様々な食材を組み合わせ、美味しそう・・・ ではない料理を作り出していく、放置型の簡易経営シミュレーションゲームが公開されています。
「大繁盛! まんぷくマルシェ」です。
王国の道具屋さん や 再生!カラカラ惑星 で知られるアソボックスの新作で、シンプルながら手軽で長く遊べる、このメーカーらしい素朴な楽しさのあるゲームなのですが・・・
しかし 公式ツイッター によると、ダウンロード数は伸び悩んでいる様子。
実際、今までの作品と比べると、いまいちハマれない印象もあります。
技術的なクオリティは上がっているのですが、ゲーム的に惹かれない。
しかしファンの多いメーカーの作品でもあるため、今回取り上げておきたいと思います。

「王国の道具屋さん」の流れを汲む、材料を採取して、商品を作って販売する、放置型のお店経営ゲームです。
まずは「仕入れ」のコマンドで食材を調達します。
と言っても、行き先を選択するだけで後は自動。
実行すると大量のスライムが食材を持って来てくれます。
この際、スタミナが減少します。
食材をゲットしたら、それを組み合わせて料理を作ります。
組み合わせが悪いと失敗しますが、CP と呼ばれるポイントを消費すれば、組み合わせのヒント(と言うかほぼ回答)を教えて貰えます。
料理が完成したら、それを「キッチンカー」と呼ばれるお店に並べて販売します。
お客さんが買ってくれるとお金と CP を得られ、お金は「魔法のバルーン」という飾り付けの購入に使用できます。
バルーンには「集客バルーン」や「収穫バルーン」などがあり、それぞれお客さんが増えたり、食材の収集率がアップする効果があります。
料理が売れるまで時間がかかりますが、アプリを落としている間も販売は行われます。
よってスタミナが尽きるまで食材の仕入れを行い、商品をセットしたら、アプリを落として放置。
しばらく後に起動して売り上げを回収したら、再び食材の仕入れを行う・・・
この繰り返しになりますね。
料理は一度作っておけば、以後は材料を仕入れるだけで OK です。

※仕入れ時には食材を持ったスライムが大量にやって来る。 主人公たちは見てるだけ。
1回の仕入れは 30 秒ほどで終わります。
右は料理開発の画面。 ブドウで揚げ物を作るとか、トンでもないものばかり。
ゲームの目標はお金を稼いで、王国の借金を返すこと。
総売上に応じてストーリーが進んでいき、新しいシェフやキッチンカー、新たな食材などが登場します。
シェフはみんな個性的で、それぞれに会話とストーリーが用意されています。
そしてこのゲームの最大の特徴は、作り出す料理。
「ネオ料理」と呼ばれるそれは、ハッキリ言って・・・ ゲテモノ。
味噌と豚足のパンとか、うどんのケーキとか、イチゴのミートボールとか、この世のものとは思えない料理が、食欲をそそられないデザインで登場します。
前代未聞の「料理がマズそうな料理ゲーム」です。
それはそれで面白くはあって、思わず笑ってしまうのですが、「美味しそうな料理に惹かれる」といった内容ではないですね。
また、こんな料理ばかりなので、その組み合わせは全く予測不可能。
食材が少ないうちは総当たりで試すことも出来ますが、食材が増えてきたら CP を使ってレシピを聞かないと、ほとんど作り出すことは出来ません。

