次々と襲いかかってくるゾンビを銃で撃ちまくる、カジュアルなガンシューティングのソーシャルゲームを SNK が公開・・・
していましたが、それを買い切りゲームに作り直したアプリが公開されています。
BEAST BUSTERS featuring KOF DX」です。

1990 年代にゲームセンターに設置されていたガンシューティング「ビーストバスターズ」をスマホ用にしたもので、移動や回避はなく、出てくるゾンビを「やられる前に撃つ」ゲームです。

元のアプリ(ソシャゲ版)は 2014 年末に公開されていたのですが、元々ゲームがシンプルなうえに、すぐスタミナが尽きる、課金しないと銃もキャラクターも買えない、KOF とのコラボなのに KOF 部分はオマケ程度と、残念要素てんこ盛りで、SNK プレイモアの新作なので注目はしていましたが、スルーしました。

しかし今回、買い切りアプリに変わったことで、前よりかなり遊びやすくなっています
それでもバランスやシステムがソシャゲなので、気になる点は多いのですが、取り上げようと思えるアプリにはなりましたね。
定価は 360 円で、買い切り化により課金は一切排除されています

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画面左側をスライドして照準を移動、右側をタップして弾を打つ、3D 視点のガンシューティングです。
「ハウス・オブ・ザ・デッド」のようなゲームと言えば、解る人は多いでしょう。

ゾンビ(ビースト)が次々と現れるので、接近される前に撃ち倒します。
ゾンビの胸にはコアと呼ばれる赤い部分があり、ここを撃つと大ダメージを与えられます。
また、コアへのショットでトドメを刺すと爆発が発生し、周囲の敵にもダメージを与えられます。
一部のゾンビは頭を撃つことで「スタン」になり、動きを止められます。

ゾンビは種類によって移動速度が異なり、武器を投げてくる者や、遠距離から銃を撃ってくる者もいます。
基本は近い敵から倒していくのですが、攻撃の早い敵が出てきた時はそちらを優先しなければなりません
パッと見ではどの敵を優先すべきなのか解らないことも多いので、その辺は何度もプレイして把握するしかないですね。

銃は撃っていると弾が尽きて、リロード(装填)が必要になります。
弾がなくなると自動で行ってくれますが、やられるのは大抵リロード中なので、スキを見て手動で行い、ピンチ時のリロードを防ぐのがコツになります。

最後にボスが登場し、倒すとステージクリア。
1ステージは3分前後で終わり、そんなに長くありません。

テンポ良くプレイできるゲームで、ソシャゲ版はそれが「スタミナがすぐ尽きる」という欠点に繋がっていたのですが、今作は遊びたいだけ遊べます。

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※電車から降りてくる乗客ゾンビの皆さん。 ステージごとに、固有の演出やボス登場シーンなどがあります。
「ゾンビを 50 体倒せ」などのステージミッションは、一度に達成する必要はありません。 と言うかムリ。
何度も繰り返しステージをプレイして、累計で達成していきます。
上部の画像は、左端の車内にあるコインに注目。 こんなの普通見逃すって・・・


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※必殺技発動時のサイヤ人状態の主人公。 主人公は KOF とは関係なく、旧作のビーストバスターズとも無関係の新キャラ。
ちょっとヤンチャな感じの兄妹です。


ステージをクリアすると経験値とお金、そして「コア」を入手できます。
経験値が貯まればキャラクター自身がレベルアップして強くなります。
お金は武器の購入や、コアの強化に必要。

そして「コア」は、装備するとキャラクターが強くなり、スキルも習得できるもので、ソーシャルゲームのカードに相当します。
3つまで装備可能で、ノーマルやレアなどのレアリティがあります。

ソーシャルゲームだったのでガチャもあるのですが、買い切りになったため、レアガチャに必要な課金通過(Fメダル)はノーダメージクリアをしたり、ステージミッションを達成することで得られるものになりました

「コア」には KOF(ザ・キング・オブ・ファイターズ)シリーズのキャラの名前とイラストが付いていますが、単に名前だけ
KOF のキャラが実際に登場する訳ではありません。
「featuring KOF」の部分に過剰な期待をするとガッカリになるのでご注意を。

