軍隊が渡っても崩れない丈夫な「橋」を設計する、構造強度シミュレーションを利用した物理パズルゲームの新作が登場しています。
Bridge Constructor Medieval」です。

こうした橋を設計する物理パズルゲームはスマホには結構あって、そんなに目新しい内容ではありません。
しかしこのゲームは 3D グラフィックで橋が描かれていて見栄えが良く、崩れ落ちる様子も(他の同系統のゲームよりは)リアルですね。
そしてステージが進むと、なんと敵軍が投石を行ってきたりします。

販売はドイツの Headup Games、開発したのはオーストリアの Clockstone Studio というメーカーです。

Bridge Constructor Medieval

まずは橋の設計を行います。
設計と言っても簡単で、板や丸太、石材やロープなどの材料を選び、支点をタップして指をスライドさせると、その方向に柱や足場が作られていきます。

ただし材質によって長さに制限があり、長い橋を作る時は板を何枚も繋いでいく必要があります。
他の板やロープを接続する場所は、板や丸太の繋ぎ目でなければなりません。

橋が出来たら再生ボタンを押して、実際に部隊を渡らせてみます。
でも大抵は強度不足で失敗し、橋が崩壊、部隊が落下してミスになってしまうでしょう。
しかしあくまでシミュレーションなので、すぐに再設計が可能です。
強度が足りない部分を補強したり、強い材質に変えたりして、再びシミュレーションを行い、それを何度も繰り返しながら部隊が渡りきれる橋を作っていきます

ただし材料はいくらでも使える訳ではありません。
材料を使うごとに必要な費用が増えていき、強い材質ほど多くかかります。
予算をオーバーしてしまうとそれ以上材料を使えなくなるので、限られた予算内で部隊が渡れる強度を確保しなければなりません。
ステージによっては特定の材料が使えない場合もあります。

Bridge Constructor Medieval
※橋の作成画面。 支点がないと板やロープを繋げないので、それに合わせて材料の長さを変えましょう。
ステージごとに設計例の保存や呼び出しが可能です。


Bridge Constructor Medieval
※石の柱とロープ、丸太のV字橋脚でガッチリした橋を作ったところ。
でも材料費に限りがあり、特に石材は高いので、そうそう使いまくることは出来ません。


そして今作の大きな特徴が、石の飛んで来るステージや、敵軍がやってくるステージがあること。

投石を受けるステージでは、橋の上に屋根を作り、渡っている部隊を守らなければなりません。
もちろん石が落ちれば橋も負荷を受けるので、より高い強度がないと崩れてしまいます。

さらに敵軍がやって来るステージでは、多くの敵兵が上に乗ったタイミングで崩壊する橋を作らなければなりません
この手の構造強度シミュレーションパズルで「わざと崩壊する橋を設計する」ってのは前代未聞ですね。

各ステージには通常のクリア条件の他に「一定の予算以下で成功させる」「全ての兵士を渡らせる」などのパーフェクトクリア条件があり、エリア内の全ステージでパーフェクトを取ると追加ステージが現れます。
ただパーフェクトクリアは結構難しく、試行錯誤が必要です。

ステージ数は追加分を含めて 40 で、そんなにボリュームがある訳ではありませんが、少なすぎる程ではないし、自力でオールパーフェクトを目指すとなかなか大変ですね。

Bridge Constructor Medieval
※投石食らって屋根が壊れてピンチ。 大抵どこかが壊れた時点でバランスを失って崩壊します。
負荷を受けている場所はだんだん赤くなっていくので、どこの負担が大きいのか判断する目安にしましょう。


Bridge Constructor Medieval
※Y字橋脚とアーチで強度補強した橋。
実際の橋を参考にするとうまく行く場合が多いので、画像検索してみるのも良いかも。


定価は 300 円。 内容を考えると妥当なところだと思います。
クリアのヒントを得られる「コイン」を追加課金で買うことも出来ますが、必須なものではありません。

このゲームをやると、橋脚やアーチ形状の理由、構造物における梁や柱の役割などが理解できるでしょう。
よって知育アプリとしても良いかもしれませんね。 子供がやるにはちょっと難しいかもしれませんが。

あまり見ないタイプの物理パズルなので、ちょっと変わった思考ゲームがやってみたい方にお勧めです。

Bridge Constructor Medieval(iTunes が起動します)