先日「ソシャゲまとめ斬り 2015 年初」と題し、35 のソーシャルゲームを一気に紹介しましたが・・・
その後、いくつか「これも取り上げてはどうでしょう?」というアプリの提案を頂きました。

という訳で今回は「延長戦」と称し、それらを含めた7つの作品を追加で紹介したいと思います。
例によって、各アプリの評価はあくまで私見なのでご了承下さい。

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MARVEL オールスターバトル

海外で大ヒット中の「対戦格闘+ソーシャルゲーム」。
マーベルコミックスのヒーロー達が一堂に会して戦うゲームで、格闘ゲームではありますが、操作はタップとフリックで簡単に行えるようになっています。
グラフィックのクオリティが非常に高いアプリです。

MARVEL オールスターバトル

MARVEL オールスターバトル2

前後にフリックで移動、敵側をタップで攻撃、長押しで強攻撃、自分の側を押すとガード。
攻撃は連打で連続技になり、強攻撃はガードブレイクになります。
攻撃やガードをしているとゲージが貯まり、最大になってからゲージタップで必殺技。

ジャンプはなく、移動も移動と言うよりは回避やダッシュで、どんなに離れていても一気に間合いを詰められます。 よって常に近距離で殴り合うような展開ですね。
しかし攻撃・ガード・強攻撃が3すくみの関係で、単に攻撃してれば OK という訳ではありません。
オンライン対戦もあり、シンプルなシステムでも、対戦なら熱いバトルを楽しめます。

スマホにも ストIV Volt や KOF-i 2012 などの秀作の格ゲーがありますが、それらは一般ユーザーにはかなり敷居が高いです。
一方こちらは、本格的な格ゲーほどのゲーム性はありませんが、ライトユーザーでも楽しめる簡単操作で、ちゃんと格ゲーらしい駆け引きもあります
これはこれでアリで、新しいスタイルと言えるかもしれません。

iTunes リンク:MARVEL オールスターバトル
Google Play リンク:MARVEL オールスターバトル
参考レビュー:KOF-i 2012ストIV Volt(iOS8 非公認)


ミリオンチェイン

Azkend やポコパン、パズ億のような、最近よくある一筆書きのパズルソーシャルゲーム
サイバーエージェントのゲームで、公開されたのは1年ほど前になります。
大ヒットという訳ではありませんが、安定した運営が続いているゲームのようですね。

ミリオンチェイン

同色のパネルをなぞって繋げていくゲームで、その色の属性のメンバーが攻撃を行います。
このシステムは Azkend のヒット以降、ソシャゲ / 非ソシャゲに関わらずよく見られるのですが、このゲームは演出が良く、展開もスピーディーで、テンポ良く楽しめます
戦闘シーンで表示されるデフォルメされたキャラクターも可愛らしくて良いですね。

気になるのは Ameba アカウントの登録か、Twitter や Facebook、Yahoo ID などを使った登録が必要で、その際に「サイバーエージェントがそのアカウントを利用できる」という許可を与えないといけないこと。
別に悪用される訳ではないと思いますが、何か気持ち悪い。
ゲストアカウントでもプレイ出来ますが、プレゼントが受け取れないなど、制限が多いです。

ただ、ゲーム自体のクオリティは悪くありません。
パズドラのような思考性のある内容ではないので、ゲーム性を期待していると肩すかしを食いますが、手軽に遊べてサクサク感があるので、そういうソシャゲを求めている方には悪くないと思います。
サウザンドメモリーズとかぶっている気もしますが、まあ良くあるシステムですしね・・・

※このゲームは 2015年12月 に運営を終了しました。

iTunes リンク:ミリオンチェイン(終了)
参考レビュー:Azkendポコパンパズ億サウザンドメモリーズ


ことこと -ラセツとコトダマの国-

文字パネルの中から作れる単語を探す、単語入力のソーシャルゲーム
日本語入力のゲームだけあって、世界観も純和風。 キャラやストーリーも日本らしいのが良いですね。
販売は Fields という企業で、ゲームよりパチンコ / パチスロで有名なところです。
開発はその下請けの FutureScope というメーカーです。

