今日の記事はレビューではなく・・・ あくまで参考紹介だと思って頂ければと思います。

1998 年から 2000 年代前半にかけて、PC ユーザーの間で大流行した、ビートマニアシミュレーター「BMS」というものがありました。(あえて解りやすくこう表現します)
音楽・譜面・演出画像などがセットになった BMS 用ファイルを、「BMS プレイヤー」と呼ばれるソフトに読み込ませることで、音楽ゲームを楽しめるというものです。

現在は下火ですが、かつては BMS を楽曲発表の場としていたインディーズ作家の方も多くいて、その中には有名なボカロPになっていたり、本職になっていたり、本物のビーマニシリーズに曲を提供されている方もいます。

BMS プレイヤーは Android にはあったのですが、iPhone には不正規アプリ(いわゆる脱獄用アプリ)しかありませんでした。
しかし先日より、不正規だった BMS プレイヤーの1つが iTunes で正規に公開されています。
Malody」です。

中国製のアプリのようで、楽曲導入の敷居が高く、公式サイトから曲を落とすには中国の SNS「百度」のアカウントが必要など、色々と「自己責任で」としか言えない部分が多いのですが、私もかつては BMS を楽しんでいた一人ですし、「こういうものが出て来ている」という意味で今回ご紹介しておきたいと思います。

malody

Malody

楽曲の導入方法が、まず解り辛いです。
Zip で圧縮した BMS 用ファイルを用意し、Malody をインストールした本体をパソコンに繋げ、iTunes を起動。

繋げた本体を選択して「App」を選び、アプリの管理画面が表示されたら、右にあるスクロールバーを下げて「ファイル共有」の部分を表示し、アプリのリストから「Malody」を選択。
さらに右下にある「ファイルを追加」のボタンを押して、導入したい BMS の zip ファイルを選び、「開く」を押して追加した後、最下部の「同期」のボタンで転送を行います。

ファイルの追加方法は「i文庫」にファイルを入れる方法と全く同じなので、こちら のページも参考にして下さい。

ただし、これですんなり行けば良いのですが、BMS ファイルはサイズが大きいためか、これですぐ入ってくれるとは限りません。
と言うか、当方の環境では同期が終わらず、これだけではファイルは追加できませんでした。

同期がうまく行かない人は、一旦「本体を再起動」して、その後に余計なことをせずにパソコンに繋げて iTunes を起動、すぐに一度「同期」を行って下さい。
この時、ファイル転送が行われる場合は、それが終わるまで静かに待ちましょう。

同期が終わったら iPhone を再接続して、それから Malody へのファイル追加を試みて下さい。
念のため、改めて本体は再起動しておいた方が良いかもしれません。

ファイルの追加が出来れば、その後に Malody を起動することでリストに楽曲が表示されます。
ただしファイル追加後の Malody の起動には少し時間がかかります
タイトル画面でフリーズしたようになりますが、内部では追加作業が行われているようなので、この時もヘタに触らずに待ちましょう。

Malody
※これは楽曲導入後の画面。 こんな風にサムネイルが表示されれば成功。
BMS ファイルのありかは・・・ とりあえずググりましょう。

楽曲が入っていれば、後は普通に音楽ゲームとしてプレイできます。
8鍵のビートマニアのスタイルで、上から流れてくるマーカーが下のバーに重なった時にタップします。

ゲーム開始時にマーカーの流れてくるスピードと、判定の厳しさを調整できます。
また、ゲーム中にもタイミングの微調整を行えます。

画像の表示に対応している楽曲は少ないのですが、対応している形式のファイルであれば、演出画像が背景に映し出されます
アカウント登録してログインしておけば、ネットランキングにも参加できる模様。

ただし、全ての BMS の形式に対応できている訳ではありません
私が BMS をやっていたのは 10 年以上前なのですが、その頃の BMS は、さすがに未対応でした。
最近発表された BMS ファイルに限った方が無難そうですね。

Malody
※開始前に青いツマミでマーカー速度、赤いツマミで判定精度を変更します。
★マークは難易度ですが、製作者が独自に決めているものなので、あまりアテになりません。


Malody
※4鍵同時押し。 もちろんスマホでは普通にやったのではムリ。
まあ、まさか BMS をスマホやタブレットでやる時代が来るなんて、誰も思ってなかっただろうからなぁ・・・


起動してすぐゲームが遊べる類のものではないので、BMS を知らない方には勧められません
元々 BMS 自体、ややアングラっぽい感じがありましたしね。

譜面もその多くは一般人がやることは考慮していないような、アンバランスなものが多いです。
また、BMS プレイヤーは元々 PC 用のソフトなので、指二本でプレイするのが普通のスマホでは、まともに遊べない譜面も多いです。

ただ、BMS プレイヤーが iPhone にも登場したというのは、注目ではあると思います。
下火になっているとは言え、まだ名曲は多く、新作も登場しているようなので、スマホやタブレットでもっと簡単に遊べるようになれば、復権もあり得るかも?
今後に期待できそうな気になるアプリですね。

Malody(iTunes が起動します)