・Docomo が今度はギョウザを3秒で作る(Youtube)
昨年12月、「フル LTE」のプロモーションのため「3秒でエビフライを作る動画」を公開し、「公式が病気」と言われまくった NTT ドコモが、今度は3秒でギョウザを作りました。
やっぱり公式が病気。
今回も補足説明しておくと・・・
ここで使われている「PREMIUM 4G」とは、2つの回線を束ねて高速化する「キャリアアグリゲーション(CA)」のことです。
それ自体は au ですでに実施されているのですが、ドコモは CA による通信量増大を補うため、小規模な基地局をたくさん設置し、それを通常とは異なる周波数で運営する「アドオンセル」という技術と組み合わせています。
ただし、まだ計画発表の段階に近く、対応スマートフォンは発売されていません。
iPhone は 6 / 6 Plus なら CA に対応していますが、まだ利用できない模様。
今の時点でどうこう言えるサービスではないようですね。
やや気になるのは、Softbank は下り(ダウンロード速度)だけが速い AXGP(TD-LTE)という技術を「Softbank 4G」と名付けて運営していて、呼称がゴチャゴチャになっていること。
PREMIUM 4G もこの名前だけではキャリアアグリゲーションだとは解らないでしょう。
なお 4G は本来「第四世代通信」という意味です。
参考記事:AC スマホゲーム関連ニュースβ(12/2)
・世界最大のゲームカンファレンス「GDC 2015」が開幕(Game Watch)
・GDC2015:Unreal Engine 4 が無償化。成功報酬モデルに(4Gamer)
・GDC2015:UE4 無償化の意図を語る(4Gamer)
・GDC2015:Unity の新バージョン「Unity 5」イベント実施(4Gamer)
アメリカでゲーム開発者向けのカンファレンス「GDC 2015」が開催されています。
今回は任天堂が不参加で、やや雰囲気が変わっているようですが、その中でゲームエンジン「Unreal Engine」と「Unity」がシェア争いを繰り広げている模様。
まず Unreal Engine が本体の無料化を発表。
今までは本体の利用料に加え、ロイヤリティも必要だったのですが、次からは売上げが 3000 ドル(約 30 万円)を越えた場合のみ、粗利益の 5% を払うという形になります。
これで個人開発者も UE を使いやすくなるようです。
一方 Unity は新バージョンの公開を行い、よりリアルで使いやすいものになったとのこと。
また無料版でも Pro バージョンと同等の機能を活用できるようになるそうです。
Unity にはロイヤリティがないので、個人開発者や中小メーカーが多いスマホ市場では圧倒的に Unity の方が多いのですが、これで若干 UE も増えるかも・・・?
でも新バージョンを出してきた Unity の方が、勢いがある気がしますね。
・GDC2015:日本が最大のモバイルゲーム市場に(Game Watch)
GDC 2015 で、欧米開発者向けの「アジア市場に関するセッション」が行われたようです。
内容はそんなに目新しいものではないのですが、2014 年度の数字で日本は単体で60億ドル(約7200億円)の市場になっていて、北米の59億ドル、西欧の37億ドルを超えたそうです。
そして今後も伸び続けるだろうとのこと。
また日本だけは iPhone と Android の収益が同レベル(欧米では Android のゲーム収益は iOS の半分以下)であることも解説されています。
韓国は Android マーケットが極端に大きいこと、中国も 80 %以上が Android ですが Google Play が政府に締め出されているため、独自プラットフォームが多いことなど、各国のお国柄も説明されています。
この辺は数年前から変わっていないのですが、欧米の開発者には新鮮なようで、アメリカ人の考える「グローバル」が北米・欧州・オーストラリア「だけ」であるという説明が、何とも印象的ですね。
・App Annie、2014 年の世界トップ52パブリッシャー発表(App Annie)
スマホアプリの市場動向を調査しているアメリカの会社「App Annie」が、2014 年度の「トップパブリッシャー 52」を発表しています。
Ann Annie はこれを元に、パブリッシャーのトランプを作るのが毎年の伝統だそうで・・・
ともあれ、詳細は上記のリンク先で確認できます。
トップ 10 と、日本でも有名なメーカーの順位、その代表作は以下の様になっています。
1・Supercell:フィンランド:クラッシュ・オブ・クラン
2・King:イギリス:キャンディークラッシュ
3・ガンホー:日本:パズル&ドラゴンズ
4・LINE:日本:LINE(SNS)
5・Tencent:中国:WeChat 微信(SNS)
6・コロプラ:日本:黒猫のウィズ / 白猫プロジェクト
7・Electronic Arts:アメリカ:FIFA シリーズ / SimCity BuildIt
8・Mixi:日本:モンスターストライク
9・Machine Zone:アメリカ:Game of War
10・バンダイナムコ:日本:アイドルマスター
-------
12・グリー 13・セガ 14・スクエニ 17・サイバーエージェント
19・DeNA 20・ゲームロフト 22・gumi 26・Klab 27・ディズニー
全体として、上位に日本企業が目立つ結果となっています。
あくまでスマホアプリ市場に限った話ですが、この分野ではまだ日本の隆盛ぶりは健在でしょうか?
