※このゲームは 2015年11月30日 に運営終了しました。
ファイナルファンタジー13 を中心とする「ファブラ・ノヴァ・クリスタリス」の作品群の1つであり、PSP で発売された「ファイナルファンタジー零式」の関連作品である、本編のファイナルファンタジーシリーズと言っても良い新作が iPhone / Android に登場しました。
「FINAL FANTASY AGITO」(ファイナルファンタジー アギト)です。
その内容は、なんと・・・ 本体無料のソーシャルゲームです!
・・・あっ、待って! 帰らないで! もうちょっと聞いて!
ソーシャルゲームと言っても、その内容は「ファイナルファンタジー本編並みにクオリティーを引き上げたソーシャルゲーム」であり、スマホゲームとしては破格のアプリと言えます。
それは最初にダウンロードするゲームのデータ量が約 1GB あることからも解ります。
そんな FF アギト、プレイヤーが最初にすべきことは・・・
あっ、ブラウザ閉じないで! 解るけど待って!
ともかく、FF 零式のソシャゲ版の外伝と言った感じで、魔法や装備の入手が課金ガチャになっていたりしますが、一応ストーリー的には「事実上の続編」のようです。
え? FF 零式をしらないから続編とか言われても解らない?
そんなにデータ量に空きがない?
ガチャゲーはもう飽きた?
うん、まあ、そういう人も多いよね。 ご静聴ありがとうございました。
ぶっちゃけ、FF シリーズのファンはこういうソシャゲは求めてないと思うのですが、でも既存のソーシャルゲームの中では最高級と言えるグラフィックや演出を持ち、注目作であることは間違いありません。
主役はプレイヤーが作成したキャラクターであり、FF 零式のキャラは脇役なので、零式を知らなくても楽しめるようになっている(はず)です。
ただし「紛れもなくソーシャルゲーム」であり、先日発売された「聖剣伝説 RISE of MANA」はまだ戦闘シーンにアクション性があったので、ソシャゲ+アクションとも言えたのですが、このゲームは戦闘が半オートであるため、聖剣伝説よりもさらにソシャゲ感は強いです。
基本的には、任務(クエスト)を選択し、ACT(スタミナ)を消費して出撃、戦闘を行って任務の「達成度」を増やしていきます。
もちろん ACT がなくなるとしばらくゲームは続行できません。
一般的なソーシャルゲームのシステムですね。
クエストで消費する ACT は序盤は 10 前後。 1回復するのに3分なので、1回のクエストで待ち時間は 30 分。
ACT の最大値は最初は 30 ぐらいで、あまり連続で遊ぶことは出来ません。
戦闘は FF12 以降のバトルに近く、プレイヤーキャラ1人と他プレイヤーの助っ人2人の、3人パーティーで戦います。
通常攻撃は自動で行われますが、画面下に4つのスキルボタンが並んでいて、これをタップするとファイアやブリザド、ケアルなどの FF おなじみの魔法や、連続斬りなどの特殊技を使えます。
ただし1度使うと、そのスキルボタンはしばらく使用できません。(MP は存在しません)
スキル枠にどんな技や魔法を入れるかは自由で、1つの枠に複数の技をセットすることも出来ます。
例えばファイア・ブリザド・サンダーを同じ枠に入れると、一度の使用でその3つが連続で炸裂します。
ただしスキルには「コスト」があり、セットした技のコストの合計が上限を越えないようにしなければなりません。
戦闘中に敵に照準が付く場合があり、この時にタップすると必殺技を繰り出します。
必殺技は連続で出せる場合もあり、「スキルを使わない時はただボーッと見てるだけ」ということはありません。
また通常攻撃をせずにスキル待機時間を短縮する「集中モード」にすることも可能で、魔法しか通用しない敵と戦う時には必要になります。
※魔法や特殊技を使うと「炎」や「技」などの漢字の演出が。
この辺は FF に「零式」という名前を付けた、いかにも FF13 関連作らしい表現です。
戦闘中は各キャラがあちこちに動き回り、なかなかダイナミックに展開します。
※アクアプリンと戦闘中。 みなさんご存じの通り、FF のプリン系には物理攻撃はほとんど効きません。
この時は戦闘モードを「集中」にして、炎や氷の技を使う必要があります。
よって戦士系のキャラでも、属性攻撃を1つは入れておきましょう。
戦闘が終わると戦利品と経験値を得られます。