ことこと

24 枚のひらがなのパネルを使って、意味のある単語を入力します。
ゲーム内容としては「口先番長」に似ているのですが、口先番長が時間内に出来るだけ多くの単語を入力していたのに対し、こちらは1つ入力するごとに1回攻撃します。 時間制限もありません。

じっくり考えて入力すれば良いので、ゲームはかなり簡単です。
そのため口先番長のようなゲーム性やスピード感はないのですが、単語に混ぜることでスキルゲージがアップしたり、HP が回復したりする文字が存在します。

クオリティが低いという程ではないですが、戦闘時のキャラのアニメーションは古い Flash ゲームのような感じで、ややチープ感があります。
私的には内容的にも演出的にも口先番長の劣化版に見えてしまうのですが、雰囲気は全く違いますし、口先番長はやや難易度が高かったので、そちらが難しいという方にはこちらの方が良いかもしれません。
全体としては、悪くないソシャゲだと思います。

※このゲームは 2015年7月 に運営を終了しました。

iTunes リンク:ことこと -ラセツとコトダマの国-(終了)
参考レビュー:口先番長


アイドリズム

アイドルをテーマにした「音楽ゲーム+ソシャゲ」。
ラブライブとアイドルマスターを足して3か4で割ったような感じでしょうか。(2ではない)
このアプリ、「華がなくて萌えないB級アイドルゲーム」と聞いて、逆に興味が沸いたのですが、いやー、これは萌えないわ。
数年前に「いまいち萌えない娘」ってのが流行りましたが、これもイマイチ萌えない理由を考えてみたくなりますね。

アイドリズム

「オフィス」や「スカウト」などのコマンドが見えますが、オフィスは編成や合成、スカウトはガチャなので、音楽ゲームである「ステージ」がメインです。
開始前にちょっとしたストーリーシーンがあります。

音楽ゲームは上部からマーカーが落ちて来て、リズムに合わせてタップする、オーソドックスなもの
長押しやフリックのマーカーもありますが、特筆すべき点はありません。
ただ、背景では 3D で描かれたキャラクターがダンスしています。

しかし 2D の絵、3D の絵、ともに萌えない
なぜ萌えないのか説明し辛いのですが、イマイチ萌えない。
目がおかしいのか、顔のバランスが悪いのか、可愛くないことはないんだけど、でもよく解らない何かがズレている。

3D キャラは表情の変化が乏しく、ノッペリしていて、演出も乏しいのが理由だと思いますが、とにかく表現しがたいイマイチ感がある。
男性アイドルも登場するのですが、こちらもやはり何かがズレてて、頭身などもおかしい。

そこはかとない違和感を楽しめる希有なアプリなので、そういうのが見てみたい方にオススメ・・・?

※このゲームは 2015年8月 に運営を終了しました。

iTunes リンク:アイドリズム(終了)
参考レビュー:ラブライブ!Tokyo 7th シスターズ


精霊の翼

縦スクロールシューティング+ソーシャルゲーム」。
DMM ゲームズが公開したスマホアプリと言うことで若干話題になっていましたが、ゲーム自体は韓国の JOYCITY というメーカーが開発したものです。
「韓国製の LINE 型シューティング」と聞いたので私はスルーしていたのですが(韓国のシューティングで良いと思ったものはスマホアプリに限らず無い)、他の LINE シューティングと比べると良い方です。

精霊の翼

自機は左右にしか動けません。 ショットは自動。
ソシャゲですがステージクリアの区切りは実質なく、1つの長いステージをプレイします。
もちろん弱いうちは途中でやられてしまうのですが、腕前次第では初回から長くプレイ出来ます

多くの「ソシャゲ+シューティング」は、序盤はシューターには退屈な難易度のステージが続くものですが、このシステムだと自分のレベルと強さに合ったところまで進めるので、ソシャゲにはマッチしているかもしれませんね。
同じステージを繰り返すことになるので変化が乏しいのは否めませんが、相応に歯応えのある難易度で、弾幕シューティングではありませんがちゃんと敵弾も飛んできます。

