20XX年、世界は核の炎に包まれた。
海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅したかのように見えた。
だが、人類は死滅していなかった!
「ヒャッハー! 汚物は消毒だー!!」
そんな核戦争後の世界を舞台にしたゲーム Fallout(フォールアウト)の新作が、現在アメリカで開催されているゲーム展示会「E3」で発表されましたが、その際に iOS 用に開発されたスピンオフタイトルも公開されました。
「Fallout Shelter」です。
オリジナルの Fallout は文明の崩壊した地球を探索するアクションアドベンチャーですが、このゲームは人々が住む地下核シェルター「Vault」を運営する開発シミュレーションゲームになっています。
地下に様々な施設を作り、エレベーターで繋げていく内容ですが、本体無料のアイテム課金型で、基本的には半放置型の農園ゲームに近いものです。
しかし退廃的な世界観にそぐわない Fallout のマスコットキャラクターと、近未来の話なのに妙にレトロチックな演出が、独特な雰囲気を醸し出しています。



まずは資金(CAP)を使い、人が住むための住居と、生活に必要な 電力・食料・水 を生み出す、発電所・食堂・浄水場 を作らなければなりません。
各施設には2人まで住人を配置でき、とりあえず3種類の生産施設に人を2人ずつ置けば、シェルターを運営していくことが出来ます。
地下の各階はエレベーターで繋がっていなければなりません。
住民が増えればアイテム所持数を増やす倉庫や、回復アイテムを作る医療施設、やって来る人を増やせるラジオ局なども建設できます。
住民には、S P E C I A L の7つの能力値があります。
・S:Strength(力):発電所で必要
・P:Perception(知覚):浄水場で必要
・E:Endurance(忍耐):倉庫(ただ何も生産しない)
・C:Charisma(魅力):住居やラジオ局で必要
・I:Intelligence(知性):医療施設で必要
・A:Agility(機敏):食堂で必要
・L:Luck(運):???
発電所に「S」の能力が高い人を配置しておくと、資源を回収できるまでの時間が短縮されます。
1回の回収で得られる資源量を増やすには、施設をレベルアップしなければなりません。
同じ種類で、同じレベルの部屋を隣合わせると、合体して大きな部屋になります。
最大で小部屋3つ分の大部屋を作れ、その分だけ資源の産出量と、そこで働ける人員が増えます。
もちろん大きな部屋の方が見た目も豪華ですね。
ただし部屋を増やしても、そこで働ける人がいないと意味がありません。
住居に魅力の高い男女を住まわせておくと、女性が妊娠して子供が産まれることがあります。
子供は時間の経過で成長し、成人するとシェルターの新しい住人になります。
外から人がたくさんやって来るのは最初だけなので、その後はカップルを作り、少しずつ住民を増やしていく必要があります。

※部屋に男女を置いておくと大人的なヒャッハーが始まり、女性が妊娠します。
その前に抱き合ったり、踊ったり、細かいアクションが豊富。

※そして新しいベイビーが。 名前は両親のものを引き継いだものが自動で入ります。
妊娠から誕生まで数時間、さらに大人になるまで3時間ほどかかります。
施設を建設したりレベルアップさせるには、資金(CAP)が必要です。
CAP は資源を回収する際にたまに入手できますが、しかし普段は滅多に生み出されません。
これを確実に得るには外に探検に行くか、施設で Rush(ラッシュ)を実行する必要があります。
探検は屋外に住人をドラッグすると行え、放置型 RPG のようになっています。
自動で進行し、屋外をタップすることで外で起きた出来事を「冒険ログ」で確認することが出来ます。(表記は英語ですが)
冒険中に武器や衣服をゲット出来ることもあり、持ち帰れば住民に装備させられます。
ただし冒険に出た人は自動で帰還することはなく、冒険ログの画面で「Recall」を選び、呼び戻さなくてはなりません。
探検中には HP が減少していくので、無理のないところで帰らせましょう。
帰還には冒険にかけた時間の半分が必要です。
ラッシュは生産施設で行うもので、実行すると高速で作業を行い、成功するとすぐに生産が完了すると同時に、経験値と CAP も得られます。
経験値が貯まって住民のレベルが上がると最大 HP が上昇し、この時にも少量の CAP を貰えます。
ただしラッシュは失敗すると「火災」か「襲撃」が発生してしまいます。
火災は消火しないと他の施設に燃え広がり、襲撃は虫のようなクリーチャーが現れて住民の HP がどんどん減っていきます。
そして災害が起こった場所の住民は幸福度が下がります。
ラッシュは実行するごとに失敗率が上昇し、しばらく時間が経たないと戻りません。
また、たまに「レイダー」と呼ばれる無法者が「ヒャッハー!」と襲撃してくる事もあります。
防備のため、武器を装備した高い戦闘力を持つ住民を用意しておくことも必要ですね。

