ようやく日本でもスマホ版の発売が開始された、2D のマインクラフト型アクションアドベンチャー「テラリア」(Terraria)。
この記事はその日記風レビューの後編です。
まだ 前編 を読まれていない方は、そちらからご覧頂ければと思います。
今回は家を作り、周辺の探索を終え、ベッドを設置し、本格的な採掘を始めてからのお話です。
----------
【 平面的冒険生活 7~9日目 】
意外とベッドがすんなり完成したので、また当面の目標がなくなってしまった。
だが、やるべき事はある。
まずは「掘れない紫色の鉱石」を掘れるようになることだ。
そのためにはもっと上位のツルハシが必要になる。
また、新しい住民がこの地に引っ越したがっているメッセージが出たので、その家を作らなければならない。
とりあえず手持ちの木材で近くに小さな家を作り、住民を招き入れた。
新たな住民のアルフレッドさんは商人で、コインと引き替えに色々な雑貨を売ってくれるようだ。
コインは敵を倒していれば入手できる。
さらに話しかけた状態でバッグのボタンを押し、手持ちのアイテムを選択すれば、右下に売却ボタンが現れる。
宝石などは高値で売ることが出来るようだ。

また、地下やジャングルの宝箱からは「ブーメラン」や「まほうのかがみ」が手に入った。
ブーメランは弾を消費しない飛び道具だ。
戻って来るまで再び投げられないので連射はし辛いが、離れて攻撃できるのは便利だ。
例えば高いところに足場を作り、下にいる敵を安全に倒すことが出来る。
魔法の鏡は初めてのマジックアイテムで、使用すると復活ポイントに瞬時に帰還できる。
使い捨てではなく何度でも使用できるが、使う度に MP を 20 消費する。
だが MP は時間と共に回復するので、これさえあればもう地道に歩いて戻る必要はなくなる。

※最初は MP 上限が 10 なので、魔法の鏡を使うには星を集めて1度上限をアップすることが必要。
寝室が殺風景だったので家具などを置き、松明だけでは薄暗かったのでシャンデリアも作成。
木材や鉱石がなくなったので再び伐採と採掘へと赴いた。
そうこうしていると、「モーサルが引っ越してきたいようだ」の文字が。
早くも3人目の住民が転入を希望しているらしい。
また新しい家を作らないといけないな、とか思っていると・・・
「モーサルがやってきた!」
え? まだ家を作ってないのに?
あっ、もしかして、寝室を取られたのか!? さっき家具を置いたから、住居の条件が満たされた?
だから転入前の賃貸交渉はないのかと・・・
帰ってみると案の定、寝室はモーサルさんに占拠されていた。
どうやら私にプライバシーはないらしい。

※タンスがテーブル、長椅子がイスの判定になり、住居判定が成立した模様・・・
ちなみに壁に空いている四角い穴は「窓」だ。
砂からガラスを焼成でき、「ガラスのかべ」を作れるようになったので設置してみた。
まあ窓枠がないのであまり窓っぽくなく、単なる穴にしか見えないのだが・・・
【 平面的冒険生活 10~12日目 】
この日からは延々と地下に潜り、鉱石を探す日々が続いた。
今の装備は銅と鉄製。 これを銀と金の装備に変えないと、先に進むのは難しそうだ。
たまに足場を作るための木材を調達しに行く以外は、ひたすら地底を掘り進んでいく。
背景に石が混じるぐらいの深度になると、銀鉱石の出現率が上がり、たまに金鉱石も見つかるようになる。
やはり金が見つかった時は嬉しい。
だが、これといった変化はなく、暗い中での採掘作業が延々と
あっ

なにぃー!? 死んだぞ! いきなり死んだぞ!
何があった? なんで死んだ?
突然のことで意味が解らない。 体力は最大だったし、周囲に敵もいない。
急に吹っ飛んだようだが理由が解らない。
画面下には「死因:おおいわ」と書いているが、大岩なんて見た覚えがない。
なんだ? 事故か? スタンドか!?
全然理由が解らないまま、地上のベッドに戻される。
とりあえず死んだらここで復活するのは解った。
装備などは一切失っていないようで、死んだ時にコインが多少バラまかれたのは見えたが、大きなペナルティはないようだ。
まったく納得が行かず、釈然としないまま死んだ場所に戻り、コインを回収する。
さっき死んだ場所には墓石があり、「手足がちぎれた」なんて残酷な文字が書いてあるが、不愉快なのでハンマーで破壊した。
再び採掘を続けるが、死んだ理由が解らないので気になってしょうがない。
一体何があってあんなことに
「ポチッ」
あっ

なにぃー!? また即死したぞ! どういうことだよそれ!
だが、今回は死ぬ瞬間に上から岩が落ちてくるのが一瞬見えた。
暗がりの中、本当に一瞬だけしか見えなかったが、何らかのトラップのようだ。
再び死んだ場所に行き、画面を拡大して慎重に調べる。
すると、よーーく見ると、岩の上にスイッチらしきものが・・・
高さ1ドットの。

