「俺より払う奴に会いに行く」
おなじみの格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズのキャラクターが登場する、カードバトルのソーシャルゲームが公開されています。
「ストリートファイター バトルコンビネーション」です。
改めて言っておきますが、格闘ゲームではなく「カードバトル」のソーシャルゲームです。 悪しからず。
グラフィックや演出は本家ストリートファイターを彷彿とさせる高クオリティーなものですが、内容はシンプルなターン制のカードバトル。
ある意味「昔ながらのソーシャルゲームが進化したもの」と言えるでしょう。
よって「ソシャゲユーザー向け」であって、「ゲームユーザー向け」ではないのですが、ただカードを使うべき順番が毎ターン変化し、それを素早く判断しなければならないシステムであるため、そこいらの汎用なソシャゲのカードバトルとは異なります。
私的には、なかなか面白いルールだと思いますね。



バトルに参加させられるプレイヤー側の「キャラクター」は3人。
ただ、このゲームの編成のシステムはちょっと特殊です。
編成にはキャラクターをセットしますが、「カード」(アーツ)はキャラクターにセットします。
キャラの強さとカードの強さは別になっていて、バトルでの強さは「キャラクターの強さ+セットされたカードの補正値」になり、そのカードのスキルを使用できるようになります。
カードは武器や防具みたいなものだと思えば良いでしょう。
キャラクターにセットできるカードは最初は1枚だけ。
編成に同じキャラクターを複数含めることは出来ないので、そのキャラのカードが何枚あっても、使えるのはその中の1枚のみ。
キャラクターを強化すれば、「サポートカード」として他のカードはセットできるようになります。
バトルはターン制で、通常はこちらが先攻。
まず最初のキャラクターが自動で攻撃を始め、その攻撃が「終わるまでの間に」次のキャラクターを選択すると、続けてそのキャラが連携攻撃を行います。
ただし各キャラにはコスト(AP)があり、それが足りない場合は使用できません。
例えば、最初は使用できるコストが3しかないので、コスト2や3のキャラは1回しか使えません。
次のターンになるとコストの最大値が +1 されて4になるため、コスト2のキャラを2人使うことが出来ます。
各キャラは連続で使用する事はできませんが、間に誰かを入れれば1ターンに何度でも使えます。
そして特徴的なのは、この各キャラのコストが毎ターン変わること。
同じキャラクターでも、コストが1になったり3になったりするのです。
当然コスト(AP)は低い方が使いやすいので、使うと有利なキャラは毎ターン変わります。
もしコストが1になったキャラがいれば、最大コストが4あれば、最初の攻撃→コスト1のキャラ→コスト2のキャラ→再びコスト1のキャラ、という4回攻撃を行えます。
攻撃後は相手のターンになり、こちらがダメージを受けます。
攻撃されるのは前のターンで最後に使ったキャラなので、自分で選択することが出来ます。
キャラクターごとに、攻撃役で防御力は低いアタックタイプ、攻撃は低いが防御力は高いディフェンスタイプなどの特徴があるので、ディフェンスタイプで攻撃を受けるのが有利。
ただし HP は個別に存在するので、ディフェンスタイプがピンチなってきたら、他のキャラで攻撃を受けなければなりません。
これに加えて「属性」があり、赤→緑→青→赤 という相性になっていて、有利な属性なら与えるダメージが増し、受けるダメージは減ります。
これらを元に、前のキャラクターの攻撃モーションが終わる前に次に使うキャラを選ばなければならないため、素早い判断が必要になります。
じっくりカードを選べたり、威力が高いものを選べば OK というような、簡単なシステムではありません。
最初は私も「なんだこれ、攻撃するカードを選ぶだけなのか。 スト2のキャラを使っただけの、単純なソシャゲだな」と思っていたのですが、ルールが解ってくると「あぁ、これはアリかも」と思うようになりましたね。

※ケンの波動拳を食らっているところ。 必殺技はクリティカルヒットの扱いになっていて、攻撃時にたまに発生します。
カードゲームですが、見た目は「ストII」そのままですね。

