モーターボートを操って破天荒な水上レースを行う、「アスファルト のボート版」と言えるレースゲームが登場しています。
「ドライバー スピードボートパラダイス」です。
開発はフランスの大手メーカーで、ゲームロフトの親会社でもあった Ubisoft。
技術力に定評のある Ubisoft らしく、波に揺られて上下するボートの動きや、画面に付く水滴の表現などがリアルです。
ただ、元は海外の PC ゲームメーカーであるためか、課金回りで気になる部分も多いですね。
正直このゲームは、関連会社であるゲームロフトが開発・調整してた方が(少なくとも日本にとっては)良かっただろうな・・・
でも、無料で出来るアプリとしてはクオリティは高いです。
コントロールはティルト(傾け)操作と、タップ操作を選べます。
どちらを選んでも操作性は問題ありません。 ゲームパッドにも対応しています。
アクセルはなく自動で加速していき、ブレーキはありますがほとんど使いません。
そもそもモーターボートなので急減速とか出来ません。
コースは十分に広く、そんなに急カーブはないので、ブレーキしなくても問題なく走れます。
ゴールするだけなら非常に簡単ですね。
しかしライバルは相応に早く、いきなり1位を取るのはまずムリ。
最初は3位になるのも大変なぐらいです。
コースアウトすることはまずないため、テキトーに走ってしまいがちなのですが、ちゃんとカーブでインコースに入らないとレースには勝てません。
コース上にはジャンプ台があり、その先にはブーストアイテムかパーツアイテムが配置されています。
ブーストアイテムを取るとブーストゲージが貯まり、使用することで急加速することが出来ます。
パーツアイテムはパワーアップに必要な材料がレース後に手に入ります。
ジャンプ中、画面をフリックする事でスピンやバク転などの、ボートではあり得ないアクロバットを行うことが出来ます。
アクロバットを成功させたり長時間ドリフトすると加速することが出来ますが、アクロバットに失敗してヘンな体勢で着地するとクラッシュするので無理は禁物。
たまに大ジャンプして橋を飛び越え、看板をぶち破ることもあり、ブースト中にライバルにぶつかってクラッシュさせられるなど、アスファルト シリーズを思わせる部分が多いですね。
※夜のレースもあり。 ちゃんと前方がライトで照らされます。
画面下にミニマップがあるので、それを見ながらしっかりインを突いていきましょう。
意外とコース取りで勝負するレースなので、アウトに膨らんでると勝てません。
※大ジャンプ中に横回転しているシーン。 さらに前方には看板が。
リアル系ではなく、ハチャメチャ系のレースですね。
どうやってボートをジャンプ中に回転させてるんだとツッ込んではいけません。
クリア後は順位や評価に応じて「★」を獲得できます。
これを集めないと上位ステージをアンロックすることは出来ません。
ゲームが進めばドラッグレース(ギアチェンジのみのレース)や、最下位が脱落していく(と言うか警察に捕まる)エスケープといった特殊レースも登場します。
結果に応じて資金とパーツも獲得でき、これらはボートのパワーアップに使われます。
さらにユニークな要素として、洋服や高級家具、家なども購入することが出来ます。
これらを買っても見た目が変わることはないのですが、「ライフスタイル」というステータスが上がり、一定値になるとスポンサーと契約することが出来ます。
つまり成績に加え、良い服を着て良い家に住んでいるカッコイイ男ほど、スポンサーが付く訳ですね。
うん、道理にかなってる。
スポンサーが付くと一定時間が経過するごとにお金を入手できます。
さらに成績やライフスタイルが高まると、グラマーな美女が出て来てファンになります。
勝負の世界は金と女か・・・
ちなみにゲームが進むと刑事が登場し、スピードボートの犯罪組織に潜入するストーリーが展開されるようです。
映画「ワイルドスピード」のような世界観ですね。
※高級家具のリスト。 ベッドやソファー、大型テレビなどが並んでいます。
単にライフスタイルの数値が上がるだけですが、買うとなんとなく嬉しい。
※水着美女現る。 色々質問をしてくるので、二択で返答を行います。
返事が良ければ左上の好感度メーターが上がっていき、最大になると自分のファンに!
って、これ何のゲームだったっけ?
