剣や銃などで武装した虫達が食料を巡って争う、3D グラフィックのアクションディフェンスゲーム「Bug Heroes」。
2011 年に登場したこのゲームはコアな人気を獲得しロングセラーとなりましたが、約3年の時を経てその続編が登場しました。
Bug Heroes 2」です。

開発したのは今やスマホの代表的なゲームメーカーの1つとなった Foursaken Media
Block FortressHeroes and Castles などヒット作を連発しているところですが、このメーカーの元々の代表作が Bug Heroes シリーズです。

3D 視点の全方向スクロールシューティングといった感じのゲームに、拠点の防衛RPG の要素を加えた内容で、今回は敵のヒーローを撃退しながら相手の拠点を破壊するアクション RTS(DotA 系、MOAB)のシステムも加えられました。

Bug Heroes 2

画面にスティックは表示されませんが、画面左側をスライドして移動、右側をスライドして視点を回転させる2スティック操作です。
攻撃は前方に自動で行われますが、オートエイムを ON にしておくと近くの敵を狙ってくれます。
ただしオートエイムだと勝手に旋回するため、今回は OFF の方がプレイしやすいでしょう。

登場するキャラはほとんどが「虫」で、マシンガンを撃つアリ、釣り針を振り回すゲンゴロウ、二刀流剣士のクモなど様々なキャラがいます。
ゲーム開始時に2体のキャラをアンロック出来ますが、誰が使えるようになるかはルーレットで決まるため、任意に選ぶことは出来ません。
ゲームが進むか課金をすれば使用キャラが増えていき、その中から2体を選んで出撃します。

ゲームモードは「ミッション」「エンドレス」「スカーミッシュ」の3つで、ミッションは特定の条件の達成を目指すステージクリア制のモード。
今回のメインであり、このモードをクリアしていかないとパワーアップに必要な「スター」を得られません。

エンドレスは前作と同じく、どこまで耐えられるかを競うサバイバルモードです。
スカーミッシュは敵のヒーローと基地が登場する対戦モードで、味方兵士や占領地点なども登場する RTS(DotA 系)のようなシステムになっています。
ミッションでスカーミッシュ形式のステージが始まる場合もあります。

スカーミッシュは敵基地への進攻を行わなければなりませんが、それ以外は基本的に「ディフェンスゲーム」であり、どんどん押し寄せてくる敵から食糧基地を守ります。

たまにフィールドには食料やネジなどが現れ、これらを回収して基地に持ち帰ることで食料の備蓄を増やしたり、建設ポイントを増やすことが出来ます。
建設ポイントは基地や占領地点に砲台などを設置するために必要で、完成した砲台は射程に入った敵を自動で迎撃してくれます。

ただし食料やネジの回収に行くには基地から離れなければならないため、その間は守りが薄くなります。
敵の進攻のスキを狙って回収に向かわなければなりませんね。

ただ、今回は出撃させた2体のキャラの一方は、後ろを付いてくるか、その場で待機するかを選べます
基地の近くに待機させておけばやって来た敵を自動で撃退してくれるので、一方で守り、もう一方で探索に向かうという役割分担も可能です。

Bug Heroes 2
※捕虜を救出中のシーン。 ミッションモードは特定の条件を満たすことで「ラウンド」が進みます。
大抵は「一定時間耐える」なのですが、「時間内に敵を全滅する」「特定の砲台を作成する」「捕虜を指定の数だけ救出する」などが条件になっていることもあります。
その辺のメッセージが英語なのが難点ですね・・・


Bug Heroes 2
※占領地点に旗を立てているシーン。 完了するまでその場を維持する必要があります。
旗が立った後に建設ポイントがあれば砲台などを設置可能。
占領地点が増えると資金の増加量がアップするので、出来れば確保したいところですが、でも必須というほどではないかな・・・


Bug Heroes 2
※この青白いシールドやバリアを張る敵は要注意! ダメージがほとんど通らなくなります。
バリアは乾電池を背負った敵が出すので、見つけたらすぐに倒すこと。
シールドは何とかして後方から攻撃する必要があります。
また、装甲を持つ敵は貫通力(Armor Piercing)がないと有効なダメージを与えられません。


基本的にはディフェンスアクションゲームですが、成長要素が豊富なのもこのゲームの特徴です

ゲーム中に敵を倒したり食料を持ち帰ることで経験値が増え、レベルアップしていきます。
レベルが上がると HP が増えると同時にスキルポイントを得られ、貫通攻撃や吹っ飛ばし攻撃、トラップの設置やステルス能力などの様々なスキルを習得できます

