「初音ミク」を題材にしたゲームはセガの「Project DIVA」など多数ありますが、ミクを誕生させたボーカロイドの開発元「クリプトン・フューチャー・メディア」が、自らスマホ用のゲームを公開して話題になっています。
「初音ミクぐらふぃコレクション なぞの音楽すい星」です。
ボーカロイドの人気曲をテーマにしたステージを進み、様々なイラストレーターが描いたボカロキャラのカードを集めていくという、まさにボカロファンのためのアプリですね。
グラフィックや演出のクオリティー、インターフェイスなども良く、スマホアプリを手がけたのが初めてとは思えないレベルです。
ただゲームとしては、シンプルなカードバトルのソーシャルゲームに近く、それ自体が面白いという感じではありません。
ボカロファンはゲーマーに限らないので、幅広いユーザーを相手にすることを考えて、ゲーム性は低く抑えたのかもしれません。

クエストを始めると、スゴロクのようなマスで区切られたフィールドが現れます。
そして右上と右下の方向に矢印が現れ、選んだ方に次の分かれ道まで進みます。
敵のいるマスに入るとバトル開始。
10 枚の手札の中から3枚を選んで場に出し、攻撃を行います。
出したカードの攻撃力(歌唱力)に応じたダメージを相手に与え、その後に相手が反撃をして来るという、シンプルなターン制のバトルです。
中央にはくるくる回るマークがあり、これが上に来た時にタイミング良くカードを出すとダメージが増加します。
また、たまに音符マークやハートマークが出ることがあり、音符はダメージが増加、ハートは HP が回復するため、この時に強力なカードを出した方が有利になります。
レアリティが R 以上のカードは「スキル」を持っており、攻撃を行うことでゲージが上昇、最大になった後にカードを出すと発動します。
ただ敵に合わせて使い分けるようなものではなく、連続で発動させるとコンボが発生するので、ボスでまとめて使うような感じですね。
攻撃に使ったカードは1~2ターンの間、再使用できません。
レアリティが SR 以上のカードは待機時間が長く、スキルゲージも貯まりにくいので、回転率の良い R の方が使える事もあります。
ちなみにレアリティは SSR+ まであって、R+ や SR はそこまでレアではありません。

※やや解りにくいのですが、スキルゲージはカードの外枠の光っている部分です。
タップタイミングやスキルコンボなど、色々とゲームらしい部分を盛り込んではいますが、基本的にはカードを出すだけの簡単なシステムです。
各クエストは「ぽっぴっぽー」や「ココロ」などのボーカロイドの人気曲をテーマとしていますが、当初はベース音しかありません。
クエストの途中で「♪」を拾うことで徐々に音が取り戻されていき、本来の曲になっていきます。
ただフィールドの見える範囲は限られているので、選んだ道が音符や宝箱に通じていない場合もあります。
ダメージゾーンにワザと突っ込まないと回収できないことも多いですね。
キャラクターは最初はミクだけですが、ゲームの進行でリンやルカなども加わり、自由にチェンジ出来ます。
そして曲(クエスト)のボーカルと操作キャラクターを合わせることで、アイテムのドロップ率が増加します。
また操作キャラと同じカードは、使用時に効果が 1.5 倍になります。
つまりキャラクターが属性のようなもので、将来的には各キャラごとのデッキを作ることになりそうです。
アイテムにはカードとキャラクターの衣装、さらに衣装の素材があります。
衣装には「攻撃力 +20 %アップ」や「ダメージゾーンの被害を軽減」などの効果が付いていて、手の装備には特殊スキルも付属されています。 もちろん見た目も変わります。
素材は衣装の強化に使うものですね。
カードは「合成」でレベルアップさせていき、この辺は既存のソシャゲと変わりません。
同キャラを合成した場合は限界突破が発生し、キャラのレベル上限が上がります。

