2013年から始まっていた国民的 RPG「ドラゴンクエスト」シリーズの移植も、9以降を除くと、残すは7のみとなっていました。
そのドラクエ7が本日、遂に公開されています。
「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」です。
ドラクエ7のオリジナルは 2000 年にプレステ(1)で発売されています。
当時は PS2 や FF9 が発売されたばかりで、PS1 のゲームということもあり、ドラクエとしてはやや注目度が低かった印象もありますが、しかし6の発売から数えて5年ぶりのドラクエであり、当然のように大ヒットとなりました。
スマホ版は 2013 年に発売された 3DS 版がベースになっています。
DS 版をベースにしていた 4~6 より、一世代上の機種からの移植。
しかもその 3DS 版も2年半前に発売されたばかりですから、グラフィックは大幅に強化されています。
ゲームシステムとしては、転職によって様々なスキルを覚えられるのが特徴ですね。
開発は 4・5・6 と同じでアルテピアッツァ。
DS / 3DS のリメイク版ドラクエ4~7も担当しているメーカーです。
まず今回は、インターフェイスが変わりました。
ついに方向パッドがなくなっています。
スマホ版のドラクエはずっとパッドやボタンに固執していた印象がありましたが、6でその必要がないことに気付いたのか、パッドを OFF にして、戦闘もボタン以外をタップして進められるようになっていました。
そして今作の7で、とうとうパッドは消滅しています。
パッドに慣れていた人もいるかもしれませんが、ない方がどこを触っても操作できるし、誤った場所に触れてしまうことによる誤操作もなくなります。
移動方向も8方向限定ではないため、以前より滑らかに動かせますね。
視点の回転はこれまで通り。
町やダンジョンは 3D で表現されており、最下部にあるボタンでグルグル回せます。
向きを変えないと見つけ辛い扉や宝箱があるのが良し悪しですが、6以降はそれ以前よりも、見辛い場所は少なくなっている印象です。
そして今作はフィールドも 3D 化しています。
後方から見ているような立体的な視点になっていて、PS 版の時は「ポリゴングラフィックをあえて 2D に見せている」という感じだったのですが、今回はいかにもフル 3D。
見た目的にも「ドラクエ6とドラクエ8の中間」という感じになりました。
キャラクターのモーションもドラクエ8ほどではありませんが多彩になっていて、ガッツポーズしたり、手をつないだり、細かい表現が見られます。
スマホ版ドラクエ4~6と同じく、DS 版で使われていたイラストマップが存在し、仲間と会話するボタンもあります。
元々、仲間と会話する機能はこのドラクエ7から導入されたものです。
ドラクエ6と同じく、町の人の会話も場面ごとに変化し、そのセリフ量が多いのも7の特徴です。
※ポリゴンが細かくなり、タンスやかまどがリアルになって、食卓には料理が並び、窓からはまぶしい光が漏れています。表現力大幅強化ですね。
右はフィールド画面。ドラクエ8以降のスタイルです。
戦闘シーンの見た目も大幅に変わっています。
コマンド入力画面は従来のものを踏襲していますが、入力後は画面がズームアウトして、主人公たちの後方からの視点になります。
そして味方メンバーがモンスターに攻撃しに行く様子、さらにモンスターが味方の誰かに殴りかかる様子がダイナミックに表現されます。
モンスターの質感や動きなども今風で、さすが2年前のリメイク。
グラフィックが過去から現代になった感じですね。
主人公が画面に表示されるためか、装備を変えればそれが見た目にも反映されます。
今作は装備に「かっこよさ」というパラメーターがあるので、それにも合っている気がします。
ドラクエ6と同じく、「たたかう」を選ぶときは画面のどこをタップしてもかまいません。
ボタン以外の場所を連打しても戦闘を進行できるため、旧作より遊びやすくなっています。
進行も早く、キャラクターのアニメーションがあっても戦闘はサクサク進みます。
ただちょっと気になったのは、ゲーム序盤の展開・・・
今回の世界は当初は平和で、モンスターには遭遇しません。
