「2D のマインクラフト」とも言われる、横視点のサンドボックスゲーム(広い世界で自由に建物を作れるゲーム)の元祖「Terraria」(テラリア)。
昨年の8月に海外で iOS 版が発売されたのですが、日本だけ公開されていませんでした。
日本では昨年の5月、スパイク・チュンソフトが PS3 用のアレンジ版テラリアを発売。
その版権の影響か、日本だけスマホ版の発売が除外されていたのです。
しかし約1年の時を経て、ようやく日本でもスマホ(iOS / Android)版のテラリアが正式に発売されました。
アプリ名はそのまま「テラリア」です。
スマホ版は PS3 / PS Vita 版の移植で、よってパソコン版とは一部の仕様が異なります。
アイテムの種類は減っていますが、利用価値の低かった鉱石などが削られていて、さらに完全に日本語に対応しているため、オリジナルよりプレイしやすくなっていますね。
内容的にはアクションゲームの性質が強く、他のマイクラ系・テラリア系よりも戦闘の機会が多いです。
自由に家を作ったり、地下を掘り進んだり出来ますが、「マイクラっぽい味付けがあるアクションアドベンチャー」と思った方が良いでしょうか。
今回も他のサンドボックスゲームの時と同じく、プレイ日記風のレビューで内容をお伝えいたします。
ゲームの基本解説も兼ねているので、プレイされる方は参考にして頂ければと思います。
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【 平面的冒険生活 1~2日目 】
各地で自給自足の生活を続けてきた私が今回訪れたのは、テラリアの世界だ。
スマホでのサバイバル生活としては5世界目になる。
Survivalcraft では野犬にかじられ、二度目の生活では炎上し、Block Story では飛竜に襲われ、The Blockheads は凍死しそうになった。
Junk Jack X の生活では大きなトラブルはなかったが・・・ 果たして今回はどんな体験が待ち受けているのだろうか?
なお、この世界に訪れる際、どの端末を使うかで悩んだので、先にそのことを話しておこう。
このアプリはスマホとタブレットの双方に対応しているが、タブレットだと表示範囲が広く、ショートカットアイコンも多く使える反面、操作し辛くなる難点がある。
アイテムを選択するアイコンが左上にあり、移動スティックは左下にあるため、スマホだとこの双方が親指の可動範囲内にあるが、タブレットだとその都度「大きな手の移動」が必要になるのだ。
戦闘がアクションであり、使用アイテムの変更は頻繁に行うので、ゲーム的にはこれがマイナスになる。
そのため iPhone を使うか、iPad を使うかで悩んだが、今回は画像の見た目も考慮して iPad を選んでいる。
これからテラリアの世界に赴く諸氏は、この点に注意して欲しい。
さて、今回私が上陸した場所は、木の立ち並ぶ森の中だった。
草木が生い茂り、太陽が大地を照らし、地下には鈍く光る鉱石がある。
物資に困りそうにない、サバイバルには絶好のロケーションだ。
しかも今回は最初から、銅製の剣・ツルハシ・斧を携帯している。
マイクラ系の開始直後は普通、木をパンチでボコボコ殴り、木材をむしり取って作業台を作り、そこで初期の道具を作成していくのが基本だ。
だが今回の私は「サバイバルに道具を持っていく」という、当たり前にして革新的な考えを身に着けていたようだ。
伐採は伐りたい部分を押しっぱなしにするか、右スティックで行う。
伐採や採掘時にはキャラクターの周囲に円が表示され、その範囲にあるものなら少し離れていてもターゲットにする事が可能だ。
右スティックを押しっぱなしにすれば続けて伐採・採掘を行ってくれるので、ラクに連続した作業を行える。
木は幹の部分を伐れば全体が崩壊し、木材に変化する。 この 2D マイクラ系によくある壊れ方は、テラリアが元祖だ。
3D マイクラのように木の幹を伐っても上部が浮いたままということはない。
一個所を伐るだけで大量の木材を回収できるので、伐採に時間はかからない。
ある程度の木材を集めたら、平らな土地を探して家造りを開始する。
まずは木材を並べて囲いを作る。
3D ではなく 2D なので、四方を囲む必要はなく、左右と天井だけで良い。