※探検実行中。 強い武器を持ち、高いレベルとステータスを持ったキャラの方が探検には向いています。
ただ、そういうキャラが全員出払うとヒャッハーな皆さんが来た時に困るので、1人は残しておきましょう。
長時間の探検に出す時は薬も忘れずに。 使用は自動で行ってくれます。

※火災発生中。 ラッシュしないとなかなか資金は増えませんが、実行前には失敗率を確認しましょう。
ラッシュを多用する部屋の住人には武器を持たせておきたいところ。
シェルターは立体感のある 3D のグラフィックで描かれています。
片目を閉じて画面をぐりぐりスクロールさせると、本当に奥行きを感じるほどリアルです。
ゲームの基本部分は良く出来ていて、最初はすごく楽しいのですが・・・
しかし、現時点(2015/6)のこのゲームには大きな難点があります。
それは「底が浅い」こと。
2日ほど、いや、早ければ初日で早々に先が見えて来ます。
部屋のレベルアップは3段階までしかなく、部屋の種類も多くない。
配置や備品によって生産効率が変わることもありません。
施設の装飾もなく、トラブルの種類も少なく、探検も非常にシンプルな放置ゲーム。
設備を増やしても人員がいないと意味がないので、すぐに「資源を回収しながら、子供の誕生と成長を待つだけ」という展開になってしまいます。
カイロソフトのアプリと比べると、ゲーム性ははるかに低いですね。
まあ、買い切りゲームと比べるのは間違ってるとは思うけど。
Tiny Tower 系のように「このタイプのゲームはシンプルな方が良い」というセオリーが海外にはあるようなので、あえて簡単な作りにしているのだと思いますが、もうちょっと目標や「もっと開発していきたい」と思わせるものが欲しかった気がします。
その辺の「味付け」の部分は今後のアップデートで足していくのだと思いますが、今の時点ではアップデート出来るのを良いことに、ボリューム不足でローンチしてしまった印象。
最近は日本のソーシャルゲームもそういうものが目立ちますが、このゲームには「E3 で公開する」という絶対に伸ばせない「〆切り」があったでしょうから、尚更それを感じますね。

※施設は住居と3つの生産施設、倉庫とラジオ局の後は、住人のステータスアップの施設ばかり。
その後に上位の生産施設があって、今のところはそれで終わり。 あまり変わったものはありません。

※毎日、住民の平均幸福度によって評価が付けられます。
幸福度を高めるコツは、3つの資源を十分用意し、枯渇させないこと。
苦手な職業に就いていることも不満の要因になるようです。
欧米ではかなり人気のようで、日本での評価も上々。
ただ、5日ほど経ったプレイヤーに聞いた場合、そこまで高評価かな・・・? という印象です。
E3 では「Fallout の開発部がおまけで作ったゲーム」という感じの紹介だったようですが、確かに今の時点では「おまけ」ですね。
アップデートでどこまで拡張していけるか、といったところでしょうか。
課金はアイテムや資源、装備や住人などを得られるカードパックを引くもの。
パック1つにカードが4枚入っていて 120 円。
ただ、ゲームの進行(特定のミッションの達成)でもたまに獲得でき、無理に課金は必要ない印象です。
ゲームの基本部分や、インターフェイス、グラフィックなどは本当に良く出来ています。
この辺はさすがアメリカのヒットメーカー。
開発 SLG が好きな人が、今後に期待してノンビリやる分には良いと思います。
・Fallout Shelter(iTunes が起動します)
海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅したかのように見えた。
だが、人類は死滅していなかった!
「ヒャッハー! 汚物は消毒だー!!」
そんな核戦争後の世界を舞台にしたゲーム Fallout(フォールアウト)の新作が、現在アメリカで開催されているゲーム展示会「E3」で発表されましたが、その際に iOS 用に開発されたスピンオフタイトルも公開されました。
「Fallout Shelter」です。
オリジナルの Fallout は文明の崩壊した地球を探索するアクションアドベンチャーですが、このゲームは人々が住む地下核シェルター「Vault」を運営する開発シミュレーションゲームになっています。
地下に様々な施設を作り、エレベーターで繋げていく内容ですが、本体無料のアイテム課金型で、基本的には半放置型の農園ゲームに近いものです。
しかし退廃的な世界観にそぐわない Fallout のマスコットキャラクターと、近未来の話なのに妙にレトロチックな演出が、独特な雰囲気を醸し出しています。



