頼りない懐中電灯を片手に廃墟となった精神病院をさまよう、闇と影が恐怖となって忍び寄るホラーアドベンチャーゲームが公開されています。
「Forgotten Memories : Alternate Realities」です。
2009 年、今から5年以上前に発表されたタイトルですが、ひたすら発売延期を繰り返し、「もう出ないんじゃないか」とさえ言われていたゲームです。
そこまで延期されていた理由は、やってみれば解ります。 ほんとグラフィックがハンパじゃない!
スマホ最高峰と言えるレベルです。
新しいハードや技術が登場する度に、それを反映させるべく、リファインを繰り返していたのでしょうね。
ただ、良くも悪くもヘビーなゲームで、とにかくメチャ恐い。 暗い。 視界が効かない。
迷子になること請け合いで、セーブ出来る回数や回復アイテムも限られており、ハイレベルな恐怖と困難が待ち受けています。
日本語化されておらず、メッセージも全文英語。 腰を据えて挑むゲームと言えますね。
※2017年のアップデートで日本語化されました。
アプリの定価は 600 円。
iOS 版は先行公開という形で、今後パソコン版や各種ゲーム機版、PS Vita 版なども公開される予定です。
もうこの画像がゲームをすべて物語っています。
主人公は懐中電灯で部屋や通路を照らしながら、廃墟となった病院の探索を行います。
一応の目的は、殺人事件の調査と、行方不明の少女の捜索。
しかし懐中電灯では一部しか照らせないので、とにかく周囲が暗い。
画面をスライドし、照らす位置を変えながら捜索を進めていかなければならないのですが、各所に恐怖感を煽るマネキンが置かれていて、「照らして捜索する」という行為自体が恐い。
そして特筆すべきなのは「影」の表現。
懐中電灯の明かりにより、照らされた物体の影がうつるのですが、それが非常にリアルで、かつ恐怖演出に使われています。
例えばマネキンを照らすと、その背後に大きな人型の影が出来るとか、光と影の効果が美しくも恐ろしく利用されています。
サウンドも恐怖感満点で、唸るような風の音や、コツコツという足音、突然響く物音などが常に不安を呼び起こします。
ゲーム開始時に「より効果的な経験を得るために、部屋を暗くしてヘッドフォンを付けてプレイして下さい」とか言われるのですが、いや、もう、マジでムリ。
※壁に投影されたマネキンの影にビビる。
もちろん影は光源を計算して映し出されており、移動すれば影の大きさや向きも変わります。
※行方不明の少女は結構早く見つかります。 名前は Eden。
ただ、話しかけても反応はなく・・・
基本的には、廃墟の中を探索してアイテムを集め、先に進む道を探していきます。
調べられる場所に近付くと「!」マークが出現し、そこで画面をタップすると調査を行います。
ただ灯りのある場所が少なく、見える範囲がほぼ懐中電灯の周囲だけなので、小さな部屋を捜索するのにも相応に時間がかかります。
しかも懐中電灯のバッテリーが徐々に減っていき、残り少なくなると灯りが薄れていきます。
バッテリーが完全に尽きたら当然真っ暗。
廃墟内にはバッテリーを充電できる場所があり、尽きる前にそこに戻らなければなりません。
暗すぎて方向感覚も失いやすいので、そんなに広くないのに迷子になりやすいです。
「暗闇を手探りで進む不安感」がゲームのポイントであるためか、マップなんてものもありません。
恐怖感のおかげで進み辛いのもあり、色々な意味で難易度が高いですね。
廃墟内にはパソコンが置かれている場所があり、セーブはそこで行えます。
しかしセーブするにはフロッピーディスクが必要で、なくなるとセーブ出来ません。
手軽にセーブ出来ないことも、ゲームの難易度を上げています。
ある程度進むと、戦闘も発生します。 照準ボタンを押すと身構え、画面タップで攻撃。
連打すると連続攻撃になりますが、最後の攻撃の後には隙が出来ます。
どこで襲われるかは、ゲームの度に変わります。
一度ゲームオーバーになってリトライしたら、前回とは違う場所で襲われた、という事もあるので、緊張感のある展開が続きます。
※懐中電灯はここで充電。 見つかるとホッとします・・・
画面上部の懐中電灯マークをタップすると、電源をオフにしてバッテリーを節約できます。
※水浸しのバスルーム。 水面の表現も非常にリアルで、美しいです。
疑心暗鬼で何でも恐く見えるけど。
現時点(2015/4)の難点は、日本語化されていないこと。
事件の情報が書かれたファイルなどが見付かるのですが、結構長文の英語なので理解は困難です。
今の時点ではストーリーはあまり楽しめませんね。
今後家庭用ゲーム機版も出るようなので、それに伴う日本語化を期待したいところです。
※現在は日本語化されています。
それ以外には気になる点はなく、非常に高クオリティーなホラーゲームです。
ホラーは苦手な方も多いと思いますが、このグラフィックと演出は必見です。
決して万人にオススメ出来るゲームではありませんが、スマホのゲームがまた1つ上の段階に進化したのを感じるアプリです。
ホラーが好きな方は、ぜひ深夜にヘッドフォンでプレイしてみて下さい・・・
・Forgotten Memories : Alternate Realities(iTunes が起動します)
【 ちょこっと攻略 】
手探りで薄暗い廃墟を進むのが良いゲームですが、迷いやすいので断念してしまう人も多いはず。
そこで序盤の病院内のマップを作ってみました。
プレイされる方は参考にしてみて下さい。
なお、ゲーム開始時にいる場所は、以下のマップの場所とは異なります。
開始直後はバスタブを調べて治療薬を入手し、右上の ITEMS ボタンで使用、体力を回復して下さい。
「Forgotten Memories : Alternate Realities」です。
2009 年、今から5年以上前に発表されたタイトルですが、ひたすら発売延期を繰り返し、「もう出ないんじゃないか」とさえ言われていたゲームです。
そこまで延期されていた理由は、やってみれば解ります。 ほんとグラフィックがハンパじゃない!
