歴代ファイナルファンタジーのバトルを、ソーシャルゲームで簡易的になぞっていく、手軽でシンプルな RPG が登場しています。
「FINAL FANTASY Record Keeper」(ファイナルファンタジー レコードキーパー)です。
スクエニと DeNA の合作で・・・
この時点でゲーマーの人は「解散!」と叫びたくなると思いますが、私的には意外と良く出来ていると思います。
バトルも演出も FF らしく、BGM やドットグラフィックも懐かしさにあふれています。
ザコ戦はほぼ自動で、かなりシンプルな作りですが、ボス戦にはちゃんと攻略があり、押さえるべき点は押さえている印象ですね。
複数のソーシャルゲームをやる人が、「メイン」に据えるものではないけど、「サブ」にするのにちょうど良いゲーム、という印象でしょうか。
クエストを選択すると簡単なストーリー紹介が表示された後、すぐにバトルが始まります。
クエストは作品別に分かれていて、FF1 から順番にプレイするのではなく、最初は FF7、次は FF4 と FF10 にちなんだクエストが現れます。
ストーリー紹介は1枚絵と短い文章のみ。
これだけで物語が楽しめるようなものではありませんが、経験者なら昔ながらのグラフィックと BGM に懐かしさを感じることが出来ますね。
バトルは FF おなじみの「ATB(アクティブ・タイム・バトル)」です。
時間の経過と共に各キャラのゲージが貯まっていき、最大になるとコマンドを入力できる、半リアルタイム制の戦闘です。
演出もそれっぽく、ちゃんと FF していますが、ターゲットの選択は自分で指定しない限り自動です。
魔法や技などの「アビリティ」も2つしか装備できず、使用回数も決まっています。
そしてザコ戦は「たたかう」のみで良く、AUTO のボタンがあり、これを押せば勝手に攻撃を繰り返してくれるので、プレイヤーはただ見てるだけでも構いません。
もはやボタンを「ポチポチ」する必要さえない。
ただ、自動でサクサク進み、演出が良いのでゲームらしさはあり、短時間で戦闘が終わるのでテンポ良く遊べます。
やろうと思えばターゲットの選択などは可能で、パーティーアタックもあります。
寝ている仲間を殴って起こすこともでき、手強いクエストでは回復魔法を使う必要もあって、手軽に作られていますが、出来ることが大きく欠けている訳ではありません。
そしてゲームのポイントはボス戦。
歴代 FF シリーズに登場したボスが、原作を踏襲した行動パターンで攻撃を行ってきます。
例えば、FF4 のミストドラゴンは一定時間経つと霧に姿を変え、その間は攻撃しても効かず、おまけに反撃を食らいます。
FF5 のセイレーンは一定時間経つとアンデッド化して手強くなりますが、ファイアとケアルが効くようになるなど、しっかり原作通り。
ボスは相応に手強いので、オートでサクサク進むザコ戦に対し、ボス戦はちゃんと攻略する必要があるという形で、ゲームにアクセントが付けられています。
※1つのクエストは複数のバトルで構成されていて、バトルごとにスタミナを消費します。 クエスト開始前に合計必要スタミナが解らないのが不便。
また、ボスを倒すまでが1セットで、途中で離脱すると最初からになります。 HP なども引き継ぎ。
右はストーリー紹介。 ファミコンやスーファミ時代の絵がノスタルジックですね。
※ボス戦の模様。 左の FF5 のウィングラプターは防御中に攻撃すると反撃技を喰らいます。
右のマギサ&フォルツァの盗賊夫婦は、原作ではマギサにサイレスが、フォルツァにスリプルが有効だったのですが、その設定が反映されていて、その行動を取るとクリア後にボーナスが付きます。
クエストをクリアすると経験値とアビリティの素材、装備などが手に入ります。
キャラクターのレベルは戦闘で経験値を貯めて上げる形で、合成ではありません。
また、新キャラクターはクエストの進行で手に入ります。 ガチャではありません。
ガチャで入手するのは装備の方で、やはり強力なものは課金ガチャでないと入手困難です。
そして強力な装備の有無によって強さは大きく変わります。
もちろんスタミナ制もありますし、この辺はやはりソーシャルゲームであり、DeNA のゲームですね。
ただ、FF の魅力の根本であるキャラクターをガチャにしていないのは、そうでないよりもありがたいかも。
FINAL FANTASY ALL THE BRAVEST なんかは、「どうせ自分の好きなキャラは手に入らないんだろうな」と思いながらプレイしていましたから。
「ケアル」や「ファイア」などの魔法、「チャージ」や「ねらう」などの技は全てアビリティになっていて、素材を集めて作成 / 強化しなければなりません。