ただ、追加キャラクターとして「草薙京」がいて、購入後にプレイヤーキャラとして使用できるようになります。
あくまでオマケキャラなので、武器は装備できず、コアも自由に着脱できないのですが、かなり強力です。
元々は課金用キャラでしたが、買い切りゲームになったので、メダルを貯めれば追加課金なしで使えるようになります。

コアの強化はソシャゲの例に漏れず「合成」。
ただ、このゲームの合成は素材を1つだけ使い、成功するか失敗するかの二択です。
ベースのコアのレベルが低く、素材のレアリティが高いほど成功率は高くなります。
また、購入した武器も素材用コアを使って強化可能です。(基本武器は強化不可)

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※「餓狼 MOW」のキャラクターがいたりするので、KOF と言うより、SNK キャラ総出演という感じ。
でも、あくまで名前とイラストだけ。 架空キャラより馴染みはありますが。


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※武器の強化は回数制限があるので、レアリティの低いコアで強化するのは勿体ないのですが・・・
武器は複数買えるので、最初のものはとりあえず手持ちのコアで強化して、レアなコアが貯まってから本命を作るというのもアリ。
初期武器は強化できないので悪しからず。 あと購入武器には弾数制限もあるので注意。


難点はやはり、ゲームバランスとシステムがソシャゲなこと。

前述したようにこのゲームは移動や回避がなく、ダメージを回避する唯一の方法は「やられる前に倒すこと」のみです。
しかし与えるダメージが主人公のレベルや装備しているコアによるため、攻撃力が足りなくて「やられる前に倒す」が不可能である場合も多いです

では勝てないボスに勝つにはどうするか?
強化するしかないですね。
結局ソシャゲだったので、テクニックでどうこう出来るような作りになっていません。

クリアできるステージを繰り返して、レベル上げとコアの素材集めを行い、少しずつ強化していく形で、ゲーム自体は手早く繰り返せますが、パワーアップのペースはかなりゆっくり・・・ と言うか、ソシャゲペースです。

買い切りゲームにしたと言っても、課金を抜いただけのような感じで、バランスを再調整したり、買い切りらしいシステムに改めている感じではありません。
それでもソシャゲ時代よりは、ずっと遊べるゲームにはなっていますが・・・

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※コアの強化は経験値を貯めていく形式ではなく、成功すれば1発でレベルアップ。
ノーマルのコアはレア素材を使わなくても成功率 100 %になるので、無駄にレアリティの高い素材を使うのは避けましょう。
まあノーマルは進化できないようなので、早くレアを手に入れて、それを強化していきたいですね。


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※燃え太郎こと草薙京。 「燃えたろ」に「!」はいらないと思う。
やはり KOF ファンとしては京を使いたいのですが、オマケだからか好きなコアを使えないし、武器交換もない。
リロードが必要ないのでキャラとしてはやたら強いのですが、ちょっと物足りない。
KOF キャラがメインだったら、もうちょっと人気があった気がするかな・・・


ソシャゲだった頃の最大の難点は、すぐ尽きるスタミナと、KOF コラボをアピールしながら、無課金ではその要素が皆無だったこと。
買い切りになって遊びやすくなり、草薙京も使えるので、その点は解消されました。
ゲーム自体は元からそれなりに遊べたので、今はカジュアルなガンシューティングとして、悪くないアプリだと思います

中盤からは地道な経験値稼ぎと、簡単なステージを繰り返してのFメダル(元課金通貨)集めを続ける展開になりますが・・・
まあ、長期的に遊べるゲームと言えないこともないかな。

このタイプのゲームは意外に良いと思えるものが少ないので(もっと高度なものは FPS になっていく)、その意味では希少かも。
課金ゲーとして失敗したゲームを、そのまま終了させず、無課金ゲー(買い切り)に作り直して再公開したのは、評価されるべき事だと思います。

BEAST BUSTERS featuring KOF DX(iTunes が起動します)