Monument Valley を正規購入した人は 40 %、Android は 5 %(touch arcade)

Monument Valley の開発元が明かした、ちょっと衝撃的な数字。
世界的大ヒット作「Monument Valley」は、iOS でお金を払って購入した人は 40 %であり、残り 60 %は不正インストールであるとのこと。
さらに Android に至っては 5 %しかお金を払っておらず、95 %が不正入手である模様。
いかにアプリの不正コピーが多いかを物語っていますが・・・

ただ、この数字にはトリック(?)もあって、日本や欧米は不正コピーをするユーザーは多くないのですが、中国やロシアなどでは多いです。
そして不正が横行している国で一度「割れる」と、本来購入しないユーザーまで一斉にダウンロードするため、それで不正率が跳ね上がるという現状があるようです。
Android の不正率が異常に高いのも、中国や途上国では Android ユーザーが多いことが影響しているようです。

いずれにせよ不正は少なくない訳で、深刻な問題ではありますが・・・
Monument Valley の開発元 ustwo 曰く「不正入手するユーザーは元々お金を払ってアプリを買ってくれるユーザーではないので、これを理由に我々が方針を変えることはない」とのこと。
でもこういうのが横行することも、ゲームが課金型に流れてしまう理由なのでしょうね。
参考レビュー:Monument Valley
参考レビュー:DEAD TRIGGER 2(不正ユーザーの多さを理由に課金型化)


欧州の iTunes に 14 日間の返金制度が導入される(touch arcade)
欧州の iTunes 返金制度、悪用に対する警告が表示される(touch arcade)
EUのアプリ14日間クーリングオフ制度、早速問題に(ゲームキャスト)

イギリス、ドイツ、フランスなどの欧州諸国で、iTunes で買った電子商品を 14 日以内にキャンセルできる制度が開始されました。
これは欧州委員会の行政指導によるもののようで、以前にも同委員会は課金型ゲームが「Free」と表記されていることについて勧告を行い、それを訂正させた経緯があります。
返金要請を行ったユーザーには、購入額と同額の iTunes コードが送られます。

しかし 14 日もあれば大抵のゲームは一通り遊べます。 しかもゲームだけでなく、映画や音楽などにもこの返金制度は適用されています。
そのため悪用されると市場がメチャクチャになる訳で、それが懸念されていたのですが・・・
今のところ、返金要請時に悪用に対する警告が表示され、さらに返金要請をした人は再び要請できなくなっているようで、思ったほどの混乱は起きていません。

ただこういうのがあると、ますます「買い切りゲームはもうダメ」みたいな風潮になってきますね。
まあこの制度、課金も対象になっているようなので、課金型ゲームにとってもダメなんですが・・・


ディグディグ、2月末にサービス終了(公式 Facebook)

高速穴掘りゲーム「ディグディグ」が2月末でサービス終了することを発表しました。
「BEST of  2014」にも選ばれていたゲームですが、それが早すぎる終了を発表したことは驚きです。
ただ、課金したくなるようなゲームではなかったため、運営費を賄えていなかったのかもしれません・・・
最近は広告や課金要素が入りまくっていたのですが、何とか採算を取ろうとしていたのでしょうか?

ゲームアプリの無料化の流れは止まりませんが、これは無料化の失敗例なのかもしれませんね。
どうせなら買い切り版に作り直してくれれば良いのに・・・
参考レビュー:ディグディグ
参考記事:Apple と Google、2014 年のベストアプリ発表


パズドラとマリオのコラボタイトル発表、試遊会実施(Social Game Info)
パズドラ スーパーマリオ エディションの発表会レポート(4gamer)

「パズドラ」と「マリオ」がコラボした 3DS 用のソフトが発表され、各方面に衝撃を与えています。
巷の意見は賛否両論ですが、ただこのゲームは「パズドラ+マリオ」と言うよりは、「パズドラZ+マリオ」です。
どうも「課金ゲーとマリオのコラボなんて世も末だ!」みたいな意見が目立つのですが、パズドラZは課金のない買い切りゲームで、それのマリオ版なので、その辺はお間違えないように。
開発はガンホー側で行われたようですが、「マリオを使う」ということで大きな緊張感があったとのこと。
ちなみに本作のスマホ版の予定は「今のところありません」だそうです。
参考レビュー:パズル&ドラゴンズ


ドラクエ モンスターズ スーパーライト、130 万円使ってもゾーマ入手できず(ゴゴ通信等)

