ビデオゲームの金字塔「パックマン」。
言わずと知れたゲームの黎明期を飾る偉大な作品ですが、このゲームには 256 面に到達すると、画面が乱れてゲーム続行不可能になる有名なバグがあります。
しかしパックマンは本当にそこで終わったのか?
バグにより崩壊する世界から逃げる、256 面の後のパックマンを描いた、エンドレスな新しいパックマンが「クロッシーロード」の開発チームによって制作されています。
「PAC-MAN 256」です。
永遠に続く迷路を進み、迫り来るバグから逃げ続けるゲームですが、ゲーム性はきっちり「パックマン」しているところがミソですね。
レーザーや氷結、巨大化など、豊富なパワーアップアイテムも加えられており、意外にもクロッシーロードのような強化や育成が廃されたゲームではありません。
なお、ゲーム内ではエサを「クッキー」、モンスターを「ゴースト」と呼ぶ、海外の呼称が使われていますが、このページでは「エサ」「モンスター」といった日本の呼び方を使用します。
画像を見て解るように、このゲームは縦持ちでも横持ちでも遊べます。
ゲームの基本部分はパックマンそのままです。
モンスターから逃げながら、迷路内のエサを食べていきます。
パワーエサを取るとモンスターがイジケ状態になり、この時は噛み付いて反撃することが出来ます。
多数のモンスターに連続で噛み付けば高得点を得られます。
ただ、このゲームは画面の下部がどんどんバグに飲み込まれていきます。
バグの浸食は徐々に上へと迫ってくるので、そこから逃げなければなりません。
迷路に終わりはなく、ひたすら上に逃げ続けることが出来ます。
操作はフリックで行い、先行入力が可能。
上に曲がる時、曲がるタイミングで上にフリックするのではなく、曲がり角の手前で事前に上にフリックしておくことで、素早く確実に曲がることが出来ます。
操作性は良好で、動かし辛いと感じたことはないですね。
パックマンの攻略のポイントは、それぞれのモンスターのアルゴリズム(行動パターン)を知り、その動きを予測しながらプレイすること。
この点は PAC-MAN 256 でも同じなのですが、オリジナルとは行動パターンが異なり、新しいモンスターも存在します。
各モンスターの性質は以下のようになっています。
・赤:パックマンをひたすら追いかける。
・ピンク:立ち止まっていて、パックマンが上下左右に来るとその方向に一直線にダッシュ。
・水色:特定のルートを巡回している。
・オレンジ:バグの方(画面下)に向かっていく。
・黒:寝ている。パックマンが近づくと起きて追尾するが、しばらく経つとまた寝る。
・緑:4体が列になって左右に動き続ける。
・紫:3体が列になって左右にゆっくり動く。パックマンがいる方向に向かう。
ピンク、水色、オレンジは、オリジナルとは動きが異なります。
そして水色とオレンジは、パックマンを追いかけません。
水色とオレンジはその動きを予測できているなら、近くにいても逃げなくて構いません。
ピンクの待ち伏せは厄介ですが、動きが単純なので、一度ダッシュさせてからかわすということも可能です。
迷路内にはフルーツも落ちていて、これを取るとしばらく得点倍率がアップします。
この得点倍率はパワーエサでモンスターに噛み付いた時のスコアにもかかります。
よってメロンやオレンジなどの高倍率のフルーツを食べ、その時にモンスターを一網打尽に出来れば、一気に高スコアを稼げますね。
もちろん、なかなかそんなに都合良くはいかないのですが。
ただ、このゲームは「スコアを競うゲーム」です。
クロッシーロードやそれに類するエンドレスゲームのような、進んだ距離を競うゲームではありません。
よってハイスコアは積極的に狙っていきましょう。
※左はリンゴを食べて倍率 x3 になっている時にモンスターに反撃しているところ。
こういうのがうまく決まればスコアは一気に増えます。
右はモンスターに囲まれてピンチ! ・・・に見えますが、オレンジはまっすぐ下に進んで行き、水色は同じルートをグルグル回っていて、今パックマンのいる位置はそのルート上ではありません。
よってあわてなくても大丈夫。 モンスターの性格を把握して動きましょう。
そしてゲームオーバー時、エサを食べた累計数が一定値に達していると、新しいパワーアップアイテムをゲットできます。
パワーアップは3つまで装備可能で、モンスターを撃ち倒すレーザー、しばらく無敵になるステルス、自動でモンスターを倒すトルネードなどがあります。
任意に使える訳ではないのですが、装備しておくとそのアイテムが現れるようになり、取るとしばらく効果を発揮します。
アイテムを2つ同時に使うことは出来ませんが、使用中に他のアイテム(四角いエサに変わっている)を取ると、効果時間が少し伸びます。
