ファイナルファンタジーの生みの親「坂口博信」さんが手がけ、音楽は巨匠「植松伸夫」さんが担当、さらに FFXI やドラッグオブドラグーン、ラストストーリーなどを手がけた旧スクウェアスタッフが集結して作成された、話題のソーシャルゲームがついに公開されました。
「テラバトル」です。
内容としては、パズドラ型の操作システムとパーティー編成で「はさみ将棋」をやるといった感じです。
これが意外と面白く、昨今のソーシャルゲームには「手軽さがウリ」「演出が良い」などの様々なタイプがありますが、これは「ゲーム自体が面白い」というタイプですね。
こう感じたソシャゲは久々かもしれません。
スマホゲームにおいて「巨匠が作成」というのは地雷であることも多いのですが、今作はシンプルなソシャゲでありつつも「良い意味での巨匠感」があります。

バトルフィールドは 8x6 のマスで区切られていて、そこに敵と味方のコマが配置されます。
プレイヤーは味方のコマのどれか1つを動かし、敵のコマを挟むことでダメージを与えられます。
コマは時間内なら、どれだけ動かしても構いません。
また味方のコマの上を通過すると、そのコマが1マスずれます。
これを繰り返すことで、直接動かしていないコマも間接的に移動させることが出来ます。
パズドラと同じシステムなので、パズドラ経験者ならすぐにコツが解るでしょう。
コマの移動を終えると、挟んでいる敵がいれば攻撃が行われますが、敵を挟んでいる味方の縦横のライン上に他の味方がいる場合、その味方も攻撃に参加します。
時間内ならいくらでも動かせることを利用し、縦横のラインに味方のコマを集めておけば、全員を攻撃に参加させることも可能です。
さらに攻撃時には各キャラクターが持つ「スキル」が発動し、回復や範囲攻撃などの効果が発生します。
やってみると解りますが、パズドラに似た、しかしパズドラとは違うパズル性・戦略性があります。
動かせる時間は実際に動かし始めてから計測されるので、パズドラと同じく、動かす前に良く考えることが大切です。
敵のコマにはカウンターが付いていて、こちらがコマを動かす度に減っていき、0 になると相手のターンに。
敵もちゃんとコマを動かし、こちらを挟み、そしてスキルを発動させます。
スキルには効果範囲があるので、どの敵がどんなスキルを使うかを覚え、その中に入らないのも攻略になります。
ゲームが進むとダメージゾーンを作り出したり、周囲のコマを吹っ飛ばす敵も登場します。

※炎の魔法で敵がまとめて炎上! スキルは必ず発動する訳ではありませんが、支援キャラもスキルを発動させられるので、ただ挟むだけではなく、出来るだけ支援できる動かし方を考えましょう。
バトルに勝利すれば参戦したキャラクターに経験値が入ります。
キャラのレベルは合成ではなく、ちゃんと戦闘によって上げていきます。
もしガチャやドロップで同じキャラクターを入手した場合は、自動的に合体し、そのキャラのスキルブースト(スキル効果の補正)がアップ。
スキルブーストは通常のゲームプレイでも徐々に増えていきます。
素材アイテムを集めて強化する要素もありますが、いわゆる「進化」ではなく、転職できるジョブ(職業)の追加を行うものになっています。
覚えたジョブには自由に変えられますが、追加されるジョブは各キャラごとに決まっていて、戦士が魔術師になるような極端な変化はありません。
ただ、習得できる「スキル」はジョブごとに異なり、レベルも別になっています。
そして各キャラは追加のスキル枠を持っていて、他のジョブのスキルをいくつか付加することが可能です。
この辺は FF っぽい、そしてあまりソシャゲっぽくないシステムです。
パーティーには6体のキャラクターを加えられ、助っ人枠はなし。
他のゲームで言うところの属性相性(剣・弓・槍)は存在します。
また魔法スキルにも火や氷などの属性が存在し、有利不利があります。
やはりソーシャルゲームなので、強いキャラは課金ガチャでなければ入手困難ですし、スタミナ制になっていて、尽きるとしばらくプレイ出来なくなります。
ただ(公称では)無課金でもクリア可能な難易度にはなっているとのこと。
低ランクキャラばかりだと辛いのは否めませんが、とりあえず当面は無課金でも問題はなさそうです。
やや残念だったのはストーリーで、引き込まれる舞台設定はあるのですが、文章で語られるのみであり、ストーリー演出に乏しいため、取って付けた感は否めません。
背景グラフィックには力が入っており、ストーリーに合わせた絵になっていますが、それだけでは・・・ というのも本音ですね。