まずは資金(CAP)を使い、人が住むための住居と、生活に必要な 電力・食料・水 を生み出す、発電所・食堂・浄水場 を作らなければなりません。
各施設には2人まで住人を配置でき、とりあえず3種類の生産施設に人を2人ずつ置けば、シェルターを運営していくことが出来ます。
地下の各階はエレベーターで繋がっていなければなりません。
住民が増えればアイテム所持数を増やす倉庫や、回復アイテムを作る医療施設、やって来る人を増やせるラジオ局なども建設できます。
住民には、S P E C I A L の7つの能力値があります。
・S:Strength(力):発電所で必要
・P:Perception(知覚):浄水場で必要
・E:Endurance(忍耐):倉庫(ただ何も生産しない)
・C:Charisma(魅力):住居やラジオ局で必要
・I:Intelligence(知性):医療施設で必要
・A:Agility(機敏):食堂で必要
・L:Luck(運):???
発電所に「S」の能力が高い人を配置しておくと、資源を回収できるまでの時間が短縮されます。
1回の回収で得られる資源量を増やすには、施設をレベルアップしなければなりません。
同じ種類で、同じレベルの部屋を隣合わせると、合体して大きな部屋になります。
最大で小部屋3つ分の大部屋を作れ、その分だけ資源の産出量と、そこで働ける人員が増えます。
もちろん大きな部屋の方が見た目も豪華ですね。
ただし部屋を増やしても、そこで働ける人がいないと意味がありません。
住居に魅力の高い男女を住まわせておくと、女性が妊娠して子供が産まれることがあります。
子供は時間の経過で成長し、成人するとシェルターの新しい住人になります。
外から人がたくさんやって来るのは最初だけなので、その後はカップルを作り、少しずつ住民を増やしていく必要があります。

※部屋に男女を置いておくと大人的なヒャッハーが始まり、女性が妊娠します。
その前に抱き合ったり、踊ったり、細かいアクションが豊富。

※そして新しいベイビーが。 名前は両親のものを引き継いだものが自動で入ります。
妊娠から誕生まで数時間、さらに大人になるまで3時間ほどかかります。
施設を建設したりレベルアップさせるには、資金(CAP)が必要です。
CAP は資源を回収する際にたまに入手できますが、しかし普段は滅多に生み出されません。
これを確実に得るには外に探検に行くか、施設で Rush(ラッシュ)を実行する必要があります。
探検は屋外に住人をドラッグすると行え、放置型 RPG のようになっています。
自動で進行し、屋外をタップすることで外で起きた出来事を「冒険ログ」で確認することが出来ます。(表記は英語ですが)
冒険中に武器や衣服をゲット出来ることもあり、持ち帰れば住民に装備させられます。
ただし冒険に出た人は自動で帰還することはなく、冒険ログの画面で「Recall」を選び、呼び戻さなくてはなりません。
探検中には HP が減少していくので、無理のないところで帰らせましょう。
帰還には冒険にかけた時間の半分が必要です。
ラッシュは生産施設で行うもので、実行すると高速で作業を行い、成功するとすぐに生産が完了すると同時に、経験値と CAP も得られます。
経験値が貯まって住民のレベルが上がると最大 HP が上昇し、この時にも少量の CAP を貰えます。
ただしラッシュは失敗すると「火災」か「襲撃」が発生してしまいます。
火災は消火しないと他の施設に燃え広がり、襲撃は虫のようなクリーチャーが現れて住民の HP がどんどん減っていきます。
そして災害が起こった場所の住民は幸福度が下がります。
ラッシュは実行するごとに失敗率が上昇し、しばらく時間が経たないと戻りません。
また、たまに「レイダー」と呼ばれる無法者が「ヒャッハー!」と襲撃してくる事もあります。
防備のため、武器を装備した高い戦闘力を持つ住民を用意しておくことも必要ですね。