戦利品の多くは魔法や装備を作ったり、強化するための素材になるものですが、作成には「レシピ」が必要になるため、最初から好きなものを作れる訳ではありません。
また、強力なものは課金ガチャでないと入手は困難です。
経験値は貯まればレベルが上がり、強くなります。
このゲームのキャラクターは合成ではなく、ちゃんと戦闘でレベルアップする形式です。
主人公は「魔導院」と呼ばれる学校の生徒で、ストーリーやキャラクターデザインはライトノベル感が強いです。
学校の同級生と楽しく青春しながら世界を救おうって感じですね。
FF 零式のメインキャラクターたちも同級生として登場し、ストーリーに関わります。
魔導院は 3D グラフィックで描かれたいくつかのエリアに分かれていて、実際に動き回ることができ、他の生徒と会話することも出来ます。
その背景の美しさはさすがスクエニと言うほかありません。
ACT(スタミナ)回復の待ち時間を、この学園の散策で過ごすことも出来ます。
ただ操作性については調整不足な印象で、スティックで移動し、画面をなぞって視点を動かす一般的な操作なのですが、思うように向きが変わらなかったり、妙な動かし辛さを感じる時もあります。
そして何より、ロードが多い。 巷ではこの点に関する不評が多いようで、私は Wi-Fi 通信で iPad Air を使ってプレイしていたため、あまり気にならなかったのですが、それでもロードの多さは実感していました。
環境によっては、ここがかなりネックになるようですね・・・
※魔導院の簡易マップ。 ここから手軽に各エリアに移動できます。
メインキャラがいる場所にはマークが付いているので、親密度を上げたい場合はそこに向かいましょう。
待ち時間をこれで潰せるのがソシャゲとしての利点ですね。
※ハートを連打して二人の「絆」をアップ! ・・・なんのゲームだソレ。
でも学園モノには良くある設定ですね。 FF だけど、そういう感じの内容です。
もちろん同性同士でも「絆」を高められます。 ヘンな意味じゃなく。
まとめると「FF12 以降の戦闘がある、ストーリーと 3D の学校が付いたソシャゲ」です。
「RPG」と「ソーシャルゲーム」のどちらの要素が強いかと言われたら、それは間違いなく「ソーシャルゲーム」です。
だからこれが「本編の FF の1つ」とか言われても、ピンと来ないのが本音です。
モバイル用のタイトルとして「ファイナルファンタジーアギト」が最初に発表されたのは 2006 年。
その後 2008 年に「零式」と「AGITO」に分かれ、零式が PSP で発売されたのが 2011 年。
その頃、ゲーム業界はグリーとモバゲーによるソーシャルゲーム旋風が吹き荒れていました。
その背景と経緯を考えると、AGITO がソーシャルゲームになったのは自然な流れとも言えます。
ただ、この規模の大作ゲームの作成には時間がかかります。
そしてこういう大作ゲームの開発において、開発中に世の中が変わったり、出来た頃にはシステムが旧式化してたりするのは、よくある話です。
この AGITO も先日の聖剣伝説も、そうなっている感じは否めません。
それにタイミングも悪いですよねぇ・・・ 先日 モンスターハンター のオリジナルが iPhone に登場し、みんなが驚いている最中に、ファイナルファンタジーの新作はソーシャルゲームなのだから・・・
とは言え、ライトノベル的なストーリーを豪華なビジュアルと共に楽しむアプリとして、悪くはないと思います。
戦闘シーンはちゃんと FF しているし、全体のクオリティーが高いことは確かで、そこらのポチポチ型ソーシャルゲームとは全然違いますね。
「RPG としてのファイナルファンタジー」としてはお勧めしませんが、毎日数ページずつ本を読み進めていくような楽しみ方をするアプリとしては勧められます。
・FINAL FANTASY AGITO (iTunes が起動します) ※運営終了
ファイナルファンタジー13 を中心とする「ファブラ・ノヴァ・クリスタリス」の作品群の1つであり、PSP で発売された「ファイナルファンタジー零式」の関連作品である、本編のファイナルファンタジーシリーズと言っても良い新作が iPhone / Android に登場しました。
「FINAL FANTASY AGITO」(ファイナルファンタジー アギト)です。
その内容は、なんと・・・ 本体無料のソーシャルゲームです!
