「黒猫のウィズ」と「白猫プロジェクト」の好調で、業績うなぎのぼりのスマホゲームメーカー「コロプラ」。
現在市場でも ガンホー・ミクシィ・コロプラ がスマホ(専門)ゲームメーカーの「三強」と見られていて、その株価は連動し、スマホゲームに対する評価を表していると言われています。
そんなコロプラが昨年末の新作発表会で公開したタイトルが「カジノプロジェクト」「ランブル・シティ」「バトルガールハイスクール」の3つです。
そのうちの2つ、カジノとランブルシティが先日 iOS で公開されました。
ただ、カジノプロジェクトはオンラインカジノ、ランブル・シティは農園系の町作りゲームなので、ゲーマー的にはあまり食指が動くものではありません・・・
それでも絶好調のコロプラのゲームですし、やはりクオリティは高いので、今回まとめて取り上げておこうと思います。
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・ランブル・シティ(Rumble City)
タップで資金や資源を回収しながら町の建物を増やしていく、いわゆる「農園ゲーム系」です。
見た目が近代都市なので、「農園ゲーム+近代都市開発」であった Simcity BuildIt によく似ています。
ただ、3D だった Simcity BuildIt とは違い、こちらは 2D です。
また「コンビニの範囲にオフィスビルがあると収益が上がるが、ダイナー(レストラン)があると収益は下がる」といったように、各施設の相互関係が豊富に設定されています。
そのためシンプルに作られていた Simcity BuildIt より、ゲーム性がありますね。



建物を選んで配置場所を指定すると、資金が減って建設が始まります。
しばらく経ったのちにタップすると完成し、それが商業施設や生産施設であった場合は一定時間ごとにコインや資源を生み出します。 これもタップで回収します。
システムとしては一般的な農園ゲームですね。
作れる建物の数や敷地に制限があるので、建てられるものを全部建てたら、後は「増築」で拡張して行くことになります。
この点も Simcity BuildIt に似ているのですが、そのための資源をひたすら収集・加工しなければならなかった Simcity BuildIt とは違い、こちらは資源の要求は少なめです。
一方、公園の効果や商業施設の相互作用をうまく活用しないと人口や税収が増えないため、状況に合わせて建物の位置を入れ換えていく面白さがあります。
とは言え、資金が尽きたらコインが貯まるまで待たないと拡張できませんし、必要な資源も増えていくので、やはり放置系ゲームに近いものであるのは変わりませんが。
ゲームが進む(人口が 3000 人になる)と「街たてマッチ」というオンライン対戦が出来るのが大きな特徴です。
このモードは4人で制限時間内にどんどん建物を建て、最後に人口が一番多い人が勝利になります。
対戦時間は 20 分の短期戦か、8時間の長期戦。
周囲の人口を減らしてしまう発電所や貯水塔が、このモードでは攻撃手段になるのがユニークです。
ただこのモードでも、建設時間や資源生産時間を課金通貨で短縮できるのは気になります。
また、自分の都市から建物が送られて来るので、最終的には「何が送られて来るか」がポイントになり、強力な建物が送られて来るとそれで勝負が決まってしまうこともあります。
面白いモードではありますが、対戦ゲームとしては調整が甘い印象もありますね。
※現在は都市から送られてくる建物を自分で選択できる「デッキシステム」が導入されています。
また、対戦モードでの課金通貨の影響はほとんどなくなっています。

しかし普通に、町作りゲームとして楽しめる内容です。
Simcity BuildIt のような 3D グラフィックはありませんが、演出が派手で賑やか、いかにも楽しげな雰囲気なので、こちらの方が日本人には合うのではないでしょうか。
コロプラはこうした追従作で、内容を日本向けにするのがうまい印象がありますね。
・ランブル・シティ(Rumble City)(iTunes が起動します)
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・カジノプロジェクト
「町作り+カジノのミニゲーム」といった感じの内容で、カジノは スロット・ポーカー・ブラックジャック・バカラ・ルーレット・パターゴルフ・リバーシ の7種類。
それらで稼いだチップでリゾート地(自分の町)の建物を入手し、リゾート地の収入でまたカジノにチャレンジするというサイクルのゲームですね。
このゲーム、タイトル発表時は「東京カジノプロジェクト」という名前でした。
しかしいつの間にか「東京」が消えています。
経済界が盛んに働きかけている某構想と似てたから、エライ人に何か言われたんですかね?