まあ、単に日本の市場規模が大きいということだと思いますが。
それにしても、トップ3の「クラッシュオブクラン」「キャンディークラッシュ」「パズドラ」の牙城は、まだ当分崩れそうにないですね。
・パズドラ、コラボキャラ「曲芸士」が強すぎて大炎上(ねとらぼ)
・パズドラ「曲芸士」下方修正なし 運営正式コメント(ねとらぼ)
日本で今一番のゲームの話題はコレでしょうね・・・
パズドラに追加された、スクエニのゲーム「クリスタル・ディフェンダーズ」のコラボキャラ「曲芸士」が強すぎると話題に。
「ゲームバランスが壊れる」「過去のキャラがゴミになった」と絶賛炎上中の事件です。
実際に使っていないので、本当にそこまでヤバイのかどうか解りませんが・・・
ともかく公式には、「強力な効果を持つものの1つですが(中略)安定的に使用していくための難度は高く、様々な工夫が必要となってまいります。 今後のアップデート(中略)も考慮し、ゲームバランスに深刻な影響はないと判断しておりますため、下方修正することは予定しておりません」という発表が行われました。
こうした「強すぎるキャラを導入しちゃって大炎上」ってのはソーシャルゲームでは良くある話なのですが、ガンホーはその辺のバランスが非常に上手く、これだけの規模のゲームでありながら、そういう話が今までほとんどありませんでした。
今回とうとうこういう話になった訳ですが、これで弱くしたら今度は「曲芸士を得るためにウン万円払ったのにどうしてくれるんだ金カエセ」って話になるので、ここで下方修正しないことを発表したのは、妥当かつ当然の対処だと思います。
ただ、これで曲芸士に負けないキャラを導入すると、今度は強さのインフレが加速しドラゴンボール化していくので、ここからの調整が見物ですね。
あー、でもそう言えばこの前、ドラゴンボールコラボしてたよな・・・
参考レビュー:パズル&ドラゴンズ
参考ページ:クリスタル・ディフェンダーズ
・ALIENWARE Alpha 実機レビュー(4Gamer)
個人的に興味があったので、ちょっと紹介・・・
デルのゲーミング PC「エイリアンウェア」シリーズに、ちょっと変わったモデルが登場しました。
パソコンなのですが、電源を入れると Steam のメニュー画面が現れ、それをゲームパッドで操作でき、そのままパソコンのゲームを家庭用ゲーム機のようにプレイ出来るというもの。
デルも「真の新世代の据え置きゲーム機」と表現しています。
前から噂を聞いていたので気になっていたのですが、4Gamer のレビュー記事を見ると・・・
やっぱり基本 OS が Windows なので、中途半端にパソコンとのこと。 まあ、そりゃそうだ。
しかもグラフィック機能がイマイチという、ゲーミングモデルとしてはあり得ない状態。
普通にビデオカード積んどけよ・・・
また、対応しているゲームでないとパッドではやり辛い。(これも考えてみれば当然)
そして対応ゲームがまだ少ないなど、問題は多い模様。
コンセプトは面白いと思うのですが、まだ「初期型」感が否めませんね・・・
・シムシティやシムズの Maxis 閉鎖(4Gamer)
スマホゲームとは関係ないのですが・・・ 個人的にショックな話題。
「シムシティ」や「ザ・シムズ」などの開発を行ってきたスタジオ「Maxis」が閉鎖されることになったようです。
EA に吸収され、ウィル・ライト氏が離れた時点で、有名無実の単なる「ブランド」になっていたと思うのですが、これで完全に解散です。
EA は「ヒット作を作ったメーカーを取り込んで、次の作品の失敗責任を取らせて潰す」というのを繰り返しているのですが、これも「いつものパターン」という事でしょうか。
ただ、シムズなどの関連タイトルの開発は、他のスタジオで継続されるとのことです。
参考レビュー:SimCity BuildIt
昨年12月、「フル LTE」のプロモーションのため「3秒でエビフライを作る動画」を公開し、「公式が病気」と言われまくった NTT ドコモが、今度は3秒でギョウザを作りました。
やっぱり公式が病気。
今回も補足説明しておくと・・・
ここで使われている「PREMIUM 4G」とは、2つの回線を束ねて高速化する「キャリアアグリゲーション(CA)」のことです。
それ自体は au ですでに実施されているのですが、ドコモは CA による通信量増大を補うため、小規模な基地局をたくさん設置し、それを通常とは異なる周波数で運営する「アドオンセル」という技術と組み合わせています。
ただし、まだ計画発表の段階に近く、対応スマートフォンは発売されていません。
iPhone は 6 / 6 Plus なら CA に対応していますが、まだ利用できない模様。