・・・あっ、待って! 帰らないで! もうちょっと聞いて!
ソーシャルゲームと言っても、その内容は「ファイナルファンタジー本編並みにクオリティーを引き上げたソーシャルゲーム」であり、スマホゲームとしては破格のアプリと言えます。
それは最初にダウンロードするゲームのデータ量が約 1GB あることからも解ります。
そんな FF アギト、プレイヤーが最初にすべきことは・・・
あっ、ブラウザ閉じないで! 解るけど待って!
ともかく、FF 零式のソシャゲ版の外伝と言った感じで、魔法や装備の入手が課金ガチャになっていたりしますが、一応ストーリー的には「事実上の続編」のようです。
え? FF 零式をしらないから続編とか言われても解らない?
そんなにデータ量に空きがない?
ガチャゲーはもう飽きた?
うん、まあ、そういう人も多いよね。 ご静聴ありがとうございました。
ぶっちゃけ、FF シリーズのファンはこういうソシャゲは求めてないと思うのですが、でも既存のソーシャルゲームの中では最高級と言えるグラフィックや演出を持ち、注目作であることは間違いありません。
主役はプレイヤーが作成したキャラクターであり、FF 零式のキャラは脇役なので、零式を知らなくても楽しめるようになっている(はず)です。
ただし「紛れもなくソーシャルゲーム」であり、先日発売された「聖剣伝説 RISE of MANA」はまだ戦闘シーンにアクション性があったので、ソシャゲ+アクションとも言えたのですが、このゲームは戦闘が半オートであるため、聖剣伝説よりもさらにソシャゲ感は強いです。
基本的には、任務(クエスト)を選択し、ACT(スタミナ)を消費して出撃、戦闘を行って任務の「達成度」を増やしていきます。
もちろん ACT がなくなるとしばらくゲームは続行できません。
一般的なソーシャルゲームのシステムですね。
クエストで消費する ACT は序盤は 10 前後。 1回復するのに3分なので、1回のクエストで待ち時間は 30 分。
ACT の最大値は最初は 30 ぐらいで、あまり連続で遊ぶことは出来ません。
戦闘は FF12 以降のバトルに近く、プレイヤーキャラ1人と他プレイヤーの助っ人2人の、3人パーティーで戦います。
通常攻撃は自動で行われますが、画面下に4つのスキルボタンが並んでいて、これをタップするとファイアやブリザド、ケアルなどの FF おなじみの魔法や、連続斬りなどの特殊技を使えます。
ただし1度使うと、そのスキルボタンはしばらく使用できません。(MP は存在しません)
スキル枠にどんな技や魔法を入れるかは自由で、1つの枠に複数の技をセットすることも出来ます。
例えばファイア・ブリザド・サンダーを同じ枠に入れると、一度の使用でその3つが連続で炸裂します。
ただしスキルには「コスト」があり、セットした技のコストの合計が上限を越えないようにしなければなりません。
戦闘中に敵に照準が付く場合があり、この時にタップすると必殺技を繰り出します。
必殺技は連続で出せる場合もあり、「スキルを使わない時はただボーッと見てるだけ」ということはありません。
また通常攻撃をせずにスキル待機時間を短縮する「集中モード」にすることも可能で、魔法しか通用しない敵と戦う時には必要になります。
※魔法や特殊技を使うと「炎」や「技」などの漢字の演出が。
この辺は FF に「零式」という名前を付けた、いかにも FF13 関連作らしい表現です。
戦闘中は各キャラがあちこちに動き回り、なかなかダイナミックに展開します。
※アクアプリンと戦闘中。 みなさんご存じの通り、FF のプリン系には物理攻撃はほとんど効きません。
この時は戦闘モードを「集中」にして、炎や氷の技を使う必要があります。
よって戦士系のキャラでも、属性攻撃を1つは入れておきましょう。
戦闘が終わると戦利品と経験値を得られます。
戦利品の多くは魔法や装備を作ったり、強化するための素材になるものですが、作成には「レシピ」が必要になるため、最初から好きなものを作れる訳ではありません。