※ベガのサイコクラッシャー。 アーツ(カード)にはゲージを消費して使う SC スキルという技が付いていて、これにはオリジナルの超必殺技も含まれます。
相手の防御力を下げたり、コストを増やしたり、HP を回復する特殊技も含まれます。
カードの強化は合成で行い、この点は他のソシャゲと同じなのですが、前述したようにこのゲームはカードの強さとキャラクターの強さが別になっています。
キャラクターの強さはバトルで得られる「メダル」や「開放アイテム」で行うのですが、どのステータスを伸ばしていくかはプレイヤーが選ぶことが出来ます。
強化によってキャラ自身が持つ連携効果や、サポートアーツ(追加カード)のセット枠などを得ることもでき、育成には相応の自由度がありますね。
キャラクターの強化はゲームを進めて行うしかないので、ガチャのカードだけで強さが決まる訳ではないのは良いです。
無論、SSR のカードには強力なステータス補正とスキルが付いていますが・・・

※キャラクターの強化はこんな風に、ボード上のスゴロクのマスを、バッジで1つずつ獲得していく形で行います。
コンプリートするとボーナスを貰えますが、新しいボードを開放アイテムで入手する必要があります。
ゲームモードにはストーリーモードとイベントバトルの他に、協力プレイのタッグモードと、世界格闘大会があります。
ストーリーモードではステージの合間に会話などが入り、スト2のバックストーリーに沿ったやり取りが行われます。
特殊なキャラが乱入して来たり、ボスとして四天王が登場するなど、スト2らしい展開があるのが良いですね。
バトルは3戦ほど行われ、HP は後の戦いに引き継ぎ。
こちらは3人全員が KO されないと負けになりませんが、ゲームシステム上、1人でもやられると連携できるキャラが減るため不利になります。
2人やられると連携不可能になるためほぼ負けです。
世界格闘大会は、リアルタイムの対戦ではありません。
他プレイヤーのデッキと戦うもので、相手側を操作するのはコンピューター。
競うのは累計勝利ポイントです。
まあ、このシステムでリアルタイムの対戦をしても「ガチャで強いカードを引いた人の勝ち」「金をかけた方の勝ち」になってしまうので、このシステムが妥当でしょうか。
一方、タッグプレイの方はリアルタイムの協力プレイです。
難点という訳ではないのですが、やや気になったのは「イベントお試しガチャ」でしょうか・・・
これをやると 10 連ガチャが引かれるのですが、引いたカードは手に入りません。
そしてガチャで出たカードを見せびらかしながら、「欲しかったら課金通貨を 45 個買ってね」みたいに言われます。(課金 3000 円分)
なにかもう、いやらしいと言うか、あの手この手を考えるなぁ、という感じ。
まあ、お試しガチャをやらなければいいんですけどね・・・
でもあったらやってみるよね・・・

※ストーリーモードのワンシーン。 ベガとバイソンの悪巧み。 ちゃんと物語が展開していくのは良いですね。

※こちらはお試しガチャで出たベガの SSR をぶら下げながら「へっへっへっ、欲しかったら 3000 円で売ってやるぜ」と言われているところ。
まあ 10 連ガチャをやって、その結果がイマイチだった時は買わないという選択が出来るので、考えようによっては良心的なのかもしれませんが・・・
古くからあるカードバトル型ソーシャルゲームの、現時点でもっとも最新の位置にあるもの、という感じでしょうか。
グラフィック・演出・サウンドなどはかなり高クオリティーで、ソシャゲが好きな方なら、おそらくハマれると思います。
ただ、あくまでカードバトルのソシャゲなので、スト2のファンがこれを好きかどうかはまた別の話。
でもここまで演出が良いと、ファンアイテムとしても楽しめると思いますね。
バトルや編成周りのシステムが解り辛い印象があり、ポチポチ系が好きな人がこれを好むかどうかは微妙ですが、うまくゲームとポチポチの中間が作られていると思います。
・ストリートファイター バトルコンビネーション(iTunes が起動します)
おなじみの格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズのキャラクターが登場する、カードバトルのソーシャルゲームが公開されています。
「ストリートファイター バトルコンビネーション」です。
改めて言っておきますが、格闘ゲームではなく「カードバトル」のソーシャルゲームです。 悪しからず。
グラフィックや演出は本家ストリートファイターを彷彿とさせる高クオリティーなものですが、内容はシンプルなターン制のカードバトル。
ある意味「昔ながらのソーシャルゲームが進化したもの」と言えるでしょう。
よって「ソシャゲユーザー向け」であって、「ゲームユーザー向け」ではないのですが、ただカードを使うべき順番が毎ターン変化し、それを素早く判断しなければならないシステムであるため、そこいらの汎用なソシャゲのカードバトルとは異なります。
私的には、なかなか面白いルールだと思いますね。