今の時点でどうこう言えるサービスではないようですね。
やや気になるのは、Softbank は下り(ダウンロード速度)だけが速い AXGP(TD-LTE)という技術を「Softbank 4G」と名付けて運営していて、呼称がゴチャゴチャになっていること。
PREMIUM 4G もこの名前だけではキャリアアグリゲーションだとは解らないでしょう。
なお 4G は本来「第四世代通信」という意味です。
参考記事:AC スマホゲーム関連ニュースβ(12/2)
・世界最大のゲームカンファレンス「GDC 2015」が開幕(Game Watch)
・GDC2015:Unreal Engine 4 が無償化。成功報酬モデルに(4Gamer)
・GDC2015:UE4 無償化の意図を語る(4Gamer)
・GDC2015:Unity の新バージョン「Unity 5」イベント実施(4Gamer)
アメリカでゲーム開発者向けのカンファレンス「GDC 2015」が開催されています。
今回は任天堂が不参加で、やや雰囲気が変わっているようですが、その中でゲームエンジン「Unreal Engine」と「Unity」がシェア争いを繰り広げている模様。
まず Unreal Engine が本体の無料化を発表。
今までは本体の利用料に加え、ロイヤリティも必要だったのですが、次からは売上げが 3000 ドル(約 30 万円)を越えた場合のみ、粗利益の 5% を払うという形になります。
これで個人開発者も UE を使いやすくなるようです。
一方 Unity は新バージョンの公開を行い、よりリアルで使いやすいものになったとのこと。
また無料版でも Pro バージョンと同等の機能を活用できるようになるそうです。
Unity にはロイヤリティがないので、個人開発者や中小メーカーが多いスマホ市場では圧倒的に Unity の方が多いのですが、これで若干 UE も増えるかも・・・?
でも新バージョンを出してきた Unity の方が、勢いがある気がしますね。
・GDC2015:日本が最大のモバイルゲーム市場に(Game Watch)
GDC 2015 で、欧米開発者向けの「アジア市場に関するセッション」が行われたようです。
内容はそんなに目新しいものではないのですが、2014 年度の数字で日本は単体で60億ドル(約7200億円)の市場になっていて、北米の59億ドル、西欧の37億ドルを超えたそうです。
そして今後も伸び続けるだろうとのこと。
また日本だけは iPhone と Android の収益が同レベル(欧米では Android のゲーム収益は iOS の半分以下)であることも解説されています。
韓国は Android マーケットが極端に大きいこと、中国も 80 %以上が Android ですが Google Play が政府に締め出されているため、独自プラットフォームが多いことなど、各国のお国柄も説明されています。
この辺は数年前から変わっていないのですが、欧米の開発者には新鮮なようで、アメリカ人の考える「グローバル」が北米・欧州・オーストラリア「だけ」であるという説明が、何とも印象的ですね。
・App Annie、2014 年の世界トップ52パブリッシャー発表(App Annie)
スマホアプリの市場動向を調査しているアメリカの会社「App Annie」が、2014 年度の「トップパブリッシャー 52」を発表しています。
Ann Annie はこれを元に、パブリッシャーのトランプを作るのが毎年の伝統だそうで・・・
ともあれ、詳細は上記のリンク先で確認できます。
トップ 10 と、日本でも有名なメーカーの順位、その代表作は以下の様になっています。
1・Supercell:フィンランド:クラッシュ・オブ・クラン
2・King:イギリス:キャンディークラッシュ
3・ガンホー:日本:パズル&ドラゴンズ
4・LINE:日本:LINE(SNS)
5・Tencent:中国:WeChat 微信(SNS)
6・コロプラ:日本:黒猫のウィズ / 白猫プロジェクト
7・Electronic Arts:アメリカ:FIFA シリーズ / SimCity BuildIt
8・Mixi:日本:モンスターストライク
9・Machine Zone:アメリカ:Game of War
10・バンダイナムコ:日本:アイドルマスター
-------
12・グリー 13・セガ 14・スクエニ 17・サイバーエージェント
19・DeNA 20・ゲームロフト 22・gumi 26・Klab 27・ディズニー
全体として、上位に日本企業が目立つ結果となっています。
あくまでスマホアプリ市場に限った話ですが、この分野ではまだ日本の隆盛ぶりは健在でしょうか?
