タワーディフェンスの中で、世界で最もプレイヤーが多いであろう Bloons TD シリーズ。
おサルさんが風船を割っていくホノボノ系 TD ・・・
かと思いきや、後半になると数百・数千に及ぶ無数の風船が飛んできて、それをミサイルやレーザーでなぎ払う、トンでもなくエスカレートしていく展開が特徴です。
そんな Bloons TD が、村作りシミュレーションゲームと合体したアプリが公開されています。
「Bloons Monkey City」です。
本体無料の課金型開発シミュレーションなので、最初はタワーやスキルを増やすのに時間がかかり、テンポの良い Bloons TD の魅力が損なわれているのではないかと思っていたのですが・・・
TD 自体はいくらでもプレイでき、意外にもスムーズに遊べます。
タワーディフェンスとしての面白さもそのままで、大量の風船が押し寄せてくる派手な展開は健在ですね。

まずは村開発のシーンから行います。
ノコギリのボタンをタップし、塀で囲まれた敷地内に建物をドラッグすると、コインが減って建設が始まります。
完了には実時間の経過が必要ですが、初期の建物は短時間で完成します。
建物は「タワーを増やすもの」と「タワーのアップグレードを研究するもの」、金庫や発電所などの「その他の建物」に分けられ、例えば「ダーツモンキーの家」を2つ建てれば、タワーディフェンスのシーンでダーツモンキーを最大2体設置できるようになります。
逆に言うと、必要な建物がないタワーは使用できません。
タワーのアップグレード(ゲーム中に設置したタワーの強化)も、研究施設を建て、さらにそのアップグレードの研究を完了させておかないと行えません。
そのため「面倒になった」と思う人もいるかもしれませんが、オリジナルの Bloons TD も最初から全てのタワーとアップグレードを使えた訳ではなく、プレイヤーレベルを上げて少しずつアンロックしていく必要がありました。
今作はその過程が「村作り」になっている感じですね。
一部の施設はこのゲームでもレベルを上げないと使えませんが、大半のタワーと基本のアップグレードは、どれから開発しても構いません。
上位のものは相応に高額になりますが、オリジナルでは高レベルにならないと使えなかったガトリングガンや魔術師をいきなり使用可能にすることも出来るので、その辺りの自由度は増しています。

※ 最初はこのぐらいのサイズしかありませんが、TD のプレイにより拡張されていきます。
とりあえず基本となるダーツモンキーを増やしましょう。
施設を建てていくと電力不足になるので、風車や水車を作って補います。

※ アップグレード画面。 下位のアップグレードは安価なので全部研究しておきましょう。
上位のものは高額なうえに、使いやすいものとそうでないものがあるので、どれを優先するかがポイントです。
最初の敷地は狭いので、建物を建てているとすぐに一杯になってしまいます。
しかし塀の外のマスをタップするとタワーディフェンス(TD)が始まり、これに勝利するとそのマスを敷地内にすることが出来ます。
TD のシーンは、従来の Bloons TD と変わりません。
「ルート固定型」のタワーディフェンスですね。
タワーや飛んで来る風船(敵)の性質は Bloons TD 5 に準じています。
しかし前述したように、利用できるタワーとアップグレードは、村に建てている建物の分だけです。
また建物があれば無条件で設置できる訳ではなく、従来通り風船を割って資金を稼がなければなりません。
進行速度を倍速にする事もでき、ゲームはかなりスピーディーに展開します。
ステージ数(Wave)は土地の難易度に応じていて、★1の土地なら 3 Wave ぐらいで終わります。
★5 だと 25 Wave 以上の長さになり、さらに強力な風船が大量に飛んで来ます。
マップ上には宝箱があったり、イベントが起こるマスもありますが、とりあえず★1や★2の簡単な土地を取って村を広げていきましょう。
マップをクリアする事で資金と経験値も獲得でき、ノーダメージクリアなら課金通貨である「バルーンストーン」も入手できます。