※スキルはレベルが上がるとアンロックされ、追加スキル枠も増えていきます。
キャラクターデザインは劇画調で、スクエニじゃなくスクウェアって感じですね。

※左はメイン画面。 ワールドマップが描かれていますが、先に進むと・・・
右はストーリーですが、文字のみ。やっぱりキャラや演出がないと、RPG っぽさは薄いです・・・
まだ前半をプレイしている段階ですが、期待に応えた内容になっていると思います。
少しやった時点で「あ、これは面白いわ」と感じられたゲームですね。
BGM も素晴らしく、ちょっと変わった印象のサウンドがゲームの雰囲気にマッチしています。
1つ心配なのは、キャラクターが今風ではないこと。
この渋いキャラクターグラフィックは個人的には好みで、「萌え」に頼っていない作りには好感が持てるのですが、最近のヒットゲームとはかけ離れたデザインであり、スタートキャンペーンで貰えるキャラクターもオッサン僧侶。 一般ウケするのかどうか微妙です。
でも、この媚びない路線が「らしさ」でもあるでしょうか。
坂口博信さんが率いる「ミストウォーカー」の作品は、これが最初ではありません。
しかし以前に公開された Party Wave(iTunes 起動) というゲームは楽しんで作っているのが伝わって来るだけで、何も取り上げたいと思うところがない作品でした。
その後に公開されたタワーディフェンス BLADE GUARDIAN(iTunes 起動)もフツーの TD で、だから私はこのゲームにそれほど期待感は持っていなかったのですが・・・
今回は、十分ネームバリューに足る作品だと思えます。
ゲーマー好みの雰囲気で、操作がパズドラに近いのでシステムも理解しやすい。
話題性も十分で、今年注目のソーシャルゲームであることは間違いないでしょう。
・テラバトル(iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
「テラバトル」です。
内容としては、パズドラ型の操作システムとパーティー編成で「はさみ将棋」をやるといった感じです。
これが意外と面白く、昨今のソーシャルゲームには「手軽さがウリ」「演出が良い」などの様々なタイプがありますが、これは「ゲーム自体が面白い」というタイプですね。
こう感じたソシャゲは久々かもしれません。
スマホゲームにおいて「巨匠が作成」というのは地雷であることも多いのですが、今作はシンプルなソシャゲでありつつも「良い意味での巨匠感」があります。

バトルフィールドは 8x6 のマスで区切られていて、そこに敵と味方のコマが配置されます。
プレイヤーは味方のコマのどれか1つを動かし、敵のコマを挟むことでダメージを与えられます。
コマは時間内なら、どれだけ動かしても構いません。
また味方のコマの上を通過すると、そのコマが1マスずれます。
これを繰り返すことで、直接動かしていないコマも間接的に移動させることが出来ます。
パズドラと同じシステムなので、パズドラ経験者ならすぐにコツが解るでしょう。
コマの移動を終えると、挟んでいる敵がいれば攻撃が行われますが、敵を挟んでいる味方の縦横のライン上に他の味方がいる場合、その味方も攻撃に参加します。
時間内ならいくらでも動かせることを利用し、縦横のラインに味方のコマを集めておけば、全員を攻撃に参加させることも可能です。
さらに攻撃時には各キャラクターが持つ「スキル」が発動し、回復や範囲攻撃などの効果が発生します。
やってみると解りますが、パズドラに似た、しかしパズドラとは違うパズル性・戦略性があります。
動かせる時間は実際に動かし始めてから計測されるので、パズドラと同じく、動かす前に良く考えることが大切です。
敵のコマにはカウンターが付いていて、こちらがコマを動かす度に減っていき、0 になると相手のターンに。
敵もちゃんとコマを動かし、こちらを挟み、そしてスキルを発動させます。
スキルには効果範囲があるので、どの敵がどんなスキルを使うかを覚え、その中に入らないのも攻略になります。
ゲームが進むとダメージゾーンを作り出したり、周囲のコマを吹っ飛ばす敵も登場します。