※まったくメシテロにならない、むしろ食欲が減退するネオ料理の数々。
不気味なタコ足と丸ごと添えられたバナナの組み合わせが食欲を全力逃避させる。
右はもう入れ歯。 これでもケーキ。 もはや恐怖さえ感じるデザイン。
全体としては、このメーカーのゲームらしい内容です。
シンプルにまとめられていて、やれる事は少ないのですが、それは「王国の道具屋さん」や「カラカラ惑星」も同様でしたし、シンプルだからこその良さもあります。
それでも今作がいまいちハマれない原因は・・・
まず1つは、強化要素の不足。
バルーンを購入しても目に見えてお客さんや収穫量が増える訳ではなく、商品棚を増やすのに必要なポイントは多すぎる。
加えて食材が常に不足気味で、起動する度に「売り切れ」なので、お客さんを増やす意味があまりない。
他に経営面で出来ることはなく、新しい食材やキッチンカー、シェフなどはストーリーの進展で増えていくので、自分で能動的に増やすものではありません。
結果、目立った進展や目標が希薄で、やることはただ仕入れを繰り返すのみ。
スタミナもすぐに尽きるので、プレイが細切れになり過ぎていて、没頭できない。
たまに全画面広告が表示されるし、悪い意味での「メーカー製アプリ」になってしまった印象。
スタミナ上限は新しい料理を食べると増えますが、新たに登場する収集場所はスタミナを多く消費するし、課金通貨での回復はスタミナの量に応じて必要通貨量が増えるので、課金回復はむしろ非効率になっていく。
私的には料理やキャラクターに惹かれないというのもあります。
「カラカラ惑星」は見知らぬ土地を探索し、明らかにしていく楽しさがあったし、「王国の道具屋さん」はもうちょっと経営要素がありましたが、今回はシンプルにし過ぎていて、かつ残しているものが弱い印象。
ネオ料理はユニークではあるけど・・・ うーん。

※左はバルーン購入画面。 経営の強化を行えるものですが、レベルを1つや2つ上げた程度では効果を実感できません。
しかも頻繁にログインするのでない限り、収穫バルーン以外は大した意味がない。
右は会話シーン。 登場するシェフは女性3人、男性3人。 ほとんど日常会話で、もうちょっと事件のようなものがあっても良かった気がする。
なかなかダウンロード数が増えず、プロモーションが弱いからと、なんとかアピールしようと苦心されているようですが・・・
ぶっちゃけ、あまり取り上げて貰えなかったり、口コミが広がらなかったりするのは、つまり「そういうゲームだから」って事ですよね。
とは言え、アソボックスらしい内容ではあるので、ファンの方は試しておくべきゲームだと思います。
iTunes の評価がえらく高いのも、「王国の道具屋さん」からの固定ファンが付いていて、内容の差こそあれ、ゲーム自体は従来のスタイルを踏襲しているからだと思います。
タダで遊べるし、頑張って欲しいメーカーではあるので、応援したい方はチェックしてみましょう。
・大繁盛! まんぷくマルシェ(iTunes が起動します)
「大繁盛! まんぷくマルシェ」です。
王国の道具屋さん や 再生!カラカラ惑星 で知られるアソボックスの新作で、シンプルながら手軽で長く遊べる、このメーカーらしい素朴な楽しさのあるゲームなのですが・・・
しかし 公式ツイッター によると、ダウンロード数は伸び悩んでいる様子。
実際、今までの作品と比べると、いまいちハマれない印象もあります。
技術的なクオリティは上がっているのですが、ゲーム的に惹かれない。
しかしファンの多いメーカーの作品でもあるため、今回取り上げておきたいと思います。

「王国の道具屋さん」の流れを汲む、材料を採取して、商品を作って販売する、放置型のお店経営ゲームです。
まずは「仕入れ」のコマンドで食材を調達します。
と言っても、行き先を選択するだけで後は自動。
実行すると大量のスライムが食材を持って来てくれます。
この際、スタミナが減少します。
食材をゲットしたら、それを組み合わせて料理を作ります。
組み合わせが悪いと失敗しますが、CP と呼ばれるポイントを消費すれば、組み合わせのヒント(と言うかほぼ回答)を教えて貰えます。
料理が完成したら、それを「キッチンカー」と呼ばれるお店に並べて販売します。
お客さんが買ってくれるとお金と CP を得られ、お金は「魔法のバルーン」という飾り付けの購入に使用できます。
バルーンには「集客バルーン」や「収穫バルーン」などがあり、それぞれお客さんが増えたり、食材の収集率がアップする効果があります。
料理が売れるまで時間がかかりますが、アプリを落としている間も販売は行われます。
よってスタミナが尽きるまで食材の仕入れを行い、商品をセットしたら、アプリを落として放置。
しばらく後に起動して売り上げを回収したら、再び食材の仕入れを行う・・・
この繰り返しになりますね。
料理は一度作っておけば、以後は材料を仕入れるだけで OK です。