※ TD はいつも通り。 風船をパンパン割っていきます。
課金通貨でお助けアイテムを購入できますが、通貨はアップグレードにも使うので無駄使いしないように。
黒い風船は炎に、白は氷に、縞模様は両方に耐性があります。 灰色は炎でなければダメージを与えられません。
迷彩模様は忍者か、専用のアップグレードを習得したタワーでなければ狙えません。

※Bloons TD の攻略のポイントは、矢印の場所にある優先ターゲットの選択。
First なら通過していく風船を、Last なら新たに入って来た風船を、Close なら近くを、Strong ならもっとも耐久力のある対象を狙います。
風船の侵入口を狙いたいなら Last、強力な攻撃で硬い敵を狙うなら Strong など、用途に応じて使い分けましょう。
ゲームが進むと、地域争奪戦(Contested Territory)と、他プレイヤーの村の襲撃(Monkey Vs Monkey)を行えます。
地域争奪戦はランダムに選ばれた6人のプレイヤーが参加するもので、エンドレスのマップをプレイし、規定のステージまでクリアすると地域の支配権を得られます。
支配権があると時間の経過で貯まっていくコインを得られますが、自分の記録を他のプレイヤーが塗り替えると、そのプレイヤーに支配権が移ります。
そして支配権を持っている時間が蓄積されていき、争奪戦が終わった時にもっとも支配時間が長かった人が勝利、ボーナスの課金通貨を貰えます。
手軽に参加できるシステムなのが良いですね。(と言うか強制的にエントリーされます)
一方、他プレイヤーの村への襲撃は・・・ 実行するのに必要な敷居が高すぎて、楽しめるのはかなり先になります。
風船の製造所や研究所、試験施設など様々な施設が必要で、他に必要なものがある時期にはなかなか手を出せません。
襲撃された場合、それを迎撃する TD をプレイ出来ますが、勝利しても土地は増えません。
名声ポイントは得られますが、増えても特に実利がないのが残念。 ただ、迎撃しないとお金を少し奪われ、建物の一部に火災が発生します。(一定時間で鎮火)
いずれにせよ、相当レベルが高くなり、施設も充実してから試すべきものですね。
クラッシュ・オブ・クラン のような、それがゲームのメインになっているものではありません。
難点は、動画広告が表示されること。
TD の終了後に強制的に広告が始まり、しかも終了ボタンがなく、15 秒や 30 秒の動画を最後まで見なければなりません。
もし電話回線で遊んでいると、これによってデータ通信量を無駄に削られまくります。
データ通信量選択制になった日本のモバイル環境においては、これは最悪です。
ただ、300 円以上の課金をすることで広告を消すことが出来ます。
最初に7日間限定の、大量のコイン+課金通貨+広告非表示がセットになった Starter Pack を勧められるので、これを買ってプレイする有料のアプリだと思った方が良いでしょう。
消せない動画広告は非常に鬱陶しいので、データ通信量云々は別にしても、広告なしにしないとやってられません。

※地域争奪戦の画面。 同じぐらいのレベルのプレイヤーが集められます。
支配権を得ていれば、中央の像をタップすることで貯まったコインを回収できます。

※スターターパック。 広告が消えるので、これを買うのがデフォだと思った方が良いです。
金庫が小さくてもコインはちゃんと入手できるのでご安心を。
ゲーム中盤以降になると、建物の建設やアップグレードの研究に丸1日の待ち時間が必要になったりするので、だんだん進行は遅くなって行くのですが、スタミナ制では無いため強制的にプレイを中断させられることはありません。
好きなだけ遊べて、コインや経験値も稼げます。
周辺のクリア可能な土地を全部取り尽くしても、メニューの「My Tracks」でクリア済みのステージを好きな難易度で遊べ、コインも稼げるのでご安心を。
まあ土地は豊富にあるので、当面はそういうことにはならないはずです。
クオリティーの高いタワーディフェンスに村作りの長期的な面白さも加わった、かなり楽しめるゲームです。
やはり買い切りアプリであって欲しかったのもありますが、TD 好きなら見逃せないアプリでしょう。
プレイ方法については Bloons TD 5 攻略 のページも参考にして下さい。
・Bloons Monkey City(iTunes が起動します)
おサルさんが風船を割っていくホノボノ系 TD ・・・
かと思いきや、後半になると数百・数千に及ぶ無数の風船が飛んできて、それをミサイルやレーザーでなぎ払う、トンでもなくエスカレートしていく展開が特徴です。
そんな Bloons TD が、村作りシミュレーションゲームと合体したアプリが公開されています。
「Bloons Monkey City」です。
本体無料の課金型開発シミュレーションなので、最初はタワーやスキルを増やすのに時間がかかり、テンポの良い Bloons TD の魅力が損なわれているのではないかと思っていたのですが・・・
TD 自体はいくらでもプレイでき、意外にもスムーズに遊べます。
タワーディフェンスとしての面白さもそのままで、大量の風船が押し寄せてくる派手な展開は健在ですね。

