配置され、時間の経過と共に占領下の惑星の戦力が増えていきます。
自分の惑星をタップして、他の惑星をタップするか指でなぞると、三角形の艦隊が出撃していきます。

画面の右下には出撃割合の表示があり、タップで切り替え可能で、例えば戦力 80 の惑星から出撃割合 50 %の状態で艦隊を出すと、40 の戦力が目標の星に向かっていきます。

移動先が中立か敵の惑星なら、戦闘によって双方の戦力が減ります。
この計算にランダム性はなく、例えば戦力 50 の星に 40 の艦隊を出撃させれば、相手の戦力は 50-40 で 10 になります。
相手の戦力が 0 以下になればその星を占領でき、以後そこで自分の戦力が生み出されていきます。
戦力の増加速度は大きい星ほど早くなります

目標は基本的に、敵惑星の全滅です。 中立の星は無理に占領しなくても構いません。
ただ今回はステージによって勝利条件が異なり、同盟国がいたり、チーム戦になっていたり、時間内に全ての星を占領するのが目的の場合もあります。

基本戦略は、まず戦力の低い中立の星を取って生産力を高め、その後は艦隊が出撃して手薄になった敵惑星を狙ったり、敵が減らした中立の星を横取りするなどして支配を拡大していきます。

ただし、中立の星を攻める時は注意しましょう。
敵を攻めた場合は相手も同じだけダメージを受けるので優劣は付きませんが、中立の星を攻めた場合、その星を取れたとしても自分だけダメージを受ける形になるので、直後の彼我の戦力比は不利になります。

もちろん RTS ですから、スピードと素早い判断も重要ですね
オンライン対戦では慎重に動いた方が良いケースもありますが、今回は1人用のみで、コンピューターはかなり積極的に攻めてくるため、それに応じた素早い進攻や防衛が必要になります。

Galcon Legends
※チーム戦のステージ。 星の色で国を、輪郭の色でチームを判別できます。
三つ巴戦の場合、2つの国で争っていると残った1つの国が漁夫の利を得ます。
敵勢力が複数ある場合は、相手が共倒れになるような戦い方をするのが理想です。


Galcon Legends
※惑星をダブルタップすると支配下の全惑星が選択され、その状態で相手を攻めると一斉攻撃が可能です。
複数の惑星を選択して出撃したり、出撃中の艦隊を選んで移動先を変えることも可能。
攻められている星に援軍を送ることも重要ですね。


今回は普通に戦うステージは少なく、特殊な能力を持った敵と戦うハンデ戦のようなステージが多いです
例えば、艦隊の移動速度が3倍とか、艦隊の動きが見えないステルス部隊とか、急に艦隊が湧き出てくるような相手と戦います。
一定時間ごとに惑星が破壊されてしまうとんでもないステージもあります。

ただ、難易度はプレイヤーが自分で調整可能です
最初、プレイヤーの Rank はピンクの階級章の Cabin Boy(水兵)なのですが、勝利すると緑の階級章の Ensign(少尉)を選択できるようになり、そのランクで勝利するとさらに上の Lieutenant (大尉)を選べるようになります。

上のランクほど敵の動きが素早くなり、ヘタに中立星を攻めないなど AI も洗練され、さらに4つ目の Commander (指揮官)以上になると敵惑星の兵力が見えなくなります
敵の増援があるステージの場合、その間隔が短くなったりします。

しかしステージ選択画面で階級はいつでも変更できるので、手強かったら下げても構いません。
全ステージを任意の階級以上でクリアすると、その階級の Game Center の実績を獲得できますが、高難度でプレイして得られるものはそのぐらいですね。

ステージは(2014/2 時点で)合計 23
一応ストーリーがあって、最終的には仲間と力を合わせて侵略者のエイリアンを撃退します。

ただ、メッセージは英文なので日本人には解りにくいし、ちょっとコミカルな感じになっていて、銀河戦争という壮大なゲームの割には軽すぎるストーリーの気がします。
まあ、この辺は好みの問題かも知れませんが・・・

Galcon Legends
※ステージマップ。 これで全部ではなく、全てクリアすると別の星系が現れます。
マップの移動は渦のような部分をタップすることで行えます。
ランク(難易度)は左上にある階級章をタップすることで変更でき、負けた時にもランクを変える選択が現れます。


Galcon Legends
※ストーリーシーン。 でも何か違うんですよねぇ・・・
こういうゲームには銀英伝とかシヴァルツシルトみたいな物語を期待したいのですが・・・


定価は 300 円。 内容を考えると妥当な値段だと思います。
1ステージが短いシンプルなゲームですが、高い戦略性とタッチパネルならではの操作性を持つ、手軽に RTS の楽しさを味わえる作品です。

Galcon はスマホならではの秀作と言えるので、未経験の方にはぜひ試して欲しいゲームですね。
もちろんオリジナルの Galcon 経験者なら、より楽しめると思います。

基本部分は旧来の Galcon と変わらないので、こちらの攻略ページ も参考にして頂ければと思います。

Galcon Legends (iTunes が起動します)