センスの良いグラフィックでロングセラーとなった、RPG 風のラン&ジャンプゲーム「ファンタジーxランナーズ」(FantasyxRunners)。
それを「ソーシャルゲーム化した」続編が登場しました。
「FantasyxRunners2」です。

前作は韓国の小メーカーが開発していたのですが、今回は大手企業「ネクソン」からの発売となっています。

ソシャゲ化したため、本体無料の課金型アプリになっており、ゲームバランスは「課金ゲー」化し、さらにスタミナ制になりました。
しかし長期的な育成要素が加わったため、シンプルなショートゲームだった前作とは違い、キャラクターを育てていく楽しみがあります。
良くなった点と悪くなった点が双方ありますね。

FantasyxRunners2

ゲームが始まるとキャラクターが自動的に走り出し、左側タップでジャンプ、右側タップで攻撃を行います。
ジャンプ中に再度タップすれば二段ジャンプも可能です。
攻撃があるのが特徴ですが、ゲームとしては穴や障害物をジャンプでかわして走り続ける、一般的なランニングゲームです。

ただ主人公は4人パーティーを組んでいて、敵や障害物に当たっても先頭の1人が脱落するだけで、残りのメンバーは走り続けることが出来ます。
全員が全滅するまでゲームオーバーにはなりません。
ただし穴に落ちたら1発でアウトです。

攻撃は先頭のキャラのみが行い、戦士なら剣を振り、魔術師なら弾を撃ち、弓使いなら矢を放ちます。
敵を倒すとお金である「ルビー」を落とし、さらにスコアが増えます。
通常モード(冒険)の場合、このスコアが一定値になると次のステージに進みます。 走った距離ではありません。

前作はステージが進むとどんどんスピードが上がり、そのうち障害物を確認してからジャンプするのが困難なほどになりましたが、今作はあまりスピードは上がりません。
どれだけ進んでも、ある程度余裕を持って回避できます。

その代わり、敵の耐久力がどんどん上がっていき、攻撃力が十分でないと「戦士で敵を10回斬っても倒せない」みたいなことになってきます。
こうなるとパワーアップしないと先に進めなくなり、その点は「ソシャゲになった」という感じですね。

ただ、前作はあまりにスピードが速く、穴に落ちてゲームオーバーになることが多かったので、パーティーが4人いてもあまり意味がありませんでした。
今回は穴に落ちる機会が減り、ちゃんと全滅で終わることが多いので、今作の方がパーティー制にマッチしていると思います。

FantasyxRunners2
※キャラクターの攻撃方法は武器に依存していて、戦士でも弓を持てば矢を撃つし、弓使いも剣を持てば近接攻撃を行います。
ただ職業にマッチした武器を使えば攻撃力が 50 %増しになるので、基本的にはそのキャラに合ったものを持ちましょう。
同じ種類の武器でも、連射型やマルチショットなど複数の攻撃タイプがあります。
なお、穴の周りには必ず看板や標識があるので、避ける目安にしましょう。


FantasyxRunners2
※編成画面。 このポップな絵柄は変わっていませんね。
飛び道具キャラの方が使いやすいので、弓使いが圧倒的に強い印象。
今回はキャラごとに可愛らしいボイスが付いたのですが、そのおかげで外出先でやるのは恥ずかしいかも・・・
ボイスだけ OFF にする設定はありません。 イヤホンを付ければ解決しますが・・・


ゲームにはエンドレスの「冒険」の他に、特定の条件の達成を目指す「依頼」があります。
依頼には「スライムを5匹退治 + 500m 以内に達成」などがあり、クリアすることで食料や道具、装備やキャラクターを得られます。
このモードは条件を達成した瞬間に終了します。

食料は経験値アイテムで、これを「合成」してキャラクターのレベルを上げていきます。
合成以外ではレベルは上がりません。
道具は進化素材ですが、余分な道具や装備、キャラクターもレベルアップ合成に使えます。

ただ、このソーシャルゲーム的なシステムが良し悪しな点です。

エンドレスランの「冒険」ではお金(ルビー)しか手に入らないので、キャラを強くするには「依頼」を繰り返す必要があるのですが、依頼は短時間で終わる反面、単調で作業感が強いです。
加えて進化(ランクアップ)には「レベルを最大にした、同じランクの同じキャラが必要」なので、素材側のレベルも上げる必要があって、かなり面倒。

元々 KRPG(韓国の RPG)は「○○を○○匹倒してこい」とか「○○を○○個集めてこい」といった単調なお使いクエストが多いのですが、それをこのゲームにも感じます。
まあソーシャルゲームはそういうものである気もしますが、もうちょっと変化が欲しいですね。

また「冒険」もランニングゲームとして楽しめる内容ではありますが、どれだけスコアが出るかは、やはりレアリティの高いキャラや装備に左右されます。
例えば初期キャラで何とか4万点到達できるという時、ランク S のフレンドを助っ人にしてみると、いきなり 40 万点突破しました。 ハイスコアを目指したいなら課金は必須です。

ソーシャルゲームとしては当然の形ではあるのですが、ショートゲームとして「テクニックでハイスコアを競う」というものではなくなりました。
もちろん最高クラスのスコアを目指そうと思ったら、キャラのレアリティとレベルに加えて、テクニックも必要になりますが。
一応、巷のソシャゲよりは、アクション性の強いゲームであることは確かです。

FantasyxRunners2
※依頼画面。 1分程度で終わる簡単なゲームを行います。
キャラクターを育てるには食料が手に入る依頼をひたすら繰り返し、合成素材を集めなければなりません。
メインゲーム(冒険)と素材集めは両立できないので、序盤から素材集め(依頼)を要求されますが、依頼があまり楽しくないのが厳しい・・・


FantasyxRunners2
※キャラの進化(ランクアップ)画面。 ランクアップには複数の素材アイテムと、「レベルを最大にした同じキャラ」が必要です。 もちろんベースキャラもレベルは最大でなければなりません。
実行するとランク C なら B になり、最大レベルが上がりますが、基礎能力は増えません。 だから前のレベルを超えないと以前より強くなりません。
B から A にするには、また「素材として」ランク B の最大レベルのキャラが必要です。


FantasyxRunners2
※オープニングのマンガ。 このオシャレでかわいいデザインが人気の秘訣?

全体としては、冒頭でも述べましたが、「単なるショートゲーム」が「ショートゲームを利用したソシャゲ」になったという感じです。
どちらが良いのか一概に言えませんが、やはり長期的な育成要素がある今回の方が、やり甲斐があって楽しめると思います。

ただ、私は「ファンタジーxランナーズ」は前作の時から、ロングヒットの要因がイマイチ解らなかったんですよね。
ポップでセンスの良いグラフィックとアイコン、一般ユーザーでも遊びやすいゲーム性にあったことは確かだと思いますが、それだけではここまでのロングヒットにはならない気も。
女性人気が高かったようで、今作も女性向けのデザインにしているようなので、その辺も要因だと思いますが、これに関しては男性の自分にはよく解りません。

前作が好きだった方なら、今作も悪くないと思います。
ただ私は、ちょっとこの合成システムとゲーム性では、単調すぎてやってられないかな・・・

私的には、前作の後半ステージの超スピードは慣れると病み付きになったので、それがなくなったのが残念です。
まあアレは、とても一般向けの難易度ではなかったけど・・・

・FantasyxRunners2(iTunes が起動します)