いじめっ子に無理やり放り込まれた怪屋敷。
そこには謎とモンスター、そして幽霊とおかしな人々が待ち受けていた・・・
ホラーでありながら身の凍るほどの恐怖がある訳ではない、ディズニーっぽい雰囲気のアクションアドベンチャーゲームが Amazon より公開されています。
「Til Morning's Light」です。
Amazon が新設したゲームブランド「Amazon Game Studios」の作品で、開発は WayForward というカリフォルニアの会社。
アメリカでは相応に知られているゲームメーカーで、アメリカと日本のアニメの中間のようなキャラデザインをするところです。
このゲームはアメリカの雰囲気が強いのですが、他の洋ゲーよりも親しみやすい印象はありますね。
先に言ってしまうと、Amazon Game Studios が公開している3つのゲーム、Lost Within、Til Morning's Light、Tales From Deep Space の中で、一番面白いと思った作品です。
今回は Tales From Deep Space についても、文末で少し取り上げています。
価格は Amazon Game Studios のゲームは、全て 840 円(Android の Amazon ストア版は 600 円)となっています。



大きな屋敷の中をさまよい、アイテムを集めて謎を解き明かしていくアドベンチャーゲームです。
画面をスライドして移動し、何かある部分に近づくとそこにターゲットが現れ、タップで調査できます。
全て 3D グラフィックで表現されていて、Forgotten Memories ほどではないですが、グラフィック質はかなり高いです。
光の表現なども良く、Lost Within より綺麗に思えますね。
絵のタッチが全然違うので、直接比較できるものではありませんが。
屋敷の中はいくつかの部屋や通路に分割されていて、ドアを通ることで場面が切り替わる方式。
バイオハザードのスタイルと言えば解るでしょうか。
たまにモンスターがうろついていて、接するとバトルシーンになります。
バトルは曲のない音楽ゲームのようになっていて、マーカーをタイミング良くタップ or フリックして攻撃します。
タイミングがパーフェクトなら大ダメージを与えられ、ミスると反撃を受けます。
難しいアクションが必要なものではなく、難易度は高くありません。
移動シーンのまま戦う訳ではありませんが、敵の中には移動中に弾を飛ばしてくる者もいます。

※グラフィックはかなり綺麗。 主人公は懐中電灯を持っていて、暗い場所を照らすことが出来ます。
灯りの場所に応じて影が伸びたりする事はないのですが、雰囲気のある陰影が描かれています。

※バトルはこんな感じ。 収縮していく円がマーカーと重なったらタップする。
ちゃんとマーカーの場所をタップしないとダメなので注意。
特徴的なのは「あまり怖くないホラー」という点でしょう。
コミカルホラーという程ではないのですが、キャラがディズニー風にデフェルメされていることもあって、恐怖感は少なく、モンスターも不気味という感じではありません。
屋敷の中で会う幽霊も、妙にフレンドリーだったり、ナンパ師がいたり、怖がらせるような存在ではありません。
屋敷には人殺しのファミリーがいて、彼らは明確な「敵」なのですが、こちらが一方的に追いかけられる訳ではなく、時にはバトルします。
常に屋敷のマップを携帯していて、現在地を確認することができ、新しい鍵を手に入れると、入れるようになった部屋が光って知らせてくれます。
謎解きに行き詰まっても、屋敷の中で集められる「コイン」でヘルプを購入でき、解答を得られます。
全体的に遊びやすさを重視した作りで、「ゲーム自体はフレンドリー。雰囲気としてのホラー」という感じのゲームですね。

※どっちが身長が高いかという、くだらない理由でケンカしている子供の幽霊。
幽霊は幽霊と言うより住人で、恐怖感や悲壮感はありません。

※ボス戦のワンシーン。 ボス戦は謎解きになっていて、敵の攻撃をかわしながら、レバーを引いたりブロックを押したりして、しかけを完成させなければなりません。
ボイスも豊富で、音声は英語ですが、メッセージや字幕は全て日本語化されています。
屋敷の様子は変化に富み、イベントも多く、ボリュームも相応にあります。
「怖くないホラー」と言うことで万人にお勧めできますし、かなり秀作のゲームだと思います。
・Til Morning's Light(iTunes が起動します)
・Til Morning's Light + Lost Within ダブルパック(単体購入と値段が変わらないのでこちらの方がお得)
もう1つ、Amazon Game Studios が公開している作品「Tales From Deep Space」も紹介しておこうと思います。
こちらは多様な異星人が住む宇宙ステーションをさまよう、パズルアドベンチャーです。



真横視点のゲームで、主人公とロボットの2体を任意に切り替えられます。
主人公は軟体で、パイプの中を通り抜けたり出来ますが、ジャンプ力はありません。
一方、ロボットはジェットを使って高くジャンプでき、ガスなどの影響も受けません。
それぞれの特徴を生かしながら、スイッチやエレベーターを操作して先に進んでいきます。
グラフィックは細部まで書き込まれていて、技術的なクオリティは非常に高いです。
ただ、舞台や物語などに魅力を感じない。
たまたま立ち寄った宇宙ステーションが閉鎖され、出発できなくなって、なし崩し的に様々なお使いを頼まれるという展開で、いまいち盛り上がりません。
ゲームシステムは Valiant Hearts によく似ていますが、あっちが第一次世界大戦を舞台としたヘビーな設定と物語を持っていたのに対し、こちらは普通の SF。
この辺の好みは人によって違うので、スターウォーズやディズニーが好きな方だとこちらの方が良いかもしれませんが、私的には長く続ける気にはならなかったですね。
・Tales From Deep Space(iTunes が起動します)
そこには謎とモンスター、そして幽霊とおかしな人々が待ち受けていた・・・
ホラーでありながら身の凍るほどの恐怖がある訳ではない、ディズニーっぽい雰囲気のアクションアドベンチャーゲームが Amazon より公開されています。
「Til Morning's Light」です。
Amazon が新設したゲームブランド「Amazon Game Studios」の作品で、開発は WayForward というカリフォルニアの会社。
アメリカでは相応に知られているゲームメーカーで、アメリカと日本のアニメの中間のようなキャラデザインをするところです。
このゲームはアメリカの雰囲気が強いのですが、他の洋ゲーよりも親しみやすい印象はありますね。
先に言ってしまうと、Amazon Game Studios が公開している3つのゲーム、Lost Within、Til Morning's Light、Tales From Deep Space の中で、一番面白いと思った作品です。
今回は Tales From Deep Space についても、文末で少し取り上げています。
価格は Amazon Game Studios のゲームは、全て 840 円(Android の Amazon ストア版は 600 円)となっています。



