すぐ痛むドリルマシンをいたわりながら、地底深く掘り進み、様々なお宝を探し出す、iPhone 初期の地底探検アドベンチャーゲーム「I Dig It」。
私も初期の iPhone アプリの中では特にハマったゲームの1つですが、その I Dig It に4年半ぶりの続編が登場しました。
「I Dig It: Journey to the Core」です。
が、先に断言したいと思います。 「クソゲー」です。 マジで。
もうホント、I Dig It の思い出と期待感を返せ。
元の I Dig It の面白さは、深く広大な地底に挑む冒険と、様々なお宝を見つけていく探索の楽しさ、安全に往復できる穴の掘り方の戦略性、お宝を換金してマシンを強化していくパワーアップの楽しさにありました。
しかし今作はその全てを、本当に何一つ残さずぶち壊しています。
よくもまあ、ここまでオリジナルの良さを破壊した続編を作れたもんだと逆に感心します。
画面をドラッグして巨大ドリルの付いた穴掘りマシンを操作し、各ステージの「クリア条件」の達成を目指します。
こう言うと前作を知っている方は、「え? どんどん掘り進むんじゃないの?」と思うことでしょう。
しかし今回はステージクリア制です。
しかも1ステージが3分ほどで終わります。
そこにはもう、広大な地底に挑む冒険の楽しさは欠片もありません。
クリア条件は「お宝を5つ集める」とか「お宝を売って $500 稼ぐ」などで、これを燃料が切れるまでに達成します。
こう言うと前作を知っている方は、「え? 燃料が切れるまで? 補給は出来ないの?」と思うことでしょう。
しかし今回は燃料を補給できません。
燃料が尽きたら課金コンティニューをするか、最初からリトライです。
そこにはもう、深い地底を目指す長期的な探索の楽しさは欠片もありません。
往復しやすい穴の掘り方を考える計画性もありません。
ステージをクリアすると、お宝を売ったお金でマシンの強化を行えます。
しかしドリルやエンジンを強化してもスピードが少し上がるぐらいで、短い探索しかしないからお宝の積載量も重要ではありません。
コクピットなどを強化しても視界はあまり広がりません。
そこにはもう、マシンの改良によりどんどん深く掘り進めるようになる、パワーアップの楽しさは欠片もありません。
そして本体無料の課金型ゲームになったため、1回プレイするごとにスタミナを消費し、なくなったらしばらくプレイ出来なくなります。
海外の悪しき伝統「パワーアップ待ち時間」も設けられており、お宝の配置がランダムなためステージによってはクリアできるかどうかは運次第、頻繁に「課金コンティニュー」を勧められます。
ソーシャルゲーム的な課金要素が見事なまでにゲームを毒しており、それでなくても面白くなくなった内容に、プレイヤーをウンザリさせる味付けが加味されています。
改めて言います。 よくもまあ、ここまでオリジナルの良さを完膚無きまでに破壊できたものです。
※左はパワーアップ画面。 パワーアップの効果は前作と違い、あまり実感できません。
おまけに5分とか 10 分とかのパワーアップ待ち時間が必要。
右は最初のエリアのステージマップ。 最後の大岩を破壊するには各ステージの地中に隠されている★を集めなければならないのですが、それを集めていざ岩を壊して次に進もうと思ったら「岩の破壊まで1時間」。 フザケンナ。
えぇ、解ってますよ。 課金すりゃ待たなくて済むんでしょ?
今作の唯一面白い部分は、流体シミュレートされた「水たまり」があること。
このゲームの水は決して土に染み込まず、下を掘れば流れ落ち、横を掘れば広がります。
マシンは水の中に入ると酸素がなくなっていき、その後に急激に耐久力が低下していきます。
今回は天井にぶつけたり勢いよく落下してもダメージを受けないのですが、水に長めに入った時には急速に痛んでいきます。
水の他に、オイルや流砂が出てくるステージもあります。
よって状況によっては、これらの流体物が邪魔なところに流れ込まないような掘り方が必要になります。
ただ、燃料に余裕がないため、あまり大きく掘ることが出来ず、この部分が今一つ面白さに繋がっていない印象もあります。
と言うか、それ以外の部分がダメになり過ぎてて、流体シミュレートだけでは取り戻せていない。
流体のアイデア自体は良いので、これをオリジナルの I Dig It に加えて欲しいですね。
※水の真下にお宝があっても、そこに水たまりを作ったら邪魔という状況の時は、先に他の場所に排水しておく必要があります。
ただ、燃料(掘れる回数)に限りがあるので、あまり余計なところを掘っていると燃料不足に・・・
前述したように本体は無料。しかし見事なまでに「無料+アイテム課金化」がマイナスに働いています。
まあ名作が基本無料化でガッカリゲーになるのは、もう毎度のことですが。
あくまで個人的な感情ですが、あの I Dig It の4年半ぶりの新作という期待感が大きかっただけに、ガッカリ感がハンパないです。
インストール後のアプリ名が「I Dig It 3」になっているのが、あまりにも虚しい。
大抵のタイトルは基本無料化による「ガッカリ化の度合い」がやる前にある程度予想できるのですが、これはちょっと想像を超えてましたね・・・
・I Dig It: Journey to the Core(iTunes が起動します)