まあ、単に日本の市場規模が大きいということだと思いますが。
それにしても、トップ3の「クラッシュオブクラン」「キャンディークラッシュ」「パズドラ」の牙城は、まだ当分崩れそうにないですね。
・パズドラ、コラボキャラ「曲芸士」が強すぎて大炎上(ねとらぼ)
・パズドラ「曲芸士」下方修正なし 運営正式コメント(ねとらぼ)
日本で今一番のゲームの話題はコレでしょうね・・・
パズドラに追加された、スクエニのゲーム「クリスタル・ディフェンダーズ」のコラボキャラ「曲芸士」が強すぎると話題に。
「ゲームバランスが壊れる」「過去のキャラがゴミになった」と絶賛炎上中の事件です。
実際に使っていないので、本当にそこまでヤバイのかどうか解りませんが・・・
ともかく公式には、「強力な効果を持つものの1つですが(中略)安定的に使用していくための難度は高く、様々な工夫が必要となってまいります。 今後のアップデート(中略)も考慮し、ゲームバランスに深刻な影響はないと判断しておりますため、下方修正することは予定しておりません」という発表が行われました。
こうした「強すぎるキャラを導入しちゃって大炎上」ってのはソーシャルゲームでは良くある話なのですが、ガンホーはその辺のバランスが非常に上手く、これだけの規模のゲームでありながら、そういう話が今までほとんどありませんでした。
今回とうとうこういう話になった訳ですが、これで弱くしたら今度は「曲芸士を得るためにウン万円払ったのにどうしてくれるんだ金カエセ」って話になるので、ここで下方修正しないことを発表したのは、妥当かつ当然の対処だと思います。
ただ、これで曲芸士に負けないキャラを導入すると、今度は強さのインフレが加速しドラゴンボール化していくので、ここからの調整が見物ですね。
あー、でもそう言えばこの前、ドラゴンボールコラボしてたよな・・・
参考レビュー:パズル&ドラゴンズ
参考ページ:クリスタル・ディフェンダーズ
・ALIENWARE Alpha 実機レビュー(4Gamer)
個人的に興味があったので、ちょっと紹介・・・
デルのゲーミング PC「エイリアンウェア」シリーズに、ちょっと変わったモデルが登場しました。
パソコンなのですが、電源を入れると Steam のメニュー画面が現れ、それをゲームパッドで操作でき、そのままパソコンのゲームを家庭用ゲーム機のようにプレイ出来るというもの。
デルも「真の新世代の据え置きゲーム機」と表現しています。
前から噂を聞いていたので気になっていたのですが、4Gamer のレビュー記事を見ると・・・
やっぱり基本 OS が Windows なので、中途半端にパソコンとのこと。 まあ、そりゃそうだ。
しかもグラフィック機能がイマイチという、ゲーミングモデルとしてはあり得ない状態。
普通にビデオカード積んどけよ・・・
また、対応しているゲームでないとパッドではやり辛い。(これも考えてみれば当然)
そして対応ゲームがまだ少ないなど、問題は多い模様。
コンセプトは面白いと思うのですが、まだ「初期型」感が否めませんね・・・
・シムシティやシムズの Maxis 閉鎖(4Gamer)
スマホゲームとは関係ないのですが・・・ 個人的にショックな話題。
「シムシティ」や「ザ・シムズ」などの開発を行ってきたスタジオ「Maxis」が閉鎖されることになったようです。
EA に吸収され、ウィル・ライト氏が離れた時点で、有名無実の単なる「ブランド」になっていたと思うのですが、これで完全に解散です。
EA は「ヒット作を作ったメーカーを取り込んで、次の作品の失敗責任を取らせて潰す」というのを繰り返しているのですが、これも「いつものパターン」という事でしょうか。
ただ、シムズなどの関連タイトルの開発は、他のスタジオで継続されるとのことです。
参考レビュー:SimCity BuildIt
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