その間、戦闘は一切発生しません。
その状態で話を聞きながら、あちこち探索することになるため、1時間前後、話を丁寧に聞いていると2時間近く、戦闘のない状態が続くことになります。
これは RPG としてどうなのかな・・・ と思います。最初は「早く戦ってみたい」と思うものですから。
リメイクの際に戦闘イベントを差し込んでも良かった気もしますね。
まあ、平和な世界であることを表現する必要もあるのだと思いますが・・・
※戦闘時に攻撃対象を選択すると、そこにスポットライトが当たります。
動きが派手になっていて、逃げ出したモンスターもちゃんと奥の方に走っていきます。
コミカルな演出にはドラクエらしさもありますね。
今作はスマホ版ドラクエ 4・5・6 とは、別物と言う印象です。
パッド以外のインターフェイスは共通ですが、演出がこんなに変わっているとは思いませんでした。
スマホ版でこういう表現はヘンですが、DS と 3DS の違いを感じられますね。
実は私は、ドラクエ7はオリジナルの記憶がほとんどありません・・・
クリアしたことは確かなのですが、なぜか道中はスッポリ抜け落ちていて、ひたすら「どとうのひつじ」をやっていた事しか覚えていません。
だからシナリオはあまり心に残らないものだったかな、とか思うのですが・・・
この辺は好みの問題でしょうか。
「どとうのひつじ」に関しては、3DS 版以降は大幅に弱体化されたようです。
ドラクエ7は良くも悪くも「どとうのひつじゲー」で、どとうのひつじがどとうのひつじらしくないとドラクエ7らしくない気がするのですが、でもまあ、ラスボスまで羊に踏み潰されてたからなぁ。
ともあれ、今までより1ランク上の演出のドラクエになっています。
これで1~8まで移植完了・・・ ドラクエのスマホ移植プロジェクトも一段落付いたことになりますね。
もう散々言ってきましたが、スマホでドラクエを遊べるなんて、良い時代になったものです。
・ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(iTunes が起動します)
そのドラクエ7が本日、遂に公開されています。
「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」です。
ドラクエ7のオリジナルは 2000 年にプレステ(1)で発売されています。
当時は PS2 や FF9 が発売されたばかりで、PS1 のゲームということもあり、ドラクエとしてはやや注目度が低かった印象もありますが、しかし6の発売から数えて5年ぶりのドラクエであり、当然のように大ヒットとなりました。
スマホ版は 2013 年に発売された 3DS 版がベースになっています。
DS 版をベースにしていた 4~6 より、一世代上の機種からの移植。
しかもその 3DS 版も2年半前に発売されたばかりですから、グラフィックは大幅に強化されています。
ゲームシステムとしては、転職によって様々なスキルを覚えられるのが特徴ですね。
開発は 4・5・6 と同じでアルテピアッツァ。
DS / 3DS のリメイク版ドラクエ4~7も担当しているメーカーです。
まず今回は、インターフェイスが変わりました。
ついに方向パッドがなくなっています。
スマホ版のドラクエはずっとパッドやボタンに固執していた印象がありましたが、6でその必要がないことに気付いたのか、パッドを OFF にして、戦闘もボタン以外をタップして進められるようになっていました。
そして今作の7で、とうとうパッドは消滅しています。
パッドに慣れていた人もいるかもしれませんが、ない方がどこを触っても操作できるし、誤った場所に触れてしまうことによる誤操作もなくなります。
移動方向も8方向限定ではないため、以前より滑らかに動かせますね。
視点の回転はこれまで通り。
町やダンジョンは 3D で表現されており、最下部にあるボタンでグルグル回せます。
向きを変えないと見つけ辛い扉や宝箱があるのが良し悪しですが、6以降はそれ以前よりも、見辛い場所は少なくなっている印象です。
そして今作はフィールドも 3D 化しています。
