本日は最近アップデートが行われたゲームで、注目だったものをいくつかご紹介したいと思います。

アプリの選出が個人的な好みに偏り過ぎている気もしますが・・・
その辺はご容赦を。

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勇者ダンジョン

個人作成の「不思議のダンジョン系」のローグライクゲーム。
今年1月に公開された後も意欲的なアップデートが続いており、多くのダンジョン、アイテム、モンスターなどが追加されています。

さらにバランスの調整や、アイテム合成の強化、チュートリアルを兼ねたパズルステージ「おやじの問題集」の追加など、様々な変更が施されています。

勇者ダンジョン

元々難易度の高いゲームでしたが、新ダンジョンはさらに手強く、何度も挑戦して攻略法を掴まなければ突破できません。
だからこそ、ローグライクゲームとしての本来の面白さを堪能できます
新ダンジョンの多くは持ち込めるアイテムにレアリティの制限があり、持ち込み禁止のダンジョンも存在します。

無料のアプリでしたが、広告消去+様々な特典を得られる 600 円の課金が追加されました。
これを行うと消えた広告枠のスペースに追加の武器ボタンや便利ボタンが現れるようになっています。
こういうスペースの使い方は良いですね。

無料のままでも遊び続けることはできますが、楽しんでいる方は作者さんのバックアップも兼ねて、課金を考えるのも良いでしょう。
かなりボリュームが増していて、それだけの価値のあるゲームになっていると思います。

iTunes リンク:勇者ダンジョン
レビューページ(2015/1/3)


自衛隊コレクション

覚えているでしょうか?
可愛らしい見た目に引き寄せられたユーザーを恐怖のどん底に叩き落とし、我々に軍隊の厳しさを教えてくれた、あの超高難度アプリを。
防衛省・自衛隊公認「自衛隊コレクション」です。

それがアップデートにより、新ミッションという名の地獄を引っさげて再来しました
今回もマゾゲー・死にゲーファンを歓喜昇天させる内容になっています。

自衛隊コレクション

新たに2つのミッションが増えています。
1つのミッションに5つのステージがあるので、合計で 10 の任務が追加。
なんとそのすべてが新しいミニゲームになっています

ミッション2「引き出せ!愛犬の底力」では、自衛隊の誇る現代の鷹の目「E-2C 早期警戒機」でハムスターの餌を識別したり、オーストラリアも羨望する「そうりゅう型 潜水艦」で熱帯魚に餌をあげたりします。

もちろん餌を識別する時間は1秒もなく、熱帯魚は出て来た瞬間にそうりゅう型にぶち当たります。
その不条理な任務の数々は安保法制の改定により直面し得る、自衛隊の困難と風当たりの強さを表しているかのようです。

ミッション3「見張れ!安全な暮らし」では、某委員会の議長も救った「救難飛行艇 US-2」でアヒルを救助したりしますが、相変わらず時間がシビア。
しかもやっとクリアしたと思ったら、新たなアヒルが出て来ます。 もちろん残り時間が回復したりはしない。
いくら取り締まっても一向に減らないアヒルは不法漁船の暗示なのでしょうか。

自衛隊コレクション
※これは戦闘機のミサイル補給任務。 しかしとなりの隊員が平気で違うミサイルを渡して来る。
おまけに正解のミサイルを出したと思ったら即引っ込める。
そのくせ違うミサイルを受け取ってしまうと「何やってんだコイツ」みたいな顔をするのがムカツク。


もっとも震撼したのはミッション2の輸送任務。
C-130 輸送機でただ飛ぶだけなのですが、ただ飛ぶだけなのに恐ろしく難しい

タップする度に上昇と下降を繰り返しますが、ちょっとでもタイミングが遅れると C-130 は恐ろしい勢いで急降下するか一気に飛び上がる。
あの Flappy Bird でさえ障害物をかわしていたのに、障害物もないのに死ぬほどムズイ
自衛隊機の操縦がこんなに難しいんじゃ、離陸直前の民間機の前を横切ってしまうのも仕方がない。