迷路内には「C」と書かれたコインも落ちていて、これを貯めることでアイテムの強化も可能。
コインは特定の条件を満たすことで得られる「ギフト」からも入手できます。
日本語化されているので、条件はちゃんと日本語で確認できます。
ただしアイテムを装備してゲームをスタートするには「クレジット」が1つ必要です。
これはスタミナと同じ扱いで、なくなるとしばらく待たないと回復しません。
課金したり動画広告を見ることでも回復しますが。
ただ、クレジットがなくなってもアイテムを装備してスタートできないだけで、ノーマルの状態でゲームをすることは可能です。
アイテムがなくてもパワーエサは出現し、そして最大のお助けアイテムでありハイスコアの元でもあるのはパワーエサなので、クレジットなしでも普通に遊び続けることは出来ます。
クレジットがあればコンティニューすることも可能ですが、1プレイで1回のみ。
注意として、コインの頭文字が C、クレジットの頭文字も C なので紛らわしいのですが、迷路内に落ちているのはコインであって、クレジットではないのでお間違えなく。
※左はパワーアップの一つ、巨大化。 パワーエサがなくてもモンスターを倒せます。 高速化はしません。 念のため。
右はゲームオーバー画面で、上部に出ているのが次のパワーアップの獲得に必要なエサの量。
ステージクリアがないので、エサはパワーアップのために食べる感じですね。
課金は前述したクレジット回復の他に、コインの入手量が永久に2倍になるものが 600 円、そしてクレジットがずっと減らなくなるものが 960 円で用意されています。
無課金でも問題なく遊べるゲームですが、クレジット制を消滅させる課金があるのはユニークです。
最初に「クロッシーロードの開発チームが作っている」と聞いた時は、中途半端にクロッシーになってしまうのではないかと懸念していたのですが、思っていた以上にちゃんとパックマンしています。
それでいてゲームとして十分に面白いアレンジで、長期的な強化要素もあり、思わず延々と繰り返してしまいます。
バグによって崩壊していく世界から逃げるというテーマも、なかなか戦慄するものがあって良いですね。
ショートゲームとして、かなりの秀作ではないかと思います。
パックマンの人気もあり、世界的ヒット作になりそうな勢いがあるアプリです。
・PAC-MAN 256(iTunes が起動します)
言わずと知れたゲームの黎明期を飾る偉大な作品ですが、このゲームには 256 面に到達すると、画面が乱れてゲーム続行不可能になる有名なバグがあります。
しかしパックマンは本当にそこで終わったのか?
バグにより崩壊する世界から逃げる、256 面の後のパックマンを描いた、エンドレスな新しいパックマンが「クロッシーロード」の開発チームによって制作されています。
「PAC-MAN 256」です。
永遠に続く迷路を進み、迫り来るバグから逃げ続けるゲームですが、ゲーム性はきっちり「パックマン」しているところがミソですね。
レーザーや氷結、巨大化など、豊富なパワーアップアイテムも加えられており、意外にもクロッシーロードのような強化や育成が廃されたゲームではありません。
なお、ゲーム内ではエサを「クッキー」、モンスターを「ゴースト」と呼ぶ、海外の呼称が使われていますが、このページでは「エサ」「モンスター」といった日本の呼び方を使用します。
画像を見て解るように、このゲームは縦持ちでも横持ちでも遊べます。
ゲームの基本部分はパックマンそのままです。
モンスターから逃げながら、迷路内のエサを食べていきます。
パワーエサを取るとモンスターがイジケ状態になり、この時は噛み付いて反撃することが出来ます。
多数のモンスターに連続で噛み付けば高得点を得られます。
ただ、このゲームは画面の下部がどんどんバグに飲み込まれていきます。
バグの浸食は徐々に上へと迫ってくるので、そこから逃げなければなりません。
迷路に終わりはなく、ひたすら上に逃げ続けることが出来ます。
操作はフリックで行い、先行入力が可能。
上に曲がる時、曲がるタイミングで上にフリックするのではなく、曲がり角の手前で事前に上にフリックしておくことで、素早く確実に曲がることが出来ます。
操作性は良好で、動かし辛いと感じたことはないですね。
パックマンの攻略のポイントは、それぞれのモンスターのアルゴリズム(行動パターン)を知り、その動きを予測しながらプレイすること。
この点は PAC-MAN 256 でも同じなのですが、オリジナルとは行動パターンが異なり、新しいモンスターも存在します。
各モンスターの性質は以下のようになっています。
・赤:パックマンをひたすら追いかける。
・ピンク:立ち止まっていて、パックマンが上下左右に来るとその方向に一直線にダッシュ。
・水色:特定のルートを巡回している。