ただしこのテラリアの世界には、誰が決めたのか住宅に関する建築基準法がある。
居住スペースには縦6~7ブロック、横10ブロック以上の空間が必要で、奧(背景)にも壁が必要であり、出入りのためのドアと、さらにイス、テーブル、照明がなければならない。
とりあえず今回は、余裕を持って住めるよう横30ブロックほどの囲いを作った。
ブロックの設置は、置きたい場所を押しっぱなしにすると拡大鏡が現れ、位置を微調整できる。
さらに一度設置を始めると、指をスライドするだけで連続設置が可能だ。
その操作性はなかなか良く、手際よく建築を行える。
続いて画面上部の「…」アイコンでメニューを開き、左上の作成ボタンをタップ。
そこから「ワークベンチ」と呼ばれる作業台を作る。
最初に作業台を作って設置する点は、テラリアも他のマイクラ系と変わらない。
必要材料は押しっぱなしにすれば確認可能だ。
ワークベンチをアイテムスロットにセットして適当な地面に置き、その前で作成モードに入れば、簡単な家具の製作を行える。
まず必要なのは「ドア」だ。 タップで開閉でき、単に通過するだけでも自動で開け閉めが行われる。
建て付けて間もなく、家の外にゾンビが現れ、ドアの前に佇んでいる。
ギリギリ間に合ったというところだろうか。
しかしゾンビが出るのかこの世界・・・ 今まで以上にデンジャラスなようだ・・・
家造りはまだ続く。 次は壁塗りである。
ワークベンチで木材から「きのカベ」を作り、それを囲いの中の背景に置いていく。
すき間なく埋めていくのは結構大変だが、スマホ / タブレット版は指で直接塗っていけるので割と作業しやすい。
若干囲いからはみ出てしまったが、その部分はハンマーで破壊できる。
「きのハンマー」はワークベンチで作成可能だ。
最後に「たいまつ」を作って照明として壁か地面に置き、イスを設置すれば完成。
テーブルはワークベンチでも代用できる。
イスの向きは設置時に自分が向いている方向と同じになる。
松明の材料である「ジェル」はスライムを倒して手に入れなければならないが、その辺の草原に昼間でも出没するので、すぐに見つかるだろう。
最近は「スライムは可燃性」というのが常識のようだ。
家が完成した頃には、すっかり夜が明けてしまった。
だが、これで家の中でゆっくりくつろぐことができる・・・ と思ったら、家の中に何やら顔の付いた旗が・・・
なんだこれ? ゲーム開始時に付いてきた「ガイド」の顔じゃないか。
もしかして、この家はガイドの家になったのか?
いきなり居候? もうちょっとこう、賃貸交渉とかないのか?
居候付きのサバイバル生活ってサバイバル感激減なのだが。
だがまあ、ずっと1人で0円生活をしてきたので、たまにはこういう同居人がいるのもいいだろう。
・・・などと思えたのは、最初だけだった。
このガイドの「エヴァ」、夜に勝手にドアを開けて散歩に出かけ、しかもドアを開けっ放しにする。
当然モンスターが家の中に進入し、安らぎのプライベート空間は修羅場と化す。
「ドアは開けたら閉める」という親のしつけがなっていない。
これ以後、ほぼ毎日「ドアを閉めない男 エヴァ」の所業に悩まされることになる・・・
【 平面的冒険生活 3~4日目 】
とりあえず家が出来たので、周辺を探検してみることにした。
まずは西へと向かってみる。
途中、木を見つけては伐り倒し、木材を補充していく。
もちろん木は伐ったらなくなるが、その際に「どんぐり」が落ちてきて、これを植えておくと苗木になり、再び木に生長する。
後で困らないよう、伐ったらこまめに植えておく。
西に向かい、少し日が傾いてきた頃、急に辺りが暗くなった。
これは日が落ちたからだけではない。 周辺がなにやら・・・ 不穏だ。
どうやらこの一帯は不浄の地らしい。
木が紫になっていて、生えている植物も「じゃあくなキノコ」とかになっている。 じゃあくはよろしくない。
恐ろしそうなモンスターも襲って来るし、岩盤は固いしで、ここは今探索できる場所ではないと判断し、あわてて逃げ帰る。
家に戻った頃には、完全に夜が更けてしまった。
例によって外にはゾンビやら「あくまのめだま」やらの恐ろしい魔物が徘徊している。
この世界、思ってたよりホラーだよな・・・