※エリアごとに曲のテーマに合わせた背景やモンスターが現れます。
エリア3は鏡音リンの曲になるので、デッキはそれに合わせて変更しましょう。
音符や宝箱は選択しないような道の向こうにあったりするので、目の前のコインとかに釣られない方が良いかも・・・
ソーシャルゲームですが、少なくとも序盤は無課金でも進行できます。
と言うか、このゲームは各ステージに1つずつ課金通貨の入った宝箱が置かれているため、それを逃さず回収していけば5ステージごとに課金ガチャを実行できます。
よって無課金でも高レアリティのカードは普通に集まります。
「萌えゲー」とはちょっと違いますが、キャラクターがメインのゲームはユーザーあたりの課金率が高いので、これでもヘビーユーザーがコレクションのために課金してくれるという考えなのでしょうか?
いずれにせよ、課金の必要性が低いのはありがたいですね。
ただ、ゲームは数値の高いカードを出せば勝てるという、昔ながらのソシャゲに近いものなので、タイミングによって威力が変化するマーカーなどがあっても、それ自体が楽しいという感じではありません。
衣装やスキルはありますが、育成や戦略を考えるようなものではないし、ボタンを押すタイミングも音ゲーのようにリズムに合っている訳ではありません。
最近はポチポチゲームのような簡単なシステムも1つのスタイルになっていて、悪い訳ではないのですが、ゲーム性に期待するようなものではないですね。

※他のソーシャルゲームより SR 以上が出る確率は高め(15%)。
SR 以上は待機ターンが多いので、R や R+ にも使い道があるのは良いです。
右は着せ替え画面。 一応カスタマイズ要素と言えますが、どちらかと言うと見た目の変化がメインという感じ。
全体としては、良くも悪くも「ファンアイテム」という印象です。
ゲームシステムよりもキャラクター性をウリにしているネガティブな意味と、多くのユーザーによって創作された曲やイラストを中心としているポジティブな意味の、双方を含みます。
私はゲーマーなのでどうしてもゲーム性で評価してしまいますが、簡単なシステムでないとダメな人もいますし、キャラクターの可愛らしさと楽しげな雰囲気、人気曲に合わせたステージと豊富なイラストは、ファンの方なら満足できるものでしょう。
私も相応にボカロ好きなので、それだけで楽しめる部分は確かにあります。
ボーカロイドに興味のない方には全く勧められませんが、みっくみくな人がその雰囲気を楽しむアプリとしては悪くないと思います。
・初音ミクぐらふぃコレクション なぞの音楽すい星(iTunes が起動します)
「初音ミクぐらふぃコレクション なぞの音楽すい星」です。
ボーカロイドの人気曲をテーマにしたステージを進み、様々なイラストレーターが描いたボカロキャラのカードを集めていくという、まさにボカロファンのためのアプリですね。
グラフィックや演出のクオリティー、インターフェイスなども良く、スマホアプリを手がけたのが初めてとは思えないレベルです。
ただゲームとしては、シンプルなカードバトルのソーシャルゲームに近く、それ自体が面白いという感じではありません。
ボカロファンはゲーマーに限らないので、幅広いユーザーを相手にすることを考えて、ゲーム性は低く抑えたのかもしれません。

クエストを始めると、スゴロクのようなマスで区切られたフィールドが現れます。
そして右上と右下の方向に矢印が現れ、選んだ方に次の分かれ道まで進みます。
敵のいるマスに入るとバトル開始。
10 枚の手札の中から3枚を選んで場に出し、攻撃を行います。
出したカードの攻撃力(歌唱力)に応じたダメージを相手に与え、その後に相手が反撃をして来るという、シンプルなターン制のバトルです。
中央にはくるくる回るマークがあり、これが上に来た時にタイミング良くカードを出すとダメージが増加します。
また、たまに音符マークやハートマークが出ることがあり、音符はダメージが増加、ハートは HP が回復するため、この時に強力なカードを出した方が有利になります。
レアリティが R 以上のカードは「スキル」を持っており、攻撃を行うことでゲージが上昇、最大になった後にカードを出すと発動します。
ただ敵に合わせて使い分けるようなものではなく、連続で発動させるとコンボが発生するので、ボスでまとめて使うような感じですね。
攻撃に使ったカードは1~2ターンの間、再使用できません。
レアリティが SR 以上のカードは待機時間が長く、スキルゲージも貯まりにくいので、回転率の良い R の方が使える事もあります。
ちなみにレアリティは SSR+ まであって、R+ や SR はそこまでレアではありません。