2ch 系のブログでこぞって転載され、話題になっていた一件。
DQMSL に DQ3 のラスボス「ゾーマ」が導入され、株長者のプレイヤーが超重課金でゾーマを出そうとしたのですが、なんと 130 万円(課金ガチャ 4200 回)使っても出ず、諦めたという話。
それをツイートしたところ、瞬く間に拡散したようです。
ガチャだから運が悪かっただけの気もしますが、そのまま確率を出すと 0.024 %以下ということになりますね。 0.1 %にも満たない。

考えてみれば、最近のソーシャルゲームはレアリティごとの出現率が表記されていますが、各カードの出現率までは表記されていません。
多くの人は常識的に、同じ SR なら各カードの出現率は一律だと思っていそうですが、実際には同じ SR でも出やすいものと出にくいものが設定されているかもしれません。
そして出にくい SR で課金者を釣ることがあっても、我々には解りません。

それにしても DQMSL って、ホントこの手の話題に事欠きませんね。
ところでゾーマって、「人々の苦しみを無上の喜びとし糧とする」らしいですよw
参考レビュー:ドラゴンクエスト モンスターズ スーパーライト
参考記事:DQMSL の返金騒動の話


Google、古い Android のサポート終了。9億台に脆弱性問題(iTmedia)

Google が今後、Android 4.4 より前のバージョンは、脆弱性(セキュリティの問題)に対するパッチを開発しないとコメントし、話題になっています。
これはまだ公式発表ではなく、メールでの問い合わせに担当者からこういう返答があったというだけの話であり、絶対に対応しないと決まった訳ではないので悪しからず。

しかしそもそも、多くの Android 機は OS アップデートに制限があるため、セキュリティ問題なんて今さらな話。
国産の Android 機の多くはワンセグやおサイフ携帯、赤外線通信などの独自機能を備えているため、OS をアップデート出来ない機種が多いのですが、独自機能がない Android 機に魅力はありません。
古い OS の対応をいつまでもやってくれると考えるのも甘いでしょうし、旧 OS の Android 機を使うのなら、アンチウィルスソフト等の導入などで各自で対応するのが基本でしょうね。
ただ、この件ですぐにどうこうなる訳ではないと思います。


iOS で簡単に「艦これ」ができるように! 全国220万人の提督歓喜(Livedoor News)

すごく扇動的なタイトルだったので、どんなものかと思ったら・・・ 単なるリモートデスクトップでした。
とは言え、それが何か知らない方も多いと思うので、今回ご紹介しておこうと思います。
これはパソコンの画面をスマホやタブレットにストリーミングで送信し、遠隔操作も出来るようにするものです。
要するに iPad や iPhone、Android 機を通してパソコンを使うものですね。
少し前にスクエニがスタートさせた「DIVE IN」のローカルなものです。

利用するにはパソコン側に「Chrome リモートデスクトップ」をインストールをしておく必要があります。
これはググればすぐに出てくるはず。
そして Google アカウントでログインし、PIN(パスワード)の設定を行わなければなりません。
その後、iPad などの端末側に「Chrome Remote Desktop」のアプリをインストールし、Google アカウントでログイン後、PIN を入力すれば利用できます。 設定は難しくありません。

一度利用しておけば、以後は PIN の入力だけで接続でき、それを省略することも可能です。
ただし利用中は当然、パソコンの電源が入っていなければなりません。
ネット上からでも利用できますが、ストリーミングなので電話回線で使っているとデータ通信量を食いまくるので注意。

操作性は良好で、ピンチ操作による画面のズームイン / ズームアウトも可能。
ただし音は(端末側では)一切出ません。(パソコン側ではそのまま出るので、嫌ならミュートにする必要があります)
操作はタップモードとトラックパッドモードがあり、タップモードは普通のタッチパネル操作ですが、右クリックはなし。
マウスのボタンを押すとトラックパッドモードになり、こちらはカーソルを「相対移動」の操作で動かすもので、二本指タップで右クリックが可能です。

iOS には以前から Splashtop 2 や TeamViewer といったリモートデスクトップのアプリが存在していましたが、Chrome リモートデスクトップはタダで利用でき、使い勝手も良く、ヘルプも日本語です。
通信ラグ(遅延)もあまり目立ちませんね。
ちなみに iPhone や iPad の画面をパソコン側に転送する Reflector といった PC ソフトもあります。
iTunes リンク:Chrome Remote Desktop
Google Play リンク:Chrome Remote Desktop
参考リンク:Chrome リモートデスクトップ について
参考 iTunes リンク:Splashtop 2
参考リンク:Reflector
参考レビュー:DIVE IN