こんなの解るかぁー!!
真上を調べてみると「石ブロック スイッチオフ」というもので天井が塞がれており、どうやらそこに大岩がセットされていたらしい。
そんな罠があるのかこの洞窟・・・ どういう理由でだよそれ。
実はこの少し前から、急に矢が飛んできて「なんだ今のは?」と思っていたのだが、つまりそれもスイッチを踏んだら作動するしかけだったらしい。
実際にその場所をよく観察すると、トラップがあり、破壊してみると「ダーツの罠」が見つかった。

ここからはこういうトラップにも注意しなければならないようだが・・・
でも普通、解らないだろコレ・・・
【 平面的冒険生活 13~15日目 】
相変わらず地下探検の日々が続く。
トラップへの警戒が必要なため、これまでより松明を多めに設置し、できるだけ明かりを確保する。
金鉱石はそこそこ見つかっているが、装備を作れるほど十分な量ではない。
だが深層を探索することで、新しいものも見つかるようになった。
その1つが「ハートクリスタル」だ。

これをハンマーで破壊し、出てきたハートを使うと HP の上限がアップする。
明確に効果が解るパワーアップは嬉しい。
また地底湖が出てくる頻度も上がった。
地底湖というか「水たまり」なのだが、この世界の水は下を掘ったらちゃんと重力に従って流れ出していく。
この辺りがしっかり作られているのは喜ばしい。
大きな地底湖があれば魚やクラゲなどの水生生物も現れる。

さらに探索を続けていると、深い地底に似つかわしくない地下室が見つかった。
彫像やトラップに囲まれており、背景にはちゃんと壁が貼られていて、いくつかの家具もある。
魔術師の地下室のイメージだろうか?
中には金の宝箱があり、回復速度がアップするアクセサリが入っていた。
このアクセサリの効果はなかなか高く、地味に身を助けてくれることになる。

そして驚いたのは、地底の奥深くで発見した「謎のキノコ空間」だろう。
Junk Jack でも I Dig It でも Waking Mars でも地底にはキノコワールドが広がっていたが、これは何かのお約束なのだろうか?
ここで採取できる「ひかるキノコ」は上位の回復薬を始め、いくつかのポーションの作成に必要になるため、大規模な採取地が見つかったのはありがたい。

しばらく探索を続けていると、また新しい住民が引っ越したいと言っているメッセージが表示された。
鉱石もだいぶ集まったし、そろそろ次の段階に進みたいところだ。
【 平面的冒険生活 16~18日目 】
新たな転入希望者のための住居を造ることにする。
前回の住民は2階に作っていた寝室に入居した。
と言うことは、住民の家は地表でなくても良いと言うことだ。
そこでこの家をマンション型にすることに決め、3階を増設する。
そして横幅が 30 マス以上あるので、3階は壁でしきり、2つの部屋を作ることにした。
出入口はドアではなく、昇降可能な木の足場でも良いようだ。
シャンデリアとイスとテーブルを置いて入居を待つ。
程なくして看護婦のケイトリンさんがやってきた。

住民が2階以上にいれば、ドアを開けっ放しにして外に出て行くこともない。
1階は住居判定をわざと成立させず、2階以上を住宅にするのが正解だったかもしれない。
もう今さらだが。
そして十分な金鉱石が集まったので、満を持して「金のツルハシ」を作成する。
これで掘りスピードがアップし、硬い鉱石も採掘できるようになるはずだ。
銀鉱石も貯まっていたので、これで新しい防具も作っておくことにする。
銀のヘルメットが強そうな外観だったので、さっそく作成してかぶってみたのだが・・・

かっこ悪い・・・ 予想以上に・・・
これはたぶん、シルバーの鎧とセットにしないとダメなんだろうな・・・
頭だけだと歩く目玉焼きにしか見えない・・・
しばらくこれで過ごしていたが、我慢できなくなったので「みため装備」に前のヘルメットを付けて元に戻す。
装備には実装備と見た目装備があり、見た目装備に何かをセットすると外見だけを変えられる。
装備をバッグに戻したい時は上部の袋のボタンに直接ドラッグする。

ともあれ金のツルハシが出来たので、さっそく今まで掘れなかった紫の鉱石を掘りに行ってみる。
すると、掘れる、掘れるぞ。 私にも紫鉱石が掘れる!
謎の紫鉱石は「デモナイト鉱石」という名前のようで、「闇の力」が封じられているらしい。
闇の力というと、「俺の第三の目が」とか「静まれ俺の右手」とか、そういうやつだろうか。
まとまった数が手に入らないと加工は出来ないので、今は保管箱の肥やしにしかならないが、これで気になっていた事柄の1つは解決した。

また、金のツルハシの掘りスピードは、思っていた以上に素晴らしかった。
今まで使っていた鉄のツルハシよりも、はるかに採掘が早く進む。
これなら探求心も湧くというものだ。
【 平面的冒険生活 19日目 】
地下で「スケルトン」という敵を倒した時に「フック」というアイテムが手に入った。
そう言えばすっかり忘れていたが、テラリアの移動手段には「つかまりフック」というものがあったはずだ。
名前からして、これが材料だと思うが・・・
生産画面でチェックしてみると、これと鉄の鎖で作成できるらしい。
さっそく家に戻って組み立てを行い、洞窟に入って試しに飛ばしてみる。
ビューン! と鎖が飛んでいき、天井や壁に引っかかり、そのまま体が引き寄せられる。
これは面白い!