まだ夜に外をうろつけるような状態はないので、朝まで地下を掘り進むことにした。
マイクラ系サバイバル生活の基本は、日中は外を散策、夜間は寝るか地下を探索だ。
さっそくツルハシを担いで家から真下に掘り進み、少し坑道を作ってみる。
縦穴には木材で作った「きのあしば」を設置し、昇降できるようにしておく。
もちろん中は暗いので松明も必要だ。
木の足場や松明の作成のため、地下に潜る時は木材を多めに携帯しておきたい。
これらの作成には作業台は必要ない。
まだ少ししか掘っていないが、外が明るくなってきた。
地下探索はまた次の晩に行えばよいので、今は地上に戻り、今度は東へと向かってみることにする。
するとツタの生い茂る深い森があり、アイテムの入った宝箱や壷を発見できた。
宝箱には爆弾や鉱石が入っていたが、忘れてはならないのは宝箱自体だ。
中身を全部取り出した後、ハンマーで壊して持ち帰ることができ、家に設置して保管箱として活用できる。
アイテムを箱に入れたい時はその近くに立ち、バッグ画面を開いて入れたいものを選択、右下の「預ける」のボタンを押す。
森の中には蜘蛛の巣もあったので、剣でなぎ払って回収しておく。
これも立派な作成材料だ。
石材や銅鉱石、鉄鉱石などが埋まっている小さな洞窟もあったので、しばらく採掘も行う。
そうこうしていると夜が更けてきたので、ゾンビが出る前に帰路に付いた。
するといきなり空から・・・ 流星がっ!
近寄ると「おほしさま」を回収できたが・・・ なんだこれ? おほしさまが手に入るのか?
5つ集めると MP の上限が増えるアイテムを作れるらしい。
そう言えばこの世界、魔法アリだったな・・・
今のところ、それを活用できるようなアイテムは手に入っていないが・・・
流れ星に願い事をすると叶うと言うが、どうやらこの世界では流れ星を集めて魔力を上げ、道具も自分で作成し、自力で願いを叶えるらしい。
マイクラ系だとファンタジーも自給自足である。
【 平面的冒険生活 5~6日目 】
「今までのサバイバル生活では何をしてきただろうか?」
今後の目標をふと考えた。
この世界には恐ろしい魔物がいるらしいので、とりあえず「ボス」を倒すことを今回の生活の目的としよう。
だが当面やるべきなのは、今までのマイクラ系から考えて・・・ ベッドの作成だ。
これがないと家は「正確な意味での拠点」にならない。
そこでベッドの作成手順を調べてみた。
まず、作成には布と木材、ノコギリ台がいる。
布を作るためには蜘蛛の巣と織り機がいる。
ノコギリ台を作るには鉄のインゴットと鉄の鎖がいる。
鉄のインゴットには鉄鉱石と炉がいる。
鉄の鎖の作成には金床がいる。
うむ、なかなか大変そうだ・・・ だが当面の目標としては良いだろう。
とりあえず「炉」は石材で作れるので、先日洞窟で掘ってきた石で作成し、部屋に設置した。
次は「鉄」だな・・・ 先日取ってきた鉄鉱石だけでは足りない。
地下に潜って本格的な採掘を行うしかない。
家の下をしばらく掘り進むと天然の大きな空洞に出たので、それに沿って周囲を探索する。
丸1日ほど掘っただろうか? かなりの鉱石が集まりバッグが一杯になったので、一旦地表に戻る。
この世界の金属鉱石は鈍く光るので、少し離れていても視認できる。
たくさんの鉱石が輝く様子は結構美しい。
戻ったら炉の前で作成ボタンを連打し、鉱石から鉄や銅のインゴットを量産する。
そして鉄を加工して「金床」を作り、設置したらそこで「鉄の鎖」を作る。
続いて鉄と鎖と木材で「ノコギリ台」を作成した。
鉄が余ったので鎧も作り、剣とツルハシも鉄製に変えた。
さらに当面使い道がない銅のインゴットは、兜と具足に加工する。
これで戦闘力も向上したはずだ。 多少は遠出しても大丈夫だろう。
「機織り機」はノコギリ台があれば木材だけで作れるので、残る材料は布だけだ。 ここまではスムーズに来ている。
だが蜘蛛の巣が足りない。 こればかりはどこにあるか解らないので、探索に行くしかない。
前回見つけた東の森へ向かい、さらにその奥へと進んで行くと・・・
うっそうとしたジャングルに辿り付いた。
周囲の雰囲気が変わり、BGM も変化する。
さらに見慣れない「ジャングルコウモリ」なる敵が飛んで来る。
「ふっ、コウモリ如き、フルアーマー化した俺の敵ではないぜ」と思っていたが、殴られたら結構痛い!
