セガ社名変更…「これじゃセガガだ」「だっせーよな」(産経新聞)
セガ、「セガゲームス」に社名変更 グループ再編(ITmedia)

昨年の秋、セガサミーホールディングスが業績の低下、特にサミー側の不振を受け、グループの再編を発表していました。
そして先日、その組織再編の詳細が発表されています。

セガとサミーが分割されるようなことはありませんが、セガの行っていた業務のうち、アミューズメント(ゲーセン)の部署と、テーマパークやイベントの運営を行う部署が子会社化されます。
そしてセガの家庭用ゲーム部門と、スマホゲーム部門の「セガネットワークス」が合併し、「セガゲームス」が設立されることになったようです。
ゲームメーカーとしてのセガは「セガゲームス」になり、今後は「スマホゲームや PC オンラインゲームを成長分野と位置付け」、経営資源の再編を行うとのことです。

しかし元々 SEGA は Service Games(サービス・ゲームズ)の略だったそうで、発表直後から巷では「それじゃあ サービス・ゲームズ・ゲームス じゃん」という突っ込みが多数。
確かに SEGA Games だと略称は SEGAGA になりそう?
まあこの名称はゲーム部門であることを強調したかったのだと思うので、つまり大事なことなので2度言ったのだと思います。 セガらしくて良いです。
ちなみにこの再編が実行されるのは、4月1日からとのことです。 あぁ、そういうネタ振りなのか・・・


セガネットワークス、新作発表会(Game Watch 等)

という訳で、もうすぐセガガになるセガネットワークスが、新作の発表会を行っています。
新たに発表されたのは「ケイオスドラゴン 混沌戦争」「オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-」「ソニックランナーズ」の3タイトル。

このうちケイオスドラゴンは、テーブルトーク RPG をベースにしたマルチメディア展開の作品「レッドドラゴン」を起点としたプロジェクトとのことで、つまり「ロードス島戦記よ、もう一度」ってことでしょうか?
ゲームシステムはまだはっきりしていません。
オルタンシア・サーガは「声優をウリにしたシングルプレイ中心の正当派 RPG」とのことで、戦闘シーンはいかにも「○○のアトリエ」っぽい感じ。
ソニックランナーズはソニックをランニングゲームにアレンジしたものですね。

どれもアイテム課金型のようで、過剰な期待はしない方が良いと思いますが、スマホゲームを成長分野と位置付けたセガガの本気を見せて貰いたいところです。


iOS9 は安定性向上とバグ一掃が主眼?(Tech crunch)

そろそろ iOS9 の噂が出始めているようです。
iOS8 に関する苦情が多いためか、次の OS は安定性向上に力を入れているとのこと。
チューニング、バグ修正、OS のコンパクト化にも取り組んでいるとのことで、出来ればアプリの互換性も何とかして欲しいところですね。
この動きには、「Android が追い付いて来ないから、急いで新機能を盛り込まなければならない状況になっていない」という見方もあるようです。
公開は夏~秋になるとの予測。 ただしまだ噂の段階なので、その点はご留意を。
参考記事:iOS8 で不具合の出るアプリリスト


各ゲーム会社、昨年末の決算を発表中(Social Game Info)

引き続き各ゲーム会社が昨年10月~12月頃の決算を発表しています。
ただ前回も述べたように、どこも目立った新作がなかったため、全体的に低調です。

セガサミーは欧米の家庭用ゲームソフトの他、PSO2 やチェインクロニクルなどが好調で、ゲーム部門は堅調ながら、他の部門が足を引っ張って全体としては大幅に減益。
DeNA(モバゲー)も相変わらず右肩下がりで、FF Record Keeper が奮闘中ながら「底の見えない状況ではない」と言うのが精一杯な様子。 今後は中国市場に活路を見出す模様。
Klab も一時の好調が過ぎ去り、売上げは下がり続けていますが、リストラや体制の見直しなどで支出を減らし、黒字に転換。 ただ相変わらずラブライブ(スクフェス)頼み。

一方、絶好調なのはミクシィで、言わずと知れたモンスト効果。 伸び率がハンパない。
バンダイナムコも妖怪ウォッチが絶好調、ゲームについては新作がなかったため落ちていますが、他の分野がそれを補って余りある状態です。
参考記事:スマホ関連ニュース 2/5(スクエニ、コナミ、グリー)
参考レビュー:チェインクロニクルFF Record Keeperラブライブ(スクフェス)モンスト


