日本の国民的 RPG「ドラゴンクエスト」シリーズ。
スマホでは 1・2・3・4・5・8 の移植がすでに終わっていますが、本日、さらに6作目のドラクエが iPhone / Android で公開されました。
「ドラゴンクエストVI 幻の大地」です。
オリジナルは1995年の12月に公開されており、スーパーファミコン最後期の作品になります。
当時、すでにプレステとセガサターンが覇を競う時代に突入しており、ドラクエシリーズの中では比較的注目度は低めでした。
しかし後に派生作品で活躍する「テリー」など、人気のキャラクターが多く登場しています。
ドラクエ4~6は俗に「天空シリーズ」と呼ばれていて、その最後の作品です。
と言っても、各作品にストーリーの繋がりはありません。
世界設定のごく一部が共通しているというだけで、1~3のロトシリーズのように、密接な関係がある訳ではありません。
よって4や5をプレイしていなくても問題はありません。
スマホ版は 2010 年に発売された DS 版の移植のようで、スマホ版の4や5と同じように、町の中やダンジョンは 3D 化されています。
グラフィックや演出は大幅に強化されており、モンスターを戦闘で仲間にすることは出来なくなりましたが、ゲームの進行で「仲間スライム」がパーティーに加わります。
価格は 1800 円。 買い切りアプリなので課金や広告は一切ありません。
開発は DS 版ドラクエ4~6、及びスマホ版ドラクエ4・5を担当したアルテピアッツァです。
インターフェイスはこれまでのスマホ版ドラクエと共通です。
縦画面専用で、画面下部には仮想パッドが表示され、その位置や大きさは任意に変更可能です。
操作性については及第点と言ったところでしょうか。
ただ、ドラクエ5と同じように、画面のどこをスライドしても操作可能になっています。
よって指がパッドからズレていても動かせます。
おかげでドラクエ5と6の操作性は、ドラクエ4以前よりも向上しています。
さらに今作は設定に「パッドなし」も追加されており、完全にパッドを消すことも可能になりました。
町やダンジョンが 3D グラフィックになっているので、ドラクエ4・5と同じように、最下部には視点回転用のボタンがあります。
これで画面をグルグル回せ、立体感のあるリアルなグラフィックを楽しめますが、視点を変えないと建物の裏が見えないなど、煩わしい点もあります。
ただ、今作は見えない場所にタルや扉があったりすることは、前より少なくなっている印象です。
ドラクエ4・5と同じく地図機能もあり、いつでも町やフィールドのイラスト風マップや、全体図を確認することが出来ます。
ドラクエ6の特徴として、町の人の会話が頻繁に変化します。
例えばある町の人は、最初は町の説明を行い、兵士募集のイベントが起こると兵士について話し、その後に馬を連れて入ると馬に驚きます。
ただオリジナルにあった、会話を記録しておく「思い出す」の機能は(DS 版で)廃止されています。
※左はゲーム序盤の村祭りのシーン。 今回は昼夜の変更はなく、夜のシーンはこうした特定の場面でのみ見られます。
右はイベントでお告げを聞くシーンですが、演出が強化されていて、半透明の女神さまが現れます。
戦闘はインターフェイスも操作方法も今まで(ドラクエ4・5)と同じ。
ボタンが大きくて押しやすく、文字も大きめで見やすいですね。
モンスターは行動に合わせた様々なアニメーションを行います。
このモンスターのアニメは、元々はこのドラクエ6から導入されたものです。
演出が強化され、攻撃に合わせた様々な画面効果も生じるため、古いゲームの印象は受けません。
仲間の行動を AI(自動)にする「さくせん」も従来通り利用でき、基本的にプレイヤーは主人公の行動だけ入力すれば OK です。
また表面的には解らない変更点として、画面のどこを押しても「たたかう」が入力されるようになりました。
今までは攻撃を繰り返す時、「たたかう」のボタンの場所を連打しなければならなかったのですが、今回は指が邪魔にならない、画面の隅を連打して戦闘を進行させることが出来ます。
これは地味に便利で重要な点ですね。
ゲームシステム面では、ドラクエ3のように「転職」が重要になっていて、様々な呪文や特技を習得していくことが出来ます。
「かっこよさ」という数値があって、それを競うコンテストがあるのも6の特徴と言えるでしょうか。
スマホ版ドラクエでは以前から導入されている、アイテムをたくさん入れられる「ふくろ」、全員を手早く全快できる「まんたん」も使えます。