スマホ最高峰と言えるレベルです。
新しいハードや技術が登場する度に、それを反映させるべく、リファインを繰り返していたのでしょうね。
ただ、良くも悪くもヘビーなゲームで、とにかくメチャ恐い。 暗い。 視界が効かない。
迷子になること請け合いで、セーブ出来る回数や回復アイテムも限られており、ハイレベルな恐怖と困難が待ち受けています。
※2017年のアップデートで日本語化されました。
アプリの定価は 600 円。
iOS 版は先行公開という形で、今後パソコン版や各種ゲーム機版、PS Vita 版なども公開される予定です。
もうこの画像がゲームをすべて物語っています。
主人公は懐中電灯で部屋や通路を照らしながら、廃墟となった病院の探索を行います。
一応の目的は、殺人事件の調査と、行方不明の少女の捜索。
しかし懐中電灯では一部しか照らせないので、とにかく周囲が暗い。
画面をスライドし、照らす位置を変えながら捜索を進めていかなければならないのですが、各所に恐怖感を煽るマネキンが置かれていて、「照らして捜索する」という行為自体が恐い。
そして特筆すべきなのは「影」の表現。
懐中電灯の明かりにより、照らされた物体の影がうつるのですが、それが非常にリアルで、かつ恐怖演出に使われています。
例えばマネキンを照らすと、その背後に大きな人型の影が出来るとか、光と影の効果が美しくも恐ろしく利用されています。
サウンドも恐怖感満点で、唸るような風の音や、コツコツという足音、突然響く物音などが常に不安を呼び起こします。
ゲーム開始時に「より効果的な経験を得るために、部屋を暗くしてヘッドフォンを付けてプレイして下さい」とか言われるのですが、いや、もう、マジでムリ。
※壁に投影されたマネキンの影にビビる。
もちろん影は光源を計算して映し出されており、移動すれば影の大きさや向きも変わります。
※行方不明の少女は結構早く見つかります。 名前は Eden。
ただ、話しかけても反応はなく・・・
基本的には、廃墟の中を探索してアイテムを集め、先に進む道を探していきます。
調べられる場所に近付くと「!」マークが出現し、そこで画面をタップすると調査を行います。
ただ灯りのある場所が少なく、見える範囲がほぼ懐中電灯の周囲だけなので、小さな部屋を捜索するのにも相応に時間がかかります。
しかも懐中電灯のバッテリーが徐々に減っていき、残り少なくなると灯りが薄れていきます。
バッテリーが完全に尽きたら当然真っ暗。
廃墟内にはバッテリーを充電できる場所があり、尽きる前にそこに戻らなければなりません。
暗すぎて方向感覚も失いやすいので、そんなに広くないのに迷子になりやすいです。
「暗闇を手探りで進む不安感」がゲームのポイントであるためか、マップなんてものもありません。
恐怖感のおかげで進み辛いのもあり、色々な意味で難易度が高いですね。
廃墟内にはパソコンが置かれている場所があり、セーブはそこで行えます。
しかしセーブするにはフロッピーディスクが必要で、なくなるとセーブ出来ません。
手軽にセーブ出来ないことも、ゲームの難易度を上げています。
ある程度進むと、戦闘も発生します。 照準ボタンを押すと身構え、画面タップで攻撃。
連打すると連続攻撃になりますが、最後の攻撃の後には隙が出来ます。
どこで襲われるかは、ゲームの度に変わります。
一度ゲームオーバーになってリトライしたら、前回とは違う場所で襲われた、という事もあるので、緊張感のある展開が続きます。
※懐中電灯はここで充電。 見つかるとホッとします・・・
画面上部の懐中電灯マークをタップすると、電源をオフにしてバッテリーを節約できます。
※水浸しのバスルーム。 水面の表現も非常にリアルで、美しいです。
疑心暗鬼で何でも恐く見えるけど。
現時点(2015/4)の難点は、
事件の情報が書かれたファイルなどが見付かるのですが、結構長文の英語なので理解は困難です。
今の時点ではストーリーはあまり楽しめませんね。
今後家庭用ゲーム機版も出るようなので、それに伴う日本語化を期待したいところです。
※現在は日本語化されています。
それ以外には気になる点はなく、非常に高クオリティーなホラーゲームです。
ホラーは苦手な方も多いと思いますが、このグラフィックと演出は必見です。
決して万人にオススメ出来るゲームではありませんが、スマホのゲームがまた1つ上の段階に進化したのを感じるアプリです。
ホラーが好きな方は、ぜひ深夜にヘッドフォンでプレイしてみて下さい・・・
・Forgotten Memories : Alternate Realities(iTunes が起動します)
【 ちょこっと攻略 】
手探りで薄暗い廃墟を進むのが良いゲームですが、迷いやすいので断念してしまう人も多いはず。
そこで序盤の病院内のマップを作ってみました。
プレイされる方は参考にしてみて下さい。
なお、ゲーム開始時にいる場所は、以下のマップの場所とは異なります。
開始直後はバスタブを調べて治療薬を入手し、右上の ITEMS ボタンで使用、体力を回復して下さい。
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