PC、PS3、3DS などの各機種で発売され、全世界で 300 万ダウンロードを突破しているダイナミックなモトクロスバイクゲームが iOS でも公開されています。
アーバン トライアル フリースタイル」(Urban Trial Freestyle)です。

この手のモトクロスゲームは欧米で非常に人気で、iPhone にも同じタイプのものがたくさんあるのですが、これはその中でも特に有名な作品の1つですね。

iOS では XBOX で人気のモトクロスゲーム「Trials」の派生作品「Trials Go」も公開されていて、世界感やゲーム性など似た部分が多いのですが、Trials Go が長期的なシナリオのある基本無料ゲームであるのに対し、こちらは1つのステージをやり込むタイプの買い切りゲームという違いがあります。

アーバン トライアル フリースタイル Urban Trial Freestyle

高速道路やビルの上、地下鉄や工場など、様々な場所の障害物を乗り越えていくモトクロスゲームです。

このゲームの最大の特徴はグラフィックと演出
3D で作られたコースは非常に高クオリティーで、背景のビルや散乱したガレキなどの作り込みは非常にリアルです。
奥行きさえ感じられる程で、それはスクリーンショットからも伝わると思います。

そしてカメラワークが素晴らしく、ジャンプすれば下から見上げ、落下すれば上から見下ろすなど、自然かつダイナミックに視点が動きます。
これがモトクロスの臨場感をさらに増しています。

バイクの挙動はかなりクセがあり、最初はただ走るだけでもコケたりするのですが、ハイパワーな後輪駆動車であるモトクロスバイクの特徴が再現されています。
この挙動はプロのモトクロスライダーの監修を受けているようで、物理的に納得できる挙動になってますね。
バイク以外に、ライダーやコース上の障害物も物理シミュレートされていて、リアルに転がります。

操作はボタンではなく、仮想スティックを左右にスライドして動かす形。
最初は違和感があるのですが、バイクのコントロールはゲーム性・操作性を重視しているようで、慣れればかなり素直に、思った感じで動いてくれますね。

難易度は思ったほど高くなく、リトライを繰り返しながらトラップの抜け方を探っていく「死にゲー」であることは確かなのですが、それほど「マゾゲー」ではありませんでした。
この手の欧米のモトクロスゲームは死にゲー・マゾゲーである場合が多いので、これも「余程のマゾゲーなんだろう」と勝手に思っていたのですが、意外にも数度プレイすれば抜けられるようなトラップばかりで気持ち良く遊べます

転けても直前のチェックポイントから再開でき、思ったほどイライラせず、むしろ障害を抜けていくのが楽しいと思えるレベルですね。
最終エリアは高難度なようですが、全6エリア中の5エリアは、クリアするだけならそれほど難しい訳ではありません。

アーバン トライアル フリースタイル Urban Trial Freestyle
※高所から落下して下り坂に降りるシーン。 上から見下ろした感じになり、高さを感じられます。
背景の工場がしっかり作られているので、奥行きもありますね。

アーバン トライアル フリースタイル Urban Trial Freestyle
※こちらは大ジャンプでビルの上に登ろうとしているシーン。 ここは下から見上げます。
いかにも飛び移ろうとしている感じで、躍動感があって良いです。

ゲームモードは「スタントモード」「タイムアタックモード」の2種類があります。

スタントモードは制限時間内にゴールするモードで、何度コケても構いませんが、リトライしている間も時間は減り続けます。
ただ制限時間の約3分は、それほど厳しいタイムではありません。
このモードでは大ジャンプ時の飛距離や高さも計測され、その記録を競う要素があります。

タイムアタックモードはその名の通りゴールまでの時間を競うもので、トップの人のゴーストが現れます
1度コケたらタイムは期待できないので、こちらの方がシビアですね。
でもやることは、どちらのモードもほとんど変わりません。

記録はオンラインでリアルタイムに更新されていきます
背景の看板には記録者の名前とプロフィール画像が表示されていて、「競っている」という感じがあって良いですね。
ただどの記録もワールドレコードばかりなので、越えられる気は全くしませんが。
なお、記録の更新と表示が行われなくなりますが、オフラインでも遊ぶことは可能です。

アーバン トライアル フリースタイル Urban Trial Freestyle
※前にいるオレンジ色のライダーがタイムトライアルモードのゴースト。
競走している感じがあって良いですが、1回転けたらもう追い付けません。

アーバン トライアル フリースタイル Urban Trial Freestyle
※ゴロゴロ転がってる木箱が邪魔・・・ 他にも体当たりして倒す壁や、乗ると崩れる足場など、物理シミュレートなしかけも多いです。

難点と言うか、人によって好みが分かれると思うのは、冒頭でも述べたように「1つのステージをやり込む」というストイックな遊び方のゲームであること。

1つのエリアは4ステージで構成されていて、アンロック条件の厳しい最終エリアを除くと5エリアなので、合計で 20 ステージ。 割と早くオールクリア出来てしまいます。
最終エリアをプレイするには全ステージの全モードで最高評価を取らなければならないので、そこからは各ステージをやり込む形になります
しかしゲームは、どんどん新しいステージに挑戦していきたいもの・・・

このアプリにはステージの自作機能と、それをサーバーに送信して公開する機能があり、世界中のプレイヤーが作ったステージを遊ぶこともできます。
それを加味すればステージ数は ∞ なのですが、私的にはそれもちょっと違うような・・・

ワールドレコードを目指すという楽しみもありますが、ライバルが「世界一」だけだと到底敵わないので、もっと身近なランキングやフレンドの記録なども欲しかったですね。
バイクやライダーのカスタマイズもありますが、これもそんなに深いものではありません。
その分、同じ条件で競えるというのもありますが。

アーバン トライアル フリースタイル Urban Trial Freestyle
※看板に掲載されるプロフィール画像には本体に保存された写真の一部を使えるので、自分の顔写真以外に、アニメキャラにしたり、子供の写真にしたり、イラストを載せている人がいます。
こういうのはオンラインらしくて良いですね。


価格は 200 円このクオリティーでこの値段はかなり安いと思います
追加課金も一切なく、一見の価値のあるアプリです。 

ただ私的には、長期的なシナリオや進展がある「Trials Go」の方が好みですね。
日本人だと同様の人が多いのではないでしょうか。

しかしモトクロス自体の完成度やダイナミックさは、間違いなく「アーバン トライアル フリースタイル」の方が上です。
Trials Go にはスタミナ制やパワーアップ待ち時間などのソシャゲ的残念仕様もあるので、どちらが良いかは一概には言えません。

いずれにせよ iOS のモトクロスゲームの、2トップの一角であることは確かでしょう。

アーバン トライアル フリースタイル(iTunes が起動します)
アーバン トライアル フリースタイル Lite(無料体験版です)