スクエニの「ディグディグ+ソーシャルゲーム」。
Apple のアプリの表彰「BEST of 2014」に選ばれながらも、運営終了を発表していた高速穴掘りゲーム「ディグディグ」を、「スクエニがパクってソシャゲにした」アプリが公開されました。
「ホーリーダンジョン」です。
前述の表現はちょっと辛辣かもしれませんが、ぶっちゃけ「それ以外に表現しようがない」ゲームですね。
ただ、ストーリーを「FF4」や「ライブ・ア・ライブ」を手がけた時田貴司さんが担当しており、相応に豪華なスタッフが投入されているアプリです。
ゲーム自体は、スピーディーで手軽にプレイ出来るディグディグの良さをそのまま再現しており、演出もスクエニらしく派手。
アクションもあって悪くはありません。
ただ、オリジナルのディグディグ を経験していると・・・ ソシャゲになった事で「面白さのポイント」が変化しているため、どうにも楽しいと思えないのも本音です。
これ、LINE ゲームだったらもっとウケてたんじゃないかな・・・
なお、オリジナルのディグディグは 2月27日 に終了することを発表していたのですが、続編の配信まで終了を延期しています。
よって、現時点(2015/4)でもまだ運営は継続中です。

クエストがスタートすると、画面が下にスクロールしていきます。
土のブロックをタップで壊し、スクロールに負けないよう、下へ下へと掘り進んでいくゲームです。
画面をタップするとパーティーはその場所に高速で移動します。
かなりスピーディーに動き、サクサク掘り進んでいけるのが特徴ですね。
ブロックを掘るごとにライフが1つ減っていきます。
ライフがなくなるとゲームオーバーなのですが・・・ このゲームのライフ制限はそれほど厳しくありません。
無駄に掘りまくると無くなってしまいますが、一定距離を進むとゴールがあり、普通に掘り進んでいけばそこまで問題なく到達することが出来ます。
ディグディグのような「どこまで掘り進めるか」を競うゲームではありません。
ただ、このゲームにはモンスターが登場し、様々な攻撃を繰り出してきます。
周囲に衝撃を発生させるものや、横に突撃するもの、弾を撃ってくるものなど様々で、これらに触れるとダメージを受けてしまいます。
よって攻撃をかわしたり、攻撃される前に倒すといった、アクション要素があります。
モンスターへの攻撃はタップするだけで行え、耐久力の高い敵でも連打すればラクに倒せるので、戦闘自体はすぐに終わります。
一応「パズドラ型ソーシャルゲーム」なので、パーティーは4人+助っ人1人で構成されています。
ただ、戦闘で苦戦しないので、あまり強力なキャラクターの必要性を感じません。
おかげで課金圧力は受けませんが、当面はキャラの強さや特徴、成長などを実感することもないですね。

※左はスライムが周囲に衝撃波を出しているところ。 これに触れるとダメージ。 触れずに倒せばノーダメージ。
多くのモンスターは一撃で倒せるので、サクサク討伐していけます。
右の画像は「デンジャーゾーン」に差しかかったところ。
ステージによっては、こうしたモンスターが大量に出て来る危険地帯があります。
オリジナルのディグディグ未経験の方なら、この「スピーディー穴掘りゲーム」は斬新で楽しめると思います。
ただオリジナルを経験していると・・・ ソーシャルゲームとの相性の悪さを感じずにはいられません。
ディグディグ の何が楽しかったのか?
それは「パワーアップの楽しさ」であったと思います。
ディグディグはブロックを掘れる回数に限りがあったので、進める距離は限られており、テクニック云々で何とかなるようなゲームではありませんでした。
しかし強化によってどんどん掘れる距離が伸びていき、その強化をテンポ良く繰り返せたため、延々と続けてしまうハマり性がありました。
そして強力なカードを手に入れた瞬間から、ブロックをまとめて崩壊させる程の爆発的なパワーアップを得られ、そこからは大きな爽快感を得られました。
どこまで掘れるかを競うゲームであったため、記録が伸び続けていく楽しさもありました。
しかしホーリーダンジョンはソーシャルゲームであるため、ゴールしたらクエスト終了です。
ゴールできればそれで良いので、ライフの節約を考慮する必要がなく、オリジナル以上に思考性に劣ります。
さらに合成でキャラを少しずつ強くしていくため、テンポの良い強化なんてありません。
当然ながら爆発的なパワーアップなど存在しません。
ただ、キャラが短期間でどんどん強くなっていき、さらにどこかで爆発的に強化されたりしたら、ソーシャルゲームとしての長期運営は成り立ちません。
だからソシャゲにした時点で、オリジナルの楽しさは捨てるしかなかったのでしょうね。
代わりにモンスターとのアクションゲーム的な戦闘を付け加えたのだと思いますが、ソーシャルゲームのご多分に漏れず、難易度は低め。
ゲームが進めば楽しくなってくるのかもしれませんが、オリジナルを知っている私はそこまでやり込む気にはなれませんでした。
もう1つ気になるのはキャラクターの絵柄でしょう。
他のソーシャルゲームでも活躍している人気絵師「創-taro」さんが参加しているのですが、それとは全く別のタッチの、欧米系・ディズニー系のキャラが混じっています。
日本のゲームなのに欧米系のキャラがいるのはかなり違和感があり、しかも絵柄が違いすぎるキャラが混在しているため統一感がありません。
海外展開でも考えているのでしょうかね・・・?