後方から見ているような立体的な視点になっていて、PS 版の時は「ポリゴングラフィックをあえて 2D に見せている」という感じだったのですが、今回はいかにもフル 3D。
見た目的にも「ドラクエ6とドラクエ8の中間」という感じになりました。
キャラクターのモーションもドラクエ8ほどではありませんが多彩になっていて、ガッツポーズしたり、手をつないだり、細かい表現が見られます。
スマホ版ドラクエ4~6と同じく、DS 版で使われていたイラストマップが存在し、仲間と会話するボタンもあります。
元々、仲間と会話する機能はこのドラクエ7から導入されたものです。
ドラクエ6と同じく、町の人の会話も場面ごとに変化し、そのセリフ量が多いのも7の特徴です。
※ポリゴンが細かくなり、タンスやかまどがリアルになって、食卓には料理が並び、窓からはまぶしい光が漏れています。表現力大幅強化ですね。
右はフィールド画面。ドラクエ8以降のスタイルです。
戦闘シーンの見た目も大幅に変わっています。
コマンド入力画面は従来のものを踏襲していますが、入力後は画面がズームアウトして、主人公たちの後方からの視点になります。
そして味方メンバーがモンスターに攻撃しに行く様子、さらにモンスターが味方の誰かに殴りかかる様子がダイナミックに表現されます。
モンスターの質感や動きなども今風で、さすが2年前のリメイク。
グラフィックが過去から現代になった感じですね。
主人公が画面に表示されるためか、装備を変えればそれが見た目にも反映されます。
今作は装備に「かっこよさ」というパラメーターがあるので、それにも合っている気がします。
ドラクエ6と同じく、「たたかう」を選ぶときは画面のどこをタップしてもかまいません。
ボタン以外の場所を連打しても戦闘を進行できるため、旧作より遊びやすくなっています。
進行も早く、キャラクターのアニメーションがあっても戦闘はサクサク進みます。
ただちょっと気になったのは、ゲーム序盤の展開・・・
今回の世界は当初は平和で、モンスターには遭遇しません。
その間、戦闘は一切発生しません。
その状態で話を聞きながら、あちこち探索することになるため、1時間前後、話を丁寧に聞いていると2時間近く、戦闘のない状態が続くことになります。
これは RPG としてどうなのかな・・・ と思います。最初は「早く戦ってみたい」と思うものですから。
リメイクの際に戦闘イベントを差し込んでも良かった気もしますね。
まあ、平和な世界であることを表現する必要もあるのだと思いますが・・・
※戦闘時に攻撃対象を選択すると、そこにスポットライトが当たります。
動きが派手になっていて、逃げ出したモンスターもちゃんと奥の方に走っていきます。
コミカルな演出にはドラクエらしさもありますね。
今作はスマホ版ドラクエ 4・5・6 とは、別物と言う印象です。
パッド以外のインターフェイスは共通ですが、演出がこんなに変わっているとは思いませんでした。
スマホ版でこういう表現はヘンですが、DS と 3DS の違いを感じられますね。
実は私は、ドラクエ7はオリジナルの記憶がほとんどありません・・・
クリアしたことは確かなのですが、なぜか道中はスッポリ抜け落ちていて、ひたすら「どとうのひつじ」をやっていた事しか覚えていません。
だからシナリオはあまり心に残らないものだったかな、とか思うのですが・・・
この辺は好みの問題でしょうか。
「どとうのひつじ」に関しては、3DS 版以降は大幅に弱体化されたようです。
ドラクエ7は良くも悪くも「どとうのひつじゲー」で、どとうのひつじがどとうのひつじらしくないとドラクエ7らしくない気がするのですが、でもまあ、ラスボスまで羊に踏み潰されてたからなぁ。
ともあれ、今までより1ランク上の演出のドラクエになっています。
これで1~8まで移植完了・・・ ドラクエのスマホ移植プロジェクトも一段落付いたことになりますね。
もう散々言ってきましたが、スマホでドラクエを遊べるなんて、良い時代になったものです。
・ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(iTunes が起動します)
印象に残ってないようなのでやめときましょう
買おうか迷う!!!!