あの横スクロールアクションの名作「メタルスラッグ」が、なんとディフェンスゲーム(一本道 RTS)になりました。
「METAL SLUG DEFENSE」です。
最初にこのゲームの開発情報を見た時、「あー、どうせ『にゃんこ大戦争』に便乗して作った、グラフィックだけ流用した簡易的なゲームなんだろうな~」と思って、全く期待していませんでした。
むしろ SNK プレイモアの公式だと知ってガッカリしました。
しかし実際に公開されたものをやってみると・・・ 意外に良く出来てる。
一本道型の RTS としてオーソドックスながらもしっかり作られており、演出やサウンドも良く、そして何より「メタスラらしさ」がちゃんとある。
本家のメタルスラッグシリーズの様々なシーンがディフェンスゲームにアレンジされており、これなら原作のファンも納得でしょう。
フィールドの左右の端に敵と味方の基地があり、資金を使って兵士を出撃させます。
資金(AP)は時間の経過で徐々に貯まっていき、出撃させた兵士はひたすら前進し続け、敵が射程に入ると自動で戦います。
基本操作は収入アップボタンか出撃ボタンを押すのみで、ゲームとしてはシンプルですが、どのタイミングでどのユニットを出撃させるかが重要になります。
例えば、最初は最低限の兵士で守りながら収入アップを優先し、それから兵士を連続で送り込んで敵を押し返し、強敵が出てきたら少し資金を貯めて強い兵器や多くの兵士をまとめて出す、といった具合ですね。
この辺りの基本は「にゃんこ大戦争」などの他の一本道 RTS と変わりません。
ただ、このゲームには他にはない重要なシステムがあります。
それは出撃させた兵士が一定時間後に光り出し、その時にタップすると「特殊攻撃」を出すというもの。
一般兵なら手榴弾を投げ、シリーズの主人公である「マルコ」ならヘビーマシンガンを連射し、「ターマ」ならショットガンを放ちます。
待ち時間はそんなに長くなく、数秒から十秒程度で使用可能になります。
そしてこのゲームは、この特殊攻撃の使い方が攻略の鍵を握ります。
例えば、このゲームは序盤から敵が強く、一般兵しか使えないステージ3で早くも敵戦車が攻めて来ます。
ただ兵士を出しているだけは絶対に勝てず、手榴弾がうまく当たるタイミングで兵士をタップして、的確に手榴弾を当てて撃破しなければなりません。
ステージが進めば本家メタスラシリーズに登場した様々な兵器が登場し、各ユニットの特殊攻撃を駆使しないと突破は困難になります。
このため難易度やシステムは他のゲームより難しめですが、しかしゲーム性は高く、メタスラらしい様々な武器が飛び交う戦闘を楽しめます。
※最初のエリアのボスが原作同様にレーザー発射!