バトルに参加させられるプレイヤー側の「キャラクター」は3人。
ただ、このゲームの編成のシステムはちょっと特殊です。
編成にはキャラクターをセットしますが、「カード」(アーツ)はキャラクターにセットします。
キャラの強さとカードの強さは別になっていて、バトルでの強さは「キャラクターの強さ+セットされたカードの補正値」になり、そのカードのスキルを使用できるようになります。
カードは武器や防具みたいなものだと思えば良いでしょう。
キャラクターにセットできるカードは最初は1枚だけ。
編成に同じキャラクターを複数含めることは出来ないので、そのキャラのカードが何枚あっても、使えるのはその中の1枚のみ。
キャラクターを強化すれば、「サポートカード」として他のカードはセットできるようになります。
バトルはターン制で、通常はこちらが先攻。
まず最初のキャラクターが自動で攻撃を始め、その攻撃が「終わるまでの間に」次のキャラクターを選択すると、続けてそのキャラが連携攻撃を行います。
ただし各キャラにはコスト(AP)があり、それが足りない場合は使用できません。
例えば、最初は使用できるコストが3しかないので、コスト2や3のキャラは1回しか使えません。
次のターンになるとコストの最大値が +1 されて4になるため、コスト2のキャラを2人使うことが出来ます。
各キャラは連続で使用する事はできませんが、間に誰かを入れれば1ターンに何度でも使えます。
そして特徴的なのは、この各キャラのコストが毎ターン変わること。
同じキャラクターでも、コストが1になったり3になったりするのです。
当然コスト(AP)は低い方が使いやすいので、使うと有利なキャラは毎ターン変わります。
もしコストが1になったキャラがいれば、最大コストが4あれば、最初の攻撃→コスト1のキャラ→コスト2のキャラ→再びコスト1のキャラ、という4回攻撃を行えます。
攻撃後は相手のターンになり、こちらがダメージを受けます。
攻撃されるのは前のターンで最後に使ったキャラなので、自分で選択することが出来ます。
キャラクターごとに、攻撃役で防御力は低いアタックタイプ、攻撃は低いが防御力は高いディフェンスタイプなどの特徴があるので、ディフェンスタイプで攻撃を受けるのが有利。
ただし HP は個別に存在するので、ディフェンスタイプがピンチなってきたら、他のキャラで攻撃を受けなければなりません。
これに加えて「属性」があり、赤→緑→青→赤 という相性になっていて、有利な属性なら与えるダメージが増し、受けるダメージは減ります。
これらを元に、前のキャラクターの攻撃モーションが終わる前に次に使うキャラを選ばなければならないため、素早い判断が必要になります。
じっくりカードを選べたり、威力が高いものを選べば OK というような、簡単なシステムではありません。
最初は私も「なんだこれ、攻撃するカードを選ぶだけなのか。 スト2のキャラを使っただけの、単純なソシャゲだな」と思っていたのですが、ルールが解ってくると「あぁ、これはアリかも」と思うようになりましたね。

※ケンの波動拳を食らっているところ。 必殺技はクリティカルヒットの扱いになっていて、攻撃時にたまに発生します。
カードゲームですが、見た目は「ストII」そのままですね。