まずは村開発のシーンから行います。
ノコギリのボタンをタップし、塀で囲まれた敷地内に建物をドラッグすると、コインが減って建設が始まります。
完了には実時間の経過が必要ですが、初期の建物は短時間で完成します。
建物は「タワーを増やすもの」と「タワーのアップグレードを研究するもの」、金庫や発電所などの「その他の建物」に分けられ、例えば「ダーツモンキーの家」を2つ建てれば、タワーディフェンスのシーンでダーツモンキーを最大2体設置できるようになります。
逆に言うと、必要な建物がないタワーは使用できません。
タワーのアップグレード(ゲーム中に設置したタワーの強化)も、研究施設を建て、さらにそのアップグレードの研究を完了させておかないと行えません。
そのため「面倒になった」と思う人もいるかもしれませんが、オリジナルの Bloons TD も最初から全てのタワーとアップグレードを使えた訳ではなく、プレイヤーレベルを上げて少しずつアンロックしていく必要がありました。
今作はその過程が「村作り」になっている感じですね。
一部の施設はこのゲームでもレベルを上げないと使えませんが、大半のタワーと基本のアップグレードは、どれから開発しても構いません。
上位のものは相応に高額になりますが、オリジナルでは高レベルにならないと使えなかったガトリングガンや魔術師をいきなり使用可能にすることも出来るので、その辺りの自由度は増しています。

※ 最初はこのぐらいのサイズしかありませんが、TD のプレイにより拡張されていきます。
とりあえず基本となるダーツモンキーを増やしましょう。
施設を建てていくと電力不足になるので、風車や水車を作って補います。

※ アップグレード画面。 下位のアップグレードは安価なので全部研究しておきましょう。
上位のものは高額なうえに、使いやすいものとそうでないものがあるので、どれを優先するかがポイントです。
最初の敷地は狭いので、建物を建てているとすぐに一杯になってしまいます。
しかし塀の外のマスをタップするとタワーディフェンス(TD)が始まり、これに勝利するとそのマスを敷地内にすることが出来ます。
TD のシーンは、従来の Bloons TD と変わりません。
「ルート固定型」のタワーディフェンスですね。
タワーや飛んで来る風船(敵)の性質は Bloons TD 5 に準じています。
しかし前述したように、利用できるタワーとアップグレードは、村に建てている建物の分だけです。
また建物があれば無条件で設置できる訳ではなく、従来通り風船を割って資金を稼がなければなりません。
進行速度を倍速にする事もでき、ゲームはかなりスピーディーに展開します。
ステージ数(Wave)は土地の難易度に応じていて、★1の土地なら 3 Wave ぐらいで終わります。
★5 だと 25 Wave 以上の長さになり、さらに強力な風船が大量に飛んで来ます。
マップ上には宝箱があったり、イベントが起こるマスもありますが、とりあえず★1や★2の簡単な土地を取って村を広げていきましょう。
マップをクリアする事で資金と経験値も獲得でき、ノーダメージクリアなら課金通貨である「バルーンストーン」も入手できます。

