学ランにメガネの昭和風番長が、テッペンを目指すため他校の不良達と激闘を繰り広げる・・・
「しりとり」で。
そんなおバカなしりとりゲームが、なぜかソニーミュージックから発売されています。
「口先番長【しりとり格闘】」です。
正直に言います。 先日 ドラクエ4 が発売されましたが、それをほったらかしてこちらにハマっています。
あまりにもおバカ過ぎるストーリーと演出、奇想天外なしりとりルール、にも関わらずゲームとしてしっかり楽しめる内容に、バカゲー愛好家としてすっかりやられました。
開発はフィラメントという聞き慣れないメーカーで、ソニーのゲーム事業の下請けのようですが、「みんなのGOLF」シリーズを始めとするソニー製のゲームや、あの「トルネ」の開発を行っていたところのようです。
どういう経緯でスマホで「しりとり番長」を作ったのかは疑問ですが。
ステージを選択し、番長と舎弟の寸劇が終わると、他校の不良が現れてバトルになります。
バトルでは 40 秒の間に文字キーボードを押して単語を作ります。
ただし「しりとり」ですから、最初が「ゲーム」だと、次は「む」から始まる言葉にしなければなりません。
もし「ん」で終わってしまうと「チェイン」が途切れ、その単語のスコアも半分になります。
またキーボードの中には全ての文字が入っているとは限りません。
キーは 25 個しかないので、半分ほどの文字しかなく、その中で作れる単語にしなければなりません。
よって思い付いた言葉が入力できないことも多く、長い言葉ほどそのリスクは高まります。
ただ「文字入れ替え」のボタンがあって、これを押すとキーがシャッフルされます。
これにより必要な文字を出すことが出来ますが、使用回数に制限があるため、これを使うか別の言葉を探すかを素早く判断しなければなりません。
制限時間が終わると、攻撃ならぬ口撃開始。
入力した言葉が次々と繰り出され、敵にダメージを与えていきます。
もちろん敵も反撃してきて、こちらもダメージを受けます。
与えるダメージは長い単語ほど多く、3文字以上の言葉を連続で繋げていくとチェインボーナスも付きます。
両者が攻撃を終えて勝負が付かなかった場合は次のラウンドへ。
2ラウンド目以降は、4文字以上の言葉を入力していると開始時に体力が回復します。
また4文字以上の言葉は入力した時点で制限時間も少し回復します。
※左は「でんこうせっか」を入力しようとしたが、「か」がない状態・・・
こういうのは頻発するので、その時に「でんこう」で送るか、キーを入れ替えるかを素早く決めるのが重要。
右はアイテムの「カラー」を使った状態で、「あ行」「か行」などでキーが色分けされます。
※キャラごとに使って来る単語が違います。 左のキャラはアニメ・マンガ系の単語を多用。 もちろん相手の単語を覚えて、後でこちらが使うことも出来ますね。
右は主人公の妹。 知力勝負なので女性も普通に登場。 しかもこの妹はたびたび出てくるうえに手強いから困る。
ゲームもさることながら、このゲームの魅力はおバカ全開の演出でしょう。
番長や不良が気合全開で「ふなっしー!」「いちご大福!」などと叫び、それによってダメージを受けてのけぞる様子は思わず笑ってしまいます。
単語も筆で書いたような達筆な字に変換され、それがまたおバカ感を醸し出しています。
ボイスも豊富で、入力中やバトル中には番長の威勢の良い声が響きます。
グラフィックも無駄に凝っていて、演出は派手でテンポ良く、見栄えがしますね。
「ぬーべー」と入力すると言葉が自動で「地獄先生ぬ~べ~」になったり、「るふぃ」と入力すると「モンキー・D・ルフィ」になったりする、妙なこだわりもあります。
収録単語は 50 万語以上とのことで、たまに「あれ? これダメなの?」となることもありますが、人名や曲名、ゲーム名など、大抵の言葉は通じます。
また攻略に関わるシステムとして「単語登録」があります。
これはその言葉が入力可能な状態の時、キーが光って教えてくれるもので、思い付いた言葉が入力できるとは限らないこのゲームでは重要です。
登録できる数はレベルアップにより増えていき、長い単語を登録して一撃必殺を狙うか、短い単語をたくさん登録して連続攻撃を狙うか、その辺もポイントになりますね。
「とうきょう」などは、そこから「東京タワー」や「東京ドーム」などに派生できるので、そうした単語を登録しておく手もあります。
また入力済みの文字は「文字入れ替え」のボタンを押しても、必ずキーの中に残ります。
これを利用すれば後から使うキーを保持しておくことが可能で、これは長い言葉を入力する時に重要になります。
主人公の成長は、倒した敵がたまに落とす「ステッカー」というものを集めることで行われます。
