2010 年にインディーズゲームの表彰「IndieCade」で最優秀賞を受賞した、海外で人気の「死にゲー」がスマホに移植されています。
「VVVVVV」です。
何度も死にながらリトライを繰り返す、欧米のインディーズゲームに良くある「死にゲー」「マゾゲー」で、私はこういったタイプのゲームは好きではないので、全く期待していませんでした。
グラフィックもかなりレトロで、ゲームシステムもシンプル、とても日本でウケる内容とは思えなかったのですが・・・
やってみると、意外とストレスなく遊べる内容で、思いのほか楽しめています。
死にゲーでありながら、プレイヤーが投げてしまわない程度の難易度になっていて、テンポよく進行することができますね。
ヘンな表現ですが「死にゲー的なバランス調整」のうまいゲームです。
開発者の Terry Cavanagh さんという方は海外ではかなり著名な個人製作者で、iOS では Super Hexagon(iTunes 起動) や Don't Look Back などを公開しています。
画面左下を左右にスライドして移動し、右下をタップして「重力反転」を行います。
重力を反転すると「上に向かって落下」するようになり、天井を歩くことも出来ます。 もう一度押すと下方向の重力に戻ります。
ただし空中にいる時には反転できないので、重力反転を連打して空中を浮遊するということは出来ません。
操作性はかなり良く、タッチパネルでありながら違和感を感じることはありません。
シビアな操作が要求されるアクションゲームですが、そのシビアな操作を「物理パッドが欲しい」と全く思わずにプレイすることが出来ます。
画面はスクロールするのではなく、マップの端に行くと切り替わる方式で、ダンジョン内はかなり広大です。
最初から好きな方に行くことが出来るので、自由に探索できる楽しさがありますね。
ダンジョン内にはユニークなオブジェや障害物が点在していて、これらも「迷う楽しさ」を増してくれます。
ゲームは何度も述べたように「死にゲー」で、トラップに少し触れただけでミスになります。
難易度は高く、何度もミスを繰り返しながら、突破する方法や回避のタイミングを探っていかなければなりません。
しかしかなり小まめにチェックポイントが設置されていて、ミスっても直前から再開できます。
また「超難しい!」と思うような場面は意外と少なく、どのトラップも数回、多くても十数回繰り返せば突破できます。
ゲームがスピーディーに進行するので、やり直しもそれほど苦になりませんね。
※「C」のマークがチェックポイント。 ミスってもデメリットはなく、すぐにそこから再開できます。
グラフィックは簡素ですが、ノリの良い BGM は評判が良いですね。
※謎の巨大マンモス。 ちょっと変わったオブジェがたくさんあります。
私は「ただ難しいだけ」の死にゲーは、「安直なゲーム作り」を感じてしまい好きになれないのですが、このゲームはしばらくやっていると、死にゲーでありながらもバランス調整やマップデザインを丁寧に行っているのを感じられます。
ケロブラスター もそうでしたが、そうした調整がしっかりしたゲームはやっていて純粋に楽しめますね。
マップも各所に「テレポーター」があり、広大ながらそれを使って各ポイントを行き来できるので、探索しやすい作りになっています。
ただやはり死にゲーなので、なかなか突破できずイライラする場面や、マゾゲーと思ってしまう場面は存在します。
人により差があると思いますが、ミスって死んでを繰り返すゲームが好きでない人には勧め辛いですね。
また日本人にとって難点なのは、やはり英語でしょう。
ゲーム自体は英語が読めなくても全く問題ないのですが、ストーリーは理解できません。
こんなグラフィックのゲームですから、それほどストーリーが気になる訳ではないのですが、仲間との会話や各所にある端末のメッセージなど文章は結構出てくるので、その内容はやはり気になります。
「理解できれば、また印象も違ってくるんだろうな」と思ってしまいます。
※オートマッピングがあり、いつでも確認可能です。
「T」と書かれている場所にテレポーターがあり、発見済みのテレポーター間は自由に移動できます。
※この黄色い仲間をエスコートする場面は、かなりムズイ。 そしてマゾイ。 しかもちょっと工夫が必要。
やっぱりイライラする場面がない訳ではないですね・・・ 他の死にゲーと比べるとかなり少ないけど。
価格は 300 円。 著名なゲームではありますが、この見た目でこの値段だと、ちょっと手を出し辛いでしょう。
良くも悪くもゲーマー向けなので、このぐらいの方が理解できる人だけプレイするだろうから、評価が荒れなくて良いかもしれませんけどね。
他機種版は 500 円($4.99)なので、一応スマホ版はお得です。
なんだか 30 年ぐらい前のヒットゲームという印象です。
ただ当時の方がハードウェアに頼れなかった分、ゲームはアイデア勝負・デザイン勝負でした。
そういうゲームを今になって作っている、みたいな感じですね。
にしても海外のゲームユーザーって、こういうレトロ風ゲームが好きですねぇ。
・VVVVVV (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のプレイ動画です。
PC 版のものですが、iOS / Android 版でも全く変わりません。
「VVVVVV」です。
何度も死にながらリトライを繰り返す、欧米のインディーズゲームに良くある「死にゲー」「マゾゲー」で、私はこういったタイプのゲームは好きではないので、全く期待していませんでした。
グラフィックもかなりレトロで、ゲームシステムもシンプル、とても日本でウケる内容とは思えなかったのですが・・・
やってみると、意外とストレスなく遊べる内容で、思いのほか楽しめています。
死にゲーでありながら、プレイヤーが投げてしまわない程度の難易度になっていて、テンポよく進行することができますね。
ヘンな表現ですが「死にゲー的なバランス調整」のうまいゲームです。
開発者の Terry Cavanagh さんという方は海外ではかなり著名な個人製作者で、iOS では Super Hexagon(iTunes 起動) や Don't Look Back などを公開しています。
画面左下を左右にスライドして移動し、右下をタップして「重力反転」を行います。
重力を反転すると「上に向かって落下」するようになり、天井を歩くことも出来ます。 もう一度押すと下方向の重力に戻ります。
ただし空中にいる時には反転できないので、重力反転を連打して空中を浮遊するということは出来ません。
操作性はかなり良く、タッチパネルでありながら違和感を感じることはありません。
シビアな操作が要求されるアクションゲームですが、そのシビアな操作を「物理パッドが欲しい」と全く思わずにプレイすることが出来ます。
画面はスクロールするのではなく、マップの端に行くと切り替わる方式で、ダンジョン内はかなり広大です。
最初から好きな方に行くことが出来るので、自由に探索できる楽しさがありますね。
ダンジョン内にはユニークなオブジェや障害物が点在していて、これらも「迷う楽しさ」を増してくれます。
ゲームは何度も述べたように「死にゲー」で、トラップに少し触れただけでミスになります。
難易度は高く、何度もミスを繰り返しながら、突破する方法や回避のタイミングを探っていかなければなりません。
しかしかなり小まめにチェックポイントが設置されていて、ミスっても直前から再開できます。
また「超難しい!」と思うような場面は意外と少なく、どのトラップも数回、多くても十数回繰り返せば突破できます。
ゲームがスピーディーに進行するので、やり直しもそれほど苦になりませんね。
※「C」のマークがチェックポイント。 ミスってもデメリットはなく、すぐにそこから再開できます。
グラフィックは簡素ですが、ノリの良い BGM は評判が良いですね。
※謎の巨大マンモス。 ちょっと変わったオブジェがたくさんあります。
私は「ただ難しいだけ」の死にゲーは、「安直なゲーム作り」を感じてしまい好きになれないのですが、このゲームはしばらくやっていると、死にゲーでありながらもバランス調整やマップデザインを丁寧に行っているのを感じられます。
ケロブラスター もそうでしたが、そうした調整がしっかりしたゲームはやっていて純粋に楽しめますね。
マップも各所に「テレポーター」があり、広大ながらそれを使って各ポイントを行き来できるので、探索しやすい作りになっています。
ただやはり死にゲーなので、なかなか突破できずイライラする場面や、マゾゲーと思ってしまう場面は存在します。
人により差があると思いますが、ミスって死んでを繰り返すゲームが好きでない人には勧め辛いですね。
また日本人にとって難点なのは、やはり英語でしょう。
ゲーム自体は英語が読めなくても全く問題ないのですが、ストーリーは理解できません。
こんなグラフィックのゲームですから、それほどストーリーが気になる訳ではないのですが、仲間との会話や各所にある端末のメッセージなど文章は結構出てくるので、その内容はやはり気になります。
「理解できれば、また印象も違ってくるんだろうな」と思ってしまいます。
※オートマッピングがあり、いつでも確認可能です。
「T」と書かれている場所にテレポーターがあり、発見済みのテレポーター間は自由に移動できます。
※この黄色い仲間をエスコートする場面は、かなりムズイ。 そしてマゾイ。 しかもちょっと工夫が必要。
やっぱりイライラする場面がない訳ではないですね・・・ 他の死にゲーと比べるとかなり少ないけど。
価格は 300 円。 著名なゲームではありますが、この見た目でこの値段だと、ちょっと手を出し辛いでしょう。
良くも悪くもゲーマー向けなので、このぐらいの方が理解できる人だけプレイするだろうから、評価が荒れなくて良いかもしれませんけどね。
他機種版は 500 円($4.99)なので、一応スマホ版はお得です。
なんだか 30 年ぐらい前のヒットゲームという印象です。
ただ当時の方がハードウェアに頼れなかった分、ゲームはアイデア勝負・デザイン勝負でした。
そういうゲームを今になって作っている、みたいな感じですね。
にしても海外のゲームユーザーって、こういうレトロ風ゲームが好きですねぇ。
・VVVVVV (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のプレイ動画です。
PC 版のものですが、iOS / Android 版でも全く変わりません。
随所に散りばめられたオマージュも面白いところなのにそれを英語じゃないから〜とかこんなグラフィックだからストーリーが〜とか言っても