本体を傾けてボールを転がし、大砲にセットして撃ち出す、ヒラメキとロジックに加えて精密な操作も必要な、歯ごたえのあるパズルゲームが登場しています。
Manowar」です。

ボールが物理法則に従って転がる「物理パズル」の1つで、大半のステージは解法さえ解っていれば 10~20 秒ほどでクリアできるのですが、それなのにすごく難しい
シンプルで手軽なルールなのに、ちゃんと考えないとクリアできない純思考型のパズルゲームです。

クールな外観とスマホならではのゲーム性の作品で、定価は 240 円
買い切りアプリなので課金や広告はありません。

Manowar

本体を傾けるとボールがその方向に転がっていきます。
ボールが外壁にある大砲に入るとセットされ、画面をタップすると撃ち出されます。
全てのボールを撃ち出せばステージクリアです。

そして大砲を撃ち出す際、残っているボールはバウンドします。
これを利用してボールを跳ねさせることが出来ます。

基本ルールはこれだけです。
しかしやってみると解りますが、シンプルなルールなのに妙に難しい。

理由の1つはティルト(傾き)操作であること。
傾ける角度によってボールの転がりの微調整が可能で、それがクリアに必要なため、操作でミスることも多いです。
ミスってもすぐリトライ可能で、1ステージも短いので、繰り返すことはそれほど苦ではないのですが、ステージによってはマゾく感じることもありますね。

そして何より、パズルとして難しい。
どのボールをどの順番で、どの大砲にセットするか、そしてどんな状態で撃ち出すか、その手順をよく考えなければなりません。

ボールが穴に落ちたり、一方通行の壁を抜けてしまい、戻れなくなってしまうと即リトライ。
時にはボールを重ねたり、微妙なタイミングで撃ち出すことも必要で、「操作の難しさ × パズルの難しさ」で難易度はかなり高いです

しかし正解が解ったステージの多くは、ほんの数秒でクリアできてしまうという・・・
ここまで極端なパズルは珍しいですね。

Manowar
※左は最初の難関、ステージ 12 のヒント。 って言うかほぼ回答。 ちょっと捻った考え方が必要なステージも多いです。
右もなかなか難しいステージ。 このようにボールを積んで動かすことも時には必要です。


Manowar
※エリア選択画面には帆船の絵が。 スマホらしいスタイリッシュな感じです。
右はエリア2の各ステージのクリアタイム。 見てのように大半のステージは 20 秒以内でクリアできます。
が、手順が解るまでが難しい。 パズルとして良く作られています。


ゲームが進むと、特定の色のボールだけを跳ねさせるカラー大砲や、振動によって開閉する壁なども登場します。
現時点(8/25)では 16 ステージで構成されたエリアが4つ用意されていますが、1ステージが短いので、ボリュームを感じるかどうかはパズルでどれだけ手こずるかで変わって来るでしょう。

ティルト操作があるゲームですが、そんなに大きく動かす訳ではなく、見た目のセンスも良いので、パズル好きな方が通勤通学中に遊ぶのに良いと思います。
最近少なかった思考型パズルで、その手のゲームが好きな方にお勧めです。

Manowar(iTunes が起動します)