タクシーが交通ルールも常識も無視して大爆走し、客を 0.1 秒でも速く目的地に送り届ける、セガのオープンワールド型レースゲーム「クレイジータクシー」。
それを Temple Run 型のランニングゲームにアレンジしたものが公開されています。
「Crazy Taxi : City Rush」です。
販売はセガですが、開発はセガ傘下のイギリスのスタジオ Hardlight。
そのため欧米スタイルのゲームになっており、やたら挿入される全画面広告や動画広告、パワーアップ待ち時間などの、欧米ソーシャルゲーム的残念仕様が盛り込まれています。
ただ、開発にはクレイジータクシーシリーズの生みの親、菅野顕二さんも加わっているようです。
このゲーム、Temple Run 型のショートゲームなのは確かなのですが、私の感覚ではショートゲームと言うよりも「LINE ゲーム」です。
プレイヤーのテクニックやミスの有無に関わらず、1回のゲームは1分程度で終わります。
こうした細切れでプレイするゲームは最近の流行りかもしれませんが・・・ 私の好みではありませんでしたね。
なお、このゲームは横画面でも縦画面でもプレイ可能です。
(このページではレイアウト重視で横画像にしています)
今回はレースゲームではないので、ハンドル・アクセル・ブレーキなどはありません。
曲がる時は画面を押しっぱなしにして、曲がりたいタイミングで離します。
押しっぱなしのままでも曲がりますが、それだと大回りになってしまい、タイムロスになるので注意して下さい。(ここはちょっと解りにくい)
このゲームが他の Temple Run 系のゲームと違うのは、好きな道を走れること。
マップは1本道でもランダム生成でもなく、ちゃんとオリジナルのクレイジータクシーのように1つの大きな街になっていて、最終的に目的地に辿り付ければ、どの道を走っても構いません。
この点はクレイジータクシーらしいですね。
とは言え、実際にはタイムに余裕がないため、好きな道を好きなように走ることは出来ません。
1ゲームが短いゲームなので、矢印通りに走らないとすぐタイムオーバーになってしまいます。
正直このルールでは、固定マップであることを活かせていない印象です。
オリジナルのクレイジータクシー は階段や公園の中など、好きなところをショートカットして爆走できましたが、今作は道の上しか走れないシステムなので、そういった道なき道を走ってタイムを縮める面白さもありません。
グラフィックや雰囲気はクレイジータクシーらしく、マップもクレタク1を彷彿とさせるサンフランシスコ風の街並みですが、システム面ではクレタクらしさは期待しない方が良いですね。
あくまでこれはクレイジータクシー「風」のランニングゲームです。
※ 乗客が駆け寄って来て飛び乗るシーン。 例によってみんなハイテンション。
雰囲気は本当にクレイジータクシーっぽいです。
※歩道に半分乗り上げて、他の車をかわしているシーン。 これは使えるテクニックなので覚えておきましょう。
でも車のパワーが足りない場合、テクニックでどうこうできるゲームではないですね。
スピーディーな展開や派手な演出、ちょっとおバカなお客のしぐさなどはクレイジータクシーっぽく、技術的なクオリティーも高いです。
よってたとえオリジナルとは違うシステムであっても、これが普通の Temple Run 型のランニングゲームであったら、私もかなり好みだったと思います。
しかし今作は良くも悪くも LINE ゲーム型。
その特徴として、まず「スタミナ制」になっています。
4回プレイしたら、しばらく待たないと再プレイできません。
そして1回のプレイは冒頭で述べたように、1分ほどで終わります。
クリアしようがミスろうが、とにかく約1分です。
つまり4分プレイしたらもう終わりですね。
またショートカットや細かいテクニックがないため、上位のステージをクリアしようと思ったらパワーアップが不可欠です。
基本的に「車の性能=クリアできるステージ」です。
そのパワーアップも高位のグレードになると「パワーアップ待ち時間」が必要になります。
もちろん課金通貨を使わないと短縮できません。
パーツを付けると報酬がアップする要素などもありますが、上位パーツはやはり課金通貨が必要です。
そして LINE ゲーム系としても中途半端な印象です。
LINE ゲームは LINE のフレンドとスコアを競うのがメインであるため、プレイ前にランキングが表示されたり、ハイスコアが更新されるとフレンドに通知が送られるなどの機能があります。