ちなみに「ふくろ」は本来、このドラクエ6で導入されたものです。
やや気になるのはセーブ部分。
セーブは教会で「おいのり」して行う普通のセーブと、「中断セーブ」「オートセーブ」が用意されています。
しかし今回は中断セーブを使用できないダンジョンが多め。
中断セーブが出来ないところでは、オートセーブも行われません。
しかしスマホだと途中で電源が切れたりすることもあります。
ダンジョンに挑むときは時間とバッテリーに注意しましょう。
※戦闘シーンでは様々な画面効果が。
右の画像は「さくせん」のメニューを開いたところで、ちょっと解り辛いのですが、中断セーブのボタンはこのメニューの最下部にあります。
ただ、この画像はダンジョン内なのでボタンが暗くなっていて、使用できなくなっていますが。
※DS 版のなごり、2画面のマップ。 フィールドでマップを表示すると最初は全体図になりますが、画面をタップするとイラスト風に切り替わります。 イラストの方が何がどこにあるのか解りやすいです。
右は DS 版からのお遊び要素「スライムカーリング」。 ちょっとしたミニゲームですね。
ドラクエ4・5と同じ DS 版の移植で、インターフェイスも流用されているので、今までと大きく変わっている点はありません。
ただ、すでに移植度は高かったので、同じクオリティで6も楽しめるということで、安心感がありますね。
私的には「パッド消去」と「どこをタップしても戦う」の2点のおかげで、急にスマホ最適化が進んだ印象があります。
まだスマホ版ファイナルファンタジーのように、敵を直接タップしてターゲットを選択をすることは出来ないのですが、4→5→6と着実にインターフェイスの改善が進んでいることは感じます。
実は私は、オリジナルのドラクエ6は途中止めでした・・・
当時はプレステとセガサターンの大型タイトルが連発されていて、スーファミはすでに「旧機種」になっていたため、優先しなかったのです・・・
でも、おかげで最新グラフィックでリメイク版のドラクエを新たに始められるので、これを機にスマホで楽しもうと思います。
・ドラゴンクエストVI 幻の大地(iTunes が起動します)
スマホでは 1・2・3・4・5・8 の移植がすでに終わっていますが、本日、さらに6作目のドラクエが iPhone / Android で公開されました。
「ドラゴンクエストVI 幻の大地」です。
オリジナルは1995年の12月に公開されており、スーパーファミコン最後期の作品になります。
当時、すでにプレステとセガサターンが覇を競う時代に突入しており、ドラクエシリーズの中では比較的注目度は低めでした。
しかし後に派生作品で活躍する「テリー」など、人気のキャラクターが多く登場しています。
ドラクエ4~6は俗に「天空シリーズ」と呼ばれていて、その最後の作品です。
と言っても、各作品にストーリーの繋がりはありません。
世界設定のごく一部が共通しているというだけで、1~3のロトシリーズのように、密接な関係がある訳ではありません。
よって4や5をプレイしていなくても問題はありません。
スマホ版は 2010 年に発売された DS 版の移植のようで、スマホ版の4や5と同じように、町の中やダンジョンは 3D 化されています。
グラフィックや演出は大幅に強化されており、モンスターを戦闘で仲間にすることは出来なくなりましたが、ゲームの進行で「仲間スライム」がパーティーに加わります。
価格は 1800 円。 買い切りアプリなので課金や広告は一切ありません。
開発は DS 版ドラクエ4~6、及びスマホ版ドラクエ4・5を担当したアルテピアッツァです。
インターフェイスはこれまでのスマホ版ドラクエと共通です。
縦画面専用で、画面下部には仮想パッドが表示され、その位置や大きさは任意に変更可能です。
操作性については及第点と言ったところでしょうか。
ただ、ドラクエ5と同じように、画面のどこをスライドしても操作可能になっています。
よって指がパッドからズレていても動かせます。
おかげでドラクエ5と6の操作性は、ドラクエ4以前よりも向上しています。
さらに今作は設定に「パッドなし」も追加されており、完全にパッドを消すことも可能になりました。
町やダンジョンが 3D グラフィックになっているので、ドラクエ4・5と同じように、最下部には視点回転用のボタンがあります。
これで画面をグルグル回せ、立体感のあるリアルなグラフィックを楽しめますが、視点を変えないと建物の裏が見えないなど、煩わしい点もあります。