こんな派手な攻撃してくる一本道 RTS ってそうそうないので「えぇー!」と思います。
特殊攻撃を駆使して戦いましょう。 まずは手榴弾を当てるコツを掴むことが重要。
※本家メタスラの電車が突っ込んで来るシーンも再現。 ユニットが増えれば戦いもハデに。
この手のゲームは「収入アップ→反撃」が基本ですが、このゲームは早くから敵が攻めてくるので、迎撃しながら収入アップも行う展開になりがちです。
ステージをクリアすると MSP と呼ばれるポイントが貰え、これを使ってユニットの強化や、「耐久力アップ」「資金増加速度アップ」などの基地の強化を行えます。
新ユニットは1つのエリアをクリアするごとに追加されていきます。
最初は一般兵と防御用の土嚢しかなく、一方で様々な課金用ユニットが用意されているので、課金しないとユニットを増やせないように思えますが、ゲームの進行に合わせて「マルコ」「ターマ」「エリ」といった主人公ユニットが無課金でも加わっていきます。
各ステージは本家のメタルスラッグシリーズを再現しており、もちろんボスも登場。
原作に沿った強力な攻撃を繰り出してくるので、オリジナルを知っていれば思わずニヤリとしてしまいますね。
流用と言えばそれまでですが、オリジナルそのままの緻密な書き込みの背景と、兵士や兵器のユニークなアクション、豊富なボイスやサウンドはそのままで、冒頭でも述べましたが本当に「メタスラらしさ」は十分です。
※ヤドカリなボス登場。 どんどん足場を破壊していくので急いで倒さないといけない。
一本道 RTS の多くは兵士が使い捨てですが、メタスラも死にゲーだったので、主人公がやられまくっててもしっくり来ますね・・・w
※ピラミッドステージやゾンビステージももちろんあります。
ゾンビはかなり耐久力が高いですが、メタスラアタックで一掃できるのを覚えておきましょう。
メタスラアタックはいわゆる「にゃんこ砲」ですが、普通にユニットとして戦ってくれるメタスラもちゃんと登場します。
本体無料のアイテム課金制・スタミナ制のゲームで、プレイするごとに「出撃ポイント」が減り、なくなるとしばらく遊べなくなります。
ただ、最初からポイントは多めにあり、この手のゲームとしては待ち時間に対するプレイ時間は長めですね。
課金ユニットも必須ではなく、無課金のままでも問題なく遊べます。
初期の兵士が少な過ぎるのはやや気になりましたが、それ以外に難点はありません。
高めの難易度も、メタスラをやっていたゲーマーにはむしろ合っているのではないでしょうか。
そしてファンとしてはメタスラらしい展開で、質の良い一本道 RTS を楽しめるのは、とても嬉しいですね。
出撃ポイントなしでプレイ出来るオンライン対戦も用意されています。
良い意味で予想を裏切られた作品です。 どっかの熱血硬派な残念 TD とは違います。
メタスラは海外でも人気が高い(むしろ海外の方が人気が高い)ので、もしかすると世界的なヒットになるかもしれませんね。
・METAL SLUG DEFENSE(iTunes が起動します)
(参考)
METAL SLUG (1)、METAL SLUG 2 / X、METAL SLUG 3 レビュー
「METAL SLUG DEFENSE」です。
最初にこのゲームの開発情報を見た時、「あー、どうせ『にゃんこ大戦争』に便乗して作った、グラフィックだけ流用した簡易的なゲームなんだろうな~」と思って、全く期待していませんでした。
むしろ SNK プレイモアの公式だと知ってガッカリしました。
しかし実際に公開されたものをやってみると・・・ 意外に良く出来てる。
一本道型の RTS としてオーソドックスながらもしっかり作られており、演出やサウンドも良く、そして何より「メタスラらしさ」がちゃんとある。
本家のメタルスラッグシリーズの様々なシーンがディフェンスゲームにアレンジされており、これなら原作のファンも納得でしょう。
フィールドの左右の端に敵と味方の基地があり、資金を使って兵士を出撃させます。
資金(AP)は時間の経過で徐々に貯まっていき、出撃させた兵士はひたすら前進し続け、敵が射程に入ると自動で戦います。
基本操作は収入アップボタンか出撃ボタンを押すのみで、ゲームとしてはシンプルですが、どのタイミングでどのユニットを出撃させるかが重要になります。
例えば、最初は最低限の兵士で守りながら収入アップを優先し、それから兵士を連続で送り込んで敵を押し返し、強敵が出てきたら少し資金を貯めて強い兵器や多くの兵士をまとめて出す、といった具合ですね。
この辺りの基本は「にゃんこ大戦争」などの他の一本道 RTS と変わりません。
ただ、このゲームには他にはない重要なシステムがあります。
それは出撃させた兵士が一定時間後に光り出し、その時にタップすると「特殊攻撃」を出すというもの。
一般兵なら手榴弾を投げ、シリーズの主人公である「マルコ」ならヘビーマシンガンを連射し、「ターマ」ならショットガンを放ちます。
待ち時間はそんなに長くなく、数秒から十秒程度で使用可能になります。
そしてこのゲームは、この特殊攻撃の使い方が攻略の鍵を握ります。
例えば、このゲームは序盤から敵が強く、一般兵しか使えないステージ3で早くも敵戦車が攻めて来ます。
ただ兵士を出しているだけは絶対に勝てず、手榴弾がうまく当たるタイミングで兵士をタップして、的確に手榴弾を当てて撃破しなければなりません。
ステージが進めば本家メタスラシリーズに登場した様々な兵器が登場し、各ユニットの特殊攻撃を駆使しないと突破は困難になります。
このため難易度やシステムは他のゲームより難しめですが、しかしゲーム性は高く、メタスラらしい様々な武器が飛び交う戦闘を楽しめます。
※最初のエリアのボスが原作同様にレーザー発射!
