※このゲームは 2016年3月 に運営終了しました。
オンラインゲーム(MMORPG)が全盛期を迎えていた 2003 年、「ヤンキー」をテーマにした奇妙なゲームが公開されました。
「疾走、ヤンキー魂。」です。
今でこそ不良をテーマにしたソーシャルゲームは数多くありますが、その先駆けとなったゲームです。
しかしコンビニの前でダベって、チャリやバイクで適当に走り、たまに警察と追いかけっこをするヤンキーゲームがヒットするはずもなく、ひっそりと消えていきました。
しかし 2008 年、何を間違ったのか再スタート。
オンラインゲームが斜陽の時代に無謀な殴り込みをかけます。
そして当然のようにヒットするはずもなく、2010 年には再びひっそり消えていきました。
そんなヤンキー魂が、二度あることは三度あるのか、また無謀に復活してしまいました。 しかもスマホで。
名前は初代のまま変わらず「疾走、ヤンキー魂。」です。
そして今回も事故る雰囲気マンマンです。
先に言っておきましょう。
このゲームはその経歴・内容・デザイン、全てにおいて「ネタゲー」です。
ネタをネタと笑い飛ばし、全てを寛大な心で迎え入れ、愛でることが出来る人のためのゲームです。
「スクエニだから」と言うような過剰な期待は、このタイトルには持たないで下さい。
ただ、こう言っては失礼かもしれませんが、ポチポチ不良ゲーや、シンプルな LINE ゲームで満足できる人なら、楽しめるかもしれません。
しかしそれでも、このゲームは「ちょっとズレてる」んだよなぁ・・・
何を狙いたいのかは解るんだけど・・・

ゲームは「喧嘩」「タイマン」「族戦争」の3つで進行します。
メインとなるのは「喧嘩」で、ここではランニングゲームの「疾走しろ!」か、多数の敵と戦う「喧嘩しろ!」を行います。
ランニングゲームの「疾走しろ!」は、前方から来る不良をパンチで殴り、障害物はジャンプかスライディングでかわす、シンプルな横スクロールのアクションゲームです。
シンプル過ぎてどうこう言うことはありません。
非常に簡単で、負けることはまずないでしょう。
「喧嘩しろ!」は固定画面のミニゲームで、左・中央・右から来る不良を、その方向をタップして殴り飛ばします。
これも非常に簡単で、単にタップするだけなので、やられることはまずありません。
一応、ターゲットマークが赤くなった時に攻撃をヒットさせるとファイアーパンチで敵を吹っ飛ばすアクションが出ます。
これを狙うのであれば、ちょこっとゲーム性はあるかも?
この「喧嘩」モードには、不良の覇王を目指す「伊達将太」の物語が描かれる「ストーリー」と、自由にプレイ出来る「イベント」「ガラクタ集め」があります。
ストーリーモードの途中にはボスが登場し、ここだけは敵が強くなりますが、ゲーム自体がシンプルなので、テクニックでどうこうするような内容ではありません。
ただストーリーデモは笑える内容で、そこはなかなか楽しめますね。
またソーシャルゲームでありながら、このモードにはスタミナがありません。
よって遊びたいだけプレイ出来ます。

※「疾走」のシーン。 パンチは連発できるので、敵の攻撃は連打してれば食らわない。
たまにおばあさんやウ○チが出てきて、ジャンプでかわす必要がありますが、タイミングがズレてるのか、1テンポ遅めのぶつかるぐらいのタイミングで飛ばないとかわせません。

※「喧嘩」のシーン。 これもタップで殴るだけ。
ただ、カーソルの周囲にある三角のマークが枠と合ったタイミングで殴ると、敵が吹っ飛んで背景にぶつかり、家や壁がボロボロになっていく演出があります。
ボス戦では左にある必殺技ボタンを活用しましょう。
「族戦争」は、いわゆるドラゴンリーグ型の「ギルドバトル」です。
決まった日時にスタートし、コマンドを入力することで相手チームにダメージを与え、終了時間が来た時に多くのダメージを与えていた方が勝利。
同じチームの仲間が連続でコマンドを入力することでコンボ攻撃も発動します。
そんなに戦略性があるような印象はありませんが、キャラクターのアクションは非常にユニーク・・・ と言うか、空を飛んだり自転車の上でスキップするなど、おバカなものばかり。
スクエニだけあって、これらの演出は良く出来ています。
もう1つ「タイマン」があるのですが、これは族戦争のバトルを1対1でやるもの。
対戦相手はランダムで選ばれるようで、単に攻撃コマンドを繰り返すだけなので、それでなくても戦略性のないバトルが、さらに単調に。
やってて面白いとは思えませんでしたね。
冒頭でも述べたように、これは「おバカヤンキーの雰囲気」を楽しむもので、ゲーマーがゲーム自体を楽しむようなものではないのでしょうね。