また LINE ディズニーツムツム を見ても解るように、スコアアタックが面白くなるような作りになっています。
しかしこのゲームは、そもそもスコアを競う要素がありません。
ゲーム中に稼いだお金はそのまま資金になるだけで、「スコア」や「走行距離」などはなく、ランキングも「トータルの」乗客の数になっています。
Facebook アカウントを登録すれば知人のランキングが表示されるようですが、競う要素に乏しいです。
最初は確かに「おお、すごい」と思えるゲームで、だから初見で評価されやすい iTunes レビューなどで高評価なのは頷けるのですが、これでは盛り上がらないよなぁ、ってのが本音ですね。
※ 最初のエリア「ダウンタウン」のマップ。 HQ と書いてある場所のミッションを進めれば次のエリアに行けるようになりますが、後半のミッションをクリアするには相応の強化が必要ですね。
※戦車で車を押し潰すハチャメチャミッション。 でもスピードがないし、爽快感は思ったほどではない・・・
価格は無料。 もちろん課金はありますが、その必要性は低めです。
ネガティブな記事になりましたが、基本無料ゲームとしてはクオリティーは高いですね。
クレイジータクシーの面白さやゲーム性をそのまま期待したらダメですが、LINE 型ショートゲームとしてはかなり上位の完成度です。
こんな風に短時間で1ゲームが終わるようになっていた方が、移動中にプレイする分には遊びやすいのもあります。
ただ、個人的には「惜しい」んですよね。
私は Temple Run はかなり好きで、同タイプの PITFALL! もやり込みました。
このゲームも LINE 型じゃなくて、普通のランニングゲームだったら・・・
テクニック次第でもっと長くプレイ出来て、ハイスコアを競える内容だったら、きっとハマっていたと思います。
各所にもっとおバカなショートカットを用意するなど、オープンワールドっぽい点ももっと活用できたはずです。
しかしそこまで行っていないだけに、残念に思えてしまうのは・・・
私が単に古いタイプのゲーマーだからなんですかね?
・Crazy Taxi : City Rush(iTunes が起動します)
それを Temple Run 型のランニングゲームにアレンジしたものが公開されています。
「Crazy Taxi : City Rush」です。
販売はセガですが、開発はセガ傘下のイギリスのスタジオ Hardlight。
そのため欧米スタイルのゲームになっており、やたら挿入される全画面広告や動画広告、パワーアップ待ち時間などの、欧米ソーシャルゲーム的残念仕様が盛り込まれています。
ただ、開発にはクレイジータクシーシリーズの生みの親、菅野顕二さんも加わっているようです。
このゲーム、Temple Run 型のショートゲームなのは確かなのですが、私の感覚ではショートゲームと言うよりも「LINE ゲーム」です。
プレイヤーのテクニックやミスの有無に関わらず、1回のゲームは1分程度で終わります。
こうした細切れでプレイするゲームは最近の流行りかもしれませんが・・・ 私の好みではありませんでしたね。
なお、このゲームは横画面でも縦画面でもプレイ可能です。
(このページではレイアウト重視で横画像にしています)
今回はレースゲームではないので、ハンドル・アクセル・ブレーキなどはありません。
画面左側をタップすると1つ左の車線に、右側をタップすると1つ右の車線に移動します。
これで他の車を避けながら目的地を目指します。
曲がる時は画面を押しっぱなしにして、曲がりたいタイミングで離します。
押しっぱなしのままでも曲がりますが、それだと大回りになってしまい、タイムロスになるので注意して下さい。(ここはちょっと解りにくい)
このゲームが他の Temple Run 系のゲームと違うのは、好きな道を走れること。
マップは1本道でもランダム生成でもなく、ちゃんとオリジナルのクレイジータクシーのように1つの大きな街になっていて、最終的に目的地に辿り付ければ、どの道を走っても構いません。
この点はクレイジータクシーらしいですね。
とは言え、実際にはタイムに余裕がないため、好きな道を好きなように走ることは出来ません。
1ゲームが短いゲームなので、矢印通りに走らないとすぐタイムオーバーになってしまいます。
正直このルールでは、固定マップであることを活かせていない印象です。