「オンラインカジノ」と銘打っている通り、スロット以外は全て他のプレイヤーと一緒にプレイします。
例えばブラックジャックはディーラーとの勝負ですが、4人が参加できるテーブルになっていて、他のプレイヤーとリアルタイムで同席します。
ルーレットも他のプレイヤーと一緒に賭けるので、「みんなが遊んでいるゲームに自分も参加する」と言った感じで、一人で黙々とやるのとは違う臨場感がありますね。
ポーカーは対戦になっていて、最大5人で勝負します。
掛け金をつり上げたり、ハッタリをかますなどの、駆け引きのあるゲームです。
パターゴルフとリバーシ(オセロ)は1対1の対戦で、この2つは実力勝負です。
リバーシはボードが変則的なので、普通のオセロの攻略がそのまま通用する訳ではありません。
町作り(リゾート開発)の方は簡易的で、決められた用地に候補の建物を建てるだけ。
後は時間の経過に応じて、建物がお金を生み出していきます。
画面は綺麗ですが、効率的な町作りについてあれこれ考えるようなものではありません。
全体的にライトユーザー向けですが、演出が非常に良く、グラフィックも綺麗です。
こうしたカジノゲームは昔からあった訳ですが、それを「技術力のあるメーカーが、本気の演出とオンライン要素を加えてリッチに作ったもの」ですね。
友人同士でプレイすれば盛り上がりそうで、気軽に遊べるゲームでもあります。
確かにライトユーザーに対する希求力は高いかもしれません。
最後に、ちょっと一言。
iTunes Store や Google Play のレビューで「負けたから★1」的な書き込みが多発してますが・・・
いや、ギャンブルってそういうもんだから。
・カジノプロジェクト(iTunes が起動します)
現在市場でも ガンホー・ミクシィ・コロプラ がスマホ(専門)ゲームメーカーの「三強」と見られていて、その株価は連動し、スマホゲームに対する評価を表していると言われています。
そんなコロプラが昨年末の新作発表会で公開したタイトルが「カジノプロジェクト」「ランブル・シティ」「バトルガールハイスクール」の3つです。
そのうちの2つ、カジノとランブルシティが先日 iOS で公開されました。
ただ、カジノプロジェクトはオンラインカジノ、ランブル・シティは農園系の町作りゲームなので、ゲーマー的にはあまり食指が動くものではありません・・・
それでも絶好調のコロプラのゲームですし、やはりクオリティは高いので、今回まとめて取り上げておこうと思います。
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・ランブル・シティ(Rumble City)
タップで資金や資源を回収しながら町の建物を増やしていく、いわゆる「農園ゲーム系」です。
見た目が近代都市なので、「農園ゲーム+近代都市開発」であった Simcity BuildIt によく似ています。
ただ、3D だった Simcity BuildIt とは違い、こちらは 2D です。
また「コンビニの範囲にオフィスビルがあると収益が上がるが、ダイナー(レストラン)があると収益は下がる」といったように、各施設の相互関係が豊富に設定されています。
そのためシンプルに作られていた Simcity BuildIt より、ゲーム性がありますね。



建物を選んで配置場所を指定すると、資金が減って建設が始まります。
しばらく経ったのちにタップすると完成し、それが商業施設や生産施設であった場合は一定時間ごとにコインや資源を生み出します。 これもタップで回収します。
システムとしては一般的な農園ゲームですね。
作れる建物の数や敷地に制限があるので、建てられるものを全部建てたら、後は「増築」で拡張して行くことになります。
この点も Simcity BuildIt に似ているのですが、そのための資源をひたすら収集・加工しなければならなかった Simcity BuildIt とは違い、こちらは資源の要求は少なめです。
一方、公園の効果や商業施設の相互作用をうまく活用しないと人口や税収が増えないため、状況に合わせて建物の位置を入れ換えていく面白さがあります。
とは言え、資金が尽きたらコインが貯まるまで待たないと拡張できませんし、必要な資源も増えていくので、やはり放置系ゲームに近いものであるのは変わりませんが。
ゲームが進む(人口が 3000 人になる)と「街たてマッチ」というオンライン対戦が出来るのが大きな特徴です。
このモードは4人で制限時間内にどんどん建物を建て、最後に人口が一番多い人が勝利になります。
対戦時間は 20 分の短期戦か、8時間の長期戦。
周囲の人口を減らしてしまう発電所や貯水塔が、このモードでは攻撃手段になるのがユニークです。
ただこのモードでも、建設時間や資源生産時間を課金通貨で短縮できるのは気になります。
また、自分の都市から建物が送られて来るので、最終的には「何が送られて来るか」がポイントになり、強力な建物が送られて来るとそれで勝負が決まってしまうこともあります。
面白いモードではありますが、対戦ゲームとしては調整が甘い印象もありますね。
※現在は都市から送られてくる建物を自分で選択できる「デッキシステム」が導入されています。
また、対戦モードでの課金通貨の影響はほとんどなくなっています。