※単車のカスタマイズシーン。 最初はチャリですが。
バイクを作るにはフレームやエンジン、カウルやタンクなどの装備を一通りそろえないといけないので、当面は自転車で走ることになります。
もちろん将来的にはゴテゴテの族車を作れます。

※初代のヤンキー魂はヤンキーの恰好をして、ちょこっとヤンキー RP をしながらコンビニ前のフィールドでダベるゲームだった印象。
今回もコンビニはありますが、単なる絵・・・
昨今、こうしたヤンキー系のソーシャルゲームの中には、かなり高い売上げを誇るものがあります。
「単車の虎」や「クローズ」などで、これらはガラケー的なポチポチゲーですが、「そっち系」の方々に好まれており、さらにこのタイプの方々は金払いも良いです。
ヤンキー魂は「ヤンキーをテーマにした喧嘩と単車のゲーム」なので、明らかにその二番煎じを狙っている印象があります。
ただ、そっち系の方は難しいゲームは好みません。
ポチポチゲーを好み、内容が複雑になると「めんどくさい」と敬遠してしまいます。
このゲームのアクションシーンがやたら簡単なのは、そうした人をターゲットにしたいからだと思われますが、でも中途半端に演出が「リッチ」なので、むしろその手の人には避けられそう。
一方でシンプル過ぎて、一般のゲームユーザーには物足りませんから、どっち付かずな印象です。
それにマジでヤンキーな人って、むしろこういう氣志團のような雰囲気は嫌う人が多いんですよね・・・
同じヤンキー系でも矢沢永吉と綾小路翔は違うと言うか・・・
また、オンラインゲームではなく、あくまでソーシャルゲームなので、昔のヤンキー魂を期待していた人もコレジャナイ感を受けるのではないでしょうか。
コンビニの前でダベるシーンはありますが、単にチーム内チャットの背景がコンビニになってるだけです。
まあ「おバカなヤンキー」を楽しみたい、手軽なゲームを求めている人なら楽しめると思います。
ただ、そういう層はかなりニッチな気がするなぁ・・・
※このゲームは 2016年3月 に運営終了しました。
・疾走、ヤンキー魂。(運営終了)
オンラインゲーム(MMORPG)が全盛期を迎えていた 2003 年、「ヤンキー」をテーマにした奇妙なゲームが公開されました。
「疾走、ヤンキー魂。」です。
今でこそ不良をテーマにしたソーシャルゲームは数多くありますが、その先駆けとなったゲームです。
しかしコンビニの前でダベって、チャリやバイクで適当に走り、たまに警察と追いかけっこをするヤンキーゲームがヒットするはずもなく、ひっそりと消えていきました。
しかし 2008 年、何を間違ったのか再スタート。
オンラインゲームが斜陽の時代に無謀な殴り込みをかけます。
そして当然のようにヒットするはずもなく、2010 年には再びひっそり消えていきました。
そんなヤンキー魂が、二度あることは三度あるのか、また無謀に復活してしまいました。 しかもスマホで。
名前は初代のまま変わらず「疾走、ヤンキー魂。」です。
そして今回も事故る雰囲気マンマンです。
先に言っておきましょう。
このゲームはその経歴・内容・デザイン、全てにおいて「ネタゲー」です。
ネタをネタと笑い飛ばし、全てを寛大な心で迎え入れ、愛でることが出来る人のためのゲームです。
「スクエニだから」と言うような過剰な期待は、このタイトルには持たないで下さい。
ただ、こう言っては失礼かもしれませんが、ポチポチ不良ゲーや、シンプルな LINE ゲームで満足できる人なら、楽しめるかもしれません。
しかしそれでも、このゲームは「ちょっとズレてる」んだよなぁ・・・
何を狙いたいのかは解るんだけど・・・

ゲームは「喧嘩」「タイマン」「族戦争」の3つで進行します。
メインとなるのは「喧嘩」で、ここではランニングゲームの「疾走しろ!」か、多数の敵と戦う「喧嘩しろ!」を行います。
ランニングゲームの「疾走しろ!」は、前方から来る不良をパンチで殴り、障害物はジャンプかスライディングでかわす、シンプルな横スクロールのアクションゲームです。
シンプル過ぎてどうこう言うことはありません。
非常に簡単で、負けることはまずないでしょう。
「喧嘩しろ!」は固定画面のミニゲームで、左・中央・右から来る不良を、その方向をタップして殴り飛ばします。
これも非常に簡単で、単にタップするだけなので、やられることはまずありません。
一応、ターゲットマークが赤くなった時に攻撃をヒットさせるとファイアーパンチで敵を吹っ飛ばすアクションが出ます。
これを狙うのであれば、ちょこっとゲーム性はあるかも?
この「喧嘩」モードには、不良の覇王を目指す「伊達将太」の物語が描かれる「ストーリー」と、自由にプレイ出来る「イベント」「ガラクタ集め」があります。
ストーリーモードの途中にはボスが登場し、ここだけは敵が強くなりますが、ゲーム自体がシンプルなので、テクニックでどうこうするような内容ではありません。
ただストーリーデモは笑える内容で、そこはなかなか楽しめますね。
またソーシャルゲームでありながら、このモードにはスタミナがありません。
よって遊びたいだけプレイ出来ます。

