※このアプリは 2016年9月 に運営終了しています。

パワプロ+ギャルゲー
体調の管理などを行いながら女の子にトレーニングを行わせ、週末の徒競走の大会での好成績を目指す、育成型のソーシャルゲームが公開されています。
なないろランガールズ」です。 通称は「ないろん」。

このゲーム、タイトルを聞いた時は「あぁ、ランニングゲームのギャルゲー型ソシャゲか」と思っていたのですが、全然違いました。
基本システムやイベントなどはパワプロのサクセスモード、調子の調整やレース適性などのシステムはダビスタという感じの、コマンド選択型の育成ゲームです。

またグラフィックの技術力が高く、3D を 2D っぽく見せるトゥーンレンダリングの技法により、キャラクターが滑らかにぬるぬる動きます。
スタミナ制もなく、延々と遊び続けることができ、他のソシャゲとは違う感じのアプリですね。

なないろランガールズ

ゲームのメイン部分は前述したように、パワプロ のサクセスモードです。
トレーニングを行って パワー・スピード・テクニック・スタミナ などのステータスを上げていきます。
パワプロと同じく体力とケガ率があり、適度に休息も取らなければなりません。

ケガはパワプロと違い、入院する訳ではなく、その場でステータスが減少し、体調が更に悪化します。
いずれにせよトレーニング期間は限られているので、ケガで無駄にする訳にはいきません。

そしてこのゲームには「テンション」と呼ばれる「調子」があり、バイオリズムのように上げ下げを繰り返しています。
トレーニングによってテンションの波が進んでいくので、週末のレース日にピークが来るよう調整しなければ全力を出せません。

トレーニングの種類はゲームの進行によって増えていきます。
また上位のレースに勝利すれば、トレーニングの強化も可能です。

トレーニングにはノーマルと、資金を消費するスペシャルトレーニングがあります。
資金を消費すると言っても、若干のゲーム内のコインで利用可能で、課金が必要なものではありません。
ただスペシャルトレーニングはテンションの変化が大きいため、調子の波を考慮して使う必要があります。

パワプロのように育成中には頻繁にイベントが発生し、それによって「スキル」も習得できます。
ランダムイベントも多いのですが、装備している「衣装」によって発生するイベントもあり、この衣装の入手がガチャと課金要素になっています。

ただゲームの進行や、女の子ごとに用意されたストーリーを見ることでも課金通貨やガチャチケットを入手でき、特にゲーム序盤はかなり頻繁に得られるので、当面は無課金でも問題なく遊べます。

なないろランガールズ
※左はトレーニング選択画面。 ただ1周目は使えるものが限られていて、色々選択できるのは2周目から。
気付きにくいのですが、トレーニングの絵の部分をタップするとレベルアップ条件を確認でき、達成していれば強化することが出来ます。
右はトレーニング後の結果画面。 テンションの波の管理が大事。
土曜日にピークが来るようにして、体調も回復させておきましょう。


週一回行われるレースは、ほぼ自動で進行します。
スタートする時にタイミング良く画面をタップしてダッシュを決め、最後の直線で画面を押すことで「応援」により加速を促せるのですが、出来ることはそれぐらい。

ただ、3D のキャラが 2D アニメのように動く技術はこのレースシーンでも使われていて、キャラクターがダイナミックかつ滑らかに走ります

また、レースやコースによって距離とカーブの多さが異なり、最後の直線の長さも違います。
カーブではテクニック、長距離ではスタミナがないと大きく減速するので、適正とステータスに合わせたレースを選ばなければなりません。
最後の直線がやたら短いコースもあり、その場合はタップしての応援がほとんど出来ないので、実力のみで勝負が決まります。

レースに勝てば選手としての「グレード」が上がり、衣装もゲットできます。
またタイムに応じて評価が付けられます。
グレードが高くなれば、2週ごとにやって来る総合評価時にステータスボーナスも得られるので、まずは高グレードを目指すことが目標になるでしょう。

なないろランガールズ
※レースシーンのアニメーションは本当にダイナミック。 速度やスタミナ残量も随時表示されます。
スキルは自動で発動し、実力伯仲ならスキルで勝敗が左右されます。
右は最後の直線での応援タップで、音ゲーのようなシステムですが、直線が短いレースだと1度も押さずに終わることも。


ゲームは8週で一区切り。 その後の「最終評価」のあと、一旦育成は終了します。
終了した選手は「VS リーグ」で他プレイヤーの選手と競わせて、ランキングを争ったり、レア衣装のゲットを狙うことに使えるのですが、「リフレッシュ」でリセットすることも可能です。

リフレッシュするとステータスは初期値に戻り、第1週の1日目から再育成できますが、前回のステータスとグレードに応じて初期ステータスにボーナスが付きます。
また、いくつかのスキルは2周目以降に引き継ぎ可能です。
アンロック&レベルアップしたトレーニングや衣装も最初から使用可能なので、周回を繰り返す方が、より高い能力の選手を育成できます。

女の子は7人用意されていて、2週目からは自由に変更も可能。
変更した場合、前の女の子の育成状態は一旦保存されます。
数人を平行して育成する訳ではありません。

女の子を新しくすると、能力はまた1から上げることになりますが、トレーニングや衣装は流用できます。
前の子に着せていた衣装を一旦外さないと、次の子で使えないのはやや不便ですが・・・

なないろランガールズ
※8週で「リフレッシュ」になるので、延々とステータスを伸ばし続ける訳ではありません。 周回前提のシステムです。
右はレース選択。 1周目は出て来たレースを走れば良いので、選択が必要になるのは2週目から。
2周目以後は「勝てるレースで、出来るだけ上位のもの」を選ぶのがベストなので、その見極めが必要です。


なないろランガールズ
※左は衣装画面。 着た衣装はメイン画面やレース画面の見た目にも反映されます。
「おしゃれする」という見た目だけ変える機能があるので、性能重視にしたらヘンな服になった、という場合でも安心。
衣装は同じイベントが発生するものを合成すると「イベントレベル」をアップさせられます。
イベントレベルが上がれば発生時の効果が上がり、一定以上になれば内容も変わります。
同じイベントの衣装を複数装備していると、影響力が合計されます。
また、まったく同じ衣装を合成すると「限界突破値」が上がり、最大レベルが増えます。


このゲームにスタミナはありませんが、「VS リーグ」の参加チケットだけはスタミナ制で、なくなったら時間が経つか、課金通貨を使わないと回復しません。
ただ、普段の育成はスタミナなしで、ずっとプレイし続けられます。
1シーズンは 30~40 分ほどで、区切りにするにはちょうど良いぐらいですね。

ギャルゲーなので女性だとダメだろうし、この手に抵抗がある人だと厳しいと思います。
ただ、この手の育成ゲームが嫌いな人は少ないだろうし、ゲーム自体もしっかり作られているので、好きな人だと没頭して楽しめるのではないでしょうか。
普通に育成ゲームとして楽しめる内容です。

まあ最強を目指すとなると、パワプロ のようにいくらお金がかかるのか見当が付きませんが・・・
しばらく遊んだ限りでは、課金圧力は低い印象です。

かなりクオリティが高く、ラブライブスクストバトルガール のヒットギャルゲーの一角に入ってくるアプリではないかと思います。

・なないろランガールズ(公開終了)