また、強力なものは課金ガチャでないと入手は困難です。
経験値は貯まればレベルが上がり、強くなります。
このゲームのキャラクターは合成ではなく、ちゃんと戦闘でレベルアップする形式です。
主人公は「魔導院」と呼ばれる学校の生徒で、ストーリーやキャラクターデザインはライトノベル感が強いです。
学校の同級生と楽しく青春しながら世界を救おうって感じですね。
FF 零式のメインキャラクターたちも同級生として登場し、ストーリーに関わります。
魔導院は 3D グラフィックで描かれたいくつかのエリアに分かれていて、実際に動き回ることができ、他の生徒と会話することも出来ます。
その背景の美しさはさすがスクエニと言うほかありません。
ACT(スタミナ)回復の待ち時間を、この学園の散策で過ごすことも出来ます。
ただ操作性については調整不足な印象で、スティックで移動し、画面をなぞって視点を動かす一般的な操作なのですが、思うように向きが変わらなかったり、妙な動かし辛さを感じる時もあります。
そして何より、ロードが多い。 巷ではこの点に関する不評が多いようで、私は Wi-Fi 通信で iPad Air を使ってプレイしていたため、あまり気にならなかったのですが、それでもロードの多さは実感していました。
環境によっては、ここがかなりネックになるようですね・・・
※魔導院の簡易マップ。 ここから手軽に各エリアに移動できます。
メインキャラがいる場所にはマークが付いているので、親密度を上げたい場合はそこに向かいましょう。
待ち時間をこれで潰せるのがソシャゲとしての利点ですね。
※ハートを連打して二人の「絆」をアップ! ・・・なんのゲームだソレ。
でも学園モノには良くある設定ですね。 FF だけど、そういう感じの内容です。
もちろん同性同士でも「絆」を高められます。 ヘンな意味じゃなく。
まとめると「FF12 以降の戦闘がある、ストーリーと 3D の学校が付いたソシャゲ」です。
「RPG」と「ソーシャルゲーム」のどちらの要素が強いかと言われたら、それは間違いなく「ソーシャルゲーム」です。
だからこれが「本編の FF の1つ」とか言われても、ピンと来ないのが本音です。
モバイル用のタイトルとして「ファイナルファンタジーアギト」が最初に発表されたのは 2006 年。
その後 2008 年に「零式」と「AGITO」に分かれ、零式が PSP で発売されたのが 2011 年。
その頃、ゲーム業界はグリーとモバゲーによるソーシャルゲーム旋風が吹き荒れていました。
その背景と経緯を考えると、AGITO がソーシャルゲームになったのは自然な流れとも言えます。
ただ、この規模の大作ゲームの作成には時間がかかります。
そしてこういう大作ゲームの開発において、開発中に世の中が変わったり、出来た頃にはシステムが旧式化してたりするのは、よくある話です。
この AGITO も先日の聖剣伝説も、そうなっている感じは否めません。
それにタイミングも悪いですよねぇ・・・ 先日 モンスターハンター のオリジナルが iPhone に登場し、みんなが驚いている最中に、ファイナルファンタジーの新作はソーシャルゲームなのだから・・・
とは言え、ライトノベル的なストーリーを豪華なビジュアルと共に楽しむアプリとして、悪くはないと思います。
戦闘シーンはちゃんと FF しているし、全体のクオリティーが高いことは確かで、そこらのポチポチ型ソーシャルゲームとは全然違いますね。
「RPG としてのファイナルファンタジー」としてはお勧めしませんが、毎日数ページずつ本を読み進めていくような楽しみ方をするアプリとしては勧められます。
・FINAL FANTASY AGITO (iTunes が起動します) ※運営終了
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