私も初期の iPhone アプリの中では特にハマったゲームの1つですが、その I Dig It に4年半ぶりの続編が登場しました。
「I Dig It: Journey to the Core」です。
が、先に断言したいと思います。 「クソゲー」です。 マジで。
もうホント、I Dig It の思い出と期待感を返せ。
元の I Dig It の面白さは、深く広大な地底に挑む冒険と、様々なお宝を見つけていく探索の楽しさ、安全に往復できる穴の掘り方の戦略性、お宝を換金してマシンを強化していくパワーアップの楽しさにありました。
しかし今作はその全てを、本当に何一つ残さずぶち壊しています。
よくもまあ、ここまでオリジナルの良さを破壊した続編を作れたもんだと逆に感心します。
画面をドラッグして巨大ドリルの付いた穴掘りマシンを操作し、各ステージの「クリア条件」の達成を目指します。
こう言うと前作を知っている方は、「え? どんどん掘り進むんじゃないの?」と思うことでしょう。
しかし今回はステージクリア制です。
しかも1ステージが3分ほどで終わります。
そこにはもう、広大な地底に挑む冒険の楽しさは欠片もありません。
クリア条件は「お宝を5つ集める」とか「お宝を売って $500 稼ぐ」などで、これを燃料が切れるまでに達成します。
こう言うと前作を知っている方は、「え? 燃料が切れるまで? 補給は出来ないの?」と思うことでしょう。
しかし今回は燃料を補給できません。
燃料が尽きたら課金コンティニューをするか、最初からリトライです。
そこにはもう、深い地底を目指す長期的な探索の楽しさは欠片もありません。
往復しやすい穴の掘り方を考える計画性もありません。
ステージをクリアすると、お宝を売ったお金でマシンの強化を行えます。
しかしドリルやエンジンを強化してもスピードが少し上がるぐらいで、短い探索しかしないからお宝の積載量も重要ではありません。
コクピットなどを強化しても視界はあまり広がりません。
そこにはもう、マシンの改良によりどんどん深く掘り進めるようになる、パワーアップの楽しさは欠片もありません。
そして本体無料の課金型ゲームになったため、1回プレイするごとにスタミナを消費し、なくなったらしばらくプレイ出来なくなります。
海外の悪しき伝統「パワーアップ待ち時間」も設けられており、お宝の配置がランダムなためステージによってはクリアできるかどうかは運次第、頻繁に「課金コンティニュー」を勧められます。
ソーシャルゲーム的な課金要素が見事なまでにゲームを毒しており、それでなくても面白くなくなった内容に、プレイヤーをウンザリさせる味付けが加味されています。
改めて言います。 よくもまあ、ここまでオリジナルの良さを完膚無きまでに破壊できたものです。
※左はパワーアップ画面。 パワーアップの効果は前作と違い、あまり実感できません。
おまけに5分とか 10 分とかのパワーアップ待ち時間が必要。
右は最初のエリアのステージマップ。 最後の大岩を破壊するには各ステージの地中に隠されている★を集めなければならないのですが、それを集めていざ岩を壊して次に進もうと思ったら「岩の破壊まで1時間」。 フザケンナ。
えぇ、解ってますよ。 課金すりゃ待たなくて済むんでしょ?
今作の唯一面白い部分は、流体シミュレートされた「水たまり」があること。
このゲームの水は決して土に染み込まず、下を掘れば流れ落ち、横を掘れば広がります。
マシンは水の中に入ると酸素がなくなっていき、その後に急激に耐久力が低下していきます。
今回は天井にぶつけたり勢いよく落下してもダメージを受けないのですが、水に長めに入った時には急速に痛んでいきます。
水の他に、オイルや流砂が出てくるステージもあります。
よって状況によっては、これらの流体物が邪魔なところに流れ込まないような掘り方が必要になります。
ただ、燃料に余裕がないため、あまり大きく掘ることが出来ず、この部分が今一つ面白さに繋がっていない印象もあります。
と言うか、それ以外の部分がダメになり過ぎてて、流体シミュレートだけでは取り戻せていない。
流体のアイデア自体は良いので、これをオリジナルの I Dig It に加えて欲しいですね。
※水の真下にお宝があっても、そこに水たまりを作ったら邪魔という状況の時は、先に他の場所に排水しておく必要があります。
ただ、燃料(掘れる回数)に限りがあるので、あまり余計なところを掘っていると燃料不足に・・・
前述したように本体は無料。しかし見事なまでに「無料+アイテム課金化」がマイナスに働いています。
まあ名作が基本無料化でガッカリゲーになるのは、もう毎度のことですが。
あくまで個人的な感情ですが、あの I Dig It の4年半ぶりの新作という期待感が大きかっただけに、ガッカリ感がハンパないです。
インストール後のアプリ名が「I Dig It 3」になっているのが、あまりにも虚しい。
大抵のタイトルは基本無料化による「ガッカリ化の度合い」がやる前にある程度予想できるのですが、これはちょっと想像を超えてましたね・・・
・I Dig It: Journey to the Core(iTunes が起動します)
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