コールドスリープの状態で地球から木星に向かった宇宙飛行士。 しかしトラブルにより軌道が逸れ、宇宙の彼方へと漂流してしまった・・・
銀河の片隅で目を覚ました彼は、地球に戻ることが出来るだろうか?

そんな宇宙のサバイバルアドベンチャーゲームがスマホで登場しています。
Out There」です。

※アップデートによりゲーム名が「Out There: Ω Edition」に変わっています。
グラフィックが綺麗になり、新しい宇宙船やイベントなどが追加されましたが、ゲーム内容は変わっていません。


アドベンチャゲームと言っても、宇宙船の燃料や酸素を管理しながら移動していく、運営シミュレーションゲームに近い内容ですね。

フランスのメーカーのゲームで、対応言語はフランス語と英語のみ。
文章量も結構多いのですが、ゲーム自体はシンプルにまとめられているため、英語が読めなくてもあまり問題なくプレイ出来ます。

Out There

ゲームは銀河マップ、恒星系マップ、宇宙船画面の3つを切り替えながら進行します。
宇宙船には燃料(Fuel)、酸素(Oxygen)、耐久力(Hull)の3つのステータスがあり、どれか1つでもなくなって航行不能になるとゲームオーバーです。

銀河マップで移動先を指定すると、銀河の片隅で都合よく手に入れた Space Folder というワープ装置を使用して、恒星間移動を行います。
移動すると恒星系マップに切り替わり、恒星といくつかの惑星が表示されます。

惑星にはガス惑星、岩石惑星、地球型惑星の3種類があり、ガス惑星では燃料を補充できる水素(H)ヘリウム(He)を採取できます。
岩石惑星では鉄(Fe)や各種鉱物を採取でき、これは宇宙船の耐久力の補修やパーツの材料になります。

ただし移動や採取を行うたびに燃料を消費し、さらにガス惑星に接近すると耐久力も減少します。
よって各惑星で物資を調達し、補給と補修を繰り返しながら探索を進めていかなければなりません

Out There
※資源をタップすると(空き枠があれば)2つに分割することができます。
何もないスペースをタップすることで宇宙船のパーツを開発可能です。 ただしそれを作るためのテクノロジーと材料が必要ですが。
最初にあるパーツの役割は以下の通りです。
Space Folder : ワープ装置
Interplanetary Reactor : 通常航行エンジン
Telescope : 広域レーダー。銀河マップで遠くまで見れる
Drill : ドリル。資源採掘に使う
Hydrogen Probe : ガス採取マシン。 燃料採取に使う
Cryonics : 冷凍睡眠装置。 効果はないが上位パーツの作成に必要
故障した必須パーツの大半は鉄(Fe)で治すので、鉄は使い切らないように。


酸素は移動する度に少しずつ減っていきますが、地球型惑星に着陸することで全快します。
ただし地球型惑星への着陸時に大気圏突入により耐久力が減少します。

地球型惑星には異星人が住んでいて、宇宙語(?)で話しかけてきます
最初は何を言ってるのか解りませんが、彼らとコンタクトする度に単語の一部が解読されます。

異星人と会った時には、認める(Approve)否定する(Disapprove)の選択が出てくる場合があります。
どちらかが正解で、正しい方を選ぶと今度は渡す資源を選択します。
相手が欲しがっているものを渡せば、パーツ作成のためのテクノロジーや、ピンチの時に助かる万能アイテム「オメガ」をくれたりします。

Out There
※宇宙にはヘンな異星人がいっぱい。 無条件で何かをくれることもありますが、大抵は選択に答えなければなりません。 最初は解らないのでカンで選ぶしかないですが。
片言でも解ってくると、そこから推測できます。 上の画像だと最後の一行が「YOU **** EVIL **** ?」になってるので、「お前は悪人か?」と聞いている模様。
ならば答えは否定(Disapprove)ですね。


たまに放棄された宇宙船や宇宙ステーションなどが見つかる場合もあります。
宇宙船が見つかれば乗り換えが可能で、最初の宇宙船は小さくて低性能ですが、高性能な宇宙船や搭載スペースの多い大型宇宙船が手に入れば探索はグッと楽になります。

宇宙船には Power(航行力)、Ecosystem(生体維持)、Resistance(防衛力)の3つの性能があり、航行力が高ければワープ移動できる範囲が拡大して燃費も向上、生体維持が高ければ酸素の消費が、防衛力が高くなれば耐久力の減少が抑えられます。

これらの能力は宇宙船に新しいパーツを付けることでもアップさせられ、そのためにも多くの異星人と交信し、テクノロジーを入手していかなければなりません。
もちろん開発や取引に必要になる資源も集めなければなりませんね。

Out There
※やや大きめの宇宙船発見! さっそく物資を移して乗り換えたいところですが、足りないパーツがある時は建設して取り付ける必要があります。
物資は自由に移せますが、パーツは固定されているため、放棄する方の船のパーツは壊して資源に還元することになります。
たまに上位パーツが付いている事もありますが、関連するパーツは隣に配置すると効果が増すので、配置が悪い時は作り変えましょう。


Out There
※銀河マップ。 緑の範囲しか恒星間移動できません。
最初は恒星が密集しているので移動しやすいのですが、だんだん恒星間の距離が離れてくるので宇宙船のパワーを上げないと移動できなくなってしまいます。
パワーが少ないのに先を急ぐと行き詰まったりするので注意。
なお、惑星で採取できる資源の量は恒星間移動を行うと復活します。


なかなか難しいゲームで、好奇心に駆られて無計画にあっちこっち訪問していると、すぐ燃料や耐久力がなくなって宇宙のチリになります。
特に岩石惑星は移動・着陸・採掘・離陸の各行動で燃料を使うため、片っ端から採掘しにいくと燃料がいくらあっても足りません。
燃料を確実に確保しつつ、時には惑星を無視して進む必要があります

銀河マップ、恒星系の惑星、そこで入手できるものや発生するイベントなど、全てがプレイごとにランダムで決められるため、同じ展開になることはありません
そのため運に強く左右されますが、何がどこにあるのか解らないので、毎回探索する楽しみがありますね。

難点なのは、イベント発生時にメッセージと選択肢が出ることが多いのですが、長い英文なので日本人だと理解し辛いこと。

また、急にワームホールに飲み込まれて遠方に飛ばされるイベントが頻発するのもどうかと思います。
地道に距離を稼いでいたのに、一気に戻されたりするとさすがにウンザリ・・・
さらに宇宙船のパワーが十分でない時にいきなり僻地に飛ばされ、身動きが取れなくなることもあります。

まあ、この辺も含めて「何が起こるか解らない」のがこのゲームの面白さでもあります。
経験を元にプレイスタイルを最適化しつつ、運と危機管理で少しずつ移動距離を伸ばしていくゲーム性は、ローグ系(不思議のダンジョン系)に近いものがあります

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



定価は 600 円。 スマホアプリとしては相応の価格ですが、高過ぎるレベルではないと思います。
雰囲気が良くて操作もしやすく、オススメできるアプリです。

アクションや戦闘がないのでどこでも手軽に楽しめるし、1ゲームの時間も適度で、それでいて歯応えのある難易度なので思わず繰り返してしまいます。
なんとなく Plague Inc. っぽいゲームバランスですね。

見た目は取っ付き辛そうですが、意外にそうでもなく、個人的にはかなり好きなゲームです

Out There (iTunes が起動します)