・オレンジ:バグの方(画面下)に向かっていく。
・黒:寝ている。パックマンが近づくと起きて追尾するが、しばらく経つとまた寝る。
・緑:4体が列になって左右に動き続ける。
・紫:3体が列になって左右にゆっくり動く。パックマンがいる方向に向かう。
ピンク、水色、オレンジは、オリジナルとは動きが異なります。
そして水色とオレンジは、パックマンを追いかけません。
水色とオレンジはその動きを予測できているなら、近くにいても逃げなくて構いません。
ピンクの待ち伏せは厄介ですが、動きが単純なので、一度ダッシュさせてからかわすということも可能です。
迷路内にはフルーツも落ちていて、これを取るとしばらく得点倍率がアップします。
この得点倍率はパワーエサでモンスターに噛み付いた時のスコアにもかかります。
よってメロンやオレンジなどの高倍率のフルーツを食べ、その時にモンスターを一網打尽に出来れば、一気に高スコアを稼げますね。
もちろん、なかなかそんなに都合良くはいかないのですが。
ただ、このゲームは「スコアを競うゲーム」です。
クロッシーロードやそれに類するエンドレスゲームのような、進んだ距離を競うゲームではありません。
よってハイスコアは積極的に狙っていきましょう。
※左はリンゴを食べて倍率 x3 になっている時にモンスターに反撃しているところ。
こういうのがうまく決まればスコアは一気に増えます。
右はモンスターに囲まれてピンチ! ・・・に見えますが、オレンジはまっすぐ下に進んで行き、水色は同じルートをグルグル回っていて、今パックマンのいる位置はそのルート上ではありません。
よってあわてなくても大丈夫。 モンスターの性格を把握して動きましょう。
そしてゲームオーバー時、エサを食べた累計数が一定値に達していると、新しいパワーアップアイテムをゲットできます。
パワーアップは3つまで装備可能で、モンスターを撃ち倒すレーザー、しばらく無敵になるステルス、自動でモンスターを倒すトルネードなどがあります。
任意に使える訳ではないのですが、装備しておくとそのアイテムが現れるようになり、取るとしばらく効果を発揮します。
アイテムを2つ同時に使うことは出来ませんが、使用中に他のアイテム(四角いエサに変わっている)を取ると、効果時間が少し伸びます。
迷路内には「C」と書かれたコインも落ちていて、これを貯めることでアイテムの強化も可能。
コインは特定の条件を満たすことで得られる「ギフト」からも入手できます。
日本語化されているので、条件はちゃんと日本語で確認できます。
ただしアイテムを装備してゲームをスタートするには「クレジット」が1つ必要です。
これはスタミナと同じ扱いで、なくなるとしばらく待たないと回復しません。
課金したり動画広告を見ることでも回復しますが。
ただ、クレジットがなくなってもアイテムを装備してスタートできないだけで、ノーマルの状態でゲームをすることは可能です。
アイテムがなくてもパワーエサは出現し、そして最大のお助けアイテムでありハイスコアの元でもあるのはパワーエサなので、クレジットなしでも普通に遊び続けることは出来ます。
クレジットがあればコンティニューすることも可能ですが、1プレイで1回のみ。
注意として、コインの頭文字が C、クレジットの頭文字も C なので紛らわしいのですが、迷路内に落ちているのはコインであって、クレジットではないのでお間違えなく。
※左はパワーアップの一つ、巨大化。 パワーエサがなくてもモンスターを倒せます。 高速化はしません。 念のため。
右はゲームオーバー画面で、上部に出ているのが次のパワーアップの獲得に必要なエサの量。
ステージクリアがないので、エサはパワーアップのために食べる感じですね。
課金は前述したクレジット回復の他に、コインの入手量が永久に2倍になるものが 600 円、そしてクレジットがずっと減らなくなるものが 960 円で用意されています。
無課金でも問題なく遊べるゲームですが、クレジット制を消滅させる課金があるのはユニークです。
最初に「クロッシーロードの開発チームが作っている」と聞いた時は、中途半端にクロッシーになってしまうのではないかと懸念していたのですが、思っていた以上にちゃんとパックマンしています。
それでいてゲームとして十分に面白いアレンジで、長期的な強化要素もあり、思わず延々と繰り返してしまいます。
バグによって崩壊していく世界から逃げるというテーマも、なかなか戦慄するものがあって良いですね。
ショートゲームとして、かなりの秀作ではないかと思います。
パックマンの人気もあり、世界的ヒット作になりそうな勢いがあるアプリです。
・PAC-MAN 256(iTunes が起動します)
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