他にも人食い植物のような敵や強力なスライムなどが現れ、おまけに地下で紫色の鉱石を発見しても、鉄のツルハシでは全然掘れない。
明らかに、まだ来るべきところではない・・・
幸い洞窟を探索していると蜘蛛の巣が見つかったので、回収して逃げ帰る。
まだしばらくは最初の森で大人しくしていた方が良さそうだ。
ともあれベッドの作成に必要な材料は集まったので、機織り機で蜘蛛の巣を「布」に加工し、ノコギリ台でベッドの組み立てを行う。
1階のスペースは埋まっていたので新たに2階を増築し、中央にベッドを置いて・・・
ようやく寝室が完成!
ちょうど夜だったので、さっそく寝てみようとベッドをタップ!
だが・・・
「復活地点を設定しました」
あれ、それだけ? 回復は? 睡眠は?
どうやらテラリアの世界のベッドは、単なる復活ポイントでしかなかったらしい・・・
世界は相変わらず夜のままである。
うーん、ちょっとガッカリだったが・・・
まあ、ベッドで寝れるとは誰も言ってなかったしな・・・
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という訳で、長くなるので今回はここまでにしたいと思います。
はたしてこんな調子でボスが出るところまで進めるのか?
テラリア プレイ日記・後編 に続く。
・テラリア(iTunes が起動します)
昨年の8月に海外で iOS 版が発売されたのですが、日本だけ公開されていませんでした。
日本では昨年の5月、スパイク・チュンソフトが PS3 用のアレンジ版テラリアを発売。
その版権の影響か、日本だけスマホ版の発売が除外されていたのです。
しかし約1年の時を経て、ようやく日本でもスマホ(iOS / Android)版のテラリアが正式に発売されました。
アプリ名はそのまま「テラリア」です。
スマホ版は PS3 / PS Vita 版の移植で、よってパソコン版とは一部の仕様が異なります。
アイテムの種類は減っていますが、利用価値の低かった鉱石などが削られていて、さらに完全に日本語に対応しているため、オリジナルよりプレイしやすくなっていますね。
内容的にはアクションゲームの性質が強く、他のマイクラ系・テラリア系よりも戦闘の機会が多いです。
自由に家を作ったり、地下を掘り進んだり出来ますが、「マイクラっぽい味付けがあるアクションアドベンチャー」と思った方が良いでしょうか。
今回も他のサンドボックスゲームの時と同じく、プレイ日記風のレビューで内容をお伝えいたします。
ゲームの基本解説も兼ねているので、プレイされる方は参考にして頂ければと思います。
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【 平面的冒険生活 1~2日目 】
各地で自給自足の生活を続けてきた私が今回訪れたのは、テラリアの世界だ。
スマホでのサバイバル生活としては5世界目になる。
Survivalcraft では野犬にかじられ、二度目の生活では炎上し、Block Story では飛竜に襲われ、The Blockheads は凍死しそうになった。
Junk Jack X の生活では大きなトラブルはなかったが・・・ 果たして今回はどんな体験が待ち受けているのだろうか?