ただこのゲーム、普通に(?)作ってくれてれば良いゲームなのですが、色々残念なところも多いです。
まずスタミナ。 昨今の基本無料ゲームのご多分に漏れず、スタミナ制。
しかもこのゲーム、スタミナの消費量が多く、レベルが上がっても全快しないから、すぐに尽きてしまいます。
★集めは結構大変なのですが、スタミナもすぐなくなるので、なかなかゲームを進められない。
さらに課金は最低 600 円から。
「ちょっと課金してスタミナを回復するか」とは思えない、手軽に出し辛い値段です。
元々海外のゲームは 450 円の課金が多く、それが Apple のレート改定によって 500 円、600 円と上がっていった経緯があり、つまり向こうの金額設定は変わっていない訳ですが、日本では高く感じるのは否めません。
そして洋ゲーおなじみのパワーアップ待ち時間。
資金とパーツを集めても、強化が終わるまでしばらく待たなければなりません。
もちろん課金通貨を使えば短縮できるのですが・・・
またフレンドと記録を競う「トーナメント」というモードがあるのですが、活用するには Facebook 登録が必須。
日本は Facebook の利用率が低いので、この点もマイナスでしょう。 Twitter アカウントで代用とかもなし。
他にもボーナスステージの有料アンロックなど、課金要素が多くあります。
最近の日本のゲームはステージの進行で課金通貨を得られる事が多いですが、そういうのもこのゲームにはほとんどありません。
海外の F2P(Free to Play)なのに全画面広告がないのは良い点ですが、それ以外は海外の課金システムそのままで、日本人だと遊び辛い印象を受けますね。
また、日本語化されていないのも日本人には難点でしょう。
※日本語化はされていました。
オプション画面の左下に Language 設定があり、ここで日本語を選べます。
※ボートの強化画面。 最初の強化にも5分かかります。
しかも強化にはパーツを集める必要があり、パーツ集めをしてるとスタミナも尽きる。
えぇ、課金すれば全部解決するんですけどね。
※最初のエリア「マイアミ」のステージリスト。 最終レースに進むには★21個必要。
21個と言うことは、他のレースで★を4つずつ獲得してもまだ足りない。
★の獲得条件にはただ勝つだけではダメなものもあり、結構大変。
しかし本体無料のレースゲームとしては、良いアプリだと思います。
最初はブレーキが必要なく、コースアウトする事もないので退屈なレースだと思ったのですが、1位を狙うと相応に歯応えがあり、常時ドリフトしているようなこのゲーム特有の走り方が解ってきてからは、面白くなりました。
ただ、その面白くなって来た辺りでスタミナがすぐ尽きる問題に直面するのですが・・・
でもアウトローな雰囲気やライフスタイルなど、洋ゲーの良いところもありますし、試してみて損のないゲームだと思います。
水面の処理に CPU をフル駆動しているのか、バッテリーの消耗は早いのでご注意を。
・ドライバー スピードボートパラダイス(iTunes が起動します)
「ドライバー スピードボートパラダイス」です。
開発はフランスの大手メーカーで、ゲームロフトの親会社でもあった Ubisoft。
技術力に定評のある Ubisoft らしく、波に揺られて上下するボートの動きや、画面に付く水滴の表現などがリアルです。
ただ、元は海外の PC ゲームメーカーであるためか、課金回りで気になる部分も多いですね。
正直このゲームは、関連会社であるゲームロフトが開発・調整してた方が(少なくとも日本にとっては)良かっただろうな・・・
でも、無料で出来るアプリとしてはクオリティは高いです。
コントロールはティルト(傾け)操作と、タップ操作を選べます。
どちらを選んでも操作性は問題ありません。 ゲームパッドにも対応しています。
アクセルはなく自動で加速していき、ブレーキはありますがほとんど使いません。
そもそもモーターボートなので急減速とか出来ません。
コースは十分に広く、そんなに急カーブはないので、ブレーキしなくても問題なく走れます。
ゴールするだけなら非常に簡単ですね。
しかしライバルは相応に早く、いきなり1位を取るのはまずムリ。
最初は3位になるのも大変なぐらいです。
コースアウトすることはまずないため、テキトーに走ってしまいがちなのですが、ちゃんとカーブでインコースに入らないとレースには勝てません。
コース上にはジャンプ台があり、その先にはブーストアイテムかパーツアイテムが配置されています。
ブーストアイテムを取るとブーストゲージが貯まり、使用することで急加速することが出来ます。
パーツアイテムはパワーアップに必要な材料がレース後に手に入ります。
ジャンプ中、画面をフリックする事でスピンやバク転などの、ボートではあり得ないアクロバットを行うことが出来ます。
アクロバットを成功させたり長時間ドリフトすると加速することが出来ますが、アクロバットに失敗してヘンな体勢で着地するとクラッシュするので無理は禁物。
たまに大ジャンプして橋を飛び越え、看板をぶち破ることもあり、ブースト中にライバルにぶつかってクラッシュさせられるなど、アスファルト シリーズを思わせる部分が多いですね。
※夜のレースもあり。 ちゃんと前方がライトで照らされます。
画面下にミニマップがあるので、それを見ながらしっかりインを突いていきましょう。
意外とコース取りで勝負するレースなので、アウトに膨らんでると勝てません。
※大ジャンプ中に横回転しているシーン。 さらに前方には看板が。
リアル系ではなく、ハチャメチャ系のレースですね。
どうやってボートをジャンプ中に回転させてるんだとツッ込んではいけません。
クリア後は順位や評価に応じて「★」を獲得できます。
これを集めないと上位ステージをアンロックすることは出来ません。
ゲームが進めばドラッグレース(ギアチェンジのみのレース)や、最下位が脱落していく(と言うか警察に捕まる)エスケープといった特殊レースも登場します。
結果に応じて資金とパーツも獲得でき、これらはボートのパワーアップに使われます。
さらにユニークな要素として、洋服や高級家具、家なども購入することが出来ます。
これらを買っても見た目が変わることはないのですが、「ライフスタイル」というステータスが上がり、一定値になるとスポンサーと契約することが出来ます。
つまり成績に加え、良い服を着て良い家に住んでいるカッコイイ男ほど、スポンサーが付く訳ですね。
うん、道理にかなってる。
スポンサーが付くと一定時間が経過するごとにお金を入手できます。
さらに成績やライフスタイルが高まると、グラマーな美女が出て来てファンになります。
勝負の世界は金と女か・・・
ちなみにゲームが進むと刑事が登場し、スピードボートの犯罪組織に潜入するストーリーが展開されるようです。
映画「ワイルドスピード」のような世界観ですね。
※高級家具のリスト。 ベッドやソファー、大型テレビなどが並んでいます。
単にライフスタイルの数値が上がるだけですが、買うとなんとなく嬉しい。
※水着美女現る。 色々質問をしてくるので、二択で返答を行います。
返事が良ければ左上の好感度メーターが上がっていき、最大になると自分のファンに!