※「疾走」のシーン。 パンチは連発できるので、敵の攻撃は連打してれば食らわない。
たまにおばあさんやウ○チが出てきて、ジャンプでかわす必要がありますが、タイミングがズレてるのか、1テンポ遅めのぶつかるぐらいのタイミングで飛ばないとかわせません。

※「喧嘩」のシーン。 これもタップで殴るだけ。
ただ、カーソルの周囲にある三角のマークが枠と合ったタイミングで殴ると、敵が吹っ飛んで背景にぶつかり、家や壁がボロボロになっていく演出があります。
ボス戦では左にある必殺技ボタンを活用しましょう。
「族戦争」は、いわゆるドラゴンリーグ型の「ギルドバトル」です。
決まった日時にスタートし、コマンドを入力することで相手チームにダメージを与え、終了時間が来た時に多くのダメージを与えていた方が勝利。
同じチームの仲間が連続でコマンドを入力することでコンボ攻撃も発動します。
そんなに戦略性があるような印象はありませんが、キャラクターのアクションは非常にユニーク・・・ と言うか、空を飛んだり自転車の上でスキップするなど、おバカなものばかり。
スクエニだけあって、これらの演出は良く出来ています。
もう1つ「タイマン」があるのですが、これは族戦争のバトルを1対1でやるもの。
対戦相手はランダムで選ばれるようで、単に攻撃コマンドを繰り返すだけなので、それでなくても戦略性のないバトルが、さらに単調に。
やってて面白いとは思えませんでしたね。
個人的な感想としては、
疾走 → ストーリーは笑えるがゲームは面白くない。
喧嘩 → 演出は良いが面白くない。
族戦争 → 見た目は面白いが内容は面白くない。
タイマン → 面白くない。
疾走 → ストーリーは笑えるがゲームは面白くない。
喧嘩 → 演出は良いが面白くない。
族戦争 → 見た目は面白いが内容は面白くない。
タイマン → 面白くない。
総評として、面白くない。 と言った感じです。
冒頭でも述べたように、これは「おバカヤンキーの雰囲気」を楽しむもので、ゲーマーがゲーム自体を楽しむようなものではないのでしょうね。

※単車のカスタマイズシーン。 最初はチャリですが。
バイクを作るにはフレームやエンジン、カウルやタンクなどの装備を一通りそろえないといけないので、当面は自転車で走ることになります。
もちろん将来的にはゴテゴテの族車を作れます。

※初代のヤンキー魂はヤンキーの恰好をして、ちょこっとヤンキー RP をしながらコンビニ前のフィールドでダベるゲームだった印象。
今回もコンビニはありますが、単なる絵・・・
昨今、こうしたヤンキー系のソーシャルゲームの中には、かなり高い売上げを誇るものがあります。
「単車の虎」や「クローズ」などで、これらはガラケー的なポチポチゲーですが、「そっち系」の方々に好まれており、さらにこのタイプの方々は金払いも良いです。
ヤンキー魂は「ヤンキーをテーマにした喧嘩と単車のゲーム」なので、明らかにその二番煎じを狙っている印象があります。
ただ、そっち系の方は難しいゲームは好みません。
ポチポチゲーを好み、内容が複雑になると「めんどくさい」と敬遠してしまいます。
このゲームのアクションシーンがやたら簡単なのは、そうした人をターゲットにしたいからだと思われますが、でも中途半端に演出が「リッチ」なので、むしろその手の人には避けられそう。
一方でシンプル過ぎて、一般のゲームユーザーには物足りませんから、どっち付かずな印象です。
それにマジでヤンキーな人って、むしろこういう氣志團のような雰囲気は嫌う人が多いんですよね・・・
同じヤンキー系でも矢沢永吉と綾小路翔は違うと言うか・・・
また、オンラインゲームではなく、あくまでソーシャルゲームなので、昔のヤンキー魂を期待していた人もコレジャナイ感を受けるのではないでしょうか。
コンビニの前でダベるシーンはありますが、単にチーム内チャットの背景がコンビニになってるだけです。
まあ「おバカなヤンキー」を楽しみたい、手軽なゲームを求めている人なら楽しめると思います。
ただ、そういう層はかなりニッチな気がするなぁ・・・
※このゲームは 2016年3月 に運営終了しました。
・疾走、ヤンキー魂。(運営終了)
レーシングラグーンの幻影を未だに追い掛けているwarriorをコケにしたスクエニ・・・
許せる訳が無いのさ・・・