※炎の魔法で敵がまとめて炎上! スキルは必ず発動する訳ではありませんが、支援キャラもスキルを発動させられるので、ただ挟むだけではなく、出来るだけ支援できる動かし方を考えましょう。
バトルに勝利すれば参戦したキャラクターに経験値が入ります。
キャラのレベルは合成ではなく、ちゃんと戦闘によって上げていきます。
もしガチャやドロップで同じキャラクターを入手した場合は、自動的に合体し、そのキャラのスキルブースト(スキル効果の補正)がアップ。
スキルブーストは通常のゲームプレイでも徐々に増えていきます。
素材アイテムを集めて強化する要素もありますが、いわゆる「進化」ではなく、転職できるジョブ(職業)の追加を行うものになっています。
覚えたジョブには自由に変えられますが、追加されるジョブは各キャラごとに決まっていて、戦士が魔術師になるような極端な変化はありません。
ただ、習得できる「スキル」はジョブごとに異なり、レベルも別になっています。
そして各キャラは追加のスキル枠を持っていて、他のジョブのスキルをいくつか付加することが可能です。
この辺は FF っぽい、そしてあまりソシャゲっぽくないシステムです。
パーティーには6体のキャラクターを加えられ、助っ人枠はなし。
他のゲームで言うところの属性相性(剣・弓・槍)は存在します。
また魔法スキルにも火や氷などの属性が存在し、有利不利があります。
やはりソーシャルゲームなので、強いキャラは課金ガチャでなければ入手困難ですし、スタミナ制になっていて、尽きるとしばらくプレイ出来なくなります。
ただ(公称では)無課金でもクリア可能な難易度にはなっているとのこと。
低ランクキャラばかりだと辛いのは否めませんが、とりあえず当面は無課金でも問題はなさそうです。
やや残念だったのはストーリーで、引き込まれる舞台設定はあるのですが、文章で語られるのみであり、ストーリー演出に乏しいため、取って付けた感は否めません。
背景グラフィックには力が入っており、ストーリーに合わせた絵になっていますが、それだけでは・・・ というのも本音ですね。

※スキルはレベルが上がるとアンロックされ、追加スキル枠も増えていきます。
キャラクターデザインは劇画調で、スクエニじゃなくスクウェアって感じですね。

※左はメイン画面。 ワールドマップが描かれていますが、先に進むと・・・
右はストーリーですが、文字のみ。やっぱりキャラや演出がないと、RPG っぽさは薄いです・・・
まだ前半をプレイしている段階ですが、期待に応えた内容になっていると思います。
少しやった時点で「あ、これは面白いわ」と感じられたゲームですね。
BGM も素晴らしく、ちょっと変わった印象のサウンドがゲームの雰囲気にマッチしています。
1つ心配なのは、キャラクターが今風ではないこと。
この渋いキャラクターグラフィックは個人的には好みで、「萌え」に頼っていない作りには好感が持てるのですが、最近のヒットゲームとはかけ離れたデザインであり、スタートキャンペーンで貰えるキャラクターもオッサン僧侶。 一般ウケするのかどうか微妙です。
でも、この媚びない路線が「らしさ」でもあるでしょうか。
坂口博信さんが率いる「ミストウォーカー」の作品は、これが最初ではありません。
しかし以前に公開された Party Wave(iTunes 起動) というゲームは楽しんで作っているのが伝わって来るだけで、何も取り上げたいと思うところがない作品でした。
その後に公開されたタワーディフェンス BLADE GUARDIAN(iTunes 起動)もフツーの TD で、だから私はこのゲームにそれほど期待感は持っていなかったのですが・・・
今回は、十分ネームバリューに足る作品だと思えます。
ゲーマー好みの雰囲気で、操作がパズドラに近いのでシステムも理解しやすい。
話題性も十分で、今年注目のソーシャルゲームであることは間違いないでしょう。
・テラバトル(iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
最後まで続けて遊び続けられるかが疑問に感じるテンポに感じました。
これだけを集中して遊ぶなら…
色々遊んでいるなら重たいかな〜