ピーターモリニュー、Godus の Kickstarter の失敗を認める(AUTOMATION)
Kickstarter で始動したゲーム、完成前に失踪(AUTOMATION)

Kickstarter や Campfire などの、クラウドファンディングの失敗例
ユーザーから開発資金を募る「クラウドファンディング」は新しい資金調達の形として注目されていますが、もちろん失敗もあります。

Godus は最初に大風呂敷を広げすぎたため、開発者のピーターモリニューが「虚言者」扱いされ、謝罪するハメに。
今の状態でも遊べる内容だとは思いますが、当初はもっと色々な機能を盛り込む予定だったようです。
開発が難航し、集めた資金に見合う成果を出せる見込みがなく、夜逃げしてしまったゲームもあるようです。

正直私は、クラウドファンディングは手放しで勧める気になれませんでした。
ゲームの開発において、仕様が変更になるとか、開発が停滞するとか、何かの事情でメンバーが抜けるとか、そういう話はゴマンと聞く訳で、金を募る方も出す方もリスクが高い。
しかし大風呂敷を広げないと金は集まらない。
集めるだけ集めて「出来ませんでした」では「金返せ」って話になりますが、そもそも「出資」なんだから出来なくて「金返せ」って言うのもおかしい訳で、失敗例を見るとどちらに対しても「何だかなぁ」という気持ちになります。

お金を出す人は「特典を買う」のではなく、「出来なくても当たり前」「『応援を』するために小銭を出す」ぐらいの気持ちの方が良いでしょうね。
参考レビュー:Godus


嵐+パズドラのコラボ CM、全局で放送される(公式)
ガンホー森下社長が『情熱大陸』出演(ファミ通 App)

すでに終わったのですが、2月20日の 20時59分、「テレビ全局で」嵐が出現するパズドラ CM の 60 秒バージョンが放映されました。
さすが絶好調のガンホー、やることが派手。
ただ内容は「パズドラ要素皆無」「単なる嵐の PV」ともっぱらの評判。
内容は上記リンク先で確認できます。

さらに来たる 3月1日、TBS のドキュメンタリー番組「情熱大陸」にガンホーの社長、森下さんが出演することが発表されています。
「ゲーム会社と番組がコラボしてオリジナルゲームを制作、その過程を密着取材する」という内容のようで、1年以上に渡りその動きを追い続けたとのこと。
番組もさることながら、どんなゲームが公開されるのか注目ですね。
参考レビュー:パズル&ドラゴンズ


Apple Watch から機能がいくつか削除される見込み(Gigazine)

欲しいと言っている人を見たことがない Apple Watch について、個人的に気になった話題・・・
Apple Watch から血圧やストレスの状態を記録・確認するといった、医療関連の機能が削除されるようです。
その理由には技術的なものの他に、法的なものがあるようで・・・
記録を元に助言するような機能を付けようとすると、色々とハードルが高くなるそうです。
確かに医療機器としての認可を受けなければならなくなると、簡単ではなさそうですね。

Apple Watch は Apple Pay が普及しないと便利ではなさそうですが、それが進んでいるように見えないし、日本では普及しないだろうし、大コケしそうな雰囲気しか感じません・・・


・(2/25 追記)「騎士とドラゴン」の続編、開発中止(4gamer 等)

Yahoo と共同開発されていた「騎士とドラゴン」の続編「ドットファンタジア」が開発中止されることが発表されました。
Yahoo は先日、ドコモに追従したのかゲームパブリッシング事業を発表し、GameBank という会社を立ち上げていました。
しかしその矢先にこの開発中止・・・ 何か折り合いが付かなかったのでしょうか?
中止理由には「市場環境の大きな変化」と「事業性の確保が困難」、「満足いただけるクオリティを継続することが難しい」と書かれています。

「騎士とドラゴン」は一応ソーシャルゲームではありましたが、課金圧力が低く、内容も普通のゲーム寄りで、作り手のゲームに対する想いが伝わってくる内容でした。
しかしそんなゲームの続編だからこそ、頓挫してしまったのかもしれません・・・
参考レビュー:騎士とドラゴン