それでも頑張って不安定な輸送機を前進させ、なんとかゴールに近付いたら・・・
前方からリンゴが。 フザケンナ。

自衛隊コレクション

という訳で新兵候補生諸君は、新たな訓練の時です。
お国のため戦う意思のある人は、まずこのアプリで適正(忍耐)を計りましょう。

iTunes リンク:自衛隊コレクション
レビューページ(2015/3/22)


Orbital - オービタル

2009 年、スマホ黎明期に登場して以降、今でもスマホゲームの代表作の1つに挙げられることが多い投射型パズルゲーム「Orbital」。
それが実に4年ぶりにアップデートされました。

iPhone 6 の縦長ディスプレイも含む iPhone 5 以降の画面サイズへの対応と、iPad 対応、グラフィックの高画質化、光の演出の強化、さらに BGM の追加などが行われています。

Orbital

ゲーム自体は今までと変わりませんが、パーティクル(粒子)の量が増えてますます綺麗になっていますね
Facebook のフレンド同士でスコアを競う機能も追加されているようです。

まだ未プレイの方は、ぜひこの機会に体験して欲しいゲームです。

iTunes リンク:Orbital - オービタル
詳細解説ページ(iPhone AC 内)


rymdkapsel

こちらも約2年ぶりのアップデート。
テトリスブロックで宇宙ステーションを作りながら、襲来してくる敵を撃退し、モノリスを調査する、リアルタイムのシミュレーションです。

新モードの追加とグラフィックの高精細化、最新機種の画面サイズへの対応などが行われています。

rymdkapsel

rymdkapsel

新たに Plus と Zen のゲームモードが加えられました
Plus は新ステージで、鉱石の量が少なく、モノリスの効果も新しくなっています。
Zen は敵の襲来がない、自由に開発できるモードです。

この見た目で 480 円の有料アプリなので、手を出し辛いゲームですが、海外では評価が高く、インディーズゲームの表彰も受けています。
もうちょっと大きな変化があるかと思ったのですが・・・ まあそれでも、ファンとしてはアップデートされたのは嬉しいですね。
RTS が好きな人にはお勧めです。

iTunes リンク:rymdkapsel
レビューページ(2014/1/13)


WW2: Sandbox. Strategy & Tactics

第二次世界大戦をテーマにした戦略 SLG で、「ハーツ・オブ・アイアン」をターン制にしたようなゲーム。
今まではヨーロッパのマップしかなかったのですが、アップデートでアジアマップが追加されました
これに伴い、大日本帝国も選択可能になっています。
水上艦ユニットも追加されました。

ww2sandbox

この新マップでは珍しく、日本の同盟国として満州国が登場します。
モンゴル東部にあった日本の傀儡政権も登場し、中国は3つの軍閥&国民党&共産党の5つに分裂していて、それぞれが敵対中。
チベットやタイ、オランダやフランスの植民地も選択可能です。

連合 vs 枢軸といった単純な構図ではなく、群雄割拠な状態で、この辺の歴史を反映しているゲームはスマホでは初めてでしょうね。
ただ、太平洋が舞台ではないので、アメリカ本土はありません。
オーストラリアもなく、アメリカはフィリピンを拠点としています。

それでなくても高かった価格が改定で 1200 円になっていて、ますます買い辛くなっていますが・・・
コアな戦術 SLG ファンには勧められます。

iTunes リンク:WW2: Sandbox. Strategy & Tactics
レビューページ(2014/10/5)


俺に働けと言われても 乙携」もアップデートが行われ、落ちまくっていた症状が改善されました
ようやくまともに遊べるようになっています。

他にも「Helsing's Fire」が iOS8.3 で正常に動くようになり、最新機種でもプレイ可能になっています。
一方「すばらしきこのせかい」は進展なし。 本当に再び遊べるようになるんでしょうか・・・?

本当は「創世のエル」のアップデート報告をしたかったのですが、やたら審査に時間がかかった挙げ句、Apple からリジェクトされたようで、延期が続いています。
公式 Twitter によると「表現上の問題」とのこと。
風刺的な表現があるから、難しいのかもしれません・・・?