※やや解りにくいのですが、スキルゲージはカードの外枠の光っている部分です。
タップタイミングやスキルコンボなど、色々とゲームらしい部分を盛り込んではいますが、基本的にはカードを出すだけの簡単なシステムです。
各クエストは「ぽっぴっぽー」や「ココロ」などのボーカロイドの人気曲をテーマとしていますが、当初はベース音しかありません。
クエストの途中で「♪」を拾うことで徐々に音が取り戻されていき、本来の曲になっていきます。
ただフィールドの見える範囲は限られているので、選んだ道が音符や宝箱に通じていない場合もあります。
ダメージゾーンにワザと突っ込まないと回収できないことも多いですね。
キャラクターは最初はミクだけですが、ゲームの進行でリンやルカなども加わり、自由にチェンジ出来ます。
そして曲(クエスト)のボーカルと操作キャラクターを合わせることで、アイテムのドロップ率が増加します。
また操作キャラと同じカードは、使用時に効果が 1.5 倍になります。
つまりキャラクターが属性のようなもので、将来的には各キャラごとのデッキを作ることになりそうです。
アイテムにはカードとキャラクターの衣装、さらに衣装の素材があります。
衣装には「攻撃力 +20 %アップ」や「ダメージゾーンの被害を軽減」などの効果が付いていて、手の装備には特殊スキルも付属されています。 もちろん見た目も変わります。
素材は衣装の強化に使うものですね。
カードは「合成」でレベルアップさせていき、この辺は既存のソシャゲと変わりません。
同キャラを合成した場合は限界突破が発生し、キャラのレベル上限が上がります。

※エリアごとに曲のテーマに合わせた背景やモンスターが現れます。
エリア3は鏡音リンの曲になるので、デッキはそれに合わせて変更しましょう。
音符や宝箱は選択しないような道の向こうにあったりするので、目の前のコインとかに釣られない方が良いかも・・・
ソーシャルゲームですが、少なくとも序盤は無課金でも進行できます。
と言うか、このゲームは各ステージに1つずつ課金通貨の入った宝箱が置かれているため、それを逃さず回収していけば5ステージごとに課金ガチャを実行できます。
よって無課金でも高レアリティのカードは普通に集まります。
「萌えゲー」とはちょっと違いますが、キャラクターがメインのゲームはユーザーあたりの課金率が高いので、これでもヘビーユーザーがコレクションのために課金してくれるという考えなのでしょうか?
いずれにせよ、課金の必要性が低いのはありがたいですね。
ただ、ゲームは数値の高いカードを出せば勝てるという、昔ながらのソシャゲに近いものなので、タイミングによって威力が変化するマーカーなどがあっても、それ自体が楽しいという感じではありません。
衣装やスキルはありますが、育成や戦略を考えるようなものではないし、ボタンを押すタイミングも音ゲーのようにリズムに合っている訳ではありません。
最近はポチポチゲームのような簡単なシステムも1つのスタイルになっていて、悪い訳ではないのですが、ゲーム性に期待するようなものではないですね。

※他のソーシャルゲームより SR 以上が出る確率は高め(15%)。
SR 以上は待機ターンが多いので、R や R+ にも使い道があるのは良いです。
右は着せ替え画面。 一応カスタマイズ要素と言えますが、どちらかと言うと見た目の変化がメインという感じ。
全体としては、良くも悪くも「ファンアイテム」という印象です。
ゲームシステムよりもキャラクター性をウリにしているネガティブな意味と、多くのユーザーによって創作された曲やイラストを中心としているポジティブな意味の、双方を含みます。
私はゲーマーなのでどうしてもゲーム性で評価してしまいますが、簡単なシステムでないとダメな人もいますし、キャラクターの可愛らしさと楽しげな雰囲気、人気曲に合わせたステージと豊富なイラストは、ファンの方なら満足できるものでしょう。
私も相応にボカロ好きなので、それだけで楽しめる部分は確かにあります。
ボーカロイドに興味のない方には全く勧められませんが、みっくみくな人がその雰囲気を楽しむアプリとしては悪くないと思います。
・初音ミクぐらふぃコレクション なぞの音楽すい星(iTunes が起動します)
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