「藤高校の生徒のステッカーは攻撃力アップ」「柳明学園のステッカーは体力アップ」のように、相手の学校の種類によって上がるステータスが決まっています。
ただ成長がドロップアイテムによるということは、ドロップしなかったらいくら戦っても伸びない訳で、入手できないままスタミナが尽きたりすると徒労感があるのは否めませんね。
※番長渾身の「ユースケサンタマリア」炸裂! カットインが無駄にかっこいい。
言葉は 10 文字が最大で、後半になると防御力が高く、長い言葉でないとダメージを与えられない敵が出てくるので、長い単語をいくつか用意しておくことが重要。
「スーパーマリオランド」とかは「ランド」がない時に「スーパーマリオ」でも送れるので便利。
※勝負で使用された言葉は後で確認できます。 この画面から「単語登録」を行うことも可能。 使えそうな言葉は覚えておきましょう。
右はステージ選択画面。 背景に「星に柳」の校章が描かれているステージは、運が良ければ体力アップのステッカーを入手できます。
まずは HP を増やすことが重要なので、辛くなってきたらこのステッカーを狙いましょう。
アプリ本体は無料で、アイテム課金型のゲームです。
難点は、そのために「スタミナ制」であることと、広告が表示されること。
特に広告はステージ終了時、大サイズのものが画面中央に出てくる場合があり、さすがに邪魔です。
アイテムを購入するための「ボタン」や、単語帳登録枠、装備枠なども課金販売されていますが、これらは必須なものではありません。
単語帳はレベルアップで少しずつ増えるし、アイテムは普段のプレイを通して(強力なもの以外は)十分入手できます。
ガチャに似た「スロット」もありますが、出てくるのは消費アイテムや換金アイテム、コスチュームなので必須ではありません。
無課金でも十分遊べるゲームですが、私はもう何度か課金してしまいました。
かなり面白く、どうしても続けてプレイしたくなり、スタミナを回復させるために・・・
スタミナ制のゲームで、こんな風に課金で回復させようと思ったのは久しぶりです。
おバカ全開な見た目に反して、なかなか難しい頭脳派のゲームで、システムを理解できればかなりハマれると思います。
アプリ自体のクオリティーも高いし、このメーカーには今後も注目したいですね。
・口先番長【しりとり格闘】 (iTunes が起動します)
以下は Youtube で公開されている公式プロモーションビデオです。
「しりとり」で。
そんなおバカなしりとりゲームが、なぜかソニーミュージックから発売されています。
「口先番長【しりとり格闘】」です。
正直に言います。 先日 ドラクエ4 が発売されましたが、それをほったらかしてこちらにハマっています。
あまりにもおバカ過ぎるストーリーと演出、奇想天外なしりとりルール、にも関わらずゲームとしてしっかり楽しめる内容に、バカゲー愛好家としてすっかりやられました。
開発はフィラメントという聞き慣れないメーカーで、ソニーのゲーム事業の下請けのようですが、「みんなのGOLF」シリーズを始めとするソニー製のゲームや、あの「トルネ」の開発を行っていたところのようです。
どういう経緯でスマホで「しりとり番長」を作ったのかは疑問ですが。
ステージを選択し、番長と舎弟の寸劇が終わると、他校の不良が現れてバトルになります。
バトルでは 40 秒の間に文字キーボードを押して単語を作ります。
ただし「しりとり」ですから、最初が「ゲーム」だと、次は「む」から始まる言葉にしなければなりません。
もし「ん」で終わってしまうと「チェイン」が途切れ、その単語のスコアも半分になります。
またキーボードの中には全ての文字が入っているとは限りません。
キーは 25 個しかないので、半分ほどの文字しかなく、その中で作れる単語にしなければなりません。
よって思い付いた言葉が入力できないことも多く、長い言葉ほどそのリスクは高まります。
ただ「文字入れ替え」のボタンがあって、これを押すとキーがシャッフルされます。
これにより必要な文字を出すことが出来ますが、使用回数に制限があるため、これを使うか別の言葉を探すかを素早く判断しなければなりません。
制限時間が終わると、攻撃ならぬ口撃開始。
入力した言葉が次々と繰り出され、敵にダメージを与えていきます。
もちろん敵も反撃してきて、こちらもダメージを受けます。
与えるダメージは長い単語ほど多く、3文字以上の言葉を連続で繋げていくとチェインボーナスも付きます。
両者が攻撃を終えて勝負が付かなかった場合は次のラウンドへ。
2ラウンド目以降は、4文字以上の言葉を入力していると開始時に体力が回復します。
また4文字以上の言葉は入力した時点で制限時間も少し回復します。
※左は「でんこうせっか」を入力しようとしたが、「か」がない状態・・・