※左は日本風の絵、右は欧米風の絵。 似た雰囲気のキャラですが、タッチが全然違う。
これらがゴッチャになってるとますます違和感あるのですが、欧米風の方は何かのボツキャラだったりするのでしょうか・・・?
冒頭でも述べたように、このゲームは LINE ゲーム向きかなぁ、という印象があります。
ディグディグらしいお手軽感、全体的に低い難易度、サクサク進んで短時間で終わるゲーム性など、LINE 向け簡易アクションといった雰囲気を受けます。
ソーシャルゲームとして見ると、キャラの強さを実感し辛いのがマイナスです。
今時「○○+ソシャゲ」なんてゴマンとありますから、パクリ云々で非難する気はありませんが、もうちょっとやりようがあった気がするのも本音。
ただ、オリジナルのディグディグ は近いうちの運営終了を発表しているし、海外で公開されている続編(Pocket Mine 2)は日本ではまだ準備中。
スピード感のあるゲーム性は再現されているので、今からディグディグをやるという人には、悪くないのかな、という気もします。
私的には、なんとも評価し辛いゲームですね・・・
・ホーリーダンジョン【ほりだん!】(iTunes が起動します)
Apple のアプリの表彰「BEST of 2014」に選ばれながらも、運営終了を発表していた高速穴掘りゲーム「ディグディグ」を、「スクエニがパクってソシャゲにした」アプリが公開されました。
「ホーリーダンジョン」です。
前述の表現はちょっと辛辣かもしれませんが、ぶっちゃけ「それ以外に表現しようがない」ゲームですね。
ただ、ストーリーを「FF4」や「ライブ・ア・ライブ」を手がけた時田貴司さんが担当しており、相応に豪華なスタッフが投入されているアプリです。
ゲーム自体は、スピーディーで手軽にプレイ出来るディグディグの良さをそのまま再現しており、演出もスクエニらしく派手。
アクションもあって悪くはありません。
ただ、オリジナルのディグディグ を経験していると・・・ ソシャゲになった事で「面白さのポイント」が変化しているため、どうにも楽しいと思えないのも本音です。
これ、LINE ゲームだったらもっとウケてたんじゃないかな・・・
なお、オリジナルのディグディグは 2月27日 に終了することを発表していたのですが、続編の配信まで終了を延期しています。
よって、現時点(2015/4)でもまだ運営は継続中です。

クエストがスタートすると、画面が下にスクロールしていきます。
土のブロックをタップで壊し、スクロールに負けないよう、下へ下へと掘り進んでいくゲームです。
画面をタップするとパーティーはその場所に高速で移動します。
かなりスピーディーに動き、サクサク掘り進んでいけるのが特徴ですね。
ブロックを掘るごとにライフが1つ減っていきます。
ライフがなくなるとゲームオーバーなのですが・・・ このゲームのライフ制限はそれほど厳しくありません。
無駄に掘りまくると無くなってしまいますが、一定距離を進むとゴールがあり、普通に掘り進んでいけばそこまで問題なく到達することが出来ます。
ディグディグのような「どこまで掘り進めるか」を競うゲームではありません。
ただ、このゲームにはモンスターが登場し、様々な攻撃を繰り出してきます。
周囲に衝撃を発生させるものや、横に突撃するもの、弾を撃ってくるものなど様々で、これらに触れるとダメージを受けてしまいます。
よって攻撃をかわしたり、攻撃される前に倒すといった、アクション要素があります。
モンスターへの攻撃はタップするだけで行え、耐久力の高い敵でも連打すればラクに倒せるので、戦闘自体はすぐに終わります。
一応「パズドラ型ソーシャルゲーム」なので、パーティーは4人+助っ人1人で構成されています。
ただ、戦闘で苦戦しないので、あまり強力なキャラクターの必要性を感じません。
おかげで課金圧力は受けませんが、当面はキャラの強さや特徴、成長などを実感することもないですね。