大きな屋敷の中をさまよい、アイテムを集めて謎を解き明かしていくアドベンチャーゲームです。
画面をスライドして移動し、何かある部分に近づくとそこにターゲットが現れ、タップで調査できます。
全て 3D グラフィックで表現されていて、Forgotten Memories ほどではないですが、グラフィック質はかなり高いです。
光の表現なども良く、Lost Within より綺麗に思えますね。
絵のタッチが全然違うので、直接比較できるものではありませんが。
屋敷の中はいくつかの部屋や通路に分割されていて、ドアを通ることで場面が切り替わる方式。
バイオハザードのスタイルと言えば解るでしょうか。
たまにモンスターがうろついていて、接するとバトルシーンになります。
バトルは曲のない音楽ゲームのようになっていて、マーカーをタイミング良くタップ or フリックして攻撃します。
タイミングがパーフェクトなら大ダメージを与えられ、ミスると反撃を受けます。
難しいアクションが必要なものではなく、難易度は高くありません。
移動シーンのまま戦う訳ではありませんが、敵の中には移動中に弾を飛ばしてくる者もいます。

※グラフィックはかなり綺麗。 主人公は懐中電灯を持っていて、暗い場所を照らすことが出来ます。
灯りの場所に応じて影が伸びたりする事はないのですが、雰囲気のある陰影が描かれています。

※バトルはこんな感じ。 収縮していく円がマーカーと重なったらタップする。
ちゃんとマーカーの場所をタップしないとダメなので注意。
特徴的なのは「あまり怖くないホラー」という点でしょう。
コミカルホラーという程ではないのですが、キャラがディズニー風にデフェルメされていることもあって、恐怖感は少なく、モンスターも不気味という感じではありません。
屋敷の中で会う幽霊も、妙にフレンドリーだったり、ナンパ師がいたり、怖がらせるような存在ではありません。
屋敷には人殺しのファミリーがいて、彼らは明確な「敵」なのですが、こちらが一方的に追いかけられる訳ではなく、時にはバトルします。
常に屋敷のマップを携帯していて、現在地を確認することができ、新しい鍵を手に入れると、入れるようになった部屋が光って知らせてくれます。
謎解きに行き詰まっても、屋敷の中で集められる「コイン」でヘルプを購入でき、解答を得られます。
全体的に遊びやすさを重視した作りで、「ゲーム自体はフレンドリー。雰囲気としてのホラー」という感じのゲームですね。

※どっちが身長が高いかという、くだらない理由でケンカしている子供の幽霊。
幽霊は幽霊と言うより住人で、恐怖感や悲壮感はありません。

※ボス戦のワンシーン。 ボス戦は謎解きになっていて、敵の攻撃をかわしながら、レバーを引いたりブロックを押したりして、しかけを完成させなければなりません。
ボイスも豊富で、音声は英語ですが、メッセージや字幕は全て日本語化されています。
屋敷の様子は変化に富み、イベントも多く、ボリュームも相応にあります。
「怖くないホラー」と言うことで万人にお勧めできますし、かなり秀作のゲームだと思います。
・Til Morning's Light(iTunes が起動します)
・Til Morning's Light + Lost Within ダブルパック(単体購入と値段が変わらないのでこちらの方がお得)
もう1つ、Amazon Game Studios が公開している作品「Tales From Deep Space」も紹介しておこうと思います。
こちらは多様な異星人が住む宇宙ステーションをさまよう、パズルアドベンチャーです。



真横視点のゲームで、主人公とロボットの2体を任意に切り替えられます。
主人公は軟体で、パイプの中を通り抜けたり出来ますが、ジャンプ力はありません。
一方、ロボットはジェットを使って高くジャンプでき、ガスなどの影響も受けません。
それぞれの特徴を生かしながら、スイッチやエレベーターを操作して先に進んでいきます。
グラフィックは細部まで書き込まれていて、技術的なクオリティは非常に高いです。
ただ、舞台や物語などに魅力を感じない。
たまたま立ち寄った宇宙ステーションが閉鎖され、出発できなくなって、なし崩し的に様々なお使いを頼まれるという展開で、いまいち盛り上がりません。
ゲームシステムは Valiant Hearts によく似ていますが、あっちが第一次世界大戦を舞台としたヘビーな設定と物語を持っていたのに対し、こちらは普通の SF。
この辺の好みは人によって違うので、スターウォーズやディズニーが好きな方だとこちらの方が良いかもしれませんが、私的には長く続ける気にはならなかったですね。
・Tales From Deep Space(iTunes が起動します)
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