さらに時間の経過で徐々に資金も増えていき、これを使って武器や防具、一時的なパワーアップや特殊アイテムの購入を行えます。
フィールド上にあるミリタリーキャンプで傭兵を雇うことも可能です。

このレベルや装備はゲームが終わると元に戻るのですが、結果に応じてキャラごとの熟練度が上がっていき、「マスタリーレベル」が上昇していきます。
マスタリーレベルが上がるとキャラごとの特性である「アビリティ」の効果が上昇し、さらに「スクロール」の装備数が増えていきます。

スクロールには「攻撃力アップ」「一定確率で HP を吸収」「一定時間で援軍が来る」などの様々な効果があり、課金通貨であるジュエルを使って獲得します。
課金通貨と言ってもジュエルはゲーム終了時に結果に応じて得られ、スクロールを引くのに必要なジュエルの量は少ないので、無課金でも十分集められます

加えてミッションモードのクリアによって「スター」を得ることができ、これを消費して「アップグレード」を獲得できます。
アップグレードは攻撃力や防御力の底上げ、砲台の射程アップ、開始時の所持金アップなど、様々なものが用意されています。

さらにスターの通算獲得数が一定数になるごとに新キャラを獲得できます
新キャラは課金通貨(ジュエル)でもアンロック出来るのですが、無課金でもスターの獲得で地道に増やしていくことが出来ます。
(ただしジュエルでアンロックする場合は誰にするか選べますが、スターの総数でアンロックする場合はスロットで決まります)

このように成長要素がすごく豊富で、これがこのゲームの奥深さに繋がっており、Bug Heroes シリーズがコアなファンに愛されている理由でもありますね。

ただ、さすがにここまでゲーム要素が多いと煩雑な印象もあります。
Bug Heroes と、そのアップデートと、派生作である Bug Heroes Quest のシステムに加え、新しい要素も盛り沢山なので、いきなり色々できる反面、何がどういう効果なのか理解するのが大変です

Foursaken Media のゲームは Block FortressHeroes and Castles もそうなのですが、思い付いたものを何でもどんどん盛り込んでいる印象があります。
そのため理解できるとすごく面白いのですが、そこまで行くハードルはやや高め。

スマホのゲームというとシンプルにまとめた簡易的なものが多いですが、このメーカーのゲームに関しては、そう言った感じのものではありません。
ゲーマーがゲーマーのためのゲームを作っている、と言った感じでしょうか。

なお、今回はオンラインの協力プレイや対戦プレイも可能なのですが、(少なくとも当方で試した限りでは)動きがガクガクで、あまり楽しめるものではありませんでした。
こうした通信対戦ではラグ(通信の遅延)をいかにごまかすか、スムーズに整合性を付けるかが重要になりますが、その辺の調整がまだ甘く、ラグがそのまま動作に影響している印象です。
いずれにせよこのゲームは対戦より、1人プレイの方が楽しいと思います。

Bug Heroes 2
※装備の購入シーン。 お金が貯まったら武器と防具をパワーアップしましょう。
ただ敵の撃退を優先すべきミッションの場合は、傭兵の雇用に使った方が良い場合もあります。
特殊装備や薬の購入も可能で、特に貫通力(Armor Piercing)がないキャラの場合、貫通力を一時的に増やす薬は有用です。


Bug Heroes 2
※スターを使ってアップグレードを獲得している画面。 攻撃・防御・ユーティリティ・砲台の4つに分かれていて、それぞれに8つのアップグレードがあるので、総数は32。
各アップグレードを3段階目まで強化できます。
これ以外にスクロールの装備と獲得もあり・・・ 強化要素はかなり豊富。


価格はなんと 100 円! 課金要素はありますが、追加課金しなくても普通に楽しめます。
本体無料+アイテム課金にすると多くのユーザーがむしろガッカリするから、それでとりあえず 100 円にしてるんじゃないか? とさえ思いますね。

課金通貨の価格は 150 個で 100 円、500 個で 300 円。
キャラクターの多くは1人 100~150 個の課金通貨でアンロックできるので、1人 100 円ぐらいでしょうか。
高額ではないので、ファンの方はお布施のつもりで買うのも良いと思います。

やや取っ付き辛い部分もありますが、基本ルールは難しくありませんし、慣れれば延々と遊べるゲームです
今回もオススメできる作品ですね。

Bug Heroes 2 (iTunes が起動します)


以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです