夏。 それはソーシャルゲームの季節。
誰が決めたのかって? 私が決めた。 今決めた。
そんな訳で、数回に分けて最近試したソシャゲを一気に紹介したいと思います。
「まとめ斬り」と題しましたが、今回紹介するアプリの多くは巷で話題になっていて、売上げやダウンロード数も高いゲームばかりです。
ソシャゲが掃いて捨てるほど氾濫しまくっているこのご時世、それでも注目されている作品というのは相応に見どころがある訳で、その辺を中心にご紹介したいと思います。
ただしイマイチだと思ったところはそうハッキリ書く方針ですので、賞賛意見や宣伝記事しか見たくないという方は回れ右して下さい。
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・ONE PIECE トレジャークルーズ
まずはいきなり、これから行きましょう。
1ヶ月で 500 万ダウンロードを突破した、ONE PIECE(ワンピース)を題材にしたソーシャルゲームです。
今年の大ヒットアプリの1つですね。
ゲームシステムは「ブレイブフロンティア型」です。
画面下に並んでいるパーティーメンバーの枠をタップすると攻撃を行い、タイミング良くタップを続けることでコンボ攻撃になります。
ブレイブフロンティアの連係攻撃のタイミングは大雑把に計るしかありませんでしたが、こちらはコンボになるタイミングが音ゲーのように明確に示されていて、それに合わせて「目押し」することで攻撃が繋がるようになっています。
よって「コンボを繋げている」「テクニックで繋げられた」という実感がありますね。
しかしこのゲームの最大の特徴は、ゲームシステムよりも演出面でしょう。
非常にワンピースらしい、クオリティの高い演出で、バトルシーンもさることながら、ステージの合間のストーリーシーンも見応えがあります。
動きのあるマンガでワンピースの名場面が再現されていて、ワンピースファンに勧められるのはもちろん、ワンピースを知らない、これからその物語を楽しみたい方にも勧められますね。
全体的に完成度の高い、「これならヒットするのは当然だろう」と思える作品です。
iTunes リンク:ONE PIECE トレジャークルーズ
Google Play リンク:ONE PIECE トレジャークルーズ
参考レビュー:ブレイブフロンティア
・サマナーズウォー: Sky Arena
韓国の Com2uS(カムツス)が公開したソーシャルゲーム。
キャラクターやフィールドが全て 3D で表現されているのが特徴で、ビジュアル的に優れています。
海外展開の開始後は、世界各国でヒットしています。
浮遊島に様々な施設を建てる「村作り」のシーンがあるのが特徴ですが、バトルシステムは非常にオーソドックスなターン制の RPG です。
パーティーは3体のモンスターで構成され、自分の番になったらスキルを選択して攻撃する、言わば「ドラクエ型」ですね。
規定の回数だけ勝利すればクエストクリアと言う、「何の変哲もないシステム」です。
ただ、この何の変哲もないシステムだからこそ、万人に受け入れられているのでしょう。
スキルには回復系や補助系もあり、ボスは強力な攻撃を行ってくるため、相応に戦略性もあって、3D キャラの動きや演出も FF シリーズのように綺麗です。
ちゃんとストーリーがあり、他プレイヤーと戦う「アリーナ」もあるなど、戦闘以外の部分もしっかり作られています。
「オーソドックスな RPG を高いレベルで作っている」ことがヒットの要因でしょうね。
iTunes リンク:サマナーズウォー: Sky Arena
Google Play リンク:サマナーズウォー: Sky Arena
・戦国炎舞 -KIZNA-
いわゆる「ドラゴンリーグ型」のソーシャルゲーム。
今となっては旧式なブラウザ型のゲームで、クエストは完全な「ポチポチゲー」。
ただ毎日指定の時間にギルド(連合)対抗の「合戦」が行われ、そこではプレイヤー同士が協力して戦うことができます。
ガラケー的レイアウトのインターフェイス、宣伝バナーが並んでいるメニュー画面、ボタンを押すだけで敵が倒れるシンプルなクエスト・・・
何もかもがグリー / モバゲー時代を踏襲するソーシャルゲームです。 ある意味「王道」。
ただ合戦シーンでは、メンバーと同時に攻撃や計略を実行することでコンボ技が発生するため、プレイヤー間で連絡を取り合う「現実の連係」が重要になります。
専用掲示板なども用意されていて、本来の意味での「ソーシャルゲーム」ですね。
こうしたドラゴンリーグ型のゲームはプレイヤー同士の関係が密接になるため、ヘビーユーザーが増える傾向があり、その辺が高い売上げと継続した人気を保っている理由だと思われます。
もちろん旧来のポチポチゲーマーを取り込んでいるのも要因でしょう。
また、このゲームはブラウザ型としては演出が綺麗で、スマホのネイティブアプリと比べるとショボさは否めないのですが、「ブラウザで出来る範囲の最高の演出をしている」のは感じます。
ガラケー時代からソシャゲをやっていたユーザーにとっては十分な見栄えでしょうね。
サウンドも良く、BGM はクオリティが高いです。
私から見ると、やはり古くさいソシャゲの印象が強いのですが、ロングセラーになっているのは納得できます。
・かぶりん!
Klab の新作アクション・ソーシャルゲーム。
このゲームはシステム云々より、そのシュールでおバカなキャラクターと世界感が魅力です。
個人的には好きなのですが、現時点では未完成感も強いですね。
なお、Android 版はまだ公開されていません。
4種類の「かぶりん」たちを引き連れて敵と戦う内容で、かぶりんは紙袋やヘルメットなど、何かをかぶった 1.5 頭身の小人キャラです。 見るからにシュール。
戦闘シーンではボタンで「かぶりん」をポイポイ投げ、盾ボタンでガード。
ため攻撃も可能で、攻撃とガードの切り替えを素早く行う必要があり、アクション性は高めです。
「アホ毛ちゃんばら」に似ている感じもありますね。
明確なスタミナが無い代わりに、ストックのかぶりんが戦闘によってピクミンのごとく「役目を終え」、いなくなると「なめこ」のように収穫しないと再戦できないユニークな形式になっています。
キャラクターは全体的に可愛らしく描かれていて、演出やサウンドも高クオリティー。
技術的な完成度は高いのですが、残念なのは新しい「かぶりん」の入手が難しいこと。
クエストクリアしても強化アイテムしか手に入らず、新しいかぶりんを手に入れるには課金ガチャが必須、それなのにガチャの半分は主人公の職業(コスチューム)が出る。
考えてみて下さい。 新キャラが(課金しない限り)全然手に入らず、ずっと同じメンバーで進まなければならないパズドラ系を・・・ 最初からそれはどうなのかと。
という訳で、今の状態では飽きが早いのですが、この雰囲気はすごく好みなので、なんとか修正して欲しいですね。
※結局修正できないまま、2015年3月にサービス終了することが発表されました。
iTunes リンク:かぶりん!
参考レビュー:アホ毛ちゃんばら
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ソシャゲまとめ斬り 2014 夏 二日目 に続く。
誰が決めたのかって? 私が決めた。 今決めた。
そんな訳で、数回に分けて最近試したソシャゲを一気に紹介したいと思います。
「まとめ斬り」と題しましたが、今回紹介するアプリの多くは巷で話題になっていて、売上げやダウンロード数も高いゲームばかりです。
ソシャゲが掃いて捨てるほど氾濫しまくっているこのご時世、それでも注目されている作品というのは相応に見どころがある訳で、その辺を中心にご紹介したいと思います。
ただしイマイチだと思ったところはそうハッキリ書く方針ですので、賞賛意見や宣伝記事しか見たくないという方は回れ右して下さい。
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・ONE PIECE トレジャークルーズ
まずはいきなり、これから行きましょう。
1ヶ月で 500 万ダウンロードを突破した、ONE PIECE(ワンピース)を題材にしたソーシャルゲームです。
今年の大ヒットアプリの1つですね。
ゲームシステムは「ブレイブフロンティア型」です。
画面下に並んでいるパーティーメンバーの枠をタップすると攻撃を行い、タイミング良くタップを続けることでコンボ攻撃になります。
ブレイブフロンティアの連係攻撃のタイミングは大雑把に計るしかありませんでしたが、こちらはコンボになるタイミングが音ゲーのように明確に示されていて、それに合わせて「目押し」することで攻撃が繋がるようになっています。
よって「コンボを繋げている」「テクニックで繋げられた」という実感がありますね。
しかしこのゲームの最大の特徴は、ゲームシステムよりも演出面でしょう。
非常にワンピースらしい、クオリティの高い演出で、バトルシーンもさることながら、ステージの合間のストーリーシーンも見応えがあります。
動きのあるマンガでワンピースの名場面が再現されていて、ワンピースファンに勧められるのはもちろん、ワンピースを知らない、これからその物語を楽しみたい方にも勧められますね。
全体的に完成度の高い、「これならヒットするのは当然だろう」と思える作品です。
iTunes リンク:ONE PIECE トレジャークルーズ
Google Play リンク:ONE PIECE トレジャークルーズ
参考レビュー:ブレイブフロンティア
・サマナーズウォー: Sky Arena
韓国の Com2uS(カムツス)が公開したソーシャルゲーム。
キャラクターやフィールドが全て 3D で表現されているのが特徴で、ビジュアル的に優れています。
海外展開の開始後は、世界各国でヒットしています。
浮遊島に様々な施設を建てる「村作り」のシーンがあるのが特徴ですが、バトルシステムは非常にオーソドックスなターン制の RPG です。
パーティーは3体のモンスターで構成され、自分の番になったらスキルを選択して攻撃する、言わば「ドラクエ型」ですね。
規定の回数だけ勝利すればクエストクリアと言う、「何の変哲もないシステム」です。
ただ、この何の変哲もないシステムだからこそ、万人に受け入れられているのでしょう。
スキルには回復系や補助系もあり、ボスは強力な攻撃を行ってくるため、相応に戦略性もあって、3D キャラの動きや演出も FF シリーズのように綺麗です。
ちゃんとストーリーがあり、他プレイヤーと戦う「アリーナ」もあるなど、戦闘以外の部分もしっかり作られています。
「オーソドックスな RPG を高いレベルで作っている」ことがヒットの要因でしょうね。
iTunes リンク:サマナーズウォー: Sky Arena
Google Play リンク:サマナーズウォー: Sky Arena
・戦国炎舞 -KIZNA-
いわゆる「ドラゴンリーグ型」のソーシャルゲーム。
今となっては旧式なブラウザ型のゲームで、クエストは完全な「ポチポチゲー」。
ただ毎日指定の時間にギルド(連合)対抗の「合戦」が行われ、そこではプレイヤー同士が協力して戦うことができます。
ガラケー的レイアウトのインターフェイス、宣伝バナーが並んでいるメニュー画面、ボタンを押すだけで敵が倒れるシンプルなクエスト・・・
何もかもがグリー / モバゲー時代を踏襲するソーシャルゲームです。 ある意味「王道」。
ただ合戦シーンでは、メンバーと同時に攻撃や計略を実行することでコンボ技が発生するため、プレイヤー間で連絡を取り合う「現実の連係」が重要になります。
専用掲示板なども用意されていて、本来の意味での「ソーシャルゲーム」ですね。
こうしたドラゴンリーグ型のゲームはプレイヤー同士の関係が密接になるため、ヘビーユーザーが増える傾向があり、その辺が高い売上げと継続した人気を保っている理由だと思われます。
もちろん旧来のポチポチゲーマーを取り込んでいるのも要因でしょう。
また、このゲームはブラウザ型としては演出が綺麗で、スマホのネイティブアプリと比べるとショボさは否めないのですが、「ブラウザで出来る範囲の最高の演出をしている」のは感じます。
ガラケー時代からソシャゲをやっていたユーザーにとっては十分な見栄えでしょうね。
サウンドも良く、BGM はクオリティが高いです。
私から見ると、やはり古くさいソシャゲの印象が強いのですが、ロングセラーになっているのは納得できます。
iTunes リンク:戦国炎舞 -KIZNA-
・かぶりん!
Klab の新作アクション・ソーシャルゲーム。
このゲームはシステム云々より、そのシュールでおバカなキャラクターと世界感が魅力です。
個人的には好きなのですが、現時点では未完成感も強いですね。
なお、Android 版はまだ公開されていません。
4種類の「かぶりん」たちを引き連れて敵と戦う内容で、かぶりんは紙袋やヘルメットなど、何かをかぶった 1.5 頭身の小人キャラです。 見るからにシュール。
戦闘シーンではボタンで「かぶりん」をポイポイ投げ、盾ボタンでガード。
ため攻撃も可能で、攻撃とガードの切り替えを素早く行う必要があり、アクション性は高めです。
「アホ毛ちゃんばら」に似ている感じもありますね。
明確なスタミナが無い代わりに、ストックのかぶりんが戦闘によってピクミンのごとく「役目を終え」、いなくなると「なめこ」のように収穫しないと再戦できないユニークな形式になっています。
キャラクターは全体的に可愛らしく描かれていて、演出やサウンドも高クオリティー。
技術的な完成度は高いのですが、残念なのは新しい「かぶりん」の入手が難しいこと。
クエストクリアしても強化アイテムしか手に入らず、新しいかぶりんを手に入れるには課金ガチャが必須、それなのにガチャの半分は主人公の職業(コスチューム)が出る。
考えてみて下さい。 新キャラが(課金しない限り)全然手に入らず、ずっと同じメンバーで進まなければならないパズドラ系を・・・ 最初からそれはどうなのかと。
という訳で、今の状態では飽きが早いのですが、この雰囲気はすごく好みなので、なんとか修正して欲しいですね。
※結局修正できないまま、2015年3月にサービス終了することが発表されました。
iTunes リンク:かぶりん!
参考レビュー:アホ毛ちゃんばら
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ソシャゲまとめ斬り 2014 夏 二日目 に続く。
熱くて頭がボーッとしている夏は、実際何も考えずやれるソーシャルが向いているのかもしれませんね。
所で壮絶大海戦はやりましたか?自身のレベルと資源のレベルを黙々と上げるだけのゲームですが、課金限定の船などはなく、地味に普通のRPGに近いと思っています。いつか絶対紹介されるだろうと思っていたのですが・・・地味過ぎたのか!