Plague Inc. -伝染病株式会社- のフォロワー(追従作)。
人体に様々な症状を発生させ、最終的に死に至らしめる、背徳的なゲームが公開されています。
「Bio Inc. - Biomedical Plague」です。
今年の夏に公開されていたゲームで、その頃から海外では高い評価を受けていたのですが、統計的に死者を増やしていく Plague Inc. に比べ、こちらは1人の人間を死亡させるという点でより背徳感が強く、そのため紹介するのを見送っていました。
ただ、アプリのクオリティーは高く、逆説的に健康や医療の大切さを訴える内容でもあるため、今回ご紹介しておきたいと思います。
なお、このアプリは先日、有料版と無料版に分かれました。
従来のアプリは「Bio Inc. Platinum」という名前に変わり、価格は 200 円。
無料版は「Bio Inc.」で、こちらでもゲームは遜色なく遊べますが、バナー広告が雰囲気ぶち壊しなうえに全画面広告&動画広告まで出るので、お勧めは出来ません。
値段は安いので、有料版でのプレイをお勧めします。
画面右に人体図が表示されており、循環器や消化器などの図に切り替えることも出来ます。
しばらくすると切り替えボタンのどれかが光り、それを押すと人体図のどこかにウィルスのようなマークが現れます。
これをタップすると「バイオポイント」が増えていきます。
ポイントは様々な症状を発生させるのに使用でき、この辺の流れは Plague Inc. に似ていますね。
症状を発生させると、それに応じて各器官の健康度メーターが下がっていきます。
どの症状がどの器官に影響するかは、症状アイコンをタップした時に、関連する器官のアイコンが光って教えてくれます。
健康度がある程度下がると患者は通院を始めるようになり、重篤になると緊急治療室に運ばれます。
そしてメーターが 0 になるとその器官は機能不全に陥り、他の器官にも悪影響が及ぶようになります。
最終的に全ての器官が 0 になると患者は死亡。 プレイヤーの勝利となります。
ただ、通院が始まると治療度(Recovery)のメーターが徐々に増えていき、これが 100 %になるとどんなに危篤な状態でも、一気に全快します。
こうなるとプレイヤーの敗北です。 まあ、この辺も Plague Inc. と同様ですね。
※症状の種類は8つに大別されますが、IMMUNE(免疫)だけは特殊。
これには健康メーターがなく、症状が重くなると抵抗力が減少する効果があります。
※どれかの器官の機能が著しく低下すると、救急車で緊急医療室に運ばれます。
治療度の増加ペースが速まりますが、運ばれるタイミングを遅らせる「田舎」といった外的要因もあります。
また、「医療ミス」は緊急医療室に運ばれていないと使えません。
このゲームのユニークな点は、症状だけでなく、外的な要因もポイントで取得できること。
リスクファクター(Risk Factors)という項目があり、ここには「肥満」「喫煙」「飲酒」「運動不足」などの、いかにも健康に悪そうなものが並んでいます。
これらを取得すると、関連する器官の健康度メーターの減少率が大きくなります。
また、肝硬変を取るには飲酒が必要など、特定の要因が必要な症状も存在します。
さらに治療(Recovery)の項目もあり、ここには「病院嫌い」「ヤブ医者」などが並んでいます。
病院嫌いなら通院のタイミングが遅れ、ヤブ医者なら治療が遅延、偽薬なら自然治癒がなくなります。
また、治療度を下げる誤診、治療がしばらく停止するストライキもあり、これらの使い方は攻略の大きなポイントになります。
難易度は3つ用意されていて、クリア時に難度に応じた「★」を獲得でき、これを集めることで上位ステージがアンロックされていきます。
ステージは全部で 12。 それぞれ「タバコ好きの肥満」「スポーツ選手」「心配性」などの特徴があり、治癒力や通院タイミング、症状の取得に必要なポイントなどが異なります。
※前半ステージの一覧。 2人目は心配性なので医者に行くのが早いがストレスが貯まるのも早い。
3人目はリスクファクターを取得しやすいが、任意の病状を取得し辛い。
後半ステージになると「最初から緊急医療室」「150 日以内に救急車を呼ぶ」などの特殊条件のステージが出てきます。
インターフェイスや演出に優れ、アプリ自体に難点はないのですが、Plague Inc. と比較すると戦略性は低い印象です。
Plague Inc. は症状をコントロールするのと平行して、感染を広めたい地域の気候や経済に応じた特性を獲得していく必要がありましたが、このゲームは「感染を広めていく」という過程がないので、その分だけゲーム性が落ちる気がします。
とは言え、このクオリティーで 200 円なら、かなりお得なアプリです。
1ゲームの長さも適度で、高難度にすると歯応えもあるので、なかなか遊べる内容ですね。
ちょっと人に勧め辛いテーマですが、激務に追われるストレスが貯まったメタボな人や、酒とタバコが大好きで運動不足な人が、いかに死にやすいかを学ぶことが出来ます。
不摂生な人だと憂鬱になるかもしれませんが。
・Bio Inc. Platinum - Biomedical Plague(有料版。iTunes が起動します)
・Bio Inc. - Biomedical Plague and Infection RTS(無料版。広告が入ります)
【 ちょこっと攻略 】
攻略というか・・・ 各症状の日本語訳を掲載しておくので、理解を深める上での参考にして下さい。