こういうのは頻発するので、その時に「でんこう」で送るか、キーを入れ替えるかを素早く決めるのが重要。
右はアイテムの「カラー」を使った状態で、「あ行」「か行」などでキーが色分けされます。
※キャラごとに使って来る単語が違います。 左のキャラはアニメ・マンガ系の単語を多用。 もちろん相手の単語を覚えて、後でこちらが使うことも出来ますね。
右は主人公の妹。 知力勝負なので女性も普通に登場。 しかもこの妹はたびたび出てくるうえに手強いから困る。
ゲームもさることながら、このゲームの魅力はおバカ全開の演出でしょう。
番長や不良が気合全開で「ふなっしー!」「いちご大福!」などと叫び、それによってダメージを受けてのけぞる様子は思わず笑ってしまいます。
単語も筆で書いたような達筆な字に変換され、それがまたおバカ感を醸し出しています。
ボイスも豊富で、入力中やバトル中には番長の威勢の良い声が響きます。
グラフィックも
「ぬーべー」と入力すると言葉が自動で「地獄先生ぬ~べ~」になったり、「るふぃ」と入力すると「モンキー・D・ルフィ」になったりする、妙なこだわりもあります。
収録単語は 50 万語以上とのことで、たまに「あれ? これダメなの?」となることもありますが、人名や曲名、ゲーム名など、大抵の言葉は通じます。
また攻略に関わるシステムとして「単語登録」があります。
これはその言葉が入力可能な状態の時、キーが光って教えてくれるもので、思い付いた言葉が入力できるとは限らないこのゲームでは重要です。
登録できる数はレベルアップにより増えていき、長い単語を登録して一撃必殺を狙うか、短い単語をたくさん登録して連続攻撃を狙うか、その辺もポイントになりますね。
「とうきょう」などは、そこから「東京タワー」や「東京ドーム」などに派生できるので、そうした単語を登録しておく手もあります。
また入力済みの文字は「文字入れ替え」のボタンを押しても、必ずキーの中に残ります。
これを利用すれば後から使うキーを保持しておくことが可能で、これは長い言葉を入力する時に重要になります。
主人公の成長は、倒した敵がたまに落とす「ステッカー」というものを集めることで行われます。
「藤高校の生徒のステッカーは攻撃力アップ」「柳明学園のステッカーは体力アップ」のように、相手の学校の種類によって上がるステータスが決まっています。
ただ成長がドロップアイテムによるということは、ドロップしなかったらいくら戦っても伸びない訳で、入手できないままスタミナが尽きたりすると徒労感があるのは否めませんね。
※番長渾身の「ユースケサンタマリア」炸裂! カットインが
言葉は 10 文字が最大で、後半になると防御力が高く、長い言葉でないとダメージを与えられない敵が出てくるので、長い単語をいくつか用意しておくことが重要。
「スーパーマリオランド」とかは「ランド」がない時に「スーパーマリオ」でも送れるので便利。
※勝負で使用された言葉は後で確認できます。 この画面から「単語登録」を行うことも可能。 使えそうな言葉は覚えておきましょう。
右はステージ選択画面。 背景に「星に柳」の校章が描かれているステージは、運が良ければ体力アップのステッカーを入手できます。
まずは HP を増やすことが重要なので、辛くなってきたらこのステッカーを狙いましょう。
アプリ本体は無料で、アイテム課金型のゲームです。
難点は、そのために「スタミナ制」であることと、広告が表示されること。
特に広告はステージ終了時、大サイズのものが画面中央に出てくる場合があり、さすがに邪魔です。
アイテムを購入するための「ボタン」や、単語帳登録枠、装備枠なども課金販売されていますが、これらは必須なものではありません。
単語帳はレベルアップで少しずつ増えるし、アイテムは普段のプレイを通して(強力なもの以外は)十分入手できます。
ガチャに似た「スロット」もありますが、出てくるのは消費アイテムや換金アイテム、コスチュームなので必須ではありません。
無課金でも十分遊べるゲームですが、私はもう何度か課金してしまいました。
かなり面白く、どうしても続けてプレイしたくなり、スタミナを回復させるために・・・
スタミナ制のゲームで、こんな風に課金で回復させようと思ったのは久しぶりです。
おバカ全開な見た目に反して、なかなか難しい頭脳派のゲームで、システムを理解できればかなりハマれると思います。
アプリ自体のクオリティーも高いし、このメーカーには今後も注目したいですね。
・口先番長【しりとり格闘】 (iTunes が起動します)
以下は Youtube で公開されている公式プロモーションビデオです。
もう歳なのか頭が回らんで…天女から進めない
辞書登録したのが来るのをひたすら待つ運ゲーと化してる