さすがにケイブシューとは比べられず、AngerForce や Sky Force 2014 などと比べても見劣りしますが、それでもシューティング好きならそれなりに楽しめる作品です。

※このゲームは 2015年6月 に運営を終了しました。

iTunes リンク:精霊の翼(終了)
参考レビュー:AngerForceSkyForce 2014虫姫さま 究極バトル


クレーン&モンスターズ

UFO キャッチャー+ソーシャルゲーム」。
ドラゴンリバーシ、マジカルフリックに続く Docomo のネイティブアプリ第三弾であり、開発は Matrix。
ドコモ+マトリックスという事で私的に注目していた作品です。
にしても、最近「○○+ソシャゲ」が多いですが、UFO キャッチャー+ソシャゲって・・・
もう「何でもアリかよ」と思ってしまいますね。

クレーン&モンスターズ

クレーンを左右に動かし、降下させて景品モンスターを取ると、そのモンスターの攻撃力の分だけ敵にダメージを与えます。
「ネバネバ」のボールを取ると景品モンスターがくっつき、一度に取れて敵に連続ダメージを与えられます。
また一度に複数のモンスターを取ってフィーバーゲージが貯まると、巨大クレーンを使うことが出来ます。

が、やっててあまり面白いと思えない。 少なくとも序盤はすっごくつまらない。
ネバネバの使い方が解り、ボス戦でネバネバを取れるようにして、狙ったモンスターをくっつけて回収できるようになって来ると、徐々に面白さも解ってきますが・・・
それでもやってて楽しいのかどうか微妙。

モンスターの動きは物理シミュレートされていて、強いモンスターはサイズも大きめ
リアルな挙動を見せてくれますが、それでも 2D だから現実のクレーンゲームのような面白さはありません。
マトリックスだけあってアプリ自体のクオリティは高く、ゲームが進んで特殊なクレーンなどを使えるようになると変わってくるのかもしれませんが、これではあまりウケないだろうなぁ、というのが本音です。

※このゲームは 2015年12月 に運営を終了しました。

iTunes リンク:クレーン&モンスターズ(終了)
参考レビュー:ドラゴンリバーシ、マジカルフリック


無限∞ナイツ

スクエニの隠し球。 先日急に公開された「簡易RTS+ソーシャルゲーム」です。
その話題性であっという間に 100 万ダウンロードを突破した、注目のソシャゲですね。
ただリセマラでダウンロード数を水増ししているので、アクティブプレイヤーはそこまで多くないと思いますが。
多くの兵士が巨大モンスターと戦っているシーンはインパクトがありますが、私的な感想は・・・ ふりかけゲーです。

無限ナイツ

無限ナイツ2

武将(パーティーメンバー)を選択し、画面をドラッグすると、そこに武将の指揮下の兵士が配置されていきます。
兵士は自動で敵に突撃していき、勝手に戦うので、プレイヤーがやるのは武将の選択と配置のみです。
敵陣は数段に分かれていて、敵を全滅させることでどんどん奧の陣が出てきます。

ただ戦略性に乏しく、やることは有利な属性の兵士をパラパラとふりかけのようにバラまいていくだけ。
弓兵や騎兵などの兵種もありますが、属性だけ気にしていれば良い印象。
あえて弱い武将で戦ってみたりもしましたが、あまり戦略性を感じることは出来ませんでした。
巨大モンスターとの戦いも、やっぱり兵士をふりかけるだけです。

グラフィックや演出などは綺麗で、その辺はさすがスクエニ。
ただゲームは非常にシンプルで、ゲーマーがやるものではない印象です。
最近は簡易レースゲームのドリフトスピリッツなど、「ゲームは超シンプルで、演出は綺麗」というソシャゲがライトユーザーにウケていますが、これはその RTS 版なのかなと思います。

※このゲームは 2016年3月 に運営を終了しました。

iTunes リンク:無限∞ナイツ(終了)
参考レビュー:ドリフトスピリッツ 

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