※ベガのサイコクラッシャー。 アーツ(カード)にはゲージを消費して使う SC スキルという技が付いていて、これにはオリジナルの超必殺技も含まれます。
相手の防御力を下げたり、コストを増やしたり、HP を回復する特殊技も含まれます。
カードの強化は合成で行い、この点は他のソシャゲと同じなのですが、前述したようにこのゲームはカードの強さとキャラクターの強さが別になっています。
キャラクターの強さはバトルで得られる「メダル」や「開放アイテム」で行うのですが、どのステータスを伸ばしていくかはプレイヤーが選ぶことが出来ます。
強化によってキャラ自身が持つ連携効果や、サポートアーツ(追加カード)のセット枠などを得ることもでき、育成には相応の自由度がありますね。
キャラクターの強化はゲームを進めて行うしかないので、ガチャのカードだけで強さが決まる訳ではないのは良いです。
無論、SSR のカードには強力なステータス補正とスキルが付いていますが・・・

※キャラクターの強化はこんな風に、ボード上のスゴロクのマスを、バッジで1つずつ獲得していく形で行います。
コンプリートするとボーナスを貰えますが、新しいボードを開放アイテムで入手する必要があります。
ゲームモードにはストーリーモードとイベントバトルの他に、協力プレイのタッグモードと、世界格闘大会があります。
ストーリーモードではステージの合間に会話などが入り、スト2のバックストーリーに沿ったやり取りが行われます。
特殊なキャラが乱入して来たり、ボスとして四天王が登場するなど、スト2らしい展開があるのが良いですね。
バトルは3戦ほど行われ、HP は後の戦いに引き継ぎ。
こちらは3人全員が KO されないと負けになりませんが、ゲームシステム上、1人でもやられると連携できるキャラが減るため不利になります。
2人やられると連携不可能になるためほぼ負けです。
世界格闘大会は、リアルタイムの対戦ではありません。
他プレイヤーのデッキと戦うもので、相手側を操作するのはコンピューター。
競うのは累計勝利ポイントです。
まあ、このシステムでリアルタイムの対戦をしても「ガチャで強いカードを引いた人の勝ち」「金をかけた方の勝ち」になってしまうので、このシステムが妥当でしょうか。
一方、タッグプレイの方はリアルタイムの協力プレイです。
難点という訳ではないのですが、やや気になったのは「イベントお試しガチャ」でしょうか・・・
これをやると 10 連ガチャが引かれるのですが、引いたカードは手に入りません。
そしてガチャで出たカードを見せびらかしながら、「欲しかったら課金通貨を 45 個買ってね」みたいに言われます。(課金 3000 円分)
なにかもう、いやらしいと言うか、あの手この手を考えるなぁ、という感じ。
まあ、お試しガチャをやらなければいいんですけどね・・・
でもあったらやってみるよね・・・

※ストーリーモードのワンシーン。 ベガとバイソンの悪巧み。 ちゃんと物語が展開していくのは良いですね。

※こちらはお試しガチャで出たベガの SSR をぶら下げながら「へっへっへっ、欲しかったら 3000 円で売ってやるぜ」と言われているところ。
まあ 10 連ガチャをやって、その結果がイマイチだった時は買わないという選択が出来るので、考えようによっては良心的なのかもしれませんが・・・
古くからあるカードバトル型ソーシャルゲームの、現時点でもっとも最新の位置にあるもの、という感じでしょうか。
グラフィック・演出・サウンドなどはかなり高クオリティーで、ソシャゲが好きな方なら、おそらくハマれると思います。
ただ、あくまでカードバトルのソシャゲなので、スト2のファンがこれを好きかどうかはまた別の話。
でもここまで演出が良いと、ファンアイテムとしても楽しめると思いますね。
バトルや編成周りのシステムが解り辛い印象があり、ポチポチ系が好きな人がこれを好むかどうかは微妙ですが、うまくゲームとポチポチの中間が作られていると思います。
・ストリートファイター バトルコンビネーション(iTunes が起動します)
プレイ期間を継続することによって欲しいカード+αのセット内容に近づくのだからボックスガチャなんぞより遥かに良心的です。
なんなら地道に石を溜め込んで引いても良いわけですよね。
何れにしろ課金誘導はしなければなりませんからよく考えられたガチャのシステムだと思いますけど。