※左はスライムが周囲に衝撃波を出しているところ。 これに触れるとダメージ。 触れずに倒せばノーダメージ。
多くのモンスターは一撃で倒せるので、サクサク討伐していけます。
右の画像は「デンジャーゾーン」に差しかかったところ。
ステージによっては、こうしたモンスターが大量に出て来る危険地帯があります。
オリジナルのディグディグ未経験の方なら、この「スピーディー穴掘りゲーム」は斬新で楽しめると思います。
ただオリジナルを経験していると・・・ ソーシャルゲームとの相性の悪さを感じずにはいられません。
ディグディグ の何が楽しかったのか?
それは「パワーアップの楽しさ」であったと思います。
ディグディグはブロックを掘れる回数に限りがあったので、進める距離は限られており、テクニック云々で何とかなるようなゲームではありませんでした。
しかし強化によってどんどん掘れる距離が伸びていき、その強化をテンポ良く繰り返せたため、延々と続けてしまうハマり性がありました。
そして強力なカードを手に入れた瞬間から、ブロックをまとめて崩壊させる程の爆発的なパワーアップを得られ、そこからは大きな爽快感を得られました。
どこまで掘れるかを競うゲームであったため、記録が伸び続けていく楽しさもありました。
しかしホーリーダンジョンはソーシャルゲームであるため、ゴールしたらクエスト終了です。
ゴールできればそれで良いので、ライフの節約を考慮する必要がなく、オリジナル以上に思考性に劣ります。
さらに合成でキャラを少しずつ強くしていくため、テンポの良い強化なんてありません。
当然ながら爆発的なパワーアップなど存在しません。
ただ、キャラが短期間でどんどん強くなっていき、さらにどこかで爆発的に強化されたりしたら、ソーシャルゲームとしての長期運営は成り立ちません。
だからソシャゲにした時点で、オリジナルの楽しさは捨てるしかなかったのでしょうね。
代わりにモンスターとのアクションゲーム的な戦闘を付け加えたのだと思いますが、ソーシャルゲームのご多分に漏れず、難易度は低め。
ゲームが進めば楽しくなってくるのかもしれませんが、オリジナルを知っている私はそこまでやり込む気にはなれませんでした。
もう1つ気になるのはキャラクターの絵柄でしょう。
他のソーシャルゲームでも活躍している人気絵師「創-taro」さんが参加しているのですが、それとは全く別のタッチの、欧米系・ディズニー系のキャラが混じっています。
日本のゲームなのに欧米系のキャラがいるのはかなり違和感があり、しかも絵柄が違いすぎるキャラが混在しているため統一感がありません。
海外展開でも考えているのでしょうかね・・・?

※左は日本風の絵、右は欧米風の絵。 似た雰囲気のキャラですが、タッチが全然違う。
これらがゴッチャになってるとますます違和感あるのですが、欧米風の方は何かのボツキャラだったりするのでしょうか・・・?
冒頭でも述べたように、このゲームは LINE ゲーム向きかなぁ、という印象があります。
ディグディグらしいお手軽感、全体的に低い難易度、サクサク進んで短時間で終わるゲーム性など、LINE 向け簡易アクションといった雰囲気を受けます。
ソーシャルゲームとして見ると、キャラの強さを実感し辛いのがマイナスです。
今時「○○+ソシャゲ」なんてゴマンとありますから、パクリ云々で非難する気はありませんが、もうちょっとやりようがあった気がするのも本音。
ただ、オリジナルのディグディグ は近いうちの運営終了を発表しているし、海外で公開されている続編(Pocket Mine 2)は日本ではまだ準備中。
スピード感のあるゲーム性は再現されているので、今からディグディグをやるという人には、悪くないのかな、という気もします。
私的には、なんとも評価し辛いゲームですね・・・
・ホーリーダンジョン【ほりだん!】(iTunes が起動します)
基本無料の課金ゲーでも別に構わんのですが、滅多に当たりを作ってくれないんだよなあ(笑)