人体に様々な症状を発生させ、最終的に死に至らしめる、背徳的なゲームが公開されています。
「Bio Inc. - Biomedical Plague」です。
今年の夏に公開されていたゲームで、その頃から海外では高い評価を受けていたのですが、統計的に死者を増やしていく Plague Inc. に比べ、こちらは1人の人間を死亡させるという点でより背徳感が強く、そのため紹介するのを見送っていました。
ただ、アプリのクオリティーは高く、逆説的に健康や医療の大切さを訴える内容でもあるため、今回ご紹介しておきたいと思います。
なお、このアプリは先日、有料版と無料版に分かれました。
従来のアプリは「Bio Inc. Platinum」という名前に変わり、価格は 200 円。
無料版は「Bio Inc.」で、こちらでもゲームは遜色なく遊べますが、バナー広告が雰囲気ぶち壊しなうえに全画面広告&動画広告まで出るので、お勧めは出来ません。
値段は安いので、有料版でのプレイをお勧めします。
画面右に人体図が表示されており、循環器や消化器などの図に切り替えることも出来ます。
しばらくすると切り替えボタンのどれかが光り、それを押すと人体図のどこかにウィルスのようなマークが現れます。
これをタップすると「バイオポイント」が増えていきます。
ポイントは様々な症状を発生させるのに使用でき、この辺の流れは Plague Inc. に似ていますね。
症状を発生させると、それに応じて各器官の健康度メーターが下がっていきます。
どの症状がどの器官に影響するかは、症状アイコンをタップした時に、関連する器官のアイコンが光って教えてくれます。
健康度がある程度下がると患者は通院を始めるようになり、重篤になると緊急治療室に運ばれます。
そしてメーターが 0 になるとその器官は機能不全に陥り、他の器官にも悪影響が及ぶようになります。
最終的に全ての器官が 0 になると患者は死亡。 プレイヤーの勝利となります。
ただ、通院が始まると治療度(Recovery)のメーターが徐々に増えていき、これが 100 %になるとどんなに危篤な状態でも、一気に全快します。
こうなるとプレイヤーの敗北です。 まあ、この辺も Plague Inc. と同様ですね。
※症状の種類は8つに大別されますが、IMMUNE(免疫)だけは特殊。
これには健康メーターがなく、症状が重くなると抵抗力が減少する効果があります。
※どれかの器官の機能が著しく低下すると、救急車で緊急医療室に運ばれます。
治療度の増加ペースが速まりますが、運ばれるタイミングを遅らせる「田舎」といった外的要因もあります。
また、「医療ミス」は緊急医療室に運ばれていないと使えません。
このゲームのユニークな点は、症状だけでなく、外的な要因もポイントで取得できること。
リスクファクター(Risk Factors)という項目があり、ここには「肥満」「喫煙」「飲酒」「運動不足」などの、いかにも健康に悪そうなものが並んでいます。
これらを取得すると、関連する器官の健康度メーターの減少率が大きくなります。
また、肝硬変を取るには飲酒が必要など、特定の要因が必要な症状も存在します。
さらに治療(Recovery)の項目もあり、ここには「病院嫌い」「ヤブ医者」などが並んでいます。
病院嫌いなら通院のタイミングが遅れ、ヤブ医者なら治療が遅延、偽薬なら自然治癒がなくなります。
また、治療度を下げる誤診、治療がしばらく停止するストライキもあり、これらの使い方は攻略の大きなポイントになります。
難易度は3つ用意されていて、クリア時に難度に応じた「★」を獲得でき、これを集めることで上位ステージがアンロックされていきます。
ステージは全部で 12。 それぞれ「タバコ好きの肥満」「スポーツ選手」「心配性」などの特徴があり、治癒力や通院タイミング、症状の取得に必要なポイントなどが異なります。
※前半ステージの一覧。 2人目は心配性なので医者に行くのが早いがストレスが貯まるのも早い。
3人目はリスクファクターを取得しやすいが、任意の病状を取得し辛い。
後半ステージになると「最初から緊急医療室」「150 日以内に救急車を呼ぶ」などの特殊条件のステージが出てきます。
インターフェイスや演出に優れ、アプリ自体に難点はないのですが、Plague Inc. と比較すると戦略性は低い印象です。
Plague Inc. は症状をコントロールするのと平行して、感染を広めたい地域の気候や経済に応じた特性を獲得していく必要がありましたが、このゲームは「感染を広めていく」という過程がないので、その分だけゲーム性が落ちる気がします。
とは言え、このクオリティーで 200 円なら、かなりお得なアプリです。
1ゲームの長さも適度で、高難度にすると歯応えもあるので、なかなか遊べる内容ですね。
ちょっと人に勧め辛いテーマですが、激務に追われるストレスが貯まったメタボな人や、酒とタバコが大好きで運動不足な人が、いかに死にやすいかを学ぶことが出来ます。
不摂生な人だと憂鬱になるかもしれませんが。
・Bio Inc. Platinum - Biomedical Plague(有料版。iTunes が起動します)
・Bio Inc. - Biomedical Plague and Infection RTS(無料版。広告が入ります)
【 ちょこっと攻略 】
攻略というか・・・ 各症状の日本語訳を掲載しておくので、理解を深める上での参考にして下さい。
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