海外で大人気の、未来世界が舞台のガンシューティング「Halo」シリーズ。
そのスピンオフ作品である、見下ろし型のシューティングゲームが iOS に移植されました。
Halo: Spartan Assault」と「Halo: Spartan Strike」です。

今作は FPS ではないので間違わないようにして下さい。
しかし派生作とはいえ、正式な Halo シリーズの1つであり、本家 Halo の開発元である 343 Industries も開発に加わっています。
販売はマイクロソフトが担当していて、マイクロソフト初の iOS 用ゲームアプリです。

Halo: Spartan Assault」は 2013 年の7月に Steam(PC)で発売されたゲームで、後に XBOX にも移植されました。
異星人連合からの攻撃を受けた惑星が舞台で、Halo 3 と 4 の間の物語になります。

Halo: Spartan Strike」は 2013 年の 12 月に XBOX で発売されたゲームで、今回の iOS 版と同時に Steam(PC)版も公開されています。
こちらは Halo 2 のサブストーリーで、地球が舞台になっています。

この2つはゲームシステムに全く違いはありません。
ステージとストーリーが異なるのみです。


ただ、日本人にとっては(2015/4 時点で)「Spartan Assault は日本語に対応しているが、Spartan Strike は日本語に未対応」という大きな相違があります。

先に内容を一言で言うと・・・
緻密なグラフィックで凄く丁寧に作られた、普通の全方向シューティング」といった印象ですね。
価格はどちらも 720 円。 ただ2つセット(バンドル版)だと 1200 円です。

Halo Spartan Assault

Halo Spartan Strike

2スティック制の全方向スクロールシューティング」で、画面左をスライドして主人公を移動させ、画面右をスライドしてその方向に銃を撃ちます。

スマホ以外ではあまり見ない操作ですが、逆にスマホではよく見る操作方法で、Solomon's シリーズMinigoreゾンビウッドInferno など、人気作が多数あるスタイルです。
先ほど「普通の」全方向シューティングと述べましたが、「PC では珍しかっただろうけど、iPhone では普通」といった感じがありますね。
(PC 系のレビューでは「奇妙なスタイル」と言われていることが多く、違和感を感じました)

主人公は2つの武器を持っており、いつでも切り替え可能。
マシンガンなら超連射し、ショットガンやピストル系だと単発ですが威力が高め。
敵の方に曲がるホーミング銃も存在します。

ただし銃弾に制限があるため、無駄に撃ちまくることは出来ません。
弾は倒した敵から補充するか、武器ボックスから調達するかですが、尽きた時は敵の武器を拾って使わなければならない事もあります。

それとは別にグレネード系の武器も2種類持てるのですが、ダブルタップで投げるため、誤爆が多発します
弾数の半分は誤操作でなくなってしまう感じ。ここはグレネードボタンが欲しかったところです。

ダメージは「シールド制+耐久力制」で、被弾するとまずシールドが減りますが、これはダメージを受けないようにしていれば自然に回復します。
シールドが尽きた状態で何度か攻撃を受けるとミスになります。
危険だと思った時は、走って(撃たずに)逃げ回るか、障害物の裏に隠れましょう。

ステージクリア制のゲームですが、クリア条件は毎回異なり、「敵を殲滅しながら前進 → 味方をエスコート → 特定のポイントを防衛」といったように、ストーリーの流れに合わせてミッションが変わっていく場合も多いです。

1つのエリアが5つのステージで構成されていて、ステージ総数は Spartan Assault と Spartan Strike、どちらも約 30
1ステージは 5~10 分ほどです。

Halo Spartan Strike
※一定時間ごとに使える「アビリティ」も装備しています。
画像のアビリティは敵の攻撃を防ぐバリア。 他にもシールドを高速回復したり、高速移動できるものなどが存在します。


Halo Spartan Assault
※ステージによっては戦車やジープに乗ることも。
乗り物や機銃座は弾数制限がないので、バリバリ撃ちまくれます。
ただし耐久力がなくなると爆発して即ミスなので、やばくなったら降りましょう。


このゲームの長所は、すごく細かいところまで書き込まれたグラフィックでしょう。
驚くほどの緻密さで、スマホ / タブレットのゲームとしては、おそらく現時点の No.1

しかも階下で両軍が撃ち合いをしているとか、上空をミサイルや戦闘機が飛び交うなど、演出も細かく作られていて、グラフィックの凝り様はハンパではないです
「これが世界的ヒットゲームを作る PC ゲームメーカーの力か」と思えます。

一方でゲームはフツーなので、グラフィックとのギャップがあります。
決して「面白くない」という意味ではなく、十分に楽しめるのですが、特に目立ったゲームシステムはありません
たまに車両や固定砲台に乗れるぐらい。

クリア後にポイント(Spartan Assault だと XP、Spartan Strike だと CR)を使って装備やアイテム、特殊アビリティを買える要素がありますが、これはそのステージだけの一時的なパワーアップであり、長期的に使えるものではありません。

ゲームの難易度を自ら上げる「SKULL」というものがあり、例えば HOLLOW(ホロウ)を使うとシールドが尽きた時点でミスになる代わりに、ポイントの入手量が3倍になるのですが、そのポイントで得られるものが前述の使い捨てアイテムのみなので、ムリに貯めようという気になりません。

やっぱり長期的な成長や装備、味方などの要素も欲しかった気はしますね。
まあ、そういうのが入るとヘンな課金要素になってしまうのが今のご時世ですが。

Halo Spartan Strike
※高架道路の上で戦闘中。 下の段の道路も見えていて、そこでも兵士達が戦っています。
こういう細かいところの演出をきっちり作っている事に感心します。
車が爆発する時も、タイヤやドアなどのパーツがバラバラになるのが一瞬見えます。


Halo Spartan Assault
※ゲーム開始前の装備画面。 ただし、全てそのステージが終わると元に戻ります。
武器は弾が尽きたらどうせ持ち替えるし、アビリティは各ステージで決められたものを最初から装備しています。
難しいステージでブースターを買うぐらいでしょうか。
Spartan Assault はポイント名が XP になってますが、貯めてもレベルは上がりません。


あくまで派生作なので、Halo のネームバリューの大きさに期待しすぎると「アレ?」となると思いますが、クオリティの高いゲームであることは確かです
「この細密な書き込みこそ海外 PC ゲームの神髄」みたいなものを感じますね。

内容も元は PC や XBOX のゲームですが、スマホ向きだと言えます。
ちょっとスマホ向き「過ぎる」感じもあり、やや浅い印象はありますが。

私的に残念なのは、オリジナルの Halo シリーズを知らない人にはストーリーや解説文が解り辛く、やらされてる感が強いこと。
セリフも淡々としていて、盛り上がりや世界観を感じにくく、Spartan Strike はメッセージが英文なので尚更です。
浅い印象を受けるのは、その辺もあるかもしれません。

プレイされる方は、まずは日本語化されている Spartan Assault をお勧めします。
ただゲーム自体は、荒野が続く Spartan Assault より、都市やジャングルでの戦いがある Spartan Strike の方が見栄えがするので、両方日本語化されたら後者の方が良いかも。

なお、Spartan Assault は約 700 MB、Spartan Strike は約 800 MB、合わせて約 1.5 GB あるので容量にはご注意下さい。

Halo: Spartan Assault(iTunes 起動、単体 720 円)
Halo: Spartan Strike(iTunes 起動、単体 720 円)
Halo: Spartan Bundle(バンドル版、両方同梱 1200 円)