※ TD はいつも通り。 風船をパンパン割っていきます。
課金通貨でお助けアイテムを購入できますが、通貨はアップグレードにも使うので無駄使いしないように。
黒い風船は炎に、白は氷に、縞模様は両方に耐性があります。 灰色は炎でなければダメージを与えられません。
迷彩模様は忍者か、専用のアップグレードを習得したタワーでなければ狙えません。

※Bloons TD の攻略のポイントは、矢印の場所にある優先ターゲットの選択。
First なら通過していく風船を、Last なら新たに入って来た風船を、Close なら近くを、Strong ならもっとも耐久力のある対象を狙います。
風船の侵入口を狙いたいなら Last、強力な攻撃で硬い敵を狙うなら Strong など、用途に応じて使い分けましょう。
ゲームが進むと、地域争奪戦(Contested Territory)と、他プレイヤーの村の襲撃(Monkey Vs Monkey)を行えます。
地域争奪戦はランダムに選ばれた6人のプレイヤーが参加するもので、エンドレスのマップをプレイし、規定のステージまでクリアすると地域の支配権を得られます。
支配権があると時間の経過で貯まっていくコインを得られますが、自分の記録を他のプレイヤーが塗り替えると、そのプレイヤーに支配権が移ります。
そして支配権を持っている時間が蓄積されていき、争奪戦が終わった時にもっとも支配時間が長かった人が勝利、ボーナスの課金通貨を貰えます。
手軽に参加できるシステムなのが良いですね。(と言うか強制的にエントリーされます)
一方、他プレイヤーの村への襲撃は・・・ 実行するのに必要な敷居が高すぎて、楽しめるのはかなり先になります。
風船の製造所や研究所、試験施設など様々な施設が必要で、他に必要なものがある時期にはなかなか手を出せません。
襲撃された場合、それを迎撃する TD をプレイ出来ますが、勝利しても土地は増えません。
名声ポイントは得られますが、増えても特に実利がないのが残念。 ただ、迎撃しないとお金を少し奪われ、建物の一部に火災が発生します。(一定時間で鎮火)
いずれにせよ、相当レベルが高くなり、施設も充実してから試すべきものですね。
クラッシュ・オブ・クラン のような、それがゲームのメインになっているものではありません。
難点は、動画広告が表示されること。
TD の終了後に強制的に広告が始まり、しかも終了ボタンがなく、15 秒や 30 秒の動画を最後まで見なければなりません。
もし電話回線で遊んでいると、これによってデータ通信量を無駄に削られまくります。
データ通信量選択制になった日本のモバイル環境においては、これは最悪です。
ただ、300 円以上の課金をすることで広告を消すことが出来ます。
最初に7日間限定の、大量のコイン+課金通貨+広告非表示がセットになった Starter Pack を勧められるので、これを買ってプレイする有料のアプリだと思った方が良いでしょう。
消せない動画広告は非常に鬱陶しいので、データ通信量云々は別にしても、広告なしにしないとやってられません。

※地域争奪戦の画面。 同じぐらいのレベルのプレイヤーが集められます。
支配権を得ていれば、中央の像をタップすることで貯まったコインを回収できます。

※スターターパック。 広告が消えるので、これを買うのがデフォだと思った方が良いです。
金庫が小さくてもコインはちゃんと入手できるのでご安心を。
ゲーム中盤以降になると、建物の建設やアップグレードの研究に丸1日の待ち時間が必要になったりするので、だんだん進行は遅くなって行くのですが、スタミナ制では無いため強制的にプレイを中断させられることはありません。
好きなだけ遊べて、コインや経験値も稼げます。
周辺のクリア可能な土地を全部取り尽くしても、メニューの「My Tracks」でクリア済みのステージを好きな難易度で遊べ、コインも稼げるのでご安心を。
まあ土地は豊富にあるので、当面はそういうことにはならないはずです。
クオリティーの高いタワーディフェンスに村作りの長期的な面白さも加わった、かなり楽しめるゲームです。
やはり買い切りアプリであって欲しかったのもありますが、TD 好きなら見逃せないアプリでしょう。
プレイ方法については Bloons TD 5 攻略 のページも参考にして下さい。
・Bloons Monkey City(iTunes が起動します)
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