しかし普通に、町作りゲームとして楽しめる内容です。
Simcity BuildIt のような 3D グラフィックはありませんが、演出が派手で賑やか、いかにも楽しげな雰囲気なので、こちらの方が日本人には合うのではないでしょうか。
コロプラはこうした追従作で、内容を日本向けにするのがうまい印象がありますね。
・ランブル・シティ(Rumble City)(iTunes が起動します)
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・カジノプロジェクト
「町作り+カジノのミニゲーム」といった感じの内容で、カジノは スロット・ポーカー・ブラックジャック・バカラ・ルーレット・パターゴルフ・リバーシ の7種類。
それらで稼いだチップでリゾート地(自分の町)の建物を入手し、リゾート地の収入でまたカジノにチャレンジするというサイクルのゲームですね。
このゲーム、タイトル発表時は「東京カジノプロジェクト」という名前でした。
しかしいつの間にか「東京」が消えています。
経済界が盛んに働きかけている某構想と似てたから、エライ人に何か言われたんですかね?



「オンラインカジノ」と銘打っている通り、スロット以外は全て他のプレイヤーと一緒にプレイします。
例えばブラックジャックはディーラーとの勝負ですが、4人が参加できるテーブルになっていて、他のプレイヤーとリアルタイムで同席します。
ルーレットも他のプレイヤーと一緒に賭けるので、「みんなが遊んでいるゲームに自分も参加する」と言った感じで、一人で黙々とやるのとは違う臨場感がありますね。
ポーカーは対戦になっていて、最大5人で勝負します。
掛け金をつり上げたり、ハッタリをかますなどの、駆け引きのあるゲームです。
パターゴルフとリバーシ(オセロ)は1対1の対戦で、この2つは実力勝負です。
リバーシはボードが変則的なので、普通のオセロの攻略がそのまま通用する訳ではありません。
町作り(リゾート開発)の方は簡易的で、決められた用地に候補の建物を建てるだけ。
後は時間の経過に応じて、建物がお金を生み出していきます。
画面は綺麗ですが、効率的な町作りについてあれこれ考えるようなものではありません。
全体的にライトユーザー向けですが、演出が非常に良く、グラフィックも綺麗です。
こうしたカジノゲームは昔からあった訳ですが、それを「技術力のあるメーカーが、本気の演出とオンライン要素を加えてリッチに作ったもの」ですね。
友人同士でプレイすれば盛り上がりそうで、気軽に遊べるゲームでもあります。
確かにライトユーザーに対する希求力は高いかもしれません。
最後に、ちょっと一言。
iTunes Store や Google Play のレビューで「負けたから★1」的な書き込みが多発してますが・・・
いや、ギャンブルってそういうもんだから。
・カジノプロジェクト(iTunes が起動します)
問題はオンライン自動マッチしかない事なんですよね。友人とのプレイが実質不可なわけで。
街たてマッチは無課金専用対戦者募集掲示板などがあれば問題解決するかもしれませんね。それでもこっそりズルができそうですが。
カジノプロジェクトは課金面の仕組みが他ソーシャルゲームと異なる点を評価しています。街作り要素は従来と同じものですが、カジノ部分はこの前Gamebankさんが発表した「大集合!ワイワイパーティ」と発想は同じですよね。このような課金方法、スマホではあまり見ない系統だと思います。