結構素早く飛ばせるので、思わずあちこちに撃ちまくり、飛び回って遊んでしまった。
フックを引っかけた後、切り離すのはスティックを上に倒して行い、その際にジャンプする。
こんなに素早く動けるのはマイクラ系では珍しい。
ただ、フックを飛ばす右スティックの操作性が良くなく、思わぬ方向に飛んでしまうことが多い。
射程もそんなに長くないので、これだけで思うように移動することは出来なさそうだ。
しかし新たな移動手段が出来たことは、木材不足で足場が作れない時には助かる。
その後、相応に大きな金鉱脈を発見できたので、集まった金のインゴットでヘルメットを作った。
言うまでもなく銀のヘルメットが残念だったので、その代わりである。
具足もまだ銅だったので、あまり気味の銀のインゴットで新調した。

これで防御力は 11 になった。 だいぶ強くなった気がする。
しかしそれが、後にあの事態を引き起こす事になるとは思っていなかった・・・
【 平面的冒険生活 20日目 】
この日は本当は、「植物の栽培」と「ポーションの作成」を試してみるつもりだった。
この少し前に「たんけんかのポーション」というアイテムを宝箱から発見し、使ってみたのだが、5分間遠くにある鉱石やお宝を発見できるという効果で、探索に非常に便利だったのだ。
作成材料には植物が含まれていたが栽培できるものだったので、量産できるようにしようと思った訳だ。
家の地下に栽培用のスペースを作り、さらに鉄を加工してバケツを作成、ポーション作りのための水を汲んで来ようとしていた。
その矢先だった。
「邪悪な何かが あなたを見ている・・・」

何が来ようとしているのかは予想できた。
なぜならテラリアと言えば、あの場違いとも言える「不気味な目玉のオバケ」の絵が有名だからだ。
もうボス戦が近いのかもしれない。
そろそろ武器や防具の準備をした方が・・・
「クトゥルフのめだま が呼び覚まされた!」
えぇー? もう!? まだ植木鉢とバケツ運んでるんですけど!
思わずあわてたが、しかし来たるべきボス戦に備えて、まったく用意をしていなかった訳ではない。
家の屋上にドアを付けた小屋を造っていた。
ボスが空から来るのは解っていたので、屋上で迎撃し、ピンチになったら小屋に逃げ込もうという算段だ。
すぐに屋上に駆け上がり、敵の到来を待つ。
現れたら小屋に入り、一旦様子をうかがう。

が、まったく無駄だった。
このボスは壁とか床とか地面とか、全部無視して飛び回るのだ!
小屋とか意味ねぇーー!!

家の中で大暴れするおかげで住人達もボコボコダメージを受けている。
マンション大パニック!
とりあえず保管箱からあわててポーションを引っ張り出して装備する。
だが剣は初期装備に限りなく近い鉄の剣だ。 これでは戦えない。 どのみち相手は飛び回る。
弓矢を作れるような材料は残ってないので、とりあえずブーメランで対抗するしかない。
幸いブーメランは少し前にジャングルで「マジックブーメラン」を発見していたので、それなりに強い。
一旦屋上に出て、撃ち出してくる「クトゥルフのしもべ」を撃退しつつ、ボスに向かってブーメランを投げ続ける。
まさかボス戦をブーメランでやるとは思わなかった・・・
だが遠距離攻撃できるし、近距離で撃てば連続ヒットするのでそんなに悪くない。
ライフが減ったらポーションを使い、それでもヤバイ時は3階の看護婦さんのところに行って治療して貰う。
戦ってる最中に看護婦さんに治療を頼めるボス戦というのも前代未聞だ。
こんな時でも治療費はしっかり取られるが。
ちなみに看護婦さんもボコボコやられていて、1階にいたガイドは早々に死んでしまった。
ただ住民は死んでもまたすぐ転入してくるので問題はない。
家の周りで大立ち回りを繰り広げ、そして遂に・・・

なんとかボス撃破! その体がバラバラになり、いくらかのコインとデモナイト鉱石が落ちてくる。
ドタバタしていたのでどうなるかと思ったが、なんとかボス打倒の目標は達成できた・・・
達成したというか、こちらが襲われた訳だが・・・
【 平面的冒険生活 21日目 以降 】
ボス襲撃後、夜が明けた。 何事もなかったかのようにまた1日が始まる。
ガイドも普通に再入居してきて、マンションはすでに元通りである。
いや、ボス打倒後に住民が1人増えたので、むしろ賑やかになった。

後でボスの出現条件を調べたのだが、防御 10 以上+ライフ 200(ハート 10 個)だったようだ。
ハートは 10 個になっていたので、前日に防具を新調したことで条件が満たされたらしい。
目標は達成されたが、とりあえず栽培とポーションの作成だけは最後に行っておこうと思う。
栽培の対象となる一般的な植物は、草の生えていない土に生える「ブリンクルート」、普通の草の上に生える「デイブルーム」、ジャングルの草の上に生える「ムーングロウ」の3つ。
他にも花はいくつかあるが、邪悪な大地の花とか、溶岩地帯の花などの特殊なものだ。
これらの花は前述の土地にしか生えないが、植木鉢に植えると土に関係なく育つ。
植木鉢をたくさん並べて種を植えたら、あとは放っておけば良いのだが、刈り取りは花が咲いている時に行わなければならない。 そうしないと種を収穫できないからだ。
花が咲くのはデイブルームは昼、ムーングロウは夜。
ブリンクルートはまちまちだが、非常に速く育つので栽培は簡単だ。

次にポーション作りだが、まず砂を焼成してガラスを作り、そこから「ビン」を作成する。
そして「水の近くで」作成モードに入り、ビンを「ビンづめのみず」にする。
よって家の近くに池があるとラクになる。
池は小さな穴を掘ってバケツで水を汲んで来れば作れるが、1回では少量の水しか運べないので、バケツを複数用意するか、何度も往復する必要があるだろう。
ビンに水を入れても池の水が減ることはない。
なお、「ちいさなライフポーション」などの一部の薬の作成は、瓶詰めの水ではなく空の瓶を使用する。

後は「練金台」の近くで、薬草とビンを使って作成を行えば良い。
練金台と言うとすごいもののように思えるが、単にテーブルにビンやコップを置いただけのものだ。
テーブルはワークベンチでも普通のテーブルでも、上の画像のように木の足場でもいい。
作りやすくて便利なお勧めポーションは、光のポーション、ネコ目のポーション、探検家のポーションだ。
材料は作成画面で確認して欲しい。
植物には他に「キノコ」があるが、普通のキノコは日光のある草の上にしか生えない。
「ひかるキノコ」は地下のキノコ地帯に生えているが、そこで採取を行っているとたまに「キノコぐさのたね」が手に入る。
これを海抜以下の泥のブロックに使うと、そこに新たな苗床ができ、周囲の泥ブロックにも広がっていく。
海抜以下と言っても解りにくいが、背景に石が混じるようになったらもう海抜以下だ。

これでテラリアの基本部分は、一通り網羅したと思う。
もちろんまだ冒険はこれからだろう。
ただ、ここからは RPG やアクションゲームとしての性質が強くなる。
生産については、ここまでの応用で行えるはずだ。
テラリアの世界の、キュートな見た目にそぐわない不気味な戦いはまだ続く。
ただ、私はサバイバル生活が本分だ。 ここからの戦いはもう範疇ではない。
この先に待ち受ける未知なる者との対決は、ここをご覧の皆さんにお任せしよう。

※不浄の大地の奥深く。 そこでは紫のオーブが不気味に光っている。
ここの岩盤は硬く金のツルハシでも破壊できないが、ボムやダイナマイトなら破壊可能だ。
また「浄化の粉」があれば普通の石に変成させることができる。
オーブはハンマーで破壊でき、それは次の展開へと繋がるが、壊す前に覚悟を決めた方が良いかもしれない・・・
----------
と言う訳で、テラリアの日記風レビューでした。
価格は 500 円。 追加課金などはありません。
PS3 / PS Vita 版はパッケージ版が約 3000 円、ダウンロード版は 2000 円なので、かなりのプライスダウンと言えます。
まあ海外のスマホ版 Terraria の販売価格が $4.99 なので、それに合わせる必要があったのだと思いますが、この価格差が日本での発売を渋っていた理由かも?
内容としては、地下を掘り進んでお宝を探す楽しさと、好みの建物を作る楽しさ、ボス戦もある戦闘の楽しさがバランス良く盛り込まれている印象です。
Survivalcraft や Block Story ほど世界は広大ではなく、調度品も Junk Jack X より少なめですが、2D である事と、何より日本語に完全対応ですから、とても遊びやすいです。
ただ戦闘が多いので、マインクラフトをクラフトモードのみでプレイしているような人には向かなさそうですね。
巷ではバグの多さが懸念されていますが、私がプレイした限りでは、このレビュー中にバグらしいバグが発生したことは1度もありません。 急にトラップで死んだ時は何事かと思ったけど。
ただし住居の判定など解りにくい部分もあるので、「理解しやすいゲーム」とはお世辞にも言えないかな。
他のマインクラフト系の経験があれば、悩むことは少ないと思いますが・・・
個人的に気になったのは、残酷で不気味な表現が意外と多いことですね。
パッと見のグラフィックがホノボノ系なので、「女の子にもお勧め♪」なんて言っている人もいますが、不気味な目玉やら怪物やらが飛び交い、死んだら体がバラバラになり、おまけに「内蔵が破裂した」なんて死亡メッセージが平気で出てくるので、私的には子供や女性に向いているゲームとは思えません。
しかしやっぱり、面白いです。
単に世界を用意して「さあ自由にやってくれ」ではなく、ボスやイベントという目標が存在するので、そこを目指して頑張る楽しさがあります。
やっぱりサンドボックスゲームにも、そういうのがあった方が良いですよね。
・テラリア (iTunes が起動します)
この記事はその日記風レビューの後編です。
まだ 前編 を読まれていない方は、そちらからご覧頂ければと思います。
今回は家を作り、周辺の探索を終え、ベッドを設置し、本格的な採掘を始めてからのお話です。
----------
【 平面的冒険生活 7~9日目 】
意外とベッドがすんなり完成したので、また当面の目標がなくなってしまった。
だが、やるべき事はある。
まずは「掘れない紫色の鉱石」を掘れるようになることだ。
そのためにはもっと上位のツルハシが必要になる。
また、新しい住民がこの地に引っ越したがっているメッセージが出たので、その家を作らなければならない。
とりあえず手持ちの木材で近くに小さな家を作り、住民を招き入れた。
新たな住民のアルフレッドさんは商人で、コインと引き替えに色々な雑貨を売ってくれるようだ。
コインは敵を倒していれば入手できる。
さらに話しかけた状態でバッグのボタンを押し、手持ちのアイテムを選択すれば、右下に売却ボタンが現れる。
宝石などは高値で売ることが出来るようだ。

また、地下やジャングルの宝箱からは「ブーメラン」や「まほうのかがみ」が手に入った。
ブーメランは弾を消費しない飛び道具だ。
戻って来るまで再び投げられないので連射はし辛いが、離れて攻撃できるのは便利だ。
例えば高いところに足場を作り、下にいる敵を安全に倒すことが出来る。
魔法の鏡は初めてのマジックアイテムで、使用すると復活ポイントに瞬時に帰還できる。
使い捨てではなく何度でも使用できるが、使う度に MP を 20 消費する。
だが MP は時間と共に回復するので、これさえあればもう地道に歩いて戻る必要はなくなる。

※最初は MP 上限が 10 なので、魔法の鏡を使うには星を集めて1度上限をアップすることが必要。
寝室が殺風景だったので家具などを置き、松明だけでは薄暗かったのでシャンデリアも作成。
木材や鉱石がなくなったので再び伐採と採掘へと赴いた。
そうこうしていると、「モーサルが引っ越してきたいようだ」の文字が。
早くも3人目の住民が転入を希望しているらしい。
また新しい家を作らないといけないな、とか思っていると・・・
「モーサルがやってきた!」
え? まだ家を作ってないのに?
あっ、もしかして、寝室を取られたのか!? さっき家具を置いたから、住居の条件が満たされた?
だから転入前の賃貸交渉はないのかと・・・
帰ってみると案の定、寝室はモーサルさんに占拠されていた。
どうやら私にプライバシーはないらしい。

※タンスがテーブル、長椅子がイスの判定になり、住居判定が成立した模様・・・
ちなみに壁に空いている四角い穴は「窓」だ。
砂からガラスを焼成でき、「ガラスのかべ」を作れるようになったので設置してみた。
まあ窓枠がないのであまり窓っぽくなく、単なる穴にしか見えないのだが・・・
【 平面的冒険生活 10~12日目 】
この日からは延々と地下に潜り、鉱石を探す日々が続いた。
今の装備は銅と鉄製。 これを銀と金の装備に変えないと、先に進むのは難しそうだ。
たまに足場を作るための木材を調達しに行く以外は、ひたすら地底を掘り進んでいく。
背景に石が混じるぐらいの深度になると、銀鉱石の出現率が上がり、たまに金鉱石も見つかるようになる。
やはり金が見つかった時は嬉しい。
だが、これといった変化はなく、暗い中での採掘作業が延々と
あっ

なにぃー!? 死んだぞ! いきなり死んだぞ!
何があった? なんで死んだ?
突然のことで意味が解らない。 体力は最大だったし、周囲に敵もいない。
急に吹っ飛んだようだが理由が解らない。
画面下には「死因:おおいわ」と書いているが、大岩なんて見た覚えがない。
なんだ? 事故か? スタンドか!?
全然理由が解らないまま、地上のベッドに戻される。
とりあえず死んだらここで復活するのは解った。
装備などは一切失っていないようで、死んだ時にコインが多少バラまかれたのは見えたが、大きなペナルティはないようだ。
まったく納得が行かず、釈然としないまま死んだ場所に戻り、コインを回収する。
さっき死んだ場所には墓石があり、「手足がちぎれた」なんて残酷な文字が書いてあるが、不愉快なのでハンマーで破壊した。
再び採掘を続けるが、死んだ理由が解らないので気になってしょうがない。
一体何があってあんなことに
「ポチッ」
あっ

なにぃー!? また即死したぞ! どういうことだよそれ!
だが、今回は死ぬ瞬間に上から岩が落ちてくるのが一瞬見えた。
暗がりの中、本当に一瞬だけしか見えなかったが、何らかのトラップのようだ。
再び死んだ場所に行き、画面を拡大して慎重に調べる。
すると、よーーく見ると、岩の上にスイッチらしきものが・・・
高さ1ドットの。

こんなの解るかぁー!!
破壊してみると、確かに「茶色の圧力板」というものが出てきた。
これを踏んだら岩が落ちてくるしかけだったようだ。
真上を調べてみると「石ブロック スイッチオフ」というもので天井が塞がれており、どうやらそこに大岩がセットされていたらしい。
そんな罠があるのかこの洞窟・・・ どういう理由でだよそれ。
実はこの少し前から、急に矢が飛んできて「なんだ今のは?」と思っていたのだが、つまりそれもスイッチを踏んだら作動するしかけだったらしい。
実際にその場所をよく観察すると、トラップがあり、破壊してみると「ダーツの罠」が見つかった。

ここからはこういうトラップにも注意しなければならないようだが・・・
でも普通、解らないだろコレ・・・
【 平面的冒険生活 13~15日目 】
相変わらず地下探検の日々が続く。
トラップへの警戒が必要なため、これまでより松明を多めに設置し、できるだけ明かりを確保する。
金鉱石はそこそこ見つかっているが、装備を作れるほど十分な量ではない。
だが深層を探索することで、新しいものも見つかるようになった。
その1つが「ハートクリスタル」だ。

これをハンマーで破壊し、出てきたハートを使うと HP の上限がアップする。
明確に効果が解るパワーアップは嬉しい。
また地底湖が出てくる頻度も上がった。
地底湖というか「水たまり」なのだが、この世界の水は下を掘ったらちゃんと重力に従って流れ出していく。
この辺りがしっかり作られているのは喜ばしい。
大きな地底湖があれば魚やクラゲなどの水生生物も現れる。

さらに探索を続けていると、深い地底に似つかわしくない地下室が見つかった。
彫像やトラップに囲まれており、背景にはちゃんと壁が貼られていて、いくつかの家具もある。
魔術師の地下室のイメージだろうか?
中には金の宝箱があり、回復速度がアップするアクセサリが入っていた。
このアクセサリの効果はなかなか高く、地味に身を助けてくれることになる。

そして驚いたのは、地底の奥深くで発見した「謎のキノコ空間」だろう。
Junk Jack でも I Dig It でも Waking Mars でも地底にはキノコワールドが広がっていたが、これは何かのお約束なのだろうか?
ここで採取できる「ひかるキノコ」は上位の回復薬を始め、いくつかのポーションの作成に必要になるため、大規模な採取地が見つかったのはありがたい。

しばらく探索を続けていると、また新しい住民が引っ越したいと言っているメッセージが表示された。
鉱石もだいぶ集まったし、そろそろ次の段階に進みたいところだ。
【 平面的冒険生活 16~18日目 】
新たな転入希望者のための住居を造ることにする。
前回の住民は2階に作っていた寝室に入居した。
と言うことは、住民の家は地表でなくても良いと言うことだ。
そこでこの家をマンション型にすることに決め、3階を増設する。
そして横幅が 30 マス以上あるので、3階は壁でしきり、2つの部屋を作ることにした。
出入口はドアではなく、昇降可能な木の足場でも良いようだ。
シャンデリアとイスとテーブルを置いて入居を待つ。
程なくして看護婦のケイトリンさんがやってきた。

住民が2階以上にいれば、ドアを開けっ放しにして外に出て行くこともない。
1階は住居判定をわざと成立させず、2階以上を住宅にするのが正解だったかもしれない。
もう今さらだが。
そして十分な金鉱石が集まったので、満を持して「金のツルハシ」を作成する。
これで掘りスピードがアップし、硬い鉱石も採掘できるようになるはずだ。
銀鉱石も貯まっていたので、これで新しい防具も作っておくことにする。
銀のヘルメットが強そうな外観だったので、さっそく作成してかぶってみたのだが・・・

かっこ悪い・・・ 予想以上に・・・
これはたぶん、シルバーの鎧とセットにしないとダメなんだろうな・・・
頭だけだと歩く目玉焼きにしか見えない・・・
しばらくこれで過ごしていたが、我慢できなくなったので「みため装備」に前のヘルメットを付けて元に戻す。
装備には実装備と見た目装備があり、見た目装備に何かをセットすると外見だけを変えられる。
装備をバッグに戻したい時は上部の袋のボタンに直接ドラッグする。

ともあれ金のツルハシが出来たので、さっそく今まで掘れなかった紫の鉱石を掘りに行ってみる。
すると、掘れる、掘れるぞ。 私にも紫鉱石が掘れる!
謎の紫鉱石は「デモナイト鉱石」という名前のようで、「闇の力」が封じられているらしい。
闇の力というと、「俺の第三の目が」とか「静まれ俺の右手」とか、そういうやつだろうか。
まとまった数が手に入らないと加工は出来ないので、今は保管箱の肥やしにしかならないが、これで気になっていた事柄の1つは解決した。

また、金のツルハシの掘りスピードは、思っていた以上に素晴らしかった。
今まで使っていた鉄のツルハシよりも、はるかに採掘が早く進む。
これなら探求心も湧くというものだ。
【 平面的冒険生活 19日目 】
地下で「スケルトン」という敵を倒した時に「フック」というアイテムが手に入った。
そう言えばすっかり忘れていたが、テラリアの移動手段には「つかまりフック」というものがあったはずだ。
名前からして、これが材料だと思うが・・・
生産画面でチェックしてみると、これと鉄の鎖で作成できるらしい。
さっそく家に戻って組み立てを行い、洞窟に入って試しに飛ばしてみる。
ビューン! と鎖が飛んでいき、天井や壁に引っかかり、そのまま体が引き寄せられる。
これは面白い!

結構素早く飛ばせるので、思わずあちこちに撃ちまくり、飛び回って遊んでしまった。
フックを引っかけた後、切り離すのはスティックを上に倒して行い、その際にジャンプする。
こんなに素早く動けるのはマイクラ系では珍しい。
ただ、フックを飛ばす右スティックの操作性が良くなく、思わぬ方向に飛んでしまうことが多い。
射程もそんなに長くないので、これだけで思うように移動することは出来なさそうだ。
しかし新たな移動手段が出来たことは、木材不足で足場が作れない時には助かる。
その後、相応に大きな金鉱脈を発見できたので、集まった金のインゴットでヘルメットを作った。
言うまでもなく銀のヘルメットが残念だったので、その代わりである。
具足もまだ銅だったので、あまり気味の銀のインゴットで新調した。

これで防御力は 11 になった。 だいぶ強くなった気がする。
しかしそれが、後にあの事態を引き起こす事になるとは思っていなかった・・・
【 平面的冒険生活 20日目 】
この日は本当は、「植物の栽培」と「ポーションの作成」を試してみるつもりだった。
この少し前に「たんけんかのポーション」というアイテムを宝箱から発見し、使ってみたのだが、5分間遠くにある鉱石やお宝を発見できるという効果で、探索に非常に便利だったのだ。
作成材料には植物が含まれていたが栽培できるものだったので、量産できるようにしようと思った訳だ。
家の地下に栽培用のスペースを作り、さらに鉄を加工してバケツを作成、ポーション作りのための水を汲んで来ようとしていた。
その矢先だった。
「邪悪な何かが あなたを見ている・・・」

何が来ようとしているのかは予想できた。
なぜならテラリアと言えば、あの場違いとも言える「不気味な目玉のオバケ」の絵が有名だからだ。
もうボス戦が近いのかもしれない。
そろそろ武器や防具の準備をした方が・・・
「クトゥルフのめだま が呼び覚まされた!」
えぇー? もう!? まだ植木鉢とバケツ運んでるんですけど!
思わずあわてたが、しかし来たるべきボス戦に備えて、まったく用意をしていなかった訳ではない。
家の屋上にドアを付けた小屋を造っていた。
ボスが空から来るのは解っていたので、屋上で迎撃し、ピンチになったら小屋に逃げ込もうという算段だ。
すぐに屋上に駆け上がり、敵の到来を待つ。
現れたら小屋に入り、一旦様子をうかがう。

が、まったく無駄だった。
このボスは壁とか床とか地面とか、全部無視して飛び回るのだ!
小屋とか意味ねぇーー!!

家の中で大暴れするおかげで住人達もボコボコダメージを受けている。
マンション大パニック!
とりあえず保管箱からあわててポーションを引っ張り出して装備する。
だが剣は初期装備に限りなく近い鉄の剣だ。 これでは戦えない。 どのみち相手は飛び回る。
弓矢を作れるような材料は残ってないので、とりあえずブーメランで対抗するしかない。
幸いブーメランは少し前にジャングルで「マジックブーメラン」を発見していたので、それなりに強い。
一旦屋上に出て、撃ち出してくる「クトゥルフのしもべ」を撃退しつつ、ボスに向かってブーメランを投げ続ける。
まさかボス戦をブーメランでやるとは思わなかった・・・
だが遠距離攻撃できるし、近距離で撃てば連続ヒットするのでそんなに悪くない。
ライフが減ったらポーションを使い、それでもヤバイ時は3階の看護婦さんのところに行って治療して貰う。
戦ってる最中に看護婦さんに治療を頼めるボス戦というのも前代未聞だ。
こんな時でも治療費はしっかり取られるが。
ちなみに看護婦さんもボコボコやられていて、1階にいたガイドは早々に死んでしまった。
ただ住民は死んでもまたすぐ転入してくるので問題はない。
家の周りで大立ち回りを繰り広げ、そして遂に・・・

なんとかボス撃破! その体がバラバラになり、いくらかのコインとデモナイト鉱石が落ちてくる。
ドタバタしていたのでどうなるかと思ったが、なんとかボス打倒の目標は達成できた・・・
達成したというか、こちらが襲われた訳だが・・・
【 平面的冒険生活 21日目 以降 】
ボス襲撃後、夜が明けた。 何事もなかったかのようにまた1日が始まる。
ガイドも普通に再入居してきて、マンションはすでに元通りである。
いや、ボス打倒後に住民が1人増えたので、むしろ賑やかになった。

後でボスの出現条件を調べたのだが、防御 10 以上+ライフ 200(ハート 10 個)だったようだ。
ハートは 10 個になっていたので、前日に防具を新調したことで条件が満たされたらしい。
目標は達成されたが、とりあえず栽培とポーションの作成だけは最後に行っておこうと思う。
栽培の対象となる一般的な植物は、草の生えていない土に生える「ブリンクルート」、普通の草の上に生える「デイブルーム」、ジャングルの草の上に生える「ムーングロウ」の3つ。
他にも花はいくつかあるが、邪悪な大地の花とか、溶岩地帯の花などの特殊なものだ。
これらの花は前述の土地にしか生えないが、植木鉢に植えると土に関係なく育つ。
植木鉢は粘土ブロックから焼成できるので、地下で見つけたら鉱石の一種だと思って集めておきたい。
余ったらレンガにすることも出来る。
植木鉢をたくさん並べて種を植えたら、あとは放っておけば良いのだが、刈り取りは花が咲いている時に行わなければならない。 そうしないと種を収穫できないからだ。
花が咲くのはデイブルームは昼、ムーングロウは夜。
ブリンクルートはまちまちだが、非常に速く育つので栽培は簡単だ。

次にポーション作りだが、まず砂を焼成してガラスを作り、そこから「ビン」を作成する。
そして「水の近くで」作成モードに入り、ビンを「ビンづめのみず」にする。
よって家の近くに池があるとラクになる。
池は小さな穴を掘ってバケツで水を汲んで来れば作れるが、1回では少量の水しか運べないので、バケツを複数用意するか、何度も往復する必要があるだろう。
ビンに水を入れても池の水が減ることはない。
なお、「ちいさなライフポーション」などの一部の薬の作成は、瓶詰めの水ではなく空の瓶を使用する。

後は「練金台」の近くで、薬草とビンを使って作成を行えば良い。
練金台と言うとすごいもののように思えるが、単にテーブルにビンやコップを置いただけのものだ。
テーブルはワークベンチでも普通のテーブルでも、上の画像のように木の足場でもいい。
作りやすくて便利なお勧めポーションは、光のポーション、ネコ目のポーション、探検家のポーションだ。
材料は作成画面で確認して欲しい。
植物には他に「キノコ」があるが、普通のキノコは日光のある草の上にしか生えない。
「ひかるキノコ」は地下のキノコ地帯に生えているが、そこで採取を行っているとたまに「キノコぐさのたね」が手に入る。
これを海抜以下の泥のブロックに使うと、そこに新たな苗床ができ、周囲の泥ブロックにも広がっていく。
海抜以下と言っても解りにくいが、背景に石が混じるようになったらもう海抜以下だ。

これでテラリアの基本部分は、一通り網羅したと思う。
もちろんまだ冒険はこれからだろう。
ただ、ここからは RPG やアクションゲームとしての性質が強くなる。
生産については、ここまでの応用で行えるはずだ。
テラリアの世界の、キュートな見た目にそぐわない不気味な戦いはまだ続く。
ただ、私はサバイバル生活が本分だ。 ここからの戦いはもう範疇ではない。
この先に待ち受ける未知なる者との対決は、ここをご覧の皆さんにお任せしよう。

※不浄の大地の奥深く。 そこでは紫のオーブが不気味に光っている。
ここの岩盤は硬く金のツルハシでも破壊できないが、ボムやダイナマイトなら破壊可能だ。
また「浄化の粉」があれば普通の石に変成させることができる。
オーブはハンマーで破壊でき、それは次の展開へと繋がるが、壊す前に覚悟を決めた方が良いかもしれない・・・
----------
と言う訳で、テラリアの日記風レビューでした。
価格は 500 円。 追加課金などはありません。
PS3 / PS Vita 版はパッケージ版が約 3000 円、ダウンロード版は 2000 円なので、かなりのプライスダウンと言えます。
まあ海外のスマホ版 Terraria の販売価格が $4.99 なので、それに合わせる必要があったのだと思いますが、この価格差が日本での発売を渋っていた理由かも?
内容としては、地下を掘り進んでお宝を探す楽しさと、好みの建物を作る楽しさ、ボス戦もある戦闘の楽しさがバランス良く盛り込まれている印象です。
Survivalcraft や Block Story ほど世界は広大ではなく、調度品も Junk Jack X より少なめですが、2D である事と、何より日本語に完全対応ですから、とても遊びやすいです。
ただ戦闘が多いので、マインクラフトをクラフトモードのみでプレイしているような人には向かなさそうですね。
巷ではバグの多さが懸念されていますが、私がプレイした限りでは、このレビュー中にバグらしいバグが発生したことは1度もありません。 急にトラップで死んだ時は何事かと思ったけど。
ただし住居の判定など解りにくい部分もあるので、「理解しやすいゲーム」とはお世辞にも言えないかな。
他のマインクラフト系の経験があれば、悩むことは少ないと思いますが・・・
個人的に気になったのは、残酷で不気味な表現が意外と多いことですね。
パッと見のグラフィックがホノボノ系なので、「女の子にもお勧め♪」なんて言っている人もいますが、不気味な目玉やら怪物やらが飛び交い、死んだら体がバラバラになり、おまけに「内蔵が破裂した」なんて死亡メッセージが平気で出てくるので、私的には子供や女性に向いているゲームとは思えません。
しかしやっぱり、面白いです。
単に世界を用意して「さあ自由にやってくれ」ではなく、ボスやイベントという目標が存在するので、そこを目指して頑張る楽しさがあります。
やっぱりサンドボックスゲームにも、そういうのがあった方が良いですよね。
・テラリア (iTunes が起動します)
問題はハードモードが今後追加されるのかどうか
ですね