※探検実行中。 強い武器を持ち、高いレベルとステータスを持ったキャラの方が探検には向いています。
ただ、そういうキャラが全員出払うとヒャッハーな皆さんが来た時に困るので、1人は残しておきましょう。
長時間の探検に出す時は薬も忘れずに。 使用は自動で行ってくれます。

※火災発生中。 ラッシュしないとなかなか資金は増えませんが、実行前には失敗率を確認しましょう。
ラッシュを多用する部屋の住人には武器を持たせておきたいところ。
シェルターは立体感のある 3D のグラフィックで描かれています。
片目を閉じて画面をぐりぐりスクロールさせると、本当に奥行きを感じるほどリアルです。
ゲームの基本部分は良く出来ていて、最初はすごく楽しいのですが・・・
しかし、現時点(2015/6)のこのゲームには大きな難点があります。
それは「底が浅い」こと。
2日ほど、いや、早ければ初日で早々に先が見えて来ます。
部屋のレベルアップは3段階までしかなく、部屋の種類も多くない。
配置や備品によって生産効率が変わることもありません。
施設の装飾もなく、トラブルの種類も少なく、探検も非常にシンプルな放置ゲーム。
設備を増やしても人員がいないと意味がないので、すぐに「資源を回収しながら、子供の誕生と成長を待つだけ」という展開になってしまいます。
カイロソフトのアプリと比べると、ゲーム性ははるかに低いですね。
まあ、買い切りゲームと比べるのは間違ってるとは思うけど。
Tiny Tower 系のように「このタイプのゲームはシンプルな方が良い」というセオリーが海外にはあるようなので、あえて簡単な作りにしているのだと思いますが、もうちょっと目標や「もっと開発していきたい」と思わせるものが欲しかった気がします。
その辺の「味付け」の部分は今後のアップデートで足していくのだと思いますが、今の時点ではアップデート出来るのを良いことに、ボリューム不足でローンチしてしまった印象。
最近は日本のソーシャルゲームもそういうものが目立ちますが、このゲームには「E3 で公開する」という絶対に伸ばせない「〆切り」があったでしょうから、尚更それを感じますね。

※施設は住居と3つの生産施設、倉庫とラジオ局の後は、住人のステータスアップの施設ばかり。
その後に上位の生産施設があって、今のところはそれで終わり。 あまり変わったものはありません。

※毎日、住民の平均幸福度によって評価が付けられます。
幸福度を高めるコツは、3つの資源を十分用意し、枯渇させないこと。
苦手な職業に就いていることも不満の要因になるようです。
欧米ではかなり人気のようで、日本での評価も上々。
ただ、5日ほど経ったプレイヤーに聞いた場合、そこまで高評価かな・・・? という印象です。
E3 では「Fallout の開発部がおまけで作ったゲーム」という感じの紹介だったようですが、確かに今の時点では「おまけ」ですね。
アップデートでどこまで拡張していけるか、といったところでしょうか。
課金はアイテムや資源、装備や住人などを得られるカードパックを引くもの。
パック1つにカードが4枚入っていて 120 円。
ただ、ゲームの進行(特定のミッションの達成)でもたまに獲得でき、無理に課金は必要ない印象です。
ゲームの基本部分や、インターフェイス、グラフィックなどは本当に良く出来ています。
この辺はさすがアメリカのヒットメーカー。
開発 SLG が好きな人が、今後に期待してノンビリやる分には良いと思います。
・Fallout Shelter(iTunes が起動します)
「SPECIAL」
の効果が全く分からなかったので、ありがたいです。
ところで、これの上下で戦闘力は上下しないんですか?
あと、リリース直後から毎日プレイしてますが、
ドハマりしており、全く飽きてないです。
世界の覇者3と並行して進めてるゲームの一つですね。
世界の覇者3では兵馬桶がアンロックされたので、建築するための資源を貯めてます。