※仕入れ時には食材を持ったスライムが大量にやって来る。 主人公たちは見てるだけ。
1回の仕入れは 30 秒ほどで終わります。
右は料理開発の画面。 ブドウで揚げ物を作るとか、トンでもないものばかり。
ゲームの目標はお金を稼いで、王国の借金を返すこと。
総売上に応じてストーリーが進んでいき、新しいシェフやキッチンカー、新たな食材などが登場します。
シェフはみんな個性的で、それぞれに会話とストーリーが用意されています。
そしてこのゲームの最大の特徴は、作り出す料理。
「ネオ料理」と呼ばれるそれは、ハッキリ言って・・・ ゲテモノ。
味噌と豚足のパンとか、うどんのケーキとか、イチゴのミートボールとか、この世のものとは思えない料理が、食欲をそそられないデザインで登場します。
前代未聞の「料理がマズそうな料理ゲーム」です。
それはそれで面白くはあって、思わず笑ってしまうのですが、「美味しそうな料理に惹かれる」といった内容ではないですね。
また、こんな料理ばかりなので、その組み合わせは全く予測不可能。
食材が少ないうちは総当たりで試すことも出来ますが、食材が増えてきたら CP を使ってレシピを聞かないと、ほとんど作り出すことは出来ません。

※まったくメシテロにならない、むしろ食欲が減退するネオ料理の数々。
不気味なタコ足と丸ごと添えられたバナナの組み合わせが食欲を全力逃避させる。
右はもう入れ歯。 これでもケーキ。 もはや恐怖さえ感じるデザイン。
全体としては、このメーカーのゲームらしい内容です。
シンプルにまとめられていて、やれる事は少ないのですが、それは「王国の道具屋さん」や「カラカラ惑星」も同様でしたし、シンプルだからこその良さもあります。
それでも今作がいまいちハマれない原因は・・・
まず1つは、強化要素の不足。
バルーンを購入しても目に見えてお客さんや収穫量が増える訳ではなく、商品棚を増やすのに必要なポイントは多すぎる。
加えて食材が常に不足気味で、起動する度に「売り切れ」なので、お客さんを増やす意味があまりない。
他に経営面で出来ることはなく、新しい食材やキッチンカー、シェフなどはストーリーの進展で増えていくので、自分で能動的に増やすものではありません。
結果、目立った進展や目標が希薄で、やることはただ仕入れを繰り返すのみ。
スタミナもすぐに尽きるので、プレイが細切れになり過ぎていて、没頭できない。
たまに全画面広告が表示されるし、悪い意味での「メーカー製アプリ」になってしまった印象。
スタミナ上限は新しい料理を食べると増えますが、新たに登場する収集場所はスタミナを多く消費するし、課金通貨での回復はスタミナの量に応じて必要通貨量が増えるので、課金回復はむしろ非効率になっていく。
私的には料理やキャラクターに惹かれないというのもあります。
「カラカラ惑星」は見知らぬ土地を探索し、明らかにしていく楽しさがあったし、「王国の道具屋さん」はもうちょっと経営要素がありましたが、今回はシンプルにし過ぎていて、かつ残しているものが弱い印象。
ネオ料理はユニークではあるけど・・・ うーん。

※左はバルーン購入画面。 経営の強化を行えるものですが、レベルを1つや2つ上げた程度では効果を実感できません。
しかも頻繁にログインするのでない限り、収穫バルーン以外は大した意味がない。
右は会話シーン。 登場するシェフは女性3人、男性3人。 ほとんど日常会話で、もうちょっと事件のようなものがあっても良かった気がする。
なかなかダウンロード数が増えず、プロモーションが弱いからと、なんとかアピールしようと苦心されているようですが・・・
ぶっちゃけ、あまり取り上げて貰えなかったり、口コミが広がらなかったりするのは、つまり「そういうゲームだから」って事ですよね。
とは言え、アソボックスらしい内容ではあるので、ファンの方は試しておくべきゲームだと思います。
iTunes の評価がえらく高いのも、「王国の道具屋さん」からの固定ファンが付いていて、内容の差こそあれ、ゲーム自体は従来のスタイルを踏襲しているからだと思います。
タダで遊べるし、頑張って欲しいメーカーではあるので、応援したい方はチェックしてみましょう。
・大繁盛! まんぷくマルシェ(iTunes が起動します)
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