こんな派手な攻撃してくる一本道 RTS ってそうそうないので「えぇー!」と思います。
特殊攻撃を駆使して戦いましょう。 まずは手榴弾を当てるコツを掴むことが重要。
※本家メタスラの電車が突っ込んで来るシーンも再現。 ユニットが増えれば戦いもハデに。
この手のゲームは「収入アップ→反撃」が基本ですが、このゲームは早くから敵が攻めてくるので、迎撃しながら収入アップも行う展開になりがちです。
ステージをクリアすると MSP と呼ばれるポイントが貰え、これを使ってユニットの強化や、「耐久力アップ」「資金増加速度アップ」などの基地の強化を行えます。
新ユニットは1つのエリアをクリアするごとに追加されていきます。
最初は一般兵と防御用の土嚢しかなく、一方で様々な課金用ユニットが用意されているので、課金しないとユニットを増やせないように思えますが、ゲームの進行に合わせて「マルコ」「ターマ」「エリ」といった主人公ユニットが無課金でも加わっていきます。
各ステージは本家のメタルスラッグシリーズを再現しており、もちろんボスも登場。
原作に沿った強力な攻撃を繰り出してくるので、オリジナルを知っていれば思わずニヤリとしてしまいますね。
流用と言えばそれまでですが、オリジナルそのままの緻密な書き込みの背景と、兵士や兵器のユニークなアクション、豊富なボイスやサウンドはそのままで、冒頭でも述べましたが本当に「メタスラらしさ」は十分です。
※ヤドカリなボス登場。 どんどん足場を破壊していくので急いで倒さないといけない。
一本道 RTS の多くは兵士が使い捨てですが、メタスラも死にゲーだったので、主人公がやられまくっててもしっくり来ますね・・・w
※ピラミッドステージやゾンビステージももちろんあります。
ゾンビはかなり耐久力が高いですが、メタスラアタックで一掃できるのを覚えておきましょう。
メタスラアタックはいわゆる「にゃんこ砲」ですが、普通にユニットとして戦ってくれるメタスラもちゃんと登場します。
本体無料のアイテム課金制・スタミナ制のゲームで、プレイするごとに「出撃ポイント」が減り、なくなるとしばらく遊べなくなります。
ただ、最初からポイントは多めにあり、この手のゲームとしては待ち時間に対するプレイ時間は長めですね。
課金ユニットも必須ではなく、無課金のままでも問題なく遊べます。
初期の兵士が少な過ぎるのはやや気になりましたが、それ以外に難点はありません。
高めの難易度も、メタスラをやっていたゲーマーにはむしろ合っているのではないでしょうか。
そしてファンとしてはメタスラらしい展開で、質の良い一本道 RTS を楽しめるのは、とても嬉しいですね。
出撃ポイントなしでプレイ出来るオンライン対戦も用意されています。
良い意味で予想を裏切られた作品です。 どっかの熱血硬派な残念 TD とは違います。
メタスラは海外でも人気が高い(むしろ海外の方が人気が高い)ので、もしかすると世界的なヒットになるかもしれませんね。
・METAL SLUG DEFENSE(iTunes が起動します)
(参考)
METAL SLUG (1)、METAL SLUG 2 / X、METAL SLUG 3 レビュー
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