ガチャではありませんが、素材集めは結構大変ですね。
装備の強化はいわゆる「合成」で行います。 素材となる低級装備は結構たくさん手に入ります。
※左はアビリティ作成画面。 ケアルは多めに作っておきたいところ。
またアビリティの強化をすると使用回数が増えるので忘れないように。
右はスタミナ切れの画面ですが、「ジェムで回復 : 97ジェム」の表記に注目。
モバゲー(DeNA)のゲームなので、相変わらず 100 円課金しても 97 ポイントしか課金通貨が手に入らないのですが、回復やガチャに必要なポイント数も今回は減っています。
よって、ちゃんと 100 円で回復でき、300 円でガチャを回せます。 余分なお金は必要ありません。
それは当たり前のことではありますが、しかしモバゲーがそうなったのは特筆すべきかも。
前述したようにザコ戦は AUTO でほったらかしでも良いので、ゲームとしてどうなんだと思うのもありますが、経験値稼ぎをラクに行え、手軽に遊べます。
先に進むとどうなるか解りませんが、当面は無課金でも問題なさそうですね。
最近は複数のソーシャルゲームを平行して遊んでいる人も多いと思います。
その場合、あまり「重い」ゲームだと煩わしくなります。
昨今のソーシャルゲームは「パズドラ」や「モンスト」などが人気ですが、これらは比較的重め。 これらをメインにするとして、その合間に遊ぶゲームは軽い方が良い。
そういう時にこの手の「オートRPG」はマッチしています。
無論、だからと言って面白くないんじゃ問題外ですが、このアプリは演出や BGM が良く、様々なアビリティがあり、そして FF をテーマにしている魅力もあります。
私はレビューを書く都合もあって複数のゲームを平行して進めていますが、この状況だと長く続けられるゲームは少ないです。 でもこのゲームは遊べそう。
「ブレイブフロンティア」や「勇者と1000の魔王」もオートが導入され、手軽に続けられるようになりました。
こういうタイプは、今後増えていくのかもしれませんね。
・FINAL FANTASY Record Keeper(iTunes が起動します)
「FINAL FANTASY Record Keeper」(ファイナルファンタジー レコードキーパー)です。
スクエニと DeNA の合作で・・・
この時点でゲーマーの人は「解散!」と叫びたくなると思いますが、私的には意外と良く出来ていると思います。
バトルも演出も FF らしく、BGM やドットグラフィックも懐かしさにあふれています。
ザコ戦はほぼ自動で、かなりシンプルな作りですが、ボス戦にはちゃんと攻略があり、押さえるべき点は押さえている印象ですね。
複数のソーシャルゲームをやる人が、「メイン」に据えるものではないけど、「サブ」にするのにちょうど良いゲーム、という印象でしょうか。
クエストを選択すると簡単なストーリー紹介が表示された後、すぐにバトルが始まります。
クエストは作品別に分かれていて、FF1 から順番にプレイするのではなく、最初は FF7、次は FF4 と FF10 にちなんだクエストが現れます。
ストーリー紹介は1枚絵と短い文章のみ。
これだけで物語が楽しめるようなものではありませんが、経験者なら昔ながらのグラフィックと BGM に懐かしさを感じることが出来ますね。
バトルは FF おなじみの「ATB(アクティブ・タイム・バトル)」です。
時間の経過と共に各キャラのゲージが貯まっていき、最大になるとコマンドを入力できる、半リアルタイム制の戦闘です。
演出もそれっぽく、ちゃんと FF していますが、ターゲットの選択は自分で指定しない限り自動です。
魔法や技などの「アビリティ」も2つしか装備できず、使用回数も決まっています。
そしてザコ戦は「たたかう」のみで良く、AUTO のボタンがあり、これを押せば勝手に攻撃を繰り返してくれるので、プレイヤーはただ見てるだけでも構いません。
もはやボタンを「ポチポチ」する必要さえない。
ただ、自動でサクサク進み、演出が良いのでゲームらしさはあり、短時間で戦闘が終わるのでテンポ良く遊べます。
やろうと思えばターゲットの選択などは可能で、パーティーアタックもあります。
寝ている仲間を殴って起こすこともでき、手強いクエストでは回復魔法を使う必要もあって、手軽に作られていますが、出来ることが大きく欠けている訳ではありません。
そしてゲームのポイントはボス戦。
歴代 FF シリーズに登場したボスが、原作を踏襲した行動パターンで攻撃を行ってきます。
例えば、FF4 のミストドラゴンは一定時間経つと霧に姿を変え、その間は攻撃しても効かず、おまけに反撃を食らいます。