オリジナルのクレイジータクシー は階段や公園の中など、好きなところをショートカットして爆走できましたが、今作は道の上しか走れないシステムなので、そういった道なき道を走ってタイムを縮める面白さもありません。
グラフィックや雰囲気はクレイジータクシーらしく、マップもクレタク1を彷彿とさせるサンフランシスコ風の街並みですが、システム面ではクレタクらしさは期待しない方が良いですね。
あくまでこれはクレイジータクシー「風」のランニングゲームです。
※ 乗客が駆け寄って来て飛び乗るシーン。 例によってみんなハイテンション。
雰囲気は本当にクレイジータクシーっぽいです。
※歩道に半分乗り上げて、他の車をかわしているシーン。 これは使えるテクニックなので覚えておきましょう。
でも車のパワーが足りない場合、テクニックでどうこうできるゲームではないですね。
スピーディーな展開や派手な演出、ちょっとおバカなお客のしぐさなどはクレイジータクシーっぽく、技術的なクオリティーも高いです。
よってたとえオリジナルとは違うシステムであっても、これが普通の Temple Run 型のランニングゲームであったら、私もかなり好みだったと思います。
しかし今作は良くも悪くも LINE ゲーム型。
その特徴として、まず「スタミナ制」になっています。
4回プレイしたら、しばらく待たないと再プレイできません。
そして1回のプレイは冒頭で述べたように、1分ほどで終わります。
クリアしようがミスろうが、とにかく約1分です。
つまり4分プレイしたらもう終わりですね。
またショートカットや細かいテクニックがないため、上位のステージをクリアしようと思ったらパワーアップが不可欠です。
基本的に「車の性能=クリアできるステージ」です。
そのパワーアップも高位のグレードになると「パワーアップ待ち時間」が必要になります。
もちろん課金通貨を使わないと短縮できません。
パーツを付けると報酬がアップする要素などもありますが、上位パーツはやはり課金通貨が必要です。
そして LINE ゲーム系としても中途半端な印象です。
LINE ゲームは LINE のフレンドとスコアを競うのがメインであるため、プレイ前にランキングが表示されたり、ハイスコアが更新されるとフレンドに通知が送られるなどの機能があります。
また LINE ディズニーツムツム を見ても解るように、スコアアタックが面白くなるような作りになっています。
しかしこのゲームは、そもそもスコアを競う要素がありません。
ゲーム中に稼いだお金はそのまま資金になるだけで、「スコア」や「走行距離」などはなく、ランキングも「トータルの」乗客の数になっています。
Facebook アカウントを登録すれば知人のランキングが表示されるようですが、競う要素に乏しいです。
最初は確かに「おお、すごい」と思えるゲームで、だから初見で評価されやすい iTunes レビューなどで高評価なのは頷けるのですが、これでは盛り上がらないよなぁ、ってのが本音ですね。
※ 最初のエリア「ダウンタウン」のマップ。 HQ と書いてある場所のミッションを進めれば次のエリアに行けるようになりますが、後半のミッションをクリアするには相応の強化が必要ですね。
※戦車で車を押し潰すハチャメチャミッション。 でもスピードがないし、爽快感は思ったほどではない・・・
価格は無料。 もちろん課金はありますが、その必要性は低めです。
ネガティブな記事になりましたが、基本無料ゲームとしてはクオリティーは高いですね。
クレイジータクシーの面白さやゲーム性をそのまま期待したらダメですが、LINE 型ショートゲームとしてはかなり上位の完成度です。
こんな風に短時間で1ゲームが終わるようになっていた方が、移動中にプレイする分には遊びやすいのもあります。
ただ、個人的には「惜しい」んですよね。
私は Temple Run はかなり好きで、同タイプの PITFALL! もやり込みました。
このゲームも LINE 型じゃなくて、普通のランニングゲームだったら・・・
テクニック次第でもっと長くプレイ出来て、ハイスコアを競える内容だったら、きっとハマっていたと思います。
各所にもっとおバカなショートカットを用意するなど、オープンワールドっぽい点ももっと活用できたはずです。
しかしそこまで行っていないだけに、残念に思えてしまうのは・・・
私が単に古いタイプのゲーマーだからなんですかね?
・Crazy Taxi : City Rush(iTunes が起動します)
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