ただ、今作は見えない場所にタルや扉があったりすることは、前より少なくなっている印象です。
ドラクエ4・5と同じく地図機能もあり、いつでも町やフィールドのイラスト風マップや、全体図を確認することが出来ます。
ドラクエ6の特徴として、町の人の会話が頻繁に変化します。
例えばある町の人は、最初は町の説明を行い、兵士募集のイベントが起こると兵士について話し、その後に馬を連れて入ると馬に驚きます。
ただオリジナルにあった、会話を記録しておく「思い出す」の機能は(DS 版で)廃止されています。
※左はゲーム序盤の村祭りのシーン。 今回は昼夜の変更はなく、夜のシーンはこうした特定の場面でのみ見られます。
右はイベントでお告げを聞くシーンですが、演出が強化されていて、半透明の女神さまが現れます。
戦闘はインターフェイスも操作方法も今まで(ドラクエ4・5)と同じ。
ボタンが大きくて押しやすく、文字も大きめで見やすいですね。
モンスターは行動に合わせた様々なアニメーションを行います。
このモンスターのアニメは、元々はこのドラクエ6から導入されたものです。
演出が強化され、攻撃に合わせた様々な画面効果も生じるため、古いゲームの印象は受けません。
仲間の行動を AI(自動)にする「さくせん」も従来通り利用でき、基本的にプレイヤーは主人公の行動だけ入力すれば OK です。
また表面的には解らない変更点として、画面のどこを押しても「たたかう」が入力されるようになりました。
今までは攻撃を繰り返す時、「たたかう」のボタンの場所を連打しなければならなかったのですが、今回は指が邪魔にならない、画面の隅を連打して戦闘を進行させることが出来ます。
これは地味に便利で重要な点ですね。
ゲームシステム面では、ドラクエ3のように「転職」が重要になっていて、様々な呪文や特技を習得していくことが出来ます。
「かっこよさ」という数値があって、それを競うコンテストがあるのも6の特徴と言えるでしょうか。
スマホ版ドラクエでは以前から導入されている、アイテムをたくさん入れられる「ふくろ」、全員を手早く全快できる「まんたん」も使えます。
ちなみに「ふくろ」は本来、このドラクエ6で導入されたものです。
やや気になるのはセーブ部分。
セーブは教会で「おいのり」して行う普通のセーブと、「中断セーブ」「オートセーブ」が用意されています。
しかし今回は中断セーブを使用できないダンジョンが多め。
中断セーブが出来ないところでは、オートセーブも行われません。
しかしスマホだと途中で電源が切れたりすることもあります。
ダンジョンに挑むときは時間とバッテリーに注意しましょう。
※戦闘シーンでは様々な画面効果が。
右の画像は「さくせん」のメニューを開いたところで、ちょっと解り辛いのですが、中断セーブのボタンはこのメニューの最下部にあります。
ただ、この画像はダンジョン内なのでボタンが暗くなっていて、使用できなくなっていますが。
※DS 版のなごり、2画面のマップ。 フィールドでマップを表示すると最初は全体図になりますが、画面をタップするとイラスト風に切り替わります。 イラストの方が何がどこにあるのか解りやすいです。
右は DS 版からのお遊び要素「スライムカーリング」。 ちょっとしたミニゲームですね。
ドラクエ4・5と同じ DS 版の移植で、インターフェイスも流用されているので、今までと大きく変わっている点はありません。
ただ、すでに移植度は高かったので、同じクオリティで6も楽しめるということで、安心感がありますね。
私的には「パッド消去」と「どこをタップしても戦う」の2点のおかげで、急にスマホ最適化が進んだ印象があります。
まだスマホ版ファイナルファンタジーのように、敵を直接タップしてターゲットを選択をすることは出来ないのですが、4→5→6と着実にインターフェイスの改善が進んでいることは感じます。
実は私は、オリジナルのドラクエ6は途中止めでした・・・
当時はプレステとセガサターンの大型タイトルが連発されていて、スーファミはすでに「旧機種」になっていたため、優先しなかったのです・・・
でも、おかげで最新グラフィックでリメイク版のドラクエを新たに始められるので、これを機にスマホで楽しもうと思います。
・ドラゴンクエストVI 幻の大地(iTunes が起動します)
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