FF5 のセイレーンは一定時間経つとアンデッド化して手強くなりますが、ファイアとケアルが効くようになるなど、しっかり原作通り。
ボスは相応に手強いので、オートでサクサク進むザコ戦に対し、ボス戦はちゃんと攻略する必要があるという形で、ゲームにアクセントが付けられています。
※1つのクエストは複数のバトルで構成されていて、バトルごとにスタミナを消費します。 クエスト開始前に合計必要スタミナが解らないのが不便。
また、ボスを倒すまでが1セットで、途中で離脱すると最初からになります。 HP なども引き継ぎ。
右はストーリー紹介。 ファミコンやスーファミ時代の絵がノスタルジックですね。
※ボス戦の模様。 左の FF5 のウィングラプターは防御中に攻撃すると反撃技を喰らいます。
右のマギサ&フォルツァの盗賊夫婦は、原作ではマギサにサイレスが、フォルツァにスリプルが有効だったのですが、その設定が反映されていて、その行動を取るとクリア後にボーナスが付きます。
クエストをクリアすると経験値とアビリティの素材、装備などが手に入ります。
キャラクターのレベルは戦闘で経験値を貯めて上げる形で、合成ではありません。
また、新キャラクターはクエストの進行で手に入ります。 ガチャではありません。
ガチャで入手するのは装備の方で、やはり強力なものは課金ガチャでないと入手困難です。
そして強力な装備の有無によって強さは大きく変わります。
もちろんスタミナ制もありますし、この辺はやはりソーシャルゲームであり、DeNA のゲームですね。
ただ、FF の魅力の根本であるキャラクターをガチャにしていないのは、そうでないよりもありがたいかも。
FINAL FANTASY ALL THE BRAVEST なんかは、「どうせ自分の好きなキャラは手に入らないんだろうな」と思いながらプレイしていましたから。
「ケアル」や「ファイア」などの魔法、「チャージ」や「ねらう」などの技は全てアビリティになっていて、素材を集めて作成 / 強化しなければなりません。
ガチャではありませんが、素材集めは結構大変ですね。
装備の強化はいわゆる「合成」で行います。 素材となる低級装備は結構たくさん手に入ります。
※左はアビリティ作成画面。 ケアルは多めに作っておきたいところ。
またアビリティの強化をすると使用回数が増えるので忘れないように。
右はスタミナ切れの画面ですが、「ジェムで回復 : 97ジェム」の表記に注目。
モバゲー(DeNA)のゲームなので、相変わらず 100 円課金しても 97 ポイントしか課金通貨が手に入らないのですが、回復やガチャに必要なポイント数も今回は減っています。
よって、ちゃんと 100 円で回復でき、300 円でガチャを回せます。 余分なお金は必要ありません。
それは当たり前のことではありますが、しかしモバゲーがそうなったのは特筆すべきかも。
前述したようにザコ戦は AUTO でほったらかしでも良いので、ゲームとしてどうなんだと思うのもありますが、経験値稼ぎをラクに行え、手軽に遊べます。
先に進むとどうなるか解りませんが、当面は無課金でも問題なさそうですね。
最近は複数のソーシャルゲームを平行して遊んでいる人も多いと思います。
その場合、あまり「重い」ゲームだと煩わしくなります。
昨今のソーシャルゲームは「パズドラ」や「モンスト」などが人気ですが、これらは比較的重め。 これらをメインにするとして、その合間に遊ぶゲームは軽い方が良い。
そういう時にこの手の「オートRPG」はマッチしています。
無論、だからと言って面白くないんじゃ問題外ですが、このアプリは演出や BGM が良く、様々なアビリティがあり、そして FF をテーマにしている魅力もあります。
私はレビューを書く都合もあって複数のゲームを平行して進めていますが、この状況だと長く続けられるゲームは少ないです。 でもこのゲームは遊べそう。
「ブレイブフロンティア」や「勇者と1000の魔王」もオートが導入され、手軽に続けられるようになりました。
こういうタイプは、今後増えていくのかもしれませんね。
・FINAL FANTASY Record Keeper(iTunes が起動します)
キャラクターの全てが公開されてるわけではなく何時入手できるか分からないですし面倒さよりも物理強すぎな単調さを感じてやめてしまいましたが。。
魔法がボス討伐時の評価が下される旨味以外の強さが皆無でバランス悪し、かなあ。
寧ろスクエニはまだこれだけのドットが描けるなら求められしはモバゲーなんかと組むんじゃなくてこの技術を生かした買い切り型のゲームですよと。