って、これ何のゲームだったっけ?
ただこのゲーム、普通に(?)作ってくれてれば良いゲームなのですが、色々残念なところも多いです。
まずスタミナ。 昨今の基本無料ゲームのご多分に漏れず、スタミナ制。
しかもこのゲーム、スタミナの消費量が多く、レベルが上がっても全快しないから、すぐに尽きてしまいます。
★集めは結構大変なのですが、スタミナもすぐなくなるので、なかなかゲームを進められない。
さらに課金は最低 600 円から。
「ちょっと課金してスタミナを回復するか」とは思えない、手軽に出し辛い値段です。
元々海外のゲームは 450 円の課金が多く、それが Apple のレート改定によって 500 円、600 円と上がっていった経緯があり、つまり向こうの金額設定は変わっていない訳ですが、日本では高く感じるのは否めません。
そして洋ゲーおなじみのパワーアップ待ち時間。
資金とパーツを集めても、強化が終わるまでしばらく待たなければなりません。
もちろん課金通貨を使えば短縮できるのですが・・・
またフレンドと記録を競う「トーナメント」というモードがあるのですが、活用するには Facebook 登録が必須。
日本は Facebook の利用率が低いので、この点もマイナスでしょう。 Twitter アカウントで代用とかもなし。
他にもボーナスステージの有料アンロックなど、課金要素が多くあります。
最近の日本のゲームはステージの進行で課金通貨を得られる事が多いですが、そういうのもこのゲームにはほとんどありません。
海外の F2P(Free to Play)なのに全画面広告がないのは良い点ですが、それ以外は海外の課金システムそのままで、日本人だと遊び辛い印象を受けますね。
また、
※日本語化はされていました。
オプション画面の左下に Language 設定があり、ここで日本語を選べます。
※ボートの強化画面。 最初の強化にも5分かかります。
しかも強化にはパーツを集める必要があり、パーツ集めをしてるとスタミナも尽きる。
えぇ、課金すれば全部解決するんですけどね。
※最初のエリア「マイアミ」のステージリスト。 最終レースに進むには★21個必要。
21個と言うことは、他のレースで★を4つずつ獲得してもまだ足りない。
★の獲得条件にはただ勝つだけではダメなものもあり、結構大変。
しかし本体無料のレースゲームとしては、良いアプリだと思います。
最初はブレーキが必要なく、コースアウトする事もないので退屈なレースだと思ったのですが、1位を狙うと相応に歯応えがあり、常時ドリフトしているようなこのゲーム特有の走り方が解ってきてからは、面白くなりました。
ただ、その面白くなって来た辺りでスタミナがすぐ尽きる問題に直面するのですが・・・
でもアウトローな雰囲気やライフスタイルなど、洋ゲーの良いところもありますし、試してみて損のないゲームだと思います。
水面の処理に CPU をフル駆動しているのか、バッテリーの消耗は早いのでご注意を。
・ドライバー スピードボートパラダイス(iTunes が起動します)
どうしてもRiptideと比較してしまいますし、(シリーズの主人公格であるタナーもでてきますが)“DRIVERシリーズの新作”としては「?」ですが、単体のレースゲームとしては操作感を掴めばそれなりに遣り甲斐もありますね。メニュー画面のBGMも爽やかで耳に残ります。
しかし、「燃費の悪さ」で一向に先へ進まないのが難点ですね。ボートのカスタマイズの為にランダムで手に入るパーツを揃えなければならず、その為にじっくりプレイしたければ課金して燃料枠を増やせってことなんでしょうけど。自由に遊べないのが基本無料の弊害か……。