なお、この世界に訪れる際、どの端末を使うかで悩んだので、先にそのことを話しておこう。
このアプリはスマホとタブレットの双方に対応しているが、タブレットだと表示範囲が広く、ショートカットアイコンも多く使える反面、操作し辛くなる難点がある。
アイテムを選択するアイコンが左上にあり、移動スティックは左下にあるため、スマホだとこの双方が親指の可動範囲内にあるが、タブレットだとその都度「大きな手の移動」が必要になるのだ。
戦闘がアクションであり、使用アイテムの変更は頻繁に行うので、ゲーム的にはこれがマイナスになる。
そのため iPhone を使うか、iPad を使うかで悩んだが、今回は画像の見た目も考慮して iPad を選んでいる。
これからテラリアの世界に赴く諸氏は、この点に注意して欲しい。
さて、今回私が上陸した場所は、木の立ち並ぶ森の中だった。
草木が生い茂り、太陽が大地を照らし、地下には鈍く光る鉱石がある。
物資に困りそうにない、サバイバルには絶好のロケーションだ。
しかも今回は最初から、銅製の剣・ツルハシ・斧を携帯している。
マイクラ系の開始直後は普通、木をパンチでボコボコ殴り、木材をむしり取って作業台を作り、そこで初期の道具を作成していくのが基本だ。
だが今回の私は「サバイバルに道具を持っていく」という、当たり前にして革新的な考えを身に着けていたようだ。
さて、道具がすでにある以上、最初にやることは「道具を作る」ではなく、いきなり「家を作る」になる。
そのためには木材が必要だ。
手持ちの斧をアイコンで選択し、周辺の木をバシバシ伐り倒していく。伐採は伐りたい部分を押しっぱなしにするか、右スティックで行う。
伐採や採掘時にはキャラクターの周囲に円が表示され、その範囲にあるものなら少し離れていてもターゲットにする事が可能だ。
右スティックを押しっぱなしにすれば続けて伐採・採掘を行ってくれるので、ラクに連続した作業を行える。
木は幹の部分を伐れば全体が崩壊し、木材に変化する。 この 2D マイクラ系によくある壊れ方は、テラリアが元祖だ。
3D マイクラのように木の幹を伐っても上部が浮いたままということはない。
一個所を伐るだけで大量の木材を回収できるので、伐採に時間はかからない。
ある程度の木材を集めたら、平らな土地を探して家造りを開始する。
まずは木材を並べて囲いを作る。
3D ではなく 2D なので、四方を囲む必要はなく、左右と天井だけで良い。
ただしこのテラリアの世界には、誰が決めたのか住宅に関する建築基準法がある。
居住スペースには縦6~7ブロック、横10ブロック以上の空間が必要で、奧(背景)にも壁が必要であり、出入りのためのドアと、さらにイス、テーブル、照明がなければならない。
とりあえず今回は、余裕を持って住めるよう横30ブロックほどの囲いを作った。
ブロックの設置は、置きたい場所を押しっぱなしにすると拡大鏡が現れ、位置を微調整できる。
さらに一度設置を始めると、指をスライドするだけで連続設置が可能だ。
その操作性はなかなか良く、手際よく建築を行える。
続いて画面上部の「…」アイコンでメニューを開き、左上の作成ボタンをタップ。
そこから「ワークベンチ」と呼ばれる作業台を作る。
最初に作業台を作って設置する点は、テラリアも他のマイクラ系と変わらない。
必要材料は押しっぱなしにすれば確認可能だ。
ワークベンチをアイテムスロットにセットして適当な地面に置き、その前で作成モードに入れば、簡単な家具の製作を行える。
まず必要なのは「ドア」だ。 タップで開閉でき、単に通過するだけでも自動で開け閉めが行われる。
これがないと夜に魔物が入って来るので必須だ。
作成したら左右の壁を3ブロック分だけ斧で崩し、ドアをスロットにセットして、設置場所の上部を指定すれば建て付けられる。建て付けて間もなく、家の外にゾンビが現れ、ドアの前に佇んでいる。
ギリギリ間に合ったというところだろうか。
しかしゾンビが出るのかこの世界・・・ 今まで以上にデンジャラスなようだ・・・
家造りはまだ続く。 次は壁塗りである。
ワークベンチで木材から「きのカベ」を作り、それを囲いの中の背景に置いていく。
すき間なく埋めていくのは結構大変だが、スマホ / タブレット版は指で直接塗っていけるので割と作業しやすい。
若干囲いからはみ出てしまったが、その部分はハンマーで破壊できる。
「きのハンマー」はワークベンチで作成可能だ。
最後に「たいまつ」を作って照明として壁か地面に置き、イスを設置すれば完成。
テーブルはワークベンチでも代用できる。
イスの向きは設置時に自分が向いている方向と同じになる。
松明の材料である「ジェル」はスライムを倒して手に入れなければならないが、その辺の草原に昼間でも出没するので、すぐに見つかるだろう。
最近は「スライムは可燃性」というのが常識のようだ。
家が完成した頃には、すっかり夜が明けてしまった。
だが、これで家の中でゆっくりくつろぐことができる・・・ と思ったら、家の中に何やら顔の付いた旗が・・・
なんだこれ? ゲーム開始時に付いてきた「ガイド」の顔じゃないか。
もしかして、この家はガイドの家になったのか?
いきなり居候? もうちょっとこう、賃貸交渉とかないのか?
居候付きのサバイバル生活ってサバイバル感激減なのだが。
だがまあ、ずっと1人で0円生活をしてきたので、たまにはこういう同居人がいるのもいいだろう。
・・・などと思えたのは、最初だけだった。
このガイドの「エヴァ」、夜に勝手にドアを開けて散歩に出かけ、しかもドアを開けっ放しにする。
当然モンスターが家の中に進入し、安らぎのプライベート空間は修羅場と化す。
「ドアは開けたら閉める」という親のしつけがなっていない。
これ以後、ほぼ毎日「ドアを閉めない男 エヴァ」の所業に悩まされることになる・・・
【 平面的冒険生活 3~4日目 】
とりあえず家が出来たので、周辺を探検してみることにした。
まずは西へと向かってみる。
途中、木を見つけては伐り倒し、木材を補充していく。
もちろん木は伐ったらなくなるが、その際に「どんぐり」が落ちてきて、これを植えておくと苗木になり、再び木に生長する。
後で困らないよう、伐ったらこまめに植えておく。
西に向かい、少し日が傾いてきた頃、急に辺りが暗くなった。
これは日が落ちたからだけではない。 周辺がなにやら・・・ 不穏だ。
どうやらこの一帯は不浄の地らしい。
木が紫になっていて、生えている植物も「じゃあくなキノコ」とかになっている。 じゃあくはよろしくない。
恐ろしそうなモンスターも襲って来るし、岩盤は固いしで、ここは今探索できる場所ではないと判断し、あわてて逃げ帰る。
家に戻った頃には、完全に夜が更けてしまった。
例によって外にはゾンビやら「あくまのめだま」やらの恐ろしい魔物が徘徊している。
この世界、思ってたよりホラーだよな・・・
まだ夜に外をうろつけるような状態はないので、朝まで地下を掘り進むことにした。
マイクラ系サバイバル生活の基本は、日中は外を散策、夜間は寝るか地下を探索だ。
さっそくツルハシを担いで家から真下に掘り進み、少し坑道を作ってみる。
縦穴には木材で作った「きのあしば」を設置し、昇降できるようにしておく。
もちろん中は暗いので松明も必要だ。
木の足場や松明の作成のため、地下に潜る時は木材を多めに携帯しておきたい。
これらの作成には作業台は必要ない。
まだ少ししか掘っていないが、外が明るくなってきた。
地下探索はまた次の晩に行えばよいので、今は地上に戻り、今度は東へと向かってみることにする。
するとツタの生い茂る深い森があり、アイテムの入った宝箱や壷を発見できた。
宝箱には爆弾や鉱石が入っていたが、忘れてはならないのは宝箱自体だ。
中身を全部取り出した後、ハンマーで壊して持ち帰ることができ、家に設置して保管箱として活用できる。
アイテムを箱に入れたい時はその近くに立ち、バッグ画面を開いて入れたいものを選択、右下の「預ける」のボタンを押す。
森の中には蜘蛛の巣もあったので、剣でなぎ払って回収しておく。
これも立派な作成材料だ。
石材や銅鉱石、鉄鉱石などが埋まっている小さな洞窟もあったので、しばらく採掘も行う。
そうこうしていると夜が更けてきたので、ゾンビが出る前に帰路に付いた。
するといきなり空から・・・ 流星がっ!
近寄ると「おほしさま」を回収できたが・・・ なんだこれ? おほしさまが手に入るのか?
5つ集めると MP の上限が増えるアイテムを作れるらしい。
そう言えばこの世界、魔法アリだったな・・・
今のところ、それを活用できるようなアイテムは手に入っていないが・・・
流れ星に願い事をすると叶うと言うが、どうやらこの世界では流れ星を集めて魔力を上げ、道具も自分で作成し、自力で願いを叶えるらしい。
マイクラ系だとファンタジーも自給自足である。
【 平面的冒険生活 5~6日目 】
「今までのサバイバル生活では何をしてきただろうか?」
今後の目標をふと考えた。
この世界には恐ろしい魔物がいるらしいので、とりあえず「ボス」を倒すことを今回の生活の目的としよう。
だが当面やるべきなのは、今までのマイクラ系から考えて・・・ ベッドの作成だ。
これがないと家は「正確な意味での拠点」にならない。
そこでベッドの作成手順を調べてみた。
まず、作成には布と木材、ノコギリ台がいる。
布を作るためには蜘蛛の巣と織り機がいる。
ノコギリ台を作るには鉄のインゴットと鉄の鎖がいる。
鉄のインゴットには鉄鉱石と炉がいる。
鉄の鎖の作成には金床がいる。
うむ、なかなか大変そうだ・・・ だが当面の目標としては良いだろう。
とりあえず「炉」は石材で作れるので、先日洞窟で掘ってきた石で作成し、部屋に設置した。
次は「鉄」だな・・・ 先日取ってきた鉄鉱石だけでは足りない。
地下に潜って本格的な採掘を行うしかない。
家の下をしばらく掘り進むと天然の大きな空洞に出たので、それに沿って周囲を探索する。
丸1日ほど掘っただろうか? かなりの鉱石が集まりバッグが一杯になったので、一旦地表に戻る。
この世界の金属鉱石は鈍く光るので、少し離れていても視認できる。
たくさんの鉱石が輝く様子は結構美しい。
戻ったら炉の前で作成ボタンを連打し、鉱石から鉄や銅のインゴットを量産する。
そして鉄を加工して「金床」を作り、設置したらそこで「鉄の鎖」を作る。
続いて鉄と鎖と木材で「ノコギリ台」を作成した。
鉄が余ったので鎧も作り、剣とツルハシも鉄製に変えた。
さらに当面使い道がない銅のインゴットは、兜と具足に加工する。
これで戦闘力も向上したはずだ。 多少は遠出しても大丈夫だろう。
「機織り機」はノコギリ台があれば木材だけで作れるので、残る材料は布だけだ。 ここまではスムーズに来ている。
だが蜘蛛の巣が足りない。 こればかりはどこにあるか解らないので、探索に行くしかない。
前回見つけた東の森へ向かい、さらにその奥へと進んで行くと・・・
うっそうとしたジャングルに辿り付いた。
周囲の雰囲気が変わり、BGM も変化する。
さらに見慣れない「ジャングルコウモリ」なる敵が飛んで来る。
「ふっ、コウモリ如き、フルアーマー化した俺の敵ではないぜ」と思っていたが、殴られたら結構痛い!
他にも人食い植物のような敵や強力なスライムなどが現れ、おまけに地下で紫色の鉱石を発見しても、鉄のツルハシでは全然掘れない。
明らかに、まだ来るべきところではない・・・
幸い洞窟を探索していると蜘蛛の巣が見つかったので、回収して逃げ帰る。
まだしばらくは最初の森で大人しくしていた方が良さそうだ。
ともあれベッドの作成に必要な材料は集まったので、機織り機で蜘蛛の巣を「布」に加工し、ノコギリ台でベッドの組み立てを行う。
1階のスペースは埋まっていたので新たに2階を増築し、中央にベッドを置いて・・・
ようやく寝室が完成!
ちょうど夜だったので、さっそく寝てみようとベッドをタップ!
だが・・・
「復活地点を設定しました」
あれ、それだけ? 回復は? 睡眠は?
どうやらテラリアの世界のベッドは、単なる復活ポイントでしかなかったらしい・・・
世界は相変わらず夜のままである。
うーん、ちょっとガッカリだったが・・・
まあ、ベッドで寝れるとは誰も言ってなかったしな・・・
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という訳で、長くなるので今回はここまでにしたいと思います。
はたしてこんな調子でボスが出るところまで進めるのか?
テラリア プレイ日